カンボジア旅行といえば、世界遺産にも登録されているアンコールワット遺跡群が有名です。
世界的に人気を集める観光地ですが、気候やルール、渡航までの手続きなど、事前に知っておくべきポイントも数多くあります。
カンボジア旅行の持ち物をリストにまとめましたので、旅行の準備にお役立てください。
また、旅行に合わせてレンタルしたいものもご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
INDEX
カンボジア旅行に持っていきたいものは以下のとおりです。
リストのあとには、説明が必要なものをピックアップして解説していますので、最後までチェックしてみてください。
それではここから解説に入っていきます。
用意するのに時間がかかるものもあるので、早めにチェックして準備に取りかかりましょう。
日本国籍を持っている人がカンボジアに行くには、パスポートの有効期限が入国日から6か月以上残っていることが必要です。
申請から新しいパスポートの受け取りまでは短くても6営業日ほどかかります。
書類の不備があった場合などにはさらに時間がかかることもあるので、余裕を持って手続きしておきましょう。
観光目的で30日以内の滞在の場合は、観光ビザの取得が必要です。
カンボジアのビザの取得方法は「e-Visa」と「オンアライバルビザ」の2種類があるので、それぞれご説明します。
e-Visaは、渡航前にオンライン上でビザを申請・取得し、入国を許可された空港や入国地点に到着したときにビザを提示するものです。
申請には3営業日ほどかかり、有効期限が6か月以上残存するパスポートと、パスポートサイズの証明写真データ(JPGまたはPNG形式)が必要です。
申請費用として42USドルかかり、決済手段としてクレジットカードの登録が必要になります。
入国が許可されている場所は、カンボジア国内の3つの空港と4つの陸路国境です。
オンアライバルビザ
オンアライバルビザは、カンボジア到着後にビザ申請を行い、申請が認められるとビザが発給されるものです。
査証取得までに時間がかかることもあるほか、万が一入国が認められなかった場合、出発地へ戻る費用は自己負担となるので、事前にe-Visaを取得するほうが確実です。
観光ビザの取得には30USドルかかり、支払いはUSドル現金のみなので、日本から出国する前にUSドルを用意しておく必要があります。
「Cambodia e-Arrival」は、出入国に関する手続きを専用サイトやアプリを通じてできるサービスです。
カンボジアに入国するには、ビザとは別に出入国カードの提出が必須になっています。
今までは紙の出入国カードのみでしたが、2025年1月1日以降、紙は廃止されてオンラインに一本化される予定です。
「Cambodia e-Arrival」では電子ビザ取得手続きの予約、デジタル出入国カード、健康申告書、税関申告ができます。
登録に必要な項目はパスポート情報、顔写真、プロフィール、ビザ情報、滞在日や滞在先、健康申告、税関申告です。
登録後に表示されるQRコードを入国審査時に係員へ提示すると入国できます。
カンボジア到着の7日前から登録できるので、早めに登録しておきましょう。
ホテルやレストラン、ツアーなどの予約を証明する書類を持っていきましょう。
インターネットで予約した場合も、予約完了画面や予約完了メールなどを印刷して持っていくと安心です。
カンボジアの通貨として「リエル」がありますが、その他アメリカの「USドル」も流通していて、2種類の通貨が使われている珍しい国です。
一部のホテルやスーパーマーケットなど、レートが日々変化するところもありますが、1ドル=4000リエルとして計算することが多いです。
セント硬貨は流通していないので、1ドル未満のお釣りはリエルで返ってきます。
カンボジアの都市部ではクレジットカードやキャッシュレス決済も普及していますが、屋台や個人経営のお店、市場、交通機関など、現金しか使えない場面もあります。
リエルは日本で両替できないのですが、USドルを用意していけば問題ありません。
カンボジアの両替所で両替すると一番レートがよいです。
お札に汚れや破れがあるとお店で受け取りを拒否されることもあるので、両替で受け取ったお札をすぐに確認し、汚れや破れがあるものは交換してもらいましょう。
都市部や観光客が多い場所ではクレジットカードも使えます。
特にVisaやMasterのカードは使えるところが多いです。
キャッシング機能のついているカードであれば、現地のATMで現金をおろすのにも使えます。
カンボジアの治安は年々改善してはいますが、ほかの東南アジア諸国と比べてあまりよくありません。
「自分の身は自分で守る」という意識で行動する必要があります。
特に多い犯罪としてスリや強盗、ひったくり、詐欺などがあり、交通事故も非常に多いので、気を引き締めて行動しましょう。
強風や落雷などによる災害も多いので、トラブルに巻き込まれたときに備えて海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。
情報収集や連絡の手段として旅行に欠かせないスマートフォンですが、スリやひったくり、交通事故が多いカンボジアでは、歩きながらスマートフォンを操作するのは大変危険です。
事故やひったくりに合わないよう、スマートフォンを操作するときは立ち止まり、周りに注意を払いながら操作するようにしましょう。
ここからは、カンボジア旅行に役立つアプリをご紹介します!
