ハンドメイドや入園・入学準備、副業としての裁縫などをきっかけに、家庭用ミシンの購入を検討する方も少なくありません。
いざ購入を検討すると「電子ミシンとコンピュータミシン、どちらがいいの?」と迷う方も多いはず。
見た目は似ていても操作性や機能、価格帯には大きな違いがあります。
用途に合わないミシンを選んでしまうと「思ったより使いにくい・機能を持て余してしまった」と後悔することも少なくありません。
この記事では電子ミシンとコンピュータミシンの違いをわかりやすく整理し、それぞれが向いている人の特徴や選び方のポイントを詳しく解説します。
自分に合った1台を見つけるための判断材料として、ぜひ参考にしてください。
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家庭用ミシンにはいくつかの種類があり、それぞれ仕組みや操作方法が異なります。
まずは代表的な以下3種類について、基本的な特徴を押さえておきましょう。
▼家庭用ミシンの違いと種類
この中では電動ミシンがもっとも古いです。ただ電動ミシンは「縫う速度とパワーが比例する」という特徴がありました。
つまり低速で縫うとパワーが落ち、厚手の生地を縫うのが難しくなるデメリットがあったのです。
主にこのデメリットを解消したのが、のちに登場した電子ミシンやコンピュータミシン。
つまり電動ミシンよりも、電子ミシンやコンピュータミシンのほうが、制御や便利機能が充実している傾向にあります。
だから電子ミシンとコンピュータミシンが良いとは限らないのが、ミシン選びの難しいところ。例えばコンピュータミシンは多機能になったぶん、設定項目が多すぎて迷ったり、使わない機能がたくさん搭載されていたりします。
電子ミシン・コンピュータミシン・電動ミシンには、それぞれの特徴があります。自分の裁縫にあったミシンを見つけることが大事です。

▼電子ミシンの特徴
電子ミシンは、モーターの回転や縫いスピードを電子制御で細かく調整するタイプのミシンです。
また最大速度で縫い始めても最初はゆっくり動き出すため、ミシンが苦手な方にもおすすめ。
低速で縫っているときでもパワーが落ちにくく、貫通力が安定しており、厚手の布や重ね縫いでも安定して縫いやすい点が大きな特徴です。
またミシンを止めたときに、針の停止位置は必ず一番上または下で固定できる機種が多く、布の向きを変えたり角を縫ったりする際にも作業がしやすい傾向があります。
直線縫いやジグザグ縫いなど、基本的な縫製機能を備えており、操作も比較的シンプル。
ボタンやダイヤル操作が中心のため、機械操作が苦手な方でも扱いやすいモデルが多い点も特徴です。
価格帯は比較的手頃で、初めてミシンを購入する方や使用頻度がそれほど高くない方に選ばれやすいタイプといえるでしょう。
日常的な裾直しや小物づくりなど、シンプルな用途であれば十分な性能を備えている点も魅力です。

▼コンピュータミシンの特徴
コンピュータミシンは、縫い目のパターンや動作をコンピュータ制御で管理する高機能モデルです。
電子ミシンでも縫い模様は選択できますが、縫い幅や縫い目の長さは、自分でダイヤルを回して調整する必要がある機種が多いです。
一方でコンピュータミシンは、縫い模様を選択すると、縫い幅や縫い目の長さも自動で調整してくれるのが大きな特徴になります。
つまりコンピュータミシンは、電子ミシンよりも自動化が進んだことで手間が減り、精度の高い裁縫ができるようになったと言えます。
液晶ディスプレイ付きの機種が多く、設定内容を視覚的に確認できるのも魅力。
ボタン操作ひとつで複雑な模様縫いやボタンホール縫い(ボタンを通す穴のフチを糸で縫い固めて補強すること)ができるため、仕上がりの安定感も高くなります。
その分価格は高めですが、裁縫を長く楽しみたい方やクオリティを重視する方におすすめ。
洋服づくりや作品制作を本格的に行いたい場合、作業効率と完成度の両面で満足しやすいタイプです。

