中国は長い歴史や広大な国土を誇り、自然が織りなす景勝地や、歴史的建造物など、多くの観光名所があります。
しかし訪れる際には渡航までの手続きや、現地でのインターネットの使い方、お金のやりとりなど、注意すべき点も多いです。
事前にしっかり調べて準備をしないと、せっかくの旅行が台無しになってしまう可能性も。
中国旅行を楽しむために必要な持ち物を調べてまとめたので、ぜひ最後までチェックしてくださいね!
INDEX
中国旅行に行くときに必要な持ち物は以下のとおりです。
説明が必要なものに関しては、リストのあとに詳しく解説していきます。
それではここから、それぞれの持ち物について解説していきます!
日本国籍の人が中国に渡航するには、パスポートの有効期限が6か月以上残存していることが必要です。
更新には通常1週間程度かかるので、早めに期限を確認しておきましょう。
また16歳以上の外国人は、パスポートの提示を公安機関から求められた際に備え、つねに携帯しておくことが中国の法律で義務付けられています。
宿泊するホテルなどで提示を求められることもあるので、パスポートは常に携帯しておきましょう。
日本国籍を持っている人が中国へ入国するには、滞在期間に関わらずビザ取得が必要です。
東京・名古屋・大阪の中国ビザ申請サービスセンターか、札幌・新潟・福岡・長崎の各中国総領事館、もしくはオンライン(ただし受け取り時は来館が必要)でビザ取得ができます。
受け取りまでの期間は最短4営業日ほどですが、書類に不備があった場合などにはさらに時間がかかる可能性もあります。
3か月前から取得できるので、渡航が決まり次第早めに申請しておきましょう。
中国では、クレジットカードの使い方に注意が必要です。
主要観光スポット、ホテル、空港、スーパーマーケットなどではクレジットカードが使えますが、都市部を離れた場所や、中国系のデパートでは使えないところも。
また、国際的なブランドのカードであっても、暗証番号の桁数が異なることから中国で発行されたものでなければ使えない場合もあります。
カードをスキミングされる被害も多いので、暗証番号を入力するときは手元を隠しておこなうなどの対策をしましょう。
中国ではにせ札が横行しており、手持ちの現金ににせ札がまぎれ込む可能性も高いです。
高額な支払いのときは、にせ札対策のために現金払いを断られることも。
近年中国ではスマートフォン決済サービスが普及しており、「WeChat Pay(微信支付)」や「Alipay(支付宝)」など、短期滞在者が利用できるものもあります。
現金は必要最小限だけ持ち、なるべくクレジットカードや電子決済を使うようにしましょう。
日本円からの両替は、中国に渡ってからだと手数料の高さや手続きの煩雑さ、偽札を受け取ってしまうリスクなどが増すので、日本で両替しておくと安心です。
また、小さな店舗では用意しているお釣りが少ないので、大きめのお札は崩して持っておきましょう。
旅行の連絡手段や情報収集のために欠かせないスマートフォンですが、中国では政府の規制により使えないアプリやWebサイトがあります。
日本では多くの人が使っているLINEやInstagram、X、Google、Facebook、YouTubeなども使えません。
代わりに中国のアプリや、中国でも使えるアプリを調べ、用意しておきましょう。
ただし、中国ではGoogle Playが使えないため、Androidのスマートフォンを使っている人は必要なアプリを日本でインストールしていく必要があります。
中国ではフリーWi-Fiの普及が進んでおり、レストランやホテル、公共施設など多くの場所でWi-Fiに接続できます。
しかし、中国のインターネットに接続すると政府による検閲や規制の対象となり、情報の取扱いに注意が必要であったり、日本では使える機能が使えなかったりします。
個人の発信やプライベートなやりとりも検閲の対象となり、中国へ不利益を与える意図がなくても規制されることもあるので、情報の取り扱いには注意が必要です。
