【2025年版】安いポータブル電源おすすめ10選｜1万円台から使える人気モデルを徹底比較

安いポータブル電源の価格帯は、おおよそ1万円〜5万円前後が目安です。

価格は、1時間あたりに使える電力量を示す容量（Wh）によって変わり、数値が大きいほど長く電気を使用できます。

容量が増えると、より多くの機器を同時に使えますが、価格と本体の重さも上がる点に注意が必要です。

目安として、300Wh前後なら2〜3万円程度、500Wh以上なら5万円前後、1,000Whを超えると10万円以上が相場です。

容量が小さすぎると使いたい機器を十分に動かせず、一方で大きすぎると価格や重さの負担が増えてしまいます。

そのため、使う機器の消費電力に対して容量が合っているかを意識して選びましょう。

詳しい選び方は後述の「安いポータブル電源の選び方」で解説しています。

また短期利用であればレンタルのほうが数千円で済んで安い場合がほとんどなので、一度チェックしてみてください。

安いポータブル電源を選ぶときは、価格だけで決めないことが大切です。

同じ価格帯でも容量や出力、電池の種類などによって使い勝手が大きく変わります。

ポータブル電源を選ぶうえで知っておきたい6つのチェック項目を紹介します。

ポータブル電源には、1時間あたりに使える電力量を示す容量（Wh）が決められており、数値を超えて電力を供給できません。

容量が不足すると、目的の機器を動作させられなかったり、途中で充電が止まってしまったりするおそれがあります。

たとえば、45Wのノートパソコンを200Whのポータブル電源に繋いで使うと、連続稼働は4時間程度が目安です。

機器の消費電力と稼働時間を事前に確認し、使用目的に合わせて適切な容量を選びましょう。

ポータブル電源を選ぶ際は、容量（Wh）だけでなく定格出力（W）も重要なポイントです。

定格出力とは、ポータブル電源が安定して供給できる電力の大きさを示す数値で、定格出力を超える機器は使用できません。

たとえば、定格出力300Wのポータブル電源で500Wのドライヤーを使おうとしても、出力が足りないため動作しないか、途中で止まってしまいます。

主な家電のおおよその消費電力は以下です。

• スマートフォン充電：5〜20W
• 電気毛布：30〜60W
• ポータブル冷蔵庫（車載用）：40〜60W
• プロジェクター：100〜250W
• ドライヤー：500〜1200W
• 電気ケトル：800〜1200W
• 電子レンジ：500〜1500W

使いたい機器の消費電力を事前に確認し、その数値よりも余裕を持った定格出力のポータブル電源を選びましょう。

複数の機器を同時に使う予定がある場合は、すべての消費電力を合計した数値以上の定格出力が必要になる点も覚えておきましょう。

充電時間が短いポータブル電源を選べば、使いたいときにすぐ使えて便利です。

ポータブル電源の充電には、主にコンセントからの充電・車のシガーソケット充電・ソーラーパネル充電の3つの方法があります。

急速充電機能を搭載したモデルなら、フル充電までの時間が大幅に短縮され、1〜2時間程度で充電が完了する製品もあります。

キャンプや車中泊で使う場合は、車のシガーソケットから充電できるタイプが便利でしょう。

また、災害時の備えとして考えるなら、ソーラーパネル対応モデルを選ぶと停電時でも太陽光で充電できます。

充電方法が多いほど使える場面が広がるため、自分の使用シーンに合わせて必要な充電方法に対応しているか確認しましょう。

ポータブル電源を屋外で使う機会が多い人は、本体のサイズと重さを必ず確認しましょう。

容量が大きいほど便利ですが、その分本体も大きく重くなるため、持ち運びの負担が増えてしまいます。

たとえば、200〜300Whクラスの小型モデルなら重さは3〜5kg程度で、片手でも持ち運べるサイズ感です。

一方、500Wh以上の中容量モデルになると7〜10kg程度になり、両手でしっかり持つ必要があります。

キャンプや車中泊で頻繁に持ち運ぶ場合は、取っ手の有無や握りやすさも重要なポイントです。

防災用として自宅に置いておくだけなら重さはあまり気にしなくて良いですが、避難時に持ち出す可能性があるなら軽量モデルを選んでおくと安心でしょう。

ポータブル電源を防災用として長期保管する場合は、自然放電の少なさを確認しておきましょう。

自然放電とは、使っていなくても時間とともにバッテリーが減っていく現象のことです。

自然放電が大きいモデルだと、いざ使おうと思ったときに充電が空になっている可能性があります。

リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したポータブル電源であれば自然放電が少なく、フル充電の状態で保管すれば半年程度は電力を保てる製品が多いです。

