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2024.07.29
SUUTAマガジン編集部

バーを開業するときに用意したいものリスト!開業初期こそレンタルを活用しよう!

新しくバーを開業するときに準備したい必要なものリストを作成しました。

バーの開業準備を進めている方、これからバーを開業しようかと考えている方は、必要な設備や備品、什器などを確認しておくのがおすすめです。
この記事では、バー開業時に必要なものを一覧でご紹介していきます。

以下6つのエリアに分けてバー開業時に用意したいものをリストアップしていきます。

 

  • 受付・レジ周り
  • バーカウンター
  • 客席エリア
  • バックヤード・ストレージ
  • トイレ
  • バーの雰囲気を出すアイテム

 

記事下部には、印刷して使えるチェックリストを用意したので、バーの開業準備をスムーズに進めるためご活用ください。

受付・レジ周り

  • POSシステム
    会計処理と売上管理のため
    選ぶ際のポイント:使いやすさ、機能性
  • キャッシュドロワー
    現金管理のため
    選ぶ際のポイント:耐久性、安全性
  • レシートプリンター
    レシート発行のため
    選ぶ際のポイント:印字速度、互換性
  • クレジットカード端末
    クレジットカード決済のため
    選ぶ際のポイント:対応ブランド、セキュリティ

バーカウンター

  • シンク
    グラスや道具の洗浄のため
    選ぶ際のポイント:サイズ、設置スペース
  • アイスメーカー
    カクテルやドリンク用の氷を供給するため
    選ぶ際のポイント:生産能力、氷の種類
  • 冷蔵庫
    飲料やフルーツの保存のため
    選ぶ際のポイント:容量、省エネ性能
  • グラスラック
    グラスを収納しやすくするため
    選ぶ際のポイント:耐久性、収納容量
  • ボトルラック
    リキュールやスピリッツを整理するため
    選ぶ際のポイント:デザイン、収納能力
  • シェーカーバーテンダーツール
    カクテル作成のため
    選ぶ際のポイント:品質、使いやすさ

客席エリア

  • テーブルと椅子
    顧客が座ってくつろぐため
    選ぶ際のポイント:デザイン、耐久性
  • 照明
    雰囲気を作り出すため
    選ぶ際のポイント:明るさ、デザイン
  • 音響設備
    音楽やアナウンスのため
    選ぶ際のポイント:音質、設置のしやすさ
  • インテリア装飾
    店内の雰囲気を高めるため
    選ぶ際のポイント:テーマに合わせる

バックヤード・ストレージ

  • ストレージ棚
    在庫品の整理と保管のため
    選ぶ際のポイント:耐荷重、サイズ
  • セーフティボックス
    貴重品や売上金の安全な保管のため
    選ぶ際のポイント:セキュリティ機能、容量
  • 掃除用具
    店内の清掃のため
    選ぶ際のポイント:使いやすさ、耐久性

トイレ

  • 洗面台とミラー
    顧客の手洗いや身だしなみチェックのため
    選ぶ際のポイント:デザイン、清掃のしやすさ
  • トイレットペーパーホルダー
    トイレットペーパーの提供のため
    選ぶ際のポイント:耐久性、取り付けやすさ
  • ハンドドライヤーまたはペーパータオルディスペンサー
    手を乾かすため
    選ぶ際のポイント:衛生性、使いやすさ

バーの雰囲気を出すアイテム

  • バーサイン
    店舗の名前やロゴを表示するため
    選ぶ際のポイント:視認性、デザイン
  • 装飾用ボトルやグラス
    装飾として使用するため
    選ぶ際のポイント:テーマに合わせたデザイン
  • ムード照明
    店内の雰囲気を演出するため
    選ぶ際のポイント:調光機能、デザイン

バー開業に必要な許可証とは?

バーを開業するには、必要なものを用意するだけでなく、事前に許可証の取得が必要となります。

許可は、以下2つの資格です。

 

  • 食品衛生責任者
  • 防火管理者

 

「食品衛生責任者」は必ず必要になるため、約1万円の講習を受講して取得しましょう。

「防火管理者」は店舗の収容人数が30人(従業員含めて)を超える場合のみ必要です。

こちらは、管轄の保健所に事前相談することでクリアになります。

 

また深夜に酒類を提供する場合は「深夜酒類提供飲食店営業」が、カラオケやスポーツバーなどお客さんに遊ばせるようなお店の場合は「特定遊興飲食店営業」の申請も必要です。

こちらは、管轄の警察署に相談することでリスクなく準備を進められます。

 

警察庁の公式サイトより「特定遊興飲食店営業に該当するか確認」の簡単な診断もできるので、事前に確認するのもおすすめです。

 

飲食店開業に関する手続きについては以下の記事でも詳しく解説しているので、合わせてご確認ください。

飲食店を開業するときに必要な手続きは?業態ごとに必要な設備もご紹介!

