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暮らし
2025.12.16
藤久 なお

オイルレスヒーターの特長と効果的な使い方!電気代やオイルヒーターとの違いも解説

「暖房器具はどれがいいの?」本格的な冬の到来に備え、悩んでいないでしょうか。

暖かく快適に過ごしたいのはもちろんのこと、「電気代も同じくらい気になる……」という方も多いはず。

エアコンやファンヒーターなど暖房器具にはいろいろありますが、今回注目するのはオイルレスヒーター。

あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、オイルレスヒーターは魅力的なポイントが多く、注目されている暖房器具です。

とはいえ、取り入れる前に特長や使うシーンを知っておかないと「思ったのと違った……」ということになりかねません。

この記事では、オイルレスヒーターのメリットやデメリット、効果的な使い方を紹介します。

また、オイルヒーターとの違いや電気代についても具体例をあげてわかりやすく解説しますので、暖房器具を選ぶときにぜひお役立てください。

INDEX

オイルレスヒーターとは

オイルレスヒーターとは  選び方

オイルレスヒーターとは、その名のとおりオイルを使わずに暖める暖房器具です。

従来のオイルヒーターは内部のオイルを加熱し循環させた熱で部屋を暖めるのに対し、オイルレスヒーターはアルミや特殊プレートで直接発熱させるため、効率よく暖められるのが特長です。

この構造により、一般的な使用のほか子どもやペットがいる家庭でも安心して使え、人気を集めています。

まずはオイルレスヒーターのメリットについて解説します。

デロンギ/DeLonghi マルチダイナミックヒーター

オイルレスヒーターは寒い時期だけレンタルでお得に使おう!

オイルレスヒーターのメリット

オイルレスヒーターとは  選び方

メリット①:乾燥しにくく体の芯まで暖まる

オイルレスヒーターは温風を出さず、自然対流と輻射熱で部屋を暖めるため、太陽の光を浴びているように体の芯からポカポカとした暖かさを実感できます。 

さらに、エアコンやファンヒーターのように風が直接当たらないので、乾燥や空気の汚れを防ぎ、長時間使用しても快適に過ごせる特長もあります。

風が当たることで感じる肌の乾燥やドライアイ、喉のイガイガなどに悩んでいる方にもぴったりです。

メリット②:静音で安全

オイルレスヒーターは運転音がとても静かなので、寝室でも気にならず就寝時の使用にも向いています。 

また、表面温度が高くなりすぎないのでやけどや火災リスクが低く、赤ちゃんやペットがいる家庭にもおすすめです。

オイルを使っていないので、収納時にオイルが漏れてしまう心配もありません。

メリット③:設置が簡単

オイルレスヒーターは、オイルを使わない分軽量でキャスターも付いているため、リビングから寝室、洗面所など、部屋の移動も簡単です。

 ワンルームの一人暮らしの方やサブの暖房として活用したい方、冬だけ使ってオフシーズンは片付けたい方にも適しています。

メリット④:部屋がすぐ暖まる

帰宅後、冷え切った体を温めるため部屋がすぐに暖かくなってくれたらうれしいですよね。

朝、なかなか布団から出られないときや洗面所での身支度などにも活躍します。

デロンギ公式サイトによると、外気温5℃という寒い条件でも、11畳の部屋が20℃になるまで約25分。(※1500W、床上150cmでの温度を測定)