ただし、長期間放置すると、バッテリーが劣化して使えなくなる場合もあります。

防災用として備える場合は、3〜6か月に一度は充電状態をチェックし、必要に応じて充電しておくと安心です。

使用頻度が低い人ほど、保存性能の高いモデルを選んでおくことをおすすめします。

安いポータブル電源は、初めて購入する人や短期間の使用を考えている人に最適です。

高額なモデルと比べて機能は限られますが、日常的な用途であれば十分に活躍します。

特に以下のような使い方を考えている人におすすめです。

停電時にスマートフォンやラジオ・小型ライトなどを使いたい人には、安いポータブル電源で十分対応できます。

災害時に必要な情報収集や連絡手段を確保するだけなら、200〜300Whの小容量モデルでも問題ありません。

スマートフォンなら約10〜20回、ラジオなら約2〜3日間連続で使用できるため、緊急時の備えとして安心です。

ただし、ドライヤー・電気ケトル・電子レンジなどの消費電力が大きい家電は使えない可能性があるのでご注意ください。

高額な大容量モデルは魅力的ですが、まずは手頃な価格のポータブル電源を備えてみてはいかがでしょうか。

1泊2日程度のキャンプや車中泊であれば、安いポータブル電源で快適に過ごせます。

スマートフォンの充電・LEDランタン・扇風機・電気毛布など、アウトドアで使う基本的な機器は十分に動かせるでしょう。

例えば、300〜500Whクラスのモデルなら、複数の機器を同時に使っても1泊2日は問題なく持ちます。

以下のような消費電力が少ないポータブル冷蔵庫も動かせます。

高額な大容量モデルは長期間のキャンプや家族での使用に向いていますが、ソロキャンプや短期利用なら必要ありません。

​​まずは手頃な価格のモデルで試してみて、使用頻度が増えたら大容量モデルへのステップアップを検討してみてはいかがでしょうか。

ポータブル電源を使ったことがない人は、安いモデルから試してみるのがおすすめです。

高額なモデルを購入してから「思っていたのと違った」「使う機会が少なかった」と後悔するリスクを避けられます。

1〜3万円程度であれば、万が一使わなくなっても経済的な負担が少なく済むでしょう。

実際に使ってみることで、自分にどのくらいの容量や機能が必要かも見えてきます。

初めての1台として、手の届きやすい価格のモデルを選んでみるのが良さそうですね。

あるいは購入ではなく、まずはレンタルで安価に試してみるのも賢い方法かもしれません。

ここからは、実際におすすめの安いポータブル電源を価格順にランキング形式で紹介します。

各製品のスペックや特徴・おすすめな使い方を詳しく解説するので、購入の参考にしてください。

※価格は2025年11月時点の販売価格です。

約2.8kgと軽量で持ち運びやすく、スマートフォンやノートパソコンの充電に特化したモデルです。

コンセントは付いていませんが、USB-Cポートが4個あるため複数の機器を同時に充電できます。

満充電のまま長期間保管しても電気が減りにくいため、災害時の備えとしても安心です。

バッグやリュックに入るサイズ感のため、アウトドアに気軽に持ち運べます。

最大5つの機器を同時給電可能で、コンセントがない屋外でもさまざまな家電製品を使えるのも嬉しいポイント。

3,500回以上充電できる長寿命バッテリーで、長期間使い続けたい人におすすめです。

30dB以下という図書館並みの静音性が特徴で、夜間や静かな場所でも安心して使えます。

約1時間で満充電できる急速充電機能があるため、急な外出前でもすぐに準備できます。

コンパクトなサイズ感で、収納場所を選ばないポータブル電源を探している人におすすめです。

4万円以下のモデルながら600Wの定格出力があり、小型のドライヤーや家電も使用できます。

さらに、電力リフト機能を使えば最大1200Wまで対応できるため、より電力を使う幅広い家電製品に対応可能。

2,500回以上使える安全性の高いバッテリーを搭載している点も安心です。

434Whの容量で、ノートパソコンなら約15回、ミニ冷蔵庫なら約7時間充電できます。

