2025年『家電批評5月号』でも紹介された、Anker(アンカー)のNebula Cosmos(ネビュラ コスモス)。
自宅にいながら、まるで映画館のような大画面と臨場感を手軽に楽しめると注目されています。
とはいえホームシアターは種類が多く、手頃なものから高価なものまで価格帯もさまざま。
「一体どれを選べばいいのかわからない……」「価格の違いって、どこにあるの?」そんなふうに迷っている方も多いのではないでしょうか。
ホームシアター選びに迷ったときにおすすめなのが、購入前にレンタルして試してみること。
この記事では、実際にNebula Cosmosをレンタルして使ってみた感想とともに、スペックや特徴、おすすめの楽しみ方などまで詳しく紹介していきます。
プロジェクター選びに悩んでいる方や購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
INDEX
Ankerといえば、ガジェット系でおなじみの人気ブランド。
小型のモバイルバッテリーやイヤホンだけでなく、プロジェクターのような製品まで展開しています。
Anker製のプロジェクターといっても、9種類以上が販売されており、本体サイズや明るさ、解像度などスペックに違いがあります。
今回紹介するNebula Cosmos(ネビュラ コスモス)は、リビングで映画館のような気分を味わえる本格派のスマートプロジェクターです。
気になる価格は、89,990円。
シリーズの中でも中価格帯モデルですが、プロジェクター初心者にとっては、購入をためらう価格でもありますよね。
今回は、Nebula Cosmosを実際にレンタルで試してみた体験談を詳しくお伝えしていきます。
それでは、 Nebula Cosmosについて詳しく見ていきましょう。
Nebula Cosmosは、Ankerが手がけるスマートプロジェクターシリーズのひとつ。
家庭用としては十分すぎる性能で、映画やライブ、ゲームなど幅広く活用できます。
まずは基本情報などスペックを確認していきましょう。
【基本情報&スペック】
ここではAnker Nebula Cosmosの特徴を4つご紹介します。
Nebula Cosmoの明るさは、810ANSIルーメン。
日中でもカーテンを閉めずに、問題なく視聴できました。
ANSIルーメンとは、投影面への明るさを表す単位で、電球など光源そのものの明るさを表す単位(ルーメン)とは異なります。
さらに、フルHD対応の高画質。
高輝度なので映像がくっきり見え、画質がとてもキレイです。
筆者が持っている安価なプロジェクターと比べてみたところ、細部を拡大したときの線のクリアさに大きな違いを感じました。
本体には10Wスピーカーが2基内蔵されており、360°に広がるサウンドで部屋全体に音が響きます。
映画やライブ映像も、別途スピーカーを用意しなくても臨場感をたっぷり楽しめました。
音に包まれるような感覚があり、どこに置いても聴こえ方にムラが出にくさも高ポイント。
プロジェクターによっては作動中に聞こえるファンの音が気になるものもありますが、Nebula Cosmosは作動音が気にならず、ストレスを感じませんでした。
Nebula CosmosはAndroid TVを搭載しているため、Netflix・YouTube・Prime Videoなど、人気の動画配信サービスにそのままアクセス可能。
Fire TV Stickなどの外部デバイスを用意する必要がなく、リモコンひとつで映画や音楽をすぐに楽しめます。
操作画面はスマホに慣れている方なら直感的に使え、初期設定もGoogleアカウントで連携すれば数分で完了します。
また、Googleアシスタントによる音声操作にも対応しているため扱いやすい設計です。
Nebula Cosmosには、自動でピントを合わせてくれるオートフォーカスがついています。
また、自動台形補正機能もあり、設定しやすいのが好印象。
本体と壁やスクリーンなど投影する面は0.58〜3.18mほど距離をとって設置することで、30インチから最大120インチまで映し出すことができます。
プロジェクター選びにおいて、個人的にはずせない機能は台形補正。
Nebula Cosmosは、垂直補正と水平補正オート対応とされていますが、とくに水平方向は角度がきつい場合などは自動でうまく補正されないことがあり、手動での調整する場面もありました。