▼電動ミシンの特徴
電子ミシンやコンピュータミシンのほかに、モーターのオン・オフや縫い速度をフットコントローラーで操作する、電動ミシンというシンプルなタイプもあります。
縫う速度と貫通力が比例する構造になっているため、速度を落とすと貫通力が落ちやすいのが特徴です。
デニムなど厚手の生地はある程度スピードを上げて縫う必要がありますが、ゆっくり慎重に縫いたい初心者の方にとってはコントロールが難しく感じられる場合もあるでしょう。
この点は電子ミシン・コンピュータミシンにはない、電動ミシンならではの特徴です。
一方で構造が単純な分故障しにくい傾向にあり、価格が安価なモデルが多い点は大きなメリットです。
コストを抑えてミシンを使いたい方に向いたタイプといえるでしょう。
見た目が似ている電子ミシンとコンピュータミシンですが、使い勝手や機能面には明確な違いがあります。
ここでは主な違いを項目ごとに整理します。
▼コンピュータミシンと電子ミシンの違い

電子ミシンは、ダイヤルや物理ボタンで設定を行う機種が主流です。
操作項目がシンプルなモデルが多く、縫い目の種類や設定を最小限に絞って使いたい方に向いています。
一方、コンピュータミシンは液晶画面を見ながらボタン操作で設定するタイプが多く、選択中の縫い模様や設定内容を画面上で確認しながら作業できる点が特徴です。
必要最低限の操作で縫製を行いたい場合は、構造が比較的シンプルな電子ミシンのほうが負担が少ないと感じられることもあるでしょう。
一方で、設定内容を確認しながら作業を進めたい方や、縫い模様や機能を使い分けたい方にとっては、コンピュータミシンの液晶表示が心強いサポートになります。
電子ミシンは、基本的な縫い模様に限定されていることが一般的です。
直線縫いやジグザグ縫い、ボタンホールなど、服や小物をつくるときに必要になる実用的な縫い方が中心です。
実用的な縫い方だけでよいなら、電子ミシンでも十分な場合が多いでしょう。
対してコンピュータミシンは、数十〜数百種類の縫い模様を搭載しているモデルも。
装飾縫いや作品づくりを楽しみたい場合、模様数の多さは大きな差になります。
実用縫いが中心であれば問題ありませんが、デザイン性を求める場合は選択肢の広さが重要です。
将来的に作りたい作品の幅も考慮して検討すると安心できます。
電子ミシンのボタンホール縫いは、複数工程に分かれている場合があります。
コンピュータミシンでは、ボタンをセットするだけで自動的にサイズを測り、1工程で縫える機種が主流。
仕上がりの均一さや作業効率に違いが出やすいポイントといえるでしょう。
特に洋服づくりではボタンホールの数が多くなりやすく、操作の手軽さが作業時間に影響します。
失敗を減らしたい方ほど、この機能差を実感しやすいでしょう。

コンピュータミシンは縫い速度や針の動きを細かく制御できるため、生地の厚みが変わっても縫い目がそろいやすく、安定した仕上がりになりやすい傾向があります。
電子ミシンでも日常的な縫製には十分な性能がありますが、デニムなどの厚手生地や重ね縫いでは、針が進みにくくなったり、目飛びが起きて縫い目が不均一になるケースも。
厚物や負荷のかかる作業をする機会が多い場合は、こうした点でコンピュータミシンとの違いを感じやすいでしょう。
機種やグレードによるのであくまで目安ですが、電子ミシンはおおよそ2万円前後のモデルが中心。初めてミシンを購入する方でも手に取りやすい価格帯といえます。
一方コンピュータミシンは高機能な分、3〜4万円前後が中心となり、価格が比較的高くなりやすい傾向があります。
使用頻度が高い場合や長く使う前提であれば、コストパフォーマンスの考え方も変わってくるでしょう。
予算と用途を照らし合わせて、商品を選択することが大切です。
とにかく価格を抑えたい方は、一度レンタルで試してみるのも良いでしょう。レンタルプラットフォーム「SUUTA」では、コンピュータミシンを2週間で配送料込み5,720円からレンタル可能です(※2026年1月時点価格)。
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ミシンは使いたいときだけレンタルで!

