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2024.07.24
SUUTAマガジン編集部

天ぷら屋の開業費用を抑えるには?必要なものリストとレンタルの活用方法をご紹介!

天ぷら屋を開業するときに必要な設備・什器・家具などをエリアごとにリストアップしてご紹介していきます。
また、飲食店営業許可や開業の初期費用を節約する方法についても解説していくので、天ぷら屋の開業を検討している方は最後までチェックしてください。

天ぷら屋の開業時に準備したいものとは?

天ぷら屋を開業するときに必要となる設備や備品、家具を以下9つの項目ごとご紹介していきます。

  • 受付・レジ周り
  • 客席・テーブルエリア
  • 調理カウンター
  • 厨房・キッチン
  • ドリンクエリア
  • トイレ
  • ストレージ・倉庫
  • スタッフルーム
  • 天ぷら屋の雰囲気を出すアイテム

 

受付・レジ周り

  • レジスター
    会計業務
    選ぶ際のポイント:操作性、連携機能
  • 受付カウンター
    お客様対応
    選ぶ際のポイント:デザイン、耐久性
  • POSシステム
    在庫管理と売上管理
    選ぶ際のポイント:操作性、サポート体制
  • 受付用チェア
    受付スタッフが使用
    選ぶ際のポイント:座り心地、耐久性
  • 伝票ホルダー
    注文伝票を管理するため
    選ぶ際のポイント:容量、取り出しやすさ

客席・テーブルエリア

  • テーブル
    お客様が食事をするため
    選ぶ際のポイント:サイズ、素材、デザイン
  • 椅子
    お客様が座るため
    選ぶ際のポイント:座り心地、耐久性
  • メニュー立て
    メニューを見せるため
    選ぶ際のポイント:見やすさ、安定性
  • 調味料入れ
    調味料を提供するため
    選ぶ際のポイント:デザイン、使いやすさ
  • 箸・箸置き
    食事に使用
    選ぶ際のポイント:デザイン、品質
  • ナプキンホルダー
    ナプキンを提供するため
    選ぶ際のポイント:取り出しやすさ、安定性

調理カウンター

  • 天ぷらフライヤー
    天ぷらを揚げるため
    選ぶ際のポイント:温度調整機能、清掃のしやすさ
  • 換気フード
    煙と匂いを排出するため
    選ぶ際のポイント:吸引力、音の静かさ
  • 換気扇
    室内の空気を循環させるため
    選ぶ際のポイント:風量、静音性
  • 天ぷら用調理器具
    天ぷらの調理に必要な道具(菜箸、網、バットなど)
    選ぶ際のポイント:耐熱性、使いやすさ
  • 防火設備
    安全対策
    選ぶ際のポイント:設置基準、メンテナンスのしやすさ
  • カウンターチェア
    お客様がカウンターで座るため
    選ぶ際のポイント:座り心地、耐久性
  • 天ぷら盛り付け用皿
    揚げた天ぷらを提供するため
    選ぶ際のポイント:デザイン、サイズ

厨房・キッチン

  • 冷蔵庫・冷凍庫
    食材を保存するため
    選ぶ際のポイント:容量、省エネ性能
  • シンク
    洗い物をするため
    選ぶ際のポイント:サイズ、清掃のしやすさ
  • 調理台
    食材を準備するため
    選ぶ際のポイント:広さ、素材
  • ガスレンジ
    調理に使用するため
    選ぶ際のポイント:火力調整のしやすさ、安全性
  • 食器洗浄機
    食器を洗うため
    選ぶ際のポイント:洗浄力、サイズ
  • 換気扇
    キッチンの空気を循環させるため
    選ぶ際のポイント:風量、静音性
  • オーブン
    焼き物やデザートの調理に使用
    選ぶ際のポイント:容量、温度調整機能
  • 電子レンジ
    素早く食材を温めるため
    選ぶ際のポイント:ワット数、操作性
  • 調理器具
    包丁、まな板、ボウルなどの基本的な調理器具
    選ぶ際のポイント:耐久性、使いやすさ
  • 保存容器
    食材を保存するため
    選ぶ際のポイント:密閉性、サイズ

ドリンクエリア

  • ドリンクディスペンサー
    ドリンクを提供するため
    選ぶ際のポイント:容量、操作性
  • グラス
    ドリンクを提供するため
    選ぶ際のポイント:デザイン、耐久性
  • アイスマシン
    氷を供給するため
    選ぶ際のポイント:製氷速度、メンテナンスのしやすさ
  • シンク
    ドリンクエリアでの洗い物用
    選ぶ際のポイント:サイズ、清掃のしやすさ
  • コーヒーマシン
    コーヒーを提供するため
    選ぶ際のポイント:抽出機能、容量

トイレ

  • トイレ用洗面台
    手を洗うため
    選ぶ際のポイント:デザイン、清掃のしやすさ
  • ハンドドライヤー
    手を乾かすため
    選ぶ際のポイント:乾燥速度、静音性
  • トイレ用品
    トイレットペーパー、手拭きペーパーなど
    選ぶ際のポイント:品質、コスト
  • 換気扇
    トイレの空気を循環させるため
    選ぶ際のポイント:風量、静音性
  • 清掃用具
    トイレを清掃するため
    選ぶ際のポイント:使いやすさ、収納性

ストレージ・倉庫

  • 棚・収納
    食材や備品を保管するため
    選ぶ際のポイント:収納力、耐久性
  • 防犯カメラ
    防犯対策
    選ぶ際のポイント:画質、設置場所
  • 換気扇
    倉庫の空気を循環させるため
    選ぶ際のポイント:風量、静音性
  • 在庫管理システム
    在庫を管理するため
    選ぶ際のポイント:操作性、サポート体制