間取りや家具のレイアウトによって、必ずしも壁の正面にプロジェクターがおけるとは限りません。
台形補正があれば、壁にたいして斜めにプロジェクターを配置しても、歪むことなく映像を投影できるので使い勝手がとてもいいと感じました。
今回、ずっと気になっていたAnker(アンカー) Nebula CosmosをSUUTAでレンタルしてみました。実際に体験してみた感想や私流の楽しみ方もあわせて紹介したいと思います。
箱の大きさは、両手で抱えるくらいのサイズ感。
箱を開けてみると、厚手のクッション材にしっかり覆われていました。
上段にはアダプターとリモコン、下段に本体が収納されています。
同梱物は本体のほかに簡易的な説明書、ACアダプター、リモコン、電池2本が入っています。
ACアダプターは少し大きめですが、配線は本体と同色で一体感があり、全体的にスマートな印象。
Nebula Cosmosは一色展開で、黒のみ。
オーバル型の見た目は、スタイリッシュで高級感があります。
重さは約2kg。
そこそこ重量感があるので、安っぽくは見えません。
MacBook Airとの大きさを比較してみると、同じくらいのサイズ感です。
セッティングする際は、ACアダプターを本体に接続しコンセントを差すだけ。
あとは壁やスクリーンに向けて配置します。
付属しているリモコンもボタンが少なく、操作に迷うことはありません。
リモコンの他に専用アプリ「Nebula Connect」(iOS/Android対応)をダウンロードして設定すれば、スマートフォンでも操作が可能に。
リモコンがなくても、すぐに操作できるのは非常にありがたいです。
タッチパッド操作やキーボード入力もできるので、文字入力がとてもラクでした。
電源を入れるには、本体の後ろにあるPOWERボタンを長押しします。
セッティングや初期設定がとても簡単なので、初めてでも使いやすかったです。
使い始めがスムーズなので、短期間のレンタルでも安心でした。
HDMI・USB端子がそれぞれ2口あるので、外部スピーカーやゲーム機を接続したり、USBメモリで動画を再生する際にも役立ちます。
Anker Nebula Cosmosで楽しむ方法を紹介します。
Nebula Cosmosがあれば、自宅がまるでミニシアターに早変わりします。
リビングでお気に入りの映画をみたりライブを壁に映しながらまったりくつろいだり。
スピーカーが2基内蔵されているため、音質にも大満足。
スピーカーをどこに置いてもクリアに聞こえ、その臨場感には驚きました。
自宅でいつでも映画館気分を味わえたり子どもがアニメを楽しんだりと、おうち時間で楽しめる幅がグッと広がります。
Nebula Cosmosは、Android TV 9.0を搭載したスマートプロジェクター。
YouTubeやAmazonプライム・ビデオなど、5,000以上のアプリが使えるので、映画もアニメもすぐに楽しめます。
筆者が所持しているプロジェクターは1万円代で買える安価なものですが、FireTVスティックをつなぐ必要があります。
プロジェクターとFireTVのリモコンを2つ使用すると混乱することもありましたが、Nebula Cosmosなら本体だけで完結するので手軽さが大きな魅力です。
配線がごちゃごちゃすることなく、見た目がスッキリするところもメリットに感じました。
Chromecast対応なので、Android端末なら「キャスト」ボタンですぐに表示。
iPhoneの場合は、AirScreenなどのアプリからミラーリングが可能です。
家族のスマホ内にある写真や動画を、大画面でシェアするのもかんたん。
画像は日中に映し出したものですが、この通り十分見えます。
行事や試合の後、自宅に帰ってすぐに時間を気にせず楽しめるのは便利です。
大画面なら、肉眼では見られなかった子どものこまかな表情までも見ることができるでしょう。
Nebula Cosmosですが、実際に使ってみて少し気になる点もありました。
Nebula Cosmosの重さは2kg。
重すぎるわけではありませんが、精密機器ですので、持ち運ぶときや三脚に取り付ける際は丁寧に扱いました。
置き場所が不安定だと、転倒や破損の原因になるので注意しましょう。
