DODの「スゴイッス」は、アウトドアでの究極の座り心地と人気のアウトドアチェア。
爆発的人気を集めていますが、さらに進化したモデル「ヤバイッス」も発売されています。
スゴイッスとヤバイッス、どう違うのでしょうか?
今回は、80kgの大柄な男性(夫)と45kgの痩せ気味の女性(私)が座り比べて感じた違いを紹介します。
重さや組み立てについて、夫婦のリアルな体感をレビューしますので、スゴイッスとヤバイッスの購入で悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください!
INDEX
スゴイッス
まずスゴイッスについて、使い方などの基本情報を確認します。
スゴイッスの組み立ては、とても簡単です。
フレームを伸ばしてシートをかぶせるだけと、手順がシンプルで迷いません。
フレームを広げて4本の脚を固定して骨組みを作り、シートの4隅をかぶせるだけで組み立て完了です。
スゴイッスの骨組み
骨組みは、中にゴムが入っているポールを引っ張って繋げるタイプです(動画参照)。
フレームの組み立て方
畳み方もシンプルです。シートを外してフレームの脚を折りたたみ、脚をマジックテープで止めるだけです。
専用の収納袋(キャリーバッグ)も付属しています。
スゴイッスを畳んだ状態
スゴイッスは脚の長さを調整することで、チェア全体の高さ変更ができます。
前後の脚の長さによってリクライニングの角度調整も可能で、幅広いアレンジができるのが魅力。
スゴイッスは幅広のゆったりサイズ(幅60cm)。
背中全体をしっかり支え、長時間座っても疲れにくい構造です。
スゴイッスのシートは燃えにくいコットン生地。
火の粉が飛んでくる可能性がある焚き火の近くでも安心です。
スゴイッスは軽量コンパクト(重量2.3kg、収納時サイズ約W39×D46×H11cm)。
専用の収納袋に収めると、持ち運びに便利です。
ヤバイッス
ヤバイッスの基本情報も同様に確認しましょう。基本的な構造は、スゴイッスと同じです。
ヤバイッスのパーツは骨組みとシートの2つだけなので、組み立て方法は簡単。
ヤバイッスのチェアの組み立ては、脚を広げて本体フレームをつくり、シートの4隅をかぶせれば完了です。
オットマンは複数のパーツに分かれていますが、シンプルな構造なので迷うことはありません。
チェアと同じようにフレームの脚を広げ、収納袋のチャックを閉めてポールを差し込み、本体と接続すれば完成です。
ヤバイッス・オットマンの骨組み
ヤバイッスのチェアの畳み方は、本体のシートを外し、フレームの脚を折りたたんでマジックテープで固定します。
オットマンはフレームと座面(収納袋)を離し、フレームの脚を畳んでマジックテープで止めます。
ヤバイッス・オットマンの畳んだ状態
ヤバイッスもスゴイッス同様、脚パーツの長さ調整で座面の高さ変更ができます。
前後の脚の長さによってリクライニング角度も調整可能で、好みのくつろぎスタイルを選べます。
ヤバイッスは背もたれが高く、頭までしっかり支えるハイバック仕様。
リクライニングもしっかりと後ろに倒れるので、完全に身を委ねて座ることができます。
ヤバイッスのシートは燃えにくいコットン生地。
焚き火の近くでも安心です。
ヤバイッスは、ハイチェアなのにとても軽量(付属品含めても3.4kg)。
肩に掛けられる専用収納袋があり、気軽に持ち運びができます(約W61×D46×H11cm)。
ヤバイッスはオットマン(足置き)がセットの商品です。
このオットマンは、チェア本体と同じ耐荷重100kgなので、単体の椅子としても利用できてとても便利です。
ヤバイッスの付属オットマン
スゴイッスとヤバイッスそれぞれの基本情報が把握できたので、使用感などを踏まえて比較していきます。
まずはアウトドア用品の重要なポイントである大きさ・重さの確認です。
スゴイッス | ヤバイッス | |
サイズ(本体) | 約W60×D66×H69 / 86 / 90 /94 cm | 約W58×D97×H86 / 95 / 101cm |
サイズ(オットマン) | ー | 約W61×D46×H43 / 47 / 51 cm |