ちょっとした時間でもオイルレスヒーターは電源を入れるとすぐに発熱するため、短時間で暖かさを感じられるのも魅力です。

メリット⑤:メンテナンスしやすい

温風を出して暖めるエアコンやファンヒーターと異なり、オイルレスヒーターはホコリを巻き上げません。

基本的なお手入れは拭き掃除のみ。掃除がラクで、ハウスダストやアレルギー、火災といったホコリによるトラブルの心配も少ないので安心です。

オイルレスヒーターのデメリット

オイルレスヒーターとは  選び方

デメリット①:電気代が高くなりやすい

冬の光熱費の大半を占めるのが暖房費。電気代が高騰している今、暖房費もしっかり抑えておきたいところです。

オイルレスヒーターの最大消費電力は、一般的に900〜1,500W程度。仮に1日8時間使用した場合の電気代は約216〜360円(30円/kWh換算)になります。

たとえば同じ条件下でエアコンを使用した場合、消費電力は機種や設定温度にもよりますが、500〜1,000W程度と想定したときの電気代は1日約120〜240円。

オイルレスヒーターは短時間で暖まるメリットがあるものの、長時間使用すると電気代が高くなる傾向があります。

料理中にキッチンで使う、寝室でベッドに入るまでだけ使うなど、短時間のみ使用すると電気代を抑えながら快適に過ごせます。

デメリット②:本体価格が高め

オイルレスヒーターは細かなタイマー設定や温度調整機能などを搭載しているため、本体価格がやや高めです。

さらにエアコンやファンヒーターに比べると対応する畳数も少ないため、選べる機種も限られてしまいます。

乾燥しにくさや安全性など、自分の生活スタイルでメリットを強く感じられるかどうかで選びましょう。

デメリット③:効果は使用環境に左右される

オイルレスヒーターは設置条件によって暖まりにくさが変わります。

たとえば広いリビングや吹き抜けなど天井が高い空間や大きな窓が多く熱が逃げやすい住まいでは、部屋全体が暖まるのに時間がかかり、設定温度に達しにくいことがあります。

自分の部屋に合ったオイルレスヒーターがあるかを事前に調べると、納得して選びやすくなるでしょう。

オイルレスヒーターが自分に合うか気になる方は、まずレンタルで試してみるのもおすすめです。

生活スタイルに合うか、自宅の設置環境でしっかり暖まるかなど、実際に使ってみないと分からないポイントが試せます。

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オイルヒーターとオイルレスヒーターの違い

オイルレスヒーターとは  選び方

オイルヒーターとオイルレスヒーターは、「結局のところ、どう違うの?」という疑問にお応えするために、まずは両者の違いを3つのポイントで解説します。

違い①:内部構造(オイル vs アルミプレート)

オイルヒーターは内部のオイルを温め、その熱で空気を対流させて部屋を暖めます。

一方、オイルレスヒーターはアルミや金属パネルを温めて直接発熱させる仕組みです。

違い②:立ち上がり速度と暖まり方

オイルレスヒーターは立ち上がりが早く、短時間で暖かさを感じられるのが大きなメリットです。

これに対してオイルヒーターは、暖まるまでに時間がかかりますが、その分電源を切ったあとも余熱で冷めにくいといった特長があります。

朝起きた直後や帰宅後など、すぐに暖まりたい場合はオイルレスヒーター、じんわり持続する暖かさを感じたいならオイルヒーターが向いています。

違い③:安全性や扱いやすさ

オイルレスヒーターは、内部に液体が入っていないため、軽量で持ち運びしやすい仕様となっています。

倒れてもオイル漏れの心配がなく、表面温度も約60℃と低いため安心。さらに、表面がフラットで掃除しやすい点もオイルレスヒーターの魅力です。

これに対してオイルヒーターは表面温度が約80℃になることもあり、やけどには注意が必要です。

オイルレスヒーターはどんな人におすすめ?

オイルレスヒーターとは  選び方

おすすめ①:小さな子どもやペットがいる人

オイルレスヒーターは乾燥しにくく、表面温度も抑えられているため、子どもがうっかり触ってもやけどリスクが少ないのも魅力。

もし倒れてしまってもオイル漏れがないため、家具や床を傷める心配もなく、夜中の授乳など赤ちゃんのお世話やペットの見守りにも安心して使えます。

おすすめ②:寝室など静かさを重視する部屋で使いたい人

オイルレスヒーターは稼働音がほとんどなく、ついていることを忘れてしまうほど静か

睡眠時にタイマー運転を使う場合でも、オンオフの切り替え音が気にならないので睡眠の妨げになりません。

また、温風が出ないので乾燥しにくく、就寝中の喉のイガイガや肌のかさつきを抑え、快適な睡眠環境づくりにも役立ちます。

おすすめ③:置き場所や使うシーンにあわせて柔軟に使いたい人  

冬の冷え込みが気になる洗面所やキッチン、寒くて集中できないデスク周りなど、場所ごとの冷えに困ることはありませんか?

