パン屋開業時にはパン製造のために必要な設備や備品、陳列のための什器が必要になります。
他にも経営計画や事業契約、人材採用、広告掲載、物件探し、内装デザイン、許可証の取得など準備すべきことがたくさん。
そこで、この記事ではパン屋開業時に必要なものを忘れないよう、設備や備品、什器をリストアップしてご紹介していきます。
パン屋開業では設備や備品、什器だけでなく、許可を取得して開業することとなります。
テイクアウトだけでのパン屋の場合は『菓子製造業許可』が、イートインスペースがあるパン屋の場合は『飲食店営業許可』が必要となります。
どちらも「食品衛生責任者」を設置する必要があり、約1万円の講習で取得可能です。
『菓子製造業許可』と『飲食店営業許可』には細かい違いもあるため、自身のパン屋の計画や予定を持って管轄の保健所に相談するとスムーズに許可証の取得ができるでしょう。
開業までの手続きに関しては以下の記事で詳しく解説しているので、合わせてぜひ参考にしてください。
店舗開業は、設備や什器だけでなく、広告費や人件費、内装費など初期費用がいたるところで発生します。
そこでおすすめしたいのが、レンタルで設備や什器などを揃えること。
レンタルだと購入よりも1桁、2桁と初期費用を抑えることができ、浮いた予算で広告費や人件費、内装費などに充てて開業をよりスムーズに進めることができます。
また途中解約ができるため、思わぬリスクに備えられます。
買い切りがある場合には、使い慣れた設備をそのまま買い取ってパン屋を続けられるため、柔軟な選択ができ開業時にはおすすめの選択です。
パン屋開業時に必要な設備や備品を用意する選択肢としては、主に以下4つがあります。
それぞれメリットとデメリットがあるので、準備をする前にチェックし、店舗の状況などに合わせて調達方法を検討しましょう。
購入 |
レンタル |
リース |
サブスク |
|
初期費用 |
高 |
低 |
低 |
低 |
月額費用 |
ー |
低~高 |
中程度 |
低~高 |
契約期間 |
ー |
短期(1ヶ月~) |
中長期(1年~) |
短期(1ヶ月~) |
途中解約 |
ー |
契約により可能 |
基本不可 |
可能 |
メリット |
所有権が得られる/長期利用ならコストが低い |
初期費用が低い/柔軟な契約期間/全額経費処理が可能 |
初期費用が低い/新品の商材が使える |
初期費用が低い/柔軟な契約期間/全額経費処理が可能 |
デメリット |
初期費用が高い/資産価値が減少/処分時に費用がかかる |
長期的にはコストが高い/所有権が得られない |
契約期間が長い/途中解約ができない/会計処理の手間 |
長期的にはコストが高い/所有権が得られない |