民間の日本人が中国当局により拘束や処罰を受けるケースも起きているので、十分に注意しましょう。
そういった制限を受けずにインターネットを使う方法として、有料のVPNサービスを利用する方法がありますが、安全かつ確実に通信できるサービスは限られているのが現状です。
最初は使えていても途中から使えなくなることもあるので、各サービスについて調べ、中国で使えるかどうかきちんと確認してから用意することをおすすめします。
東京からのフライト時間は北京まで約4時間、上海までは約3時間半です。
旅行をしっかりと楽しめるよう、往復の機内ではリラックスして過ごしたいですよね。
ネックピローや耳栓、アイマスク、スリッパなど機内快適グッズを持っていきましょう。
飛行機内は乾燥しやすいので、マスクや目薬などの乾燥対策グッズも用意しておくと安心です。
スーツケースは荷物の量に合わせて適切な大きさのものを選ぶのがポイントです。
1泊あたり10Lが目安で、お土産で荷物が増えることを想定して少し余裕のあるサイズのものを選ぶとよいでしょう。
中国を旅行する際には、1つの都市であれば2泊3日、国の隅々まで観光したい場合は10日程度の滞在期間がおすすめです。
旅行ごとにちょうどよいサイズのスーツケースを用意できるので、レンタルも検討してみてください。
ゴミや濡れたものを入れるなど、旅行中なにかと役立つビニール袋ですが、中国では2021年からレジ袋の無料提供が禁止されています。
生鮮食品を扱う市場は2025年まで対象外ですが、ビニール袋を無料でもらえないお店がほとんどです。
ビニール袋も忘れずに持っていきましょう。
中国は都市によって気候が異なり、四季がはっきりしている地域も多いので、旅行の目的地や日程に合わせて服装を考える必要があります。
北京は四季がはっきりしており、冬の寒さが厳しいのが特徴です。
春と秋は、昼間は20℃前後で過ごしやすいですが、朝晩は冷えるので軽いジャケットやセーターがあると安心です。
夏は蒸し暑い日が続き、35℃を超えることもあります。
冬は平均気温が氷点下になるほど寒く、ときには-10℃を下回ることも。乾燥も厳しいので、防寒対策や乾燥対策をしっかりしていきましょう。
上海にも四季があり、6月の梅雨や8~9月頃の台風など、日本と似ている点もあります。
春は15℃~25℃前後の日が続き、過ごしやすい気候です。
夏には40℃を超える日もあるので、暑さ対策はしっかりしていきましょう。
秋は20℃~25℃ほどで、昼と朝晩の気温差が大きいです。
冬は5℃~10℃ほどですが、北から冷たく湿った風が吹き、体感温度がさらに低く感じられます。
中国旅行に行くときには、さっと羽織れる長袖の服を持っていきましょう。
特に春や秋には朝晩の気温差が大きく、また夏には室内の冷房が強いこともあるので、体温調節のために薄手のシャツやカーディガンがあると便利です。
中国では全国的に四季がはっきりしており、夏は30℃を超えるところがほとんどです。
汗拭きシートや小型扇風機、帽子や日傘など、コンパクトな暑さ対策グッズを用意していきましょう。
中国は全国的に四季がはっきりしており、冬の寒さが厳しい場所も多いです。
防寒着をしっかり用意していきましょう。
荷物がかさばらないようにするには、手袋やマフラー、薄手のインナーなどを用意すると便利です。
中国では夏にかけて日差しが強くなります。
観光をすると外で活動する時間も長くなるので、紫外線対策としてサングラスを持っていきましょう。
中国にはビーチやプールもあり、夏に訪れる場合は水着を持っていくと楽しみ方の幅が広がります。
また有名な温泉施設も数多く、日本とは違って水着着用が必須な場所が多いので、中国の温泉に行く予定があれば水着を忘れずに持っていきましょう。
中国のホテルには一通りのアメニティがそろっていることが多いですが、ホテルによっては品質が良くない場合もあるので、自分に合ったものを用意していくのがおすすめです。
