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2024.08.01
SUUTAマガジン編集部

鉄板焼き屋をオープンするとき必要なものとは?レンタルで開業費用を抑える方法もご紹介!

鉄板焼きのお店を開業する際に必要な設備・什器を各エリアごとにリストアップしました。

また、準備段階で設備や什器の調達方法を検討しておくとリスクヘッジや柔軟な経営ができます。
鉄板焼き開業を考えているのであれば、この記事で必要なものや許可証、手続きについて理解を深めてみてください。

鉄板焼きを開業するときに必要なものとは?

以下9エリアごとに鉄板焼き開業時に必要な設備・備品・什器をまとめてご紹介していきます。

 

  • 受付・レジ周り
  • 客席・テーブルエリア
  • 鉄板焼きカウンター
  • 厨房・キッチン
  • ドリンク・バーエリア
  • トイレ
  • ストレージ・倉庫
  • スタッフルーム
  • 鉄板焼きの雰囲気を出すアイテム

受付・レジ周り

  • レジスター
    会計業務
    選ぶ際のポイント:操作性、連携機能
  • 受付カウンター
    お客様対応
    選ぶ際のポイント:デザイン、耐久性
  • POSシステム
    在庫管理と売上管理
    選ぶ際のポイント:操作性、サポート体制

客席・テーブルエリア

  • テーブル
    お客様が食事をするため
    選ぶ際のポイント:サイズ、素材、デザイン
  • 椅子
    お客様が座るため
    選ぶ際のポイント:座り心地、耐久性
  • メニュー立て
    メニューを見せるため
    選ぶ際のポイント:見やすさ、安定性
  • 換気扇
    室内の空気を循環させるため
    選ぶ際のポイント:風量、静音性

鉄板焼きカウンター

  • 鉄板グリル
    料理を調理するため
    選ぶ際のポイント:熱効率、清掃のしやすさ
  • 換気フード
    煙と匂いを排出するため
    選ぶ際のポイント:吸引力、音の静かさ
  • 鉄板焼き用調理器具
    鉄板での調理に必要な道具(スパチュラ、ターナーなど)
    選ぶ際のポイント:耐熱性、握りやすさ
  • 防火設備
    安全対策
    選ぶ際のポイント:設置基準、メンテナンスのしやすさ

厨房・キッチン

  • 冷蔵庫・冷凍庫
    食材を保存するため
    選ぶ際のポイント:容量、省エネ性能
  • シンク
    洗い物をするため
    選ぶ際のポイント:サイズ、清掃のしやすさ
  • 調理台
    食材を準備するため
    選ぶ際のポイント:広さ、素材
  • ガスレンジ
    調理に使用するため
    選ぶ際のポイント:火力調整のしやすさ、安全性
  • 食器洗浄機
    食器を洗うため
    選ぶ際のポイント:洗浄力、サイズ
  • 換気扇
    キッチンの空気を循環させるため
    選ぶ際のポイント:風量、静音性

ドリンク・バーエリア

  • ドリンクディスペンサー
    ドリンクを提供するため
    選ぶ際のポイント:容量、操作性
  • グラス
    ドリンクを提供するため
    選ぶ際のポイント:デザイン、耐久性
  • アイスマシン
    氷を供給するため
    選ぶ際のポイント:製氷速度、メンテナンスのしやすさ

トイレ

  • トイレ用洗面台
    手を洗うため
    選ぶ際のポイント:デザイン、清掃のしやすさ
  • ハンドドライヤー
    手を乾かすため
    選ぶ際のポイント:乾燥速度、静音性
  • トイレ用品
    トイレットペーパー、手拭きペーパーなど
    選ぶ際のポイント:品質、コスト
  • 換気扇
    トイレの空気を循環させるため
    選ぶ際のポイント:風量、静音性

ストレージ・倉庫

  • 棚・収納
    食材や備品を保管するため
    選ぶ際のポイント:収納力、耐久性
  • 防犯カメラ
    防犯対策
    選ぶ際のポイント:画質、設置場所
  • 換気扇
    倉庫の空気を循環させるため
    選ぶ際のポイント:風量、静音性

スタッフルーム

  • ロッカー
    スタッフの私物を保管するため
    選ぶ際のポイント:サイズ、鍵の有無
  • 休憩用家具
    スタッフが休憩するため
    選ぶ際のポイント:快適性、耐久性