収納時サイズ | 約W39×D46×H11 cm | 約W61×D46×H11 cm |
重量(付属品含む) | 約2.3kg | 約3.4kg(オットマン1.4㎏) |
(左)スゴイッス、(右)ヤバイッス
チェアの幅はスゴイッスの方が2cm広いです。
しかし、実際に座った体感としては、ほんの少しの違いであり、2cmが大きな差とは感じませんでした。
重さは、背もたれがあるぶんヤバイッスの方が重たいですが、非力な私でも容易に移動でき、どちらも重たいとは全く感じませんでした。
ただし、収納時はヤバイッスの方がかなり大きくかさばります。体力に自信のない私は、椅子のためにこの大きさのものを背負うことに少し迷ってしまいます。
(左)スゴイッス、(右)ヤバイッス
スゴイッス、ヤバイッスともに、組み立てはとても簡単。パイプは軽い力で伸ばせますし、差し込みもとてもスムーズです。
ただし、布を張るときにどちらも力が必要です。夫は簡単にこなすのですが、非力な私は引っ張ってもなかなか入れることができず、かなり苦戦しました。
ヤバイッス(左)には、引っ張るための持ち手がついています
ヤバイッスには、専用の引っ張る持ち手がついていて、そこを持って近づけても、私は入れることが難しかったです。
とはいえ、他の方の口コミではあまり見かけない意見なので、利用を重ねれば布が馴染んでくるのだと思います。
収納作業は、ヤバイッスの方が少し手強い印象です。
スゴイッスの収納は簡単で、フレームを畳んで専用パーツ(以下画像)に脚を入れて、マジックテープで留めるだけ。収納袋も余裕があり、すんなり入ります。
スゴイッスの脚を収納するパーツ
ヤバイッスもフレームを畳むだけなのですが、フレームが長いので畳むとかさばりますし、畳んだフレームを収納するパーツもありません。初回はマジックテープでまとめるのに手間取りました。
また脚は一番短い状態で畳むとマジックテープまで届かないので(以下画像)、長い状態に伸ばしてから畳むというひと手間が必要です。
ヤバイッスの脚が短い状態だとマジックテープまで届かない
さらに収納袋の大きさがフレームとほぼ同じなので、なかなか入りません。
なんとかフレームを入れても、シートもまた入れにくいのです。
フレームの束ね方、シートの畳み方などの工夫により、スムーズに収納することはできそうですが、慣れるまでは時間がかかるかもしれません。
座面の高さは、スゴイッスとヤバイッスに大きな差は感じませんでした。
ともに高さ調整が可能ですし、脚を折り畳んだ状態で使用することもできます。
脚を折り畳んだ状態
リクライニング角度は、ヤバイッスの方が倒れます。
最大の角度まで倒すと、以下写真のように明らかな差が出ます。
リクライニングを一番倒した状態
どちらも座り心地は最高です!
ともに幅広で、背中を覆いこんでくれる安定感があります。
今まで様々なチェアに座ってきた夫が、スゴイッス・ヤバイッスともに「座り心地は文句なし」と好印象でした。
チェアによっては横幅が窮屈で座れないこともある大柄な夫でも、スゴイッス・ヤバイッスともにゆったりと座ることができます。
大柄男性がヤバイッスに座ってもゆとりがあります
痩せ型の私は、あぐらをかけるくらいのゆとりがありました。
あぐらをかいた状態が、私にはリラックスできるベスト体勢。安定していて、とてもゆったりとした気持ちでくつろぐことができます。
スゴイッスであぐらをかいた状態
ただし、ゆったりとくつろぐことが一番の目的であれば、ヤバイッスの方がおすすめです!
ハイバックなので完全に身を委ねられますし、リクライニング角度もゆったり、オットマンに足を乗せたら、そのまま寝れてしまいそうな居心地です。
「とにかくリラックスタイムを過ごしたい!」という方は、ヤバイッスを選んでくださいね。
リラックス感は最高です!
座り心地を実際に体験してみたい方は、レンタルで一度試してみるのもおすすめです。
ディーオーディー/DOD SUGOISSU スゴイッス カーキ
ディーオーディー/DOD YABAISSU ヤバイッス カーキ
価格はやはり、ハイチェアであるヤバイッスの方が高いです。
しかしヤバイッスはオットマン付きなので、コスパは文句なしです!