シェムリアップやプノンペンなどの都市部では、レストランやホテルなど多くの場所でフリーWi-Fiが使えます。
しかし、カンボジアでは停電も多く、使用できなくなることもあるので、通信手段は自前で用意したほうが安心です。
海外で通信ができるモバイルWi-Fiルーターや、SIMカードを用意していくことをおすすめします。
世界遺産に登録されているアンコール遺跡群など、遺跡巡りをカンボジア旅行の目的にしている方も多いのではないでしょうか。
遺跡巡りは移動距離が多く、足元が悪い場所もあるので、観光中の荷物はリュックサックで持ち歩くことをおすすめします。
カンボジア旅行に行くにあたって、旅行カバンをスーツケースとバックパックのどちらにするか迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
都市部を中心に観光し、移動は空港とホテルだけなど、荷物を持ち運ぶ距離が短く、荷物が多い人はスーツケースのほうが楽です。
一方バックパックは、複数都市を周遊するなど移動が多く、荷物が少ない人におすすめです。
郊外では舗装されていない道も多いので、キャスターだと移動しづらいという面もあります。
旅行のスケジュールや目的、荷物の量に合わせ、適切な形や大きさのカバンを用意しましょう。
カンボジアの季節は乾季と雨季の2つに分けられます。
年間を通して真夏の気候なので、基本的に半袖、短パンなど風通しのよい服装を用意していきましょう。
11月~1月の乾季前半は雨も少なく、涼しくて過ごしやすい時季です。
2月~5月の乾季後半は年間で最も暑く、日中の気温が40℃を超えることもあるので、しっかりとした暑さ対策が必要です。
5月下旬~10月は雨季で、毎日のようにスコールが降ります。
カッパや傘などを用意するほか、濡れても大丈夫なように乾きやすい素材の服を持っていくのもおすすめです。
アンコールワットなど寺院を訪れる場合は、露出の多い服だと入場できないこともあるので、タンクトップや短パンなどは避けましょう。
カンボジアではドレスコードが求められるお店はほとんどありませんが、高級レストランなどを訪れる際にはシックな服を着ていくとより楽しめるかもしれません。
ただし、寺院や遺跡、王宮を訪れる際には服装のルールがあります。
ノースリーブやショートパンツなどでは入場できないエリアもあるので、露出の多い服は避けましょう。
アンコールワットなどの遺跡巡りでは、足元が悪い場所も多く、長距離を移動することになるので、歩きやすい靴を履いていきましょう。
都市部以外では舗装されていない道路も多いのでサンダルでは汚れやすく、蚊にも刺されやすいため、靴はスニーカーがおすすめです。
カンボジアは1年中真夏の気候なので、基本的には半袖、短パンなど涼しい服装がおすすめですが、冷房が強く効いている場所も多いので、長袖のシャツなど羽織れるものを持っていきましょう。
また、遺跡や寺院などを訪れる際に肌の露出を避けるため、紫外線対策、虫よけ対策としても使えるので、羽織るものが1枚あると便利です。
カンボジアは5月~10月頃まで雨季が続きます。
雨季には毎日のようにスコールが降るので、雨対策としてウィンドブレーカーがあると安心です。
カンボジアのたいていのホテルではアメニティが揃っていますが、肌に合うものを使いたい、品質が心配、という方は自前で用意していくのがおすすめです。
シャンプーや歯磨き粉などは、飛行機で持っていく際に液体の扱いになるので、手荷物持ち込みや預け入れに際してルールがあります。
事前に航空会社のホームページなどでルールを確認し、準備をしましょう。
カンボジアでは、デング熱やマラリアが流行しています。
どちらも蚊に刺されることで感染する病気なので、虫よけスプレーを持っていくなど、虫よけ対策をおこないましょう。
虫よけスプレーや虫刺され薬などは、現地の薬局などで買い求めるのもおすすめです。
肌が弱い方や成分が気になる方は日本製のほうが安心ですが、現地のもののほうが効き目がよいこともあります。
デング熱は市街地でも発生しており、とくに雨季に患者数が増加します。
3日~7日の潜伏期間ののち、発熱や関節痛、頭痛などを発症し、重症化すると命にかかわるので、発熱した場合はすぐに医療機関を受診しましょう。
マラリアに関しては、プノンペンやシェムリアップなどの都市部で感染することまずありませんが、森林地帯や国境周辺部では多く発生しています。
治療せずに放置すると命にかかわることもあるため、流行している地域に滞在後、高熱が出た場合は必ず医療機関を受診するようにしてください。
カンボジアは日差しが強いので、日焼け止めを必ず持っていきましょう。
帽子やアームカバー、サングラスなどもあると便利です。
カンボジアのコンセントはAタイプとCタイプが主流で、たまにBFタイプやSEタイプの場合もあります。
日本の電化製品をカンボジアで使いたいとき、Aタイプであれば日本と同じなので変換プラグは必要ありませんが、ほかの形状が設置されている場合、変換プラグが必要です。