具体的にどのような人がコンピュータミシンに向いているのでしょうか。
ここからは仕上がり・作業内容・効率面といった視点から、コンピュータミシンがおすすめな人を紹介していきます。
▼コンピュータミシンがおすすめな人
電子ミシンとコンピュータミシンで迷っている初心者の方には、 「操作時の失敗をどれほど減らせるのか」が判断基準の1つになるでしょう。
コンピュータミシンは縫い速度や針の動きを自動で制御してくれるため、布ズレや縫い目の乱れが起こりにくく、仕上がりが安定しやすいのが特徴です。
そのため「初めての洋服づくりで失敗したくない」「きれいに縫えるか不安」という方には、電子ミシンよりもコンピュータミシンのほうが安心して使いやすい選択肢といえます。
縫い目の安定感や均一さを求める方には、コンピュータミシンが向いています。
自動制御によって初心者でもきれいな縫製がしやすいため、生地の厚みや縫いスピードが変わっても、縫い目が乱れにくいのが特長。
見た目の完成度にこだわりたい方におすすめです。
装飾縫いや複雑なパターンを使いたい場合、機能面においても趣味として長く裁縫を続けたい方に適したタイプです。
ワンランク上のデザイン表現ができるため、作品の幅も自然と広がります。
洋服づくりを継続的に楽しみたい方には、心強い相棒となるでしょう。
自動糸調子やワンタッチ操作など時短につながる機能が豊富で、作業量が多い方ほど快適さを実感しやすくなります。
まだ子どもが小さくて、これからたくさんの服や小物をつくるつもりの親御さんなどは、時短しやすいコンピュータミシンのほうが向いています。
設定や調整にかかる手間が減ることで縫製そのものに集中できるため、限られた時間で効率よく作業を進めたい方にもおすすめ。

コンピュータミシンを選ぶ際は、機能の多さや価格だけで判断しないことが大切です。
自分の使い方に合わないモデルを選んでしまうと、操作が難しく感じたり、必要のない機能ばかりになってしまうこともあります。
長く快適に使うためには、どんな作品を作りたいのか、どのくらいの頻度で使うのかをイメージしたうえで選ぶことが重要です。
ここからは、購入前に押さえておきたいコンピュータミシンの選び方のポイントを紹介していきます。
▼コンピュータミシンの選び方
コンピュータミシンには、コンパクト・レギュラー・フルサイズといったサイズ展開があります。
大人用の洋服やカーテンなど大きな作品を縫いたい場合は、作業スペースが広いレギュラーサイズやフルサイズが向いています。
一方でマスクや巾着など小物作りが中心であれば、コンパクトサイズでも十分対応可能です。
サイズによって作業スペースの広さが異なるため、まずは作りたい作品を基準に選ぶことが大切です。
初心者の方は、縫い目の安定や準備のしやすさにつながる機能を中心にチェックすると安心です。
コンピュータミシンには、裁縫をサポートしてくれる便利な機能が多数搭載されています。
例えば生地に合わせて糸の張り具合を自動で調整してくれる、自動糸調子機能。
糸調子を手動で調整するのは操作が慣れない初心者にとって難しいため、重宝する機能です。
また自動糸通し機能や下糸クイック機能があれば、縫い始めまでの準備もスムーズ。
購入前にどのような機能があるのか、事前にチェックしておきましょう。
コンピュータミシンの中には基本的な縫い方のほかに、刺繍機能や文字縫い機能を搭載したモデルもあります。
作品にオリジナリティを加えたい方や、入園・入学準備で名前入れをしたい方は、購入時に搭載されているか確認しておきましょう。
またファスナー押さえやボタンホール押さえなど、押さえの種類が充実しているかも確認ポイントになります。
後から追加購入できる場合もありますが、飾り縫いや厚みのある生地を頻繁に縫う方は、よく使う押さえが最初から付属しているモデルかどうかを事前にチェックしておきましょう。