また上海のホテルは、条例により積極的なアメニティ提供が禁止されているので、個別に頼んで提供してもらう必要があります。
言葉が通じない、頼んだのに用意してもらえないといったトラブルがないよう、自前で用意していくとスムーズです。
中国のホテルではアメニティが揃っていることが多いですが、なかには品質が良くない場合もあります。
歯ブラシセットは自前で用意していくと安心です。
飛行機内に持ち込みする場合、歯磨き粉は液体の扱いになるので、持ち込みルールを事前に確認し、準備をしましょう。
中国には大自然を感じられる絶景スポットから歴史的建造物、現代的な新名所まで、数多くの魅力的なスポットがあります。
中国旅行にカメラを持っていくのであれば、スケール感をしっかり映し出せる広角レンズがおすすめです。
また、旅行では持ち運びやすさも大切なポイントになってきます。
コンパクトデジタルカメラやミラーレス一眼といった、コンパクトなカメラを選びましょう。
ただし、国家機密に触れると判断されるものの撮影は厳しく禁止されており、観光目的あっても処罰の対象となるため注意が必要です。
とくに軍事施設や国境管理施設などは、興味本位であっても撮影しないようにしてください。
旅行中に万が一パスポートを紛失したときに備え、必要な書類を用意しておきましょう。
紛失した際には、出入境管理局でのパスポート紛失証明の発行に加え、総領事館にて帰国のための渡航書の発行、もしくはパスポートの再発行をおこなうことが必要です。
手続きには3~10営業日ほど必要とされています。
書類や写真は、パスポートとは別の場所に、見えにくいようにして持っていきましょう。
中国ではPM2.5などによる大気汚染が問題になっています。
国の政策などにより一時期よりは改善しましたが、まだまだ健康への影響が心配されています。
対策としてマスクを着用しましょう。
中国は基本的には治安が良いと言われていますが、ひったくりやスリ、置き引きなどの軽犯罪は起きています。
貴重品からは目を離さないようにし、防犯対策をしっかりおこないましょう。
南京錠やワイヤーロックなどで荷物を施錠する方法もあります。
中国で知り合いに会う場合には、お土産も持っていきましょう。
日本製のものは品質が高いと中国人に人気で、日本の空港で売っているお菓子などもおすすめです。
傘や靴、ハンカチなどは中国で縁起が悪い贈り物とされているので避けましょう。
SUUTAにはさまざまなサイズやデザインのスーツケースがあります。
購入すると3万円以上するスーツケースも、SUUTAでレンタルすれば7日間5000円~6000円程度と経済的。
スーツケースをあまり使わない人はもちろん、海外旅行に頻繁に行く人にとっても、旅行に合わせてぴったりなスーツケースを選べるので、レンタルがおすすめです。
旅行のとき以外の保管場所も必要ないので、ぜひレンタルを検討してみてください!
2泊3日におすすめのスーツケース
色やデザイン、機能もさまざま。 お好きなスーツケースを選んでレンタルできます。
長期滞在におすすめのスーツケース
長期滞在でも安心な大型スーツケースもレンタルできます。 保管に場所を取る大型スーツケースはレンタルがおすすめ!
中国旅行に合わせてカメラを用意しようと考えている方も多いのではないでしょうか。
そうは言っても、初心者からいきなりカメラを購入するのは少しハードルが高いですよね。
そんなときはまずレンタルしてみてカメラに挑戦するという方法もあります。
また、訪れる場所や映したいものに合わせていろいろなカメラをレンタルし、写真の楽しみ方の幅を広げるのもおすすめ。
買い切りができるものであれば、レンタルして気に入ったカメラを、それまでに支払ったレンタル料金を差し引いて購入することも可能です。
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レンタルを活用すれば本格的なカメラにも気軽に挑戦できます。