カンボジア旅行には、複数の形に対応したマルチタイプの変換プラグを持っていきましょう。
カンボジアの電圧は220Vです。
日本では100Vが使用されており、日本製の家電製品のなかにはカンボジアの電圧に対応していないものもあります。
持っていきたい家電製品の対応電圧を確認し、必要であれば変換器を用意しましょう。
スマートフォンやパソコン、充電器などは対応していることが多いですが、ドライヤーやヘアアイロンなどは対応していないこともあります。
カンボジア旅行には延長コードを持っていくと便利です。
コンセントが使いづらいところにあるときや、口数が少ないときに使うのはもちろん、変換プラグと変圧器が1つしかなくても複数の機器を同時に使えます。
せっかくのカンボジア旅行、現地の景色や思い出を本格的なカメラで残したいと思う方も多いのではないでしょうか。
カンボジアで人気の観光地、アンコール遺跡群は、約400㎢にわたるエリアに600を超える遺跡が残っています。
遺跡を巡る際は長距離を歩くことになり、足元が悪いところを歩くことも多いので、カメラのコンパクトさも重要なポイントです。
カンボジアの雨季である2月~10月頃は毎日のようにスコールが降り、ひと月の降水量が多いときで200mm程度になります。
折り畳み傘や雨カッパを持っていきましょう。
強い雨が降りますが、たいてい短時間で止むので、スケジュールを調整して雨宿りをしながら回るのもおすすめです。
ホテルやレストランなど、観光地の大型施設では清潔なトイレが用意されていることも多いです。
しかし紙を流せないところがあったり、紙が備え付けられていなかったりするので、トイレットペーパーやポケットティッシュを持ち歩きましょう。
カンボジアではひったくりやスリ、置き引きなどの犯罪も多く発生しています。
財布はポケットではなくカバンにしまう、貴重品は肌身離さず持ち歩き目を離さないなど、貴重品や手荷物の管理に十分注意しましょう。
カバンを南京錠で施錠するのも1つの対策になります。
カンボジアの郊外では、舗装されていない道路も多いです。
トゥクトゥクなどで移動する際、砂ぼこりが舞うので、目や鼻、のどを保護するためにマスクを着用しましょう。
アンコール遺跡群には、9世紀から15世紀に栄えたアンコール朝によって建てられた、石造の建造物や城跡などが数多く残っています。
石に掘られた細かく美しい彫刻が見どころの一つなので、じっくり鑑賞したい方は双眼鏡を持っていきましょう。
4月中旬の「クメール正月」には「ソンクラン」と呼ばれる水かけ祭りがあります。
街中で水をかけあうお祭りで、現地の人が外国人観光客でもお構いなしに水をかけてきます。
クメール正月の期間中にカンボジアを訪れる際には、濡れてもよい服装や着替え、スマートフォンの防水ケースなど、防水対策をしていきましょう。
パスポートやクレジットカードの紛失、ホテルの予約が取れていない、などのトラブルに備え、各種書類のコピーを取って持っていきましょう。
パスポート再発行には証明写真も必要になるので、こちらも用意しておくと安心です。
カンボジア旅行には、ジッパー付きのビニール袋を持っていくと便利です。
濡れたものを入れて持ち帰るほか、雨が多い雨季には防水対策にもなります。
旅行の持ち物のなかには普段の生活であまり使わないものもあり、旅行のためだけに買うのはもったいないと思うこともあるのではないでしょうか。
そんなときはレンタルを活用すれば、買うよりも金額を抑えて必要な持ち物を用意することができます。
ここから、カンボジア旅行のときにレンタルしたいものをご紹介していきます。
カンボジアには、アンコールワット遺跡群や、シェムリアップのナイトマーケットなど、写真に収めたい景色もたくさんあります。
せっかくのカンボジア旅行、いつもより高性能なカメラを使ってみたい方も多いのではないでしょうか。
いきなりカメラを買うのはハードルが高いと思う方にはレンタルがおすすめです。
SUUTAにはコンパクトなミラーレス一眼、耐久性や防水性に優れたアクションカメラなど豊富なラインナップがあり、撮影ニーズに合ったカメラを選ぶことができます。
本格的な一眼レフから最先端のアクションカメラまで
レンタルを活用すれば、カメラの楽しみ方が広がります
旅行を快適なものにするため、旅行目的やスケジュール、荷物の容量に合わせて適切なカバンを用意したいところですが、旅行によって荷物の量や持っていき方は変わるもの。
旅行ごとにレンタルすれば、毎回ぴったりサイズを用意できます。
SUUTAには、カンボジアの都市部を中心に観光する方におすすめなスーツケースも、長距離を移動しながら旅行したい方におすすめな登山用バックパックもあります。
さまざまなデザインやサイズのスーツケースがレンタルできます
旅行ごとに使い分けできるのもレンタルならでは
旅行中の移動が多いなら大容量のバックパックがおすすめ
旅行のときだけ使うものはレンタルを活用しよう!