オイルレスヒーターはエアコンのように設置工事が不要で手軽。軽量で移動しやすいため、一台で何役にもなります。

収納スペースを取らないので、冬だけ使いたい人やオフシーズンは片付けたい人など、用途に合わせて使える万能な暖房器具です。

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効果的な使い方

オイルレスヒーターとは  選び方

ポイント①:エアコンと併用する

暖房効率がいいエアコンを使っても、足元の冷えが気になるという声も多いですよね。

そのようなときは部屋全体を暖めるのはエアコンに任せ、暖まった後はオイルレスヒーターを使うと効果的。 これにより電気代を抑えつつ、快適な室温をキープできます。

オイルレスヒーターには設定温度に応じて出力を自動で調整してくれるモデルもあるので、省エネ効果も期待できます。

ポイント②:タイマーを活用する

生活リズムに合わせてタイマーをうまく活用すると、さらに電気代を節約できます。 

たとえば、起床前にオン → 外出中オフ → 帰宅前に再稼働 → 就寝時は弱運転など細かい設定をすれば、効率よく運転することができ快適度もアップ。

うっかり消し忘れによるストレスもなくなるので便利です。

ポイント③:設置場所を工夫する

効果的に部屋を暖めるには、オイルレスヒーターを置く場所もとても大切。

冬は窓から冷気が入りやすく、室内の暖かい空気が逃げやすい場所なので、窓際に置くのが効果的です。

窓の近くに置くことで、冷気の侵入を抑えながら効率よく部屋全体を暖めてくれます。

まずはレンタルもおすすめ

オイルレスヒーターとは  選び方

購入前のお試し

部屋に合うか、家族の使い方に合うかなど、実際に使ってみないと分からないもの。とはいえ、暖房器具は何年先も使う前提で購入するため、失敗はしたくないですよね。

オイルレスヒーターは本体価格が高めですが、SUUTAなら2週間からお試しできるので、購入後の失敗を防ぐことができます。 

収納スペース不要

オフシーズンの暖房器具の置き場に困ってしまう方も多いはず。でも冬だけレンタルすれば、使わなくなったときの収納場所に悩むことがなくなります。 

部屋の隅に置きっぱなしになることもなく、メンテナンスや故障のリスクも気にしなくていいので、その点ではレンタルはコスパがよい選択といえそうです。

暮らしの変化に対応

レンタルなら、必要な期間だけ使うことができます。

そのため、転職や子どもの就学、受験期など、ライフステージの変化に合わせて利用可能です。 

家族構成やライフスタイルの変化に柔軟に対応できるのも、レンタルの大きなメリットといえるでしょう。

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オイルレスヒーターのレンタルと購入を比較

オイルレスヒーターとは  選び方

オイルレスヒーターを検討する際、購入すべきかレンタルで試すべきか迷う方も多いですよね。

ここでは、価格や収納面などを比較しながら、どちらが自分の暮らしに合っているか判断するための目安をまとめました。

項目 購入価格(公式サイト) SUUTAレンタル(1ヶ月)
価格(円) 74,800〜94,800 6,800〜8,800
サイズ(mm) 長さ370〜510 × 幅275 × 高さ665 左記に同じ
重量(kg) 8.5〜12.5
適用畳数(畳) 6~13
収納方法 クローゼットや押入れ 不要
メンテナンス 自己管理 不要

※価格は2025年12月現在

価格比較:購入 vs レンタル

オイルレスヒーターを冬だけ使用する場合や、短期間だけ使う場合は、レンタルがお得です。

たとえばSUUTAでレンタルした場合、2ヶ月の利用料は1万円台におさまるため、購入価格の1/5以下で試すことができます。

長期使用や毎年使う予定がある場合は購入するほうが経済的ですが、初期費用を抑えて、まずは使い勝手を確認したい方にもレンタルは有効です。

設置の手間

オイルレスヒーターは軽量でキャスター付きのため、リビングから寝室や洗面所などへの移動が楽々。重量は約10kg程度なので、ひとりでも持ち運びやすいサイズ感です。

 複数の部屋で使用するなどライフスタイルに合わせて設置場所を変えたい場合は、購入前にレンタルで試すと安心です。

収納スペース

シーズンオフに収納するときは、本体サイズに応じたスペースが必要になります。

収納する際は、転倒防止やホコリ対策のためにカバーをかけるようにしましょう。

オイルレスヒーターは薄い箱型でスリムなので、ちょっとした隙間にもフィットしやすいですが、スペースが限られる家庭では、レンタルで冬だけ使用するのも選択肢のひとつです。

デロンギ/DeLonghi マルチダイナミックヒーター

オイルレスヒーターは寒い時期だけレンタルでお得に使おう!

オイルレスヒーターはレンタルで試してから購入がおすすめ!

オイルレスヒーターとは  選び方

オイルレスヒーターについて解説しましたが、いかがだったでしょうか。

オイルレスヒーターは乾燥しにくく、静かで安全、さらに速暖性もあるため、快適な暖房器具といえそうです。

とはいえ使い方次第では、十分な暖かさを感じられないこともあるため、レンタルを上手に活用して自宅の暮らしに合うかを確認してから購入するのをおすすめします。

賢く選んで、冬を快適に過ごしましょう!

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デロンギ/DeLonghi マルチダイナミックヒーター ブラック MDHU015-BK

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