近年、リモートワークを取り入れる企業が増えましたが、一人暮らし仕様の間取りだったり、子ども部屋にスペースを取られていたりと、誰もが仕事部屋となるスペースを確保できるわけではないですよね。
かくいう私も猫と暮らしはじめて、彼らの専用スペースを確保するために仕事部屋を失い、現在はリビングのダイニングテーブルで仕事しています。
今回は、リビングにも馴染む洗練されたデザインとカラーのオフィスチェア「ハーマンミラー コズムチェア ホワイト ローバック」をレンタルで体験した感想をお届けします。
デスクやチェア、ディスプレーなどを処分し、文字通りパソコン一台で仕事をするようになった当初は、その身軽さが新鮮で楽しく仕事していました。猫や夫による生活音も程よいBGMとなり、なんなら以前よりも集中できていると感じていたほどです。しかし、わりとすぐにリビングでの仕事に限界を感じることになります。理由は、体の不調です。
腰痛とは無縁で生きてきたのですが、ダイニングチェアで仕事をするようになってからは数時間で腰が悲鳴をあげるようになりました。それならばとソファーに移動してみるも、今度はサイドテーブルとの高さが合わず。柔らかいソファーで長時間同じ姿勢をとるのも難しく、猫との遊びがいい運動となって緩和されてつつあった肩こりまで、あっさり復活してしまいました。
我が家のダイニングテーブル×ダイニングチェアの場合、高さは以前の仕事環境とさほど変わらずパソコンも扱いやすいので、腰痛を引き起こすクッション性の低いダイニングチェアだけがネックです。
そこでダイニングテーブル×オフィスチェアの組み合わせを考え始めたのですが、くつろぎの空間であるリビングにビジネス色の強いアイテムを置くことに少し抵抗がありました。でも腰が痛くては、思うように仕事が進みません。
仕事の能率とリビングの雰囲気を維持するために、機能性だけでなくカラーや形なども考慮して吟味し、インテリアにも調和するオフィスチェアを導入しようと決意しました。
先々のことを考えれば長く使える高性能のチェアを導入したいところですが、いいものは高い。安くても数万円、こだわれば数十万円もする、大きな買い物です。オンラインで情報を集めても、店舗に出向いて座ってみても、実際に使う環境に馴染むかまではわかりません。
失敗は許されないので、まずはレンタルで慎重に試してみることにしました。今回、SUUTAでレンタルしたのは、ハーマンミラーのコズムチェア ホワイト ローバックです。
コズムチェアは2018年11月に発売された新しいプロダクトです。座っている人の、絶えず変化する支点を瞬時に判断して移動し、チェアの張力を自動調整してくれるので、座った瞬間にどんな姿勢にも最適にフィットします。大型で安定感のある、柔らかな肘掛け「リーフアーム」も特徴的。
機能性はもちろん、インテリアに馴染むヴィジュアルが、かなり大きな決め手になりました。特に気に入ったのは、ホワイトとグレーの涼しげなカラーと、圧迫感の少ないローバック。ブラック、グレー、ウォルナットを基調にしているリビングのインテリアにも絶妙にマッチします。我が家はダイニングチェアもソファーもローバックなので、統一感を持たせられる点も気に入りました。
実際にダイニングチェアと並べてみても、ほぼ同じサイズ感。これなら違和感なく使えそうです。
期待を込めて座った瞬間に感じたのは、ふわっと包み込むような優しさと、しっかりと受け止めてくれる安定感。感動すら覚える、極上の座り心地です。座面はしっかり硬めの素材のはずなのに、なぜこんなにも柔らかく感じるのか。不思議に思いながら背もたれに体を預けてみると、思っていたよりもスムーズに倒れ込んだのでびっくりしてしまいました。
倒そうと意気込んで体重をかけると、グリンっと回転するのではと思うほど一気に深く倒れます。とはいえ、コツを掴むまでもなく、すぐに最適な背もたれ具合を見つけられるのでご安心ください。ちなみに一番深く倒れこんだ状態は、リラックス度満点。どの姿勢でも、私のためにオーダーメイドしたようなフィット感です。人間工学ってすごい。
軽くお昼寝できそうなくらいの気持ち良さですが、リラックスしてばかりもいられないのでさっそく仕事してみました。
まあ、すぐに効果実感とまではいかないだろう……と思ったのも束の間、怖いくらいに仕事が捗る。いつもなら2日かかる作業が、1日でほぼ終わりました。
下半身だけでなく上半身もちょうどいいフィット感で支えられるので、とっても楽に座れる!やわらかな当たりの肘掛けのおかげで、肩も肘もベストポジションをキープできる!だから仕事がサクサク進む!
ずっと硬めのダイニングチェアで戦っていたせいか、あまりの快適性と能率向上に戸惑ってしまいました。ものすごい無敵アイテムを手に入れた気分で、仕事がとても楽しい。もっと仕事がしたくなる。椅子でこんな気持ちになったのは初めてです。
「腰は痛いけれど仕事はできるし、このままでもいいかな。いいものはレンタルでも結構高いし」と、耐えていた私に、この感動を教えてあげたい。「とりあえず、しのごの言わずに今すぐ試して」と言いたい。
心配していたリビングの景観問題も、難なくクリア。ダイニングチェアと向かい合わせても違和感なく、すんなりなじんでいます。
もちろん高さも調整できるので、今後ダイニングテーブルを買い替えたり、また仕事部屋を持つことになったりしても、末長く使えそうです。
大きな買い物で後悔しないための対策として、実体験に勝るものはありません。今回の体験を通じて、生活スタイルやインテリアにマッチするか、そして自分の体に合うかは、やはり家に置いて使ってみないとわからない面が多いと感じました。
オフィスチェアに限らず、家具を新しく購入する際に、レンタルで実際に試してから考えるのはイマドキの賢い選択肢のひとつ。
SUUTAには他にもさまざまなオフィスチェアがあるので、機能性はもちろん、自宅のインテリアに馴染むカラーやデザインのアイテムが見つかるはず。一生モノのオフィスチェアで、リビングを快適なオフィスにするための第一歩を、SUUTAで踏み出してみませんか?
ハーマンミラー コズムチェア
人間工学を駆使して製作されたチェア