この記事を読む >

バー開業の初期費用を安く抑えるには?

バーを開業する際に必要な初期費用はお店によって金額が変わりますが、できるだけ初期費用を抑えて開業したい気持ちは、誰もが抱く思いかと思います。

 

ここでおすすめしたい方法は、設備や什器、家具などの購入すると高額になるものをレンタルで用意することです。

 

以下の項目で初期費用がかかることが考えられますが、設備・什器・備品費の費用を抑えることができれば、より節約効果を高められます。

  • 物件取得費・賃借費
  • 内外装工事費
  • 設備・什器・備品費
  • 運転資金

レンタルをおすすめする理由

レンタルでバー開業時に必要なものを揃えることをおすすめする理由は、以下の3つ。

  • 節約効果が高いため
  • レンタルすることのリスクが少ないため
  • 開業時にしか得られないメリットのため

節約効果が高いため

例えば、30万円の業務用冷凍冷蔵庫を使う場合、購入だと一括で30万円が発生します。

ここでレンタルを活用すると、60日間で6万円ほどとなり、24万円の節約になるのです。

オーブンや椅子などの高額なものをレンタルすれば、さらに節約効果が高まります。

 

また、もし実際に使ってみて必要のないものは返却すれば、それ以上費用はかかりません。

分割購入するよりもレンタルの方が柔軟性あり、メリットは大きいです。

レンタルすることのリスクが少ないため

レンタルの良い点は、購入するよりもレンタルすることのリスクが少ないことです。

例えば以下3つがあげられます。

 

  • 使ってはじめて「使えない」ことがわかっても返却すれば費用の負担は少なくて済む
  • 返却すればよいため、廃棄費用がかからない
  • 浮いた分の予算を貯めておくことで、将来的な不安やトラブルに柔軟に対応できる

 

すべてのものをレンタルするのはかえって手間がかかるため、節約効果の高い高額な設備や備品をレンタルで用意することをおすすめします。

開業時にしか得られないメリットのため

バーの営業を中長期的に続けていくのであれば、開業時はとても大事な時期でしょう。

その際、やはり初期費用を効果的に節約して現金を持っておくことは、将来的なトラブルへの対処や心理的な負担の削減にもつながります。

 

そして、初期費用を安くする方法としてレンタルを使えるのは、この開業時期だけです。

開業ができ、営業がスタートしてしまってはレンタルという選択肢は狭まり、予算の面で使わなかったことへの後悔をしても手遅れになってしまいます。

レンタルを活用するデメリット

一方、レンタルにもデメリットはあります。

 

  • 長くレンタルすれば購入するよりも費用が高くなる
  • 欲しいものがあるとは限らない
  • 中古が基本

長くレンタルすれば購入するよりも費用が高くなる

例えば、60万円の冷凍冷蔵庫をレンタルした場合、30日あたり約6万円ほどとすると、11ヶ月目を迎えたときの費用は66万円となり、損をしてしまいます。

そのためレンタルの活用には事前の計画が重要です。

 

また、買い切りの制度があるレンタルを活用するのもおすすめ。

先程の例で、6ヶ月目(36万円支払ったタイミング)に買い切りを申請すると、60万円からレンタル料で支払った金額を差し引いた金額(24万円)で買取ができます。

 

この制度を活用すれば、初期費用を抑えられるだけでなく、負担も少なく所有権を得られるのでメリットは大きいです。

 

欲しいものがあるとは限らない

レンタルの2つ目のデメリットは、欲しいものがレンタルできるとは限らないことです。

 

レンタルは、レンタル会社が用意しているものから選ぶことになるので最新の機器やマニアックなもの、自身が使いたいと考えているものがない可能性もあります。

対策としては、多くの商品の中から自分で探して選べて、内容を確認してレンタルができる方法を活用することです。

中古が基本

場合によっては新品が選べますが、レンタルは基本的に中古となります。

そのため中古でも良い設備や什器はなにか、そして中古でもきれいに清掃されているかやレンタル会社の評価などを吟味することをおすすめします。

バーの開業準備をスムーズにするため、印刷できる準備リストを作成しました。

品物やサイズ、個数、金額、発注元、調達方法、チェックなどを1枚のシートででき、印刷すれば紙で管理・運用もできるのでぜひ活用してみてください。 

【Excel】開業時の準備管理シート

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