居酒屋の開業には様々な準備が必要で、事業計画や資金集め、予算管理などもしないといけません。
そんななか大きなものから細かいものまで必要なものをリストアップするのは大変かと思います。
そこでこの記事では、居酒屋を開業するときに必要になるものをリストアップしたのでご紹介していきます。
居酒屋を開業する際に準備したい必要なものリストを以下6つのエリアに分けてご紹介していきます。
居酒屋開業時には、以下2つの資格が必要になることがあります。
「食品衛生責任者」は必須です。飲食店なら必ず取得しないといけず、約1万円の講習で取得できます。
「防火管理者」は場合によって必要です。従業員を含めて店舗の収容人数が30人を超える場合のみで、約1万円の講習で取得できます。
上記2つの許可に関してはわからないことは、「食品衛生責任者」は保健所に、「防火管理者」は消防署に相談しましょう。
また資格とは別に、営業形態によっては届出を提出する必要もあります。
深夜に酒類を提供する場合は「深夜酒類提供飲食店営業」を、お客さんに遊ばせるようなお店の場合は「特定遊興飲食店営業」を申請します。
どの届出が必要かは、管轄の警察署に相談することでリスクなく準備を進められます。
警察庁の公式サイトより「特定遊興飲食店営業に該当するか確認」の簡単な診断もできるので事前に確認するのもおすすめです。
居酒屋の開業は、以下の項目で初期費用がかかることが考えられます。
ここでおすすめしたい節約方法は、設備・什器・備品費の費用を抑えるためにレンタルを活用することです。
初期費用を安くするためにレンタルを使って設備や什器、家具など準備するのをおすすめする理由は、以下の3つです。
例えば、50万円の業務用冷凍冷蔵庫を使う場合、購入だと一括で50万円が発生。
しかし、レンタルを活用すると、60日間で10万円ほどとなり、40万円の節約になります。
さらに、オーブンやフライヤー、椅子など、購入すると高額になりがちなものをレンタルすることでより節約効果が高まります。
分割購入と同じようですが、レンタルは使わないものや使わなくなったものは返却すれば廃棄費用がかからず手放せるので柔軟性があることもメリットです。
購入するよりもリスクが少ないことはレンタルのメリットです。
レンタルをおすすめするのは、購入すると高額になるアイテムです。
少額なものや消耗品などは、レンタルだとかえって手間がかかるためおすすめはしません。
初期費用を安くできるのは開業時のみ。
このタイミングを逃すと、レンタルで得られるメリットは薄まり、購入してしまっては手遅れになることもあります。
初期費用を効果的に節約して余裕を確保しておけば、将来的なトラブルへの対処や心理的な負担の削減にもつながるため、開業時には活用したい方法です。
レンタルの一番の懸念点は、やはり中長期的な利用をした場合です。
初期費用は抑えられても、トータルの出費が増えていては負担も大きくなってしまいます。
例えば、60万円の冷凍冷蔵庫を30日あたり6万円でレンタルした場合、11ヶ月目で66万円となって購入より損です。
対策としては、買い切り制度があるレンタルの活用があります。
先程の例で、6ヶ月目(36万円支払ったタイミング)に買い切りを申請すると、支払ったレンタル料を差し引いた金額(24万円)で買取ができます。
初期費用を安くするだけでなく、トータルの負担も少なく所有権を得られるので、買い切り制度は要チェックです。
居酒屋の開業準備をスムーズにするため、印刷できる準備リストを作成しました。
品物やサイズ、個数、金額、発注元、調達方法、チェックなどを1枚のシートででき、印刷すれば紙で管理・運用もできるのでぜひ活用してみてください。