スタッフルーム

  • ロッカー
    スタッフの私物を保管するため
    選ぶ際のポイント:サイズ、鍵の有無
  • 休憩用家具
    スタッフが休憩するため
    選ぶ際のポイント:快適性、耐久性
  • 電子レンジ
    スタッフが食事を温めるため
    選ぶ際のポイント:ワット数、操作性
  • 冷蔵庫
    スタッフの食事を保管するため
    選ぶ際のポイント:容量、省エネ性能

天ぷら屋の雰囲気を出すアイテム

  • 和風装飾品
    店内の雰囲気を和風にするため
    選ぶ際のポイント:統一感、素材
  • 間接照明
    雰囲気を高めるため
    選ぶ際のポイント:明るさ調整、デザイン
  • 掛け軸
    和風の雰囲気を演出するため
    選ぶ際のポイント:デザイン、サイズ

 

以下は 印刷して使える準備リストです。天ぷら屋の開業準備の際にご活用ください。

【Excel】開業時の準備管理シート

許可証の取得は天ぷら屋にも必要?

天ぷら屋は「飲食店」となるため、営業には「飲食店営業許可」の取得が必須です。

 

許可証は、以下2つの条件を満たすことで取得できます。

  • 食品衛生責任者の設置(1店舗に1人。兼任はNG)
  • 飲食店営業許可の申請をする

 

 食品衛生責任者は、1万円ほどの講習を受けることで取得できるため取得難易度は高くありません。

許可申請は必要な書類を集めるのですが、上記の食品衛生責任者を照明する書類や店舗の図面なども必要なため、計画的に準備を進めることをおすすめします。

天ぷら屋開業時に必要な許可証や申請については、以下の記事で解説しているので確認して知識をつけておきましょう。

天ぷら屋は個人事業主でも開業できる

天ぷら屋の開業は、個人でも法人でも可能。許可証の取得条件に違いはなく、食品衛生責任者を設置して必要書類を準備すれば申請できます。

個人事業主になるには、開業届の書類を税務署に提出すればなれます。難しい手続きはないので個人事業主の開業から天ぷら屋の開業までは計画的に進めれば問題なくスムーズに実行可能です。

天ぷら屋開業時に必要な初期費用を抑える

天ぷら屋の開業資金を節約する方法は、出費が高額になる設備や什器、家具をレンタルで用意することです。

なぜ節約が必要なのか?

天ぷら屋の開業費を節約する理由は、以下の3つです。

  • 開業時の負担を減らすことで準備をスムーズにする
  • 継続的な経営やスムーズな営業のため広告費や人件費により投資できる
  • リスクに備えて現金を余分に貯めておける

 

飲食店の開業費は、平均1,027万円、中央値550万円という調査が日本政策金融公庫総合研究所の調査で出ています(参照;2023年新規開業実態調査)。

1,000万円はかからなくても、500万円近い初期費用が必要になることは確かです。

また、飲食店の倒産・廃業の理由として最も多いのが「運転資金がなくなる」ことです。

そこで、中長期的に天ぷら屋の経営を続けられるように現金を貯めておいたり、お客さんの呼び込みや人材獲得に注力したりできるよう、初期費用を節約することが一つの手です。

初期費用を安くする方法とは?

天ぷら屋開業時の初期費用を安くする方法としては、開業時必要になる高額な設備や什器、備品をレンタルで用意することです。

例えば、飲食店でよく使われる業務用の冷凍冷蔵庫は、購入すると1台100万円ほどです。

これをレンタルで調達できれば、3か月間30万円の出費となるため、初期費用は70万円ほど節約できる計算となります。

借りている3ヶ月間の間に天ぷら屋の営業がスムーズに回るように工夫したり、売上から設備投資のために資金を貯めておく余裕も生まれるでしょう。

 

そして、支払ったレンタル料を差し引いて購入できる「買い切り」のレンタルもあるため、初期費用を抑えて営業を開始しつつも、同時並行で購入のための資金を貯めることもできます。

買い切れば返却の手間はなく、そのままその設備を所有して使っていけるメリットもあります。

特に高額な設備や什器、家具は節約効果が高いので、レンタルで調達する手段は選択肢としておすすめです。

購入・レンタル・リース・サブスクの違いとは?

天ぷら屋に必要な設備や什器を用意する際の方法として以下3つの選択肢があります。

  • 購入
  • レンタル
  • リース

 

それぞれメリットやデメリットがあるため、必要なものに合わせて上手に使い分けることがポイントです。

調達方法

購入

レンタル

リース

初期費用

月額費用

低~高

中程度

契約期間

短期(1ヶ月~)

中長期(1年~)

途中解約

契約により可能

基本不可

メリット

所有権が得られる/長期利用ならコストが低い

初期費用が低い/柔軟な契約期間/全額経費処理が可能

初期費用が低い/新品の商材が使える

デメリット

初期費用が高い/資産価値が減少/処分時に費用がかかる

長期的にはコストが高い/所有権が得られない

契約期間が長い/途中解約ができない/会計処理の手間

「購入」と「レンタル」を上手に使い分けて、天ぷら屋の開業準備を進めると節約効果とスムーズな営業のバランスが保てます。

購入は、少額なものや消耗品、最初から自己所有しておきたいものを。

レンタルは、高額なものや中長期的に使用するもの、レンタルから購入でも良いものを選択するのがおすすめです。

天ぷら屋の準備段階をよりスムーズにするために、印刷できる準備リストを作成しました。

品物やサイズ、個数、金額、発注元、調達方法、チェックなどを1枚のシートででき、印刷すれば紙で管理・運用もできるのでぜひ活用してみてください。 

【Excel】開業時の準備管理シート

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