鉄板焼きの雰囲気を出すアイテム

  • 和風装飾品
    店内の雰囲気を和風にするため
    選ぶ際のポイント:統一感、素材
  • 間接照明
    雰囲気を高めるため
    選ぶ際のポイント:明るさ調整、デザイン

 

印刷して使える準備リストを作成したので、鉄板焼きの開業準備の際にご活用ください。

鉄板焼きを開業するときに必要な許可

鉄板焼きを開業するには、1店舗に1人の設置が義務付けられている「食品衛生責任者」の資格が必要です。

 

資格は、約1万円で受講できる「食品衛生責任者養成講習会」を受講するとその日に取得が可能。

アルバイトに取得してもらうことも可能ですが、アルバイトが辞めた場合、突然営業がストップしてしまうため、店主が取得しておくのが良いでしょう。

 

その他、鉄板焼きのお店を開業する際に必要な許可証や取得条件、申請書類、手続きの流れについては、以下の記事をチェックしてください。

飲食店を開業するときに必要な手続きは?業態ごとに必要な設備もご紹介!

この記事を読む >

個人事業主でも鉄板焼きは開業できる?

鉄板焼きの開業は、個人事業主でも法人でも可能です。

 

税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出することで個人事業主となれます。

飲食店営業許可も個人事業主で取得ができるため、ゼロからスタートする方はまず個人事業主となって鉄板焼きになる道筋がセオリーでしょう。

 

売上が上がってきたタイミングで合同会社や株式会社になれるため、税理士と相談のうえ進めていくことをおすすめします。

開業費を節約して鉄板焼きをオープンするには?

鉄板焼きの開業費には、冷凍冷蔵庫や料理器具、換気扇、テーブル、チェアなど様々なところで多額の費用が発生します。

飲食店は1年以内に3割が倒産するといわれており、飲食業界は廃業率が高い業界です。

その原因のひとつには「初期費用が高い」ということがあります。

 

そこで鉄板焼きの開業費を節約する方法として、高額な設備や什器をレンタルで用意することをおすすめします。

 

レンタルは、レンタル期間で費用が発生するため購入よりも初期費用が安くなります。例えば、100万円の冷凍冷蔵庫を1ヶ月間10万円でレンタルできます。

また、買い切りできるレンタルを活用すれば、支払ったレンタル料を差し引いて買取ができるのも大きなポイントです。

上記で例に挙げた冷蔵庫であれば、6か月間レンタルしたときに残り40万円を支払って買い取れます。

 

 

レンタルを活用すれば、鉄板焼き開業の初期費用を安く抑えるだけでなく、リスクを減らして経営をスタートできるのです。

購入・レンタル・リース・サブスクの違いとは?

鉄板焼きに必要な設備や什器を用意する際の方法として以下4つの選択肢があります。

 

  • 購入
  • レンタル
  • リース
  • サブスク

 

それぞれメリットやデメリットがあるため、必要なものに合わせて上手に使い分けることがポイントです。

 

購入

レンタル

リース

初期費用

月額費用

低~高

中程度

契約期間

短期(1ヶ月~)

中長期(1年~)

途中解約

契約により可能

基本不可

メリット

所有権が得られる/長期利用ならコストが低い

初期費用が低い/柔軟な契約期間/全額経費処理が可能

初期費用が低い/新品の商材が使える

デメリット

初期費用が高い/資産価値が減少/処分時に費用がかかる

長期的にはコストが高い/所有権が得られない

契約期間が長い/途中解約ができない/会計処理の手間

鉄板焼きの開業時に必要なものは多種多様なため、購入とレンタルを上手に使い分けることがポイント。

レンタルと相性が良いのは、初期費用が高額になりがちな設備や什器です。

鉄板焼きの開業をスムーズに、そしてリスクをできるだけ減らした中長期的な営業ができるよう購入とレンタルを賢く使い分けてください。

鉄板焼きの準備段階をよりスムーズにするために、印刷できる準備リストを作成しました。

品物やサイズ、個数、金額、発注元、調達方法、チェックなどを1枚のシートででき、印刷すれば紙で管理・運用もできるのでぜひ活用してみてください。

【Excel】開業時の準備管理シート

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