電子ミシンは、コンピュータミシンと比べて搭載されている機能を絞った製品が多いです。
模様縫いや細かな設定よりも、直線縫いやジグザグ縫いといった基本的な実用縫いを中心に使いたい方に向いています。
機能が多すぎない分、操作内容が把握しやすく使い道がはっきりしている点が特長です。
ここでは電子ミシンが特に合いやすい人の特徴を、具体的な視点から整理していきます。
▼電子ミシンがおすすめな人
自分の裁縫スタイルと照らし合わせながら確認してみてください。
基本的な縫製ができれば十分という方には、電子ミシンが適しています。
操作がシンプルなので、久しぶりに使う場合でも戸惑いにくい点が魅力。
たまに裾直しや簡単な小物づくりをする程度であれば、機能を持て余す心配もありません。
必要なときに気軽に使える点は、日常使いにおいて大きなメリットといえるでしょう。
ミシン本体だけでなく、付属品やメンテナンス費用を含めても負担が少なく済むので、初期費用を抑えたい方におすすめ。
まずは裁縫を試してみたいという方や必要最低限の機能で問題ないといった方にも、導入しやすいタイプです。
ダイヤル操作中心のため、感覚的に使いやすい傾向があります。
液晶操作や細かな数値設定が苦手な方でも、直感的に扱える点が特長です。
複雑な設定が不要で操作に迷いにくいため、裁縫そのものに集中しやすくなります。

電子ミシンを選ぶ際は価格やデザインだけでなく、実際の使いやすさに直結するポイントを押さえておくことが大切です。
特に操作に慣れていない場合や久しぶりにミシンを使う場合は、安全性や扱いやすさが満足度を大きく左右することも。
ここでは電子ミシンを選ぶうえで確認しておきたい、基本的なチェックポイントを紹介していきます。
▼電子ミシンの選び方
自分の使用シーンをイメージしながら、必要な機能を整理してみてください。
速度調整が細かくできるモデルは、初心者でも扱いやすくなりますし、安全性の観点からもチェックしておきたいポイントです。
特にカーブ縫いや細かい作業では、スピードを落とせると失敗を防ぎやすくなります。
慣れてきた後も、自分のペースに合わせて調整できる点は長く使ううえで便利です。
足元操作ができると、手元の作業に集中しやすくなります。
ミシンを選ぶ際は、付属品の確認も忘れないようにしましょう。
両手を生地の調整に使えるため、直線縫いだけでなくカーブ縫いでも安定感が高まります。
後付けできない機種もあるため、購入前に対応可否を確認しておくことが大切です。
ボビン周りの掃除がしやすい構造かどうかも重要です。
長く使うためには、お手入れのしやすさも欠かせません。
糸くずやホコリが溜まりにくい設計であれば、トラブルの予防にもつながります。
定期的な掃除が負担にならないかどうかも、選ぶ際の判断材料にしましょう。
ボビンとは、下糸を巻いて入れる小さな糸巻きのこと。ミシンの針のすぐ下、針板(針の下の金属板)を開けた中にある「ボビンケース(下糸ケース)」に入っています。

電子ミシンとコンピュータミシンは、どちらが一方的に優れているというものではなく、使う目的や頻度によって向き・不向きが分かれます。
シンプルな縫製やたまの使用であれば、扱いやすくコストも抑えやすい電子ミシンがおすすめ。
一方仕上がりの美しさや機能性を重視し、裁縫を趣味として長く楽しみたい場合には、コンピュータミシンの利便性が心強く感じられるでしょう。
ただしミシンは価格帯が広く、購入してから「思っていた使い心地と違った」と感じるケースも少なくありません。
そのためまずはレンタルで実際の操作感やサイズ感を自宅で試してみるのも、失敗を防ぐひとつの方法です。
自分の裁縫スタイルに合ったミシンを見極めたうえで選ぶことが、納得のいくミシン選びにつながります。
いきなり購入するのが不安な方は、一度レンタルで試してみてはいかがでしょうか。
レンタルプラットフォーム「SUUTA」では、コンピュータミシンを2週間で配送料込み5,720円からレンタル可能です(※2026年1月時点価格)。
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