USB-Aポートが4個あるため、家族や友人と一緒に複数の機器を同時充電も可能。

約4.2kgと軽量で持ち運びやすく、1泊2日のキャンプや車中泊に最適なモデルです。

国内メーカーのJVCケンウッドが製造しており、品質管理とサポート体制が充実しています。

本体は全て日本語で表記されており、初めてポータブル電源を使う人でも迷わず操作できます。

専用ポーチが付属しているため、ケーブル類をまとめて持ち運べる点も大きなメリットです。

70分で満充電できる超高速充電が最大の特徴で、万が一充電を忘れてもすぐに対応可能。

3,000回以上充電できる長寿命バッテリーで、約10年間使い続けられる見込みです。

800Wの定格出力があるため、ドライヤーや電気ケトルなどパワーが必要な家電を使いたい人におすすめです。

1056Whの大容量と1500Wの高出力で、家庭用の多くの家電が使えるパワフルなモデルです。 

わずか58分で満充電できる急速充電技術を搭載しており、待ち時間がほとんどありません。

3,000回以上使える長寿命バッテリーで、長期間安心して使い続けられます。

1002Whの大容量で、キャンプや災害時でも2〜4日間ほど安心して使えるモデルです。

炊飯器やオーブントースターなど調理家電も使えるため、キャンプでの料理も楽しめます。

3通りの充電方法に対応しており、どんな場所でも電力を確保できるのが魅力です。

容量は1070Whながら約10.8kgと大容量モデルの中では軽量で、持ち運びやすさと性能を両立したモデルです。

約4,000回充電できる長寿命バッテリーで、毎日使っても10年間ほど使い続けられます。

最短60分で満充電できる急速充電機能があり、緊急時にもすぐに使える点がおすすめ。

レンタルではソーラーパネルは付属していませんが、1日単位で借りられますよ。

ポータブル電源を初めて使う人や、短期間だけ使いたい人にはレンタルサービスの利用がおすすめです。 

購入する前に実際の使用感を確かめられるため、「買ったけど思っていたのと違った」という失敗を防げます。

レンタルサービス「SUUTA」なら、2週間や1か月の短期レンタルが可能です。

※2025年11月現在の販売価格・レンタル価格

表を見てわかるとおり、2週間〜1か月程度の短期使用であれば、購入するよりレンタルの方が安く済みます。

ポータブル電源は安いと言っても、購入すれば少なくとも1万円以上はかかるもの。しかしレンタルであれば、2週間4,400〜6,900円程度で済みます。

SUUTAのレンタルなら、2週間試してから「もう少し使いたい」と感じた場合、レンタル期間の延長もできます（※延長できない場合もあります）。

容量や出力が自分の使いたい機器に合っているか、持ち運びやすい重さかどうかは、実際に使ってみないとわかりません。 

キャンプや車中泊で年に数回しか使わない場合も、購入するより都度レンタルした方が経済的でしょう。 

数千円で試せるレンタルを活用して、自分に合ったポータブル電源を見つけてみてはいかがでしょうか。

安いポータブル電源は、1〜5万円前後で購入でき、災害時の備えやキャンプ・車中泊など幅広い用途に活用できます。

選ぶ際は、価格だけでなく容量（Wh）・定格出力（W）・充電方法・重さなどを総合的に確認しましょう。 

使いたい機器の消費電力に合わせて適切な容量を選ぶことで、快適に使い続けられます。

しかし、初めてポータブル電源を購入する場合、本当に自分に合うかどうか不安に感じる人も多いでしょう。 

そんな人には、総合レンタルサービス「SUUTA」の活用をおすすめします。

気になる製品を数週間レンタルして実際に使ってみることで、容量は十分か・重さは問題ないか・充電時間は許容範囲かなど、購入前に確認できます。

もし気に入れば購入を検討し、合わないと感じれば返却するだけで済むため、失敗のリスクを減らしたい人は、まずはレンタルを活用してみてはいかがでしょうか。

本記事を参考に、自分の使い方に合った安いポータブル電源を見つけて、長く快適に使い続けましょう。