三脚によっては重さに対応していないものもあるので、しっかりチェックしてからの使用をおすすめします。
天井への投影もできますが、メーカー専用の三脚を使うと安心です。
三脚を取り付ける際は、本体の底にあるネジ穴に固定します。
プロジェクターを設置する場所が定まっておらず毎回出し入れして使う方には、少し面倒に感じるかもしれません。
自動補正がついているとはいえ、使うたびに「角度を調整する」「三脚を取り付ける」などのちょっとした準備が必要になります。
そのため、Nebula Cosmosは持ち運ぶより固定して使う方に向いていると感じました。
Nebula Cosmosの明るさは810ANSIルーメンあるので性能的には申し分ないですが、自然光や蛍光灯の下では画質がやや落ちます。
そのためカーテンを閉めるなど、環境づくりが必要になるかもしれません。
午後の明るい時間帯に試してみると、映像の色がやや薄くなり、クリアさも今ひとつ。
暗い部屋で使うほうが本来の魅力が引き立つと感じました。
Nebula Cosmosの音質は、筆者にとっては好印象でした。
通常の使用には十分な音質ですが、広めのリビングや屋外などでは音が拡散して聞こえ方にばらつきが出る可能性も。
高音質でじっくり楽しみたい場合は、外部スピーカーの追加や接続の手間が発生する点は抑えておきたいところです。
本体にはHDMI端子が備わっているので、Bluetoothでスピーカーと連携することもできます。
せっかくの大画面で楽しむなら、壁の広さや家具の配置にも気を配りたいところ。
観葉植物や時計などのインテリアが映像にかぶってしまうと、せっかくの迫力も半減してしまいます。
100インチほどの白い壁やスクリーンがあると、Nebula Cosmosを最大限に引き出すことができるでしょう。
プロジェクターのレンタルにはどのような方が向いているのでしょうか。
プロジェクターの価格は、ピンからキリまで。
安価なものを選んだら、満足できずに後悔してしまうことも少なくありません。
買い替えるとかえって出費がかさむので、後悔したくない方はレンタルでじっくり試してみることをおすすめします。
高機能なプロジェクターを気軽に試せるので、画質や音質など使用感を実際に体感したほうが納得した買い物ができます。
アンカー・ジャパン/Anker Japan Nebula Cosmos D2140511-1
誕生日やホームパーティーなど、いつもと違う特別な演出をしたいときにぴったり。
普段あまりプロジェクターを使わないけれど、特別な日だけ楽しみたいという方はレンタルがおすすめです。
レンタルは最短5日間から選べるので、高性能なプロジェクターで特別な空間を作り、存分に満喫できるでしょう。
アンカー・ジャパン/Anker Japan Nebula Cosmos D2140511-1
Nebula Cosmoは別売りのチューナーを取り付ければ、テレビの視聴もできます。
テレビは画面が大きくなるほど、インテリアを圧迫させてしまうこともありますよね。
プロジェクターをテレビ代わりに使えば、お部屋の雰囲気もスッキリ。
しかし、いきなりテレビなしでの生活に切り替えるのはなかなか勇気がいるかもしれません。
プロジェクターをレンタルしてテレビの代わりとして一時期だけ使ってみて、ご自身のライフスタイルに合っているかを気軽に試せるのもメリットです。
アンカー・ジャパン/Anker Japan Nebula Cosmos D2140511-1
Nebula Cosmosは、高画質・高音質・かんたん操作と三拍子そろったスマートプロジェクター。
レンタルで気軽に試せるので、初心者でも安心して楽しめるのが大きな魅力です。
映画やアニメ、ライブ映像まで、自宅で気軽にシアター気分を味わいたい方に、ぜひ一度体感してほしい一台です。
Anker製のなかでは中価格帯ながらも、価格は89,990円(税込)と決して安くはありません。
だからこそ「ちゃんと使いこなせるかな?」と迷っている方や、ワンランク上のモデルを検討中の方には、まずはレンタルをおすすめします。
Nebula Cosmosの臨場感ある映像と豊かな音を、実際にじっくり体感してみてください。
「SUUTA」のレンタルサービスで、あなただけのホームシアター空間を楽しんでみてはいかがでしょうか。