ちなみに、オットマン単体品(オットマンジロー)は6,600円(税込)なので、かなりお得なセットですね。
ともにドリンクも入るポケット付き
しかし、キャンプやBBQをするのは年に数回など、使う頻度がそれほど多くない人にとっては購入するのにはハードルを感じる価格かもしれません。
レンタルであれば、1回数千円から使うことができるので、気になるアイテムを気軽に体験できます。
レンタルでコスパ良くアウトドアを楽しむもよし、アウトドアイベントによって気になるアイテムを使い分けるもよし。レンタルを活用することで楽しみ方の幅が広がります。
コスパが気になる方は、ぜひレンタルもチェックしてみてください。
ディーオーディー/DOD SUGOISSU スゴイッス カーキ
ディーオーディー/DOD YABAISSU ヤバイッス カーキ
リクライニングを最大に倒したスゴイッス
前述した特徴やレビューから、スゴイッスは以下のような条件で使う人におすすめします。
スゴイッスは短い時間でも気軽に組み立てることができ、料理や焚き火などで頻繁に動くときでも使いやすいコンパクトなサイズです。
しかし幅広で安定感があり、ゆったりと過ごすことも可能です。
気軽に使えて、かつ座り心地もほしい人におすすめします。
リクライニングを一番倒したヤバイッス
ヤバイッスは、以下のような条件で使う人におすすめします。
背もたれとオットマン付きで、ゆったりとくつろげるリラックスチェア。
組み立てにはやや時間がかかるけれど、深く腰掛ければ、他のチェアにはない極上のリラックスタイムを得られます。
またオットマンは単体チェアとして利用できるので、作業にも便利ですし、複数人で集まるときにも活躍します。キャンプにひとつあると大変便利なアイテムです。
時間をかけてキャンプをまったりと楽しむ人には、とても魅力的なチェアだと思います!
(左)スゴイッス、(右)ヤバイッス
スゴイッスとヤバイッスの大まかな特徴を、以下にまとめます。
スゴイッス | ヤバイッス | |
形・セット内容 | チェア本体、収納袋 | チェア本体、オットマン(収納袋兼用) |
カラー | タン、カーキ、ブラック | タン、カーキ、ブラック |
素材(フレーム) | アルミ合金、ナイロン | アルミ合金、ナイロン |
素材(生地) | コットン | コットン |
素材(生地補強材) | 600Dポリエステル | 600Dポリエステル |
静止耐荷重 | 100kg | 100kg ※チェア本体、オットマンそれぞれ |
リクライニング (高さ調整) |
チェア本体 前:3段階/後ろ:3段階 |
チェア本体 前:3段階/後ろ:2段階 オットマン 前:3段階/後ろ:3段階 |
販売価格 (DOD公式サイト価格/2025年6月時点) |
12,100円(税込) | 15,400円(税込) |
レンタル価格 (SUUTA/2025年6月時) |
4,800円/2週間 | 4,800円/1週間 |
今回は、80kgの大柄な夫と、45kgの痩せ気味の私が使ってみたレビューでした。
ふたりとも、ヤバイッスの圧倒的なリラックス感を気に入り、「のんびりキャンプは絶対コレがいい!」と話しています。
しかし、ヤバイッスの大きさ・重さと組み立て時間が、体力に自信がない私にとってはマイナス点でした。遊び疲れて帰る前に、時間を使って畳み、大きな荷物を抱えて帰ることを考えると、軽さや組み立てやすさの点でスゴイッスの方が使いやすい場面もありそうです。
力のある夫にとっては全く問題のない労力だそうで、ご自身の体型に合わせて、参考にしていただければと思います。
また夫婦で共通して気に入ったのが、ヤバイッス付属のオットマンです。
足置きとしてのリラックス度アップはもちろんですが、単体チェアとして使えることが好印象でした。一時的な物置きとしても便利に使えそうです。
80kgの男性でも全く動じないオットマン
ヤバイッスとオットマンふたつを使い分ければ、キャンプ時間を充実させる便利アイテムとして活躍すること間違いありません。
ちなみに、2歳の娘はヤバイッスがお気に入りです。
脚を畳んでおけばひっくり返っても安心なので、お子様にはおすすめですよ。
チェアの脚を畳んだ状態で2歳児が座っています
ウサギマークがかわいいDOD品
DODのスゴイッスとヤバイッスは、どちらもアウトドアで快適に過ごせる工夫が詰まった折りたたみチェアです。
「軽さと機動力」を求めるならスゴイッス、「くつろぎと贅沢な時間」を楽しみたいならヤバイッスを選ぶとよいでしょう。
どちらが自分に合っているか迷った場合は、まずはレンタルで試してみるのもおすすめです。実際の使用感を確認してから購入すれば失敗がありません。
今回わが家がレンタルしたSUUTAでは、ヤバイッスは1週間で4,800円、スゴイッスは同額で2週間借りられます。
ぜひSUUTAでレンタルして座り心地をチェックしてみてくださいね!