朝に炊飯器をセットして外出したつもりが、帰宅すると炊飯し忘れていたなんて経験はないでしょうか。
本記事では炊飯を忘れてしまった際でも、時短で炊飯できる方法を紹介しています。
時短方法のほかにも、そもそも炊飯を忘れてしまわないための予防策なども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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今回は、実際に筆者が以下の時短方法でお米を炊いてみました。
▼時短で炊飯する方法
どの方法も比較的時短でお米を炊くことが可能ですが、お米に水を吸わせる時間が必要であることが多く、どうしても30分から1時間ほど吸水時間がかかることはご了承ください。
| 炊飯方法 | 炊飯時間 | 味の感想(筆者) | 向いているシーン |
| 電子レンジ | 約17分 | やや芯が残りやすい | 1人分だけすぐ食べたいとき |
| フライパン | 約20分 | おこげなしで安定した炊き上がり | 1〜1.5合くらいをサッと炊きたいとき |
| 鍋 | 約20分 | おこげも楽しめて風味が良い | 少し多めに炊きたいとき |
| 早炊き炊飯器 | 約15分 | 多少もちもち感は減るが十分おいしい | とにかく最速で炊きたいとき |
お米を早く炊く方法の結論としては、早炊きに強い炊飯器があればベストです。
ただ早炊き炊飯器がない場合でも、電子レンジ・フライパン・鍋で十分スピーディに美味しいお米を炊くことができました。
まずは電子レンジを使った炊飯方法です。
お米への吸水時間を除くと、約17分程度で炊くことができました。
方法はとても簡単で、まずはお米を1合に対し180mlほどの水を用意します（※180ml＝約180cc）。
耐熱容器にお米と用意した水を入れ、1時間ほど吸水させましょう。
吸水が完了したら、電子レンジで600Wで約7分ほど加熱。
加熱が終わったらラップをして10分ほど蒸らせば完成です。
レンジで加熱後、水分がまだ残っていてジュクジュクであれば追加で加熱をすることをおすすめします。
また筆者がこの方法を試した際、他の方法と比べて最も米の芯が残っている感じがしました。
そのため、しっかり吸水を怠らないようにしましょう。
続いてフライパンを使った炊飯方法です。
フライパンは一度にたくさんの量は炊けないものの、フライパンのサイズにもよりますが1合半くらいの量であれば対応できます。
吸水時間を除き、約20分ほどでお米を食べることができました。
まずフライパンにお米と水を加え、お米に30分ほど吸水させます。水の量は、お米1合に対し180mlです。
このとき、吸水や火を通す際にムラができないようにお米をしっかり平らにしましょう。
吸水し終えたら中火で火を入れ、水を沸騰させます。
沸騰したら弱火に変え、フタをして10分放置します。
10分経過したら火を消し、さらにフタをしたまま10分蒸らして完成です。
コツとしては、途中でフタを絶対に開けないこと。
もし途中でフタを開けてしまった場合、もう一度フタをして中火で数十秒ほど加熱してから、再度弱火にして加熱を再開するといいでしょう。
弱火で10分火を入れたあと、水分が少し残っているようであれば追加で加熱をしてもOKです。
一度にたくさんお米を炊きたい場合や、おこげも楽しみたい場合には鍋での炊飯がおすすめです。
基本的には鍋での炊飯もフライパンとの炊飯方法と同じです。
吸水時間を除くと、約20分ほどで炊き上がりました。
お米1合に対し180mlほどの水を鍋に入れておき、30分ほど吸水させます。
吸水が完了したらフタをして中火で沸騰するまで火を入れましょう。沸騰後は弱火に変え、約10分ほど火をかけ続けます。
10分経過したら一度フタを開け、水分が残っていないか確認しましょう。
フライパンで炊飯する際は途中でフタを開けないことを強調しましたが、鍋の場合は確認のために開けても問題ありません。
ジュクジュクになっていないようであれば再度フタをしましょう。フタを開けたことで温度が少し下がってしまったため、一度中火で20秒ほど温め直します。
その後火を止め、10分ほどフタをしたまま蒸らせば完成です。
お米もとても美味しく、おこげも楽しむことができてとてもよかったです。
これまでさまざまな炊飯方法を紹介してきましたが、炊飯器の早炊きモードも試してみました。
使用する炊飯器にもよると思いますが、筆者の家で使用している炊飯器では、1合程度の炊飯であれば吸水時間を除くと約15分以下で炊けました。
とくに吸水もせず炊いて食べたこともあり、他の方法と比べるとややモチモチ感は損なわれていましたが、それでもとても美味しかったです。
レンタルプラットフォーム「SUUTA」では、早炊き可能な炊飯器もレンタルしていますよ。
時短でお米を炊くときのコツと注意点をまとめました。
どの方法で炊くにしても、以下について覚えておいて損はありませんよ。
記事冒頭でも書いたように、お米は本来30分〜1時間ほど水に浸けてから炊くのが理想です。
ただ急いでお米を炊きたいときに、これほどの吸水時間を取るのは難しいですよね。
そんなときは、水ではなく「ぬるま湯」を使うのがおすすめです。
30〜40℃ほどのぬるま湯に浸けると、お米が水を吸いやすくなります。
冷水なら約30分ほど浸けるところを、ぬるま湯だと約15分ほどに短縮できるでしょう。
時短でご飯を炊きたい場合は、どんなお米を使うかもポイントになります。
一般的に、玄米よりも白米のほうが短い吸水時間で炊くことができます。
玄米は表面にぬかや胚芽の層が残っているため、水が中まで浸透しづらいのです。一方、白米はこの表面の層がないので、玄米に比べると吸水が早いです。
できるだけ早く炊きたいときは、白米を使うようにしましょう。
そもそも「吸水の量を減らせ早く炊けるのでは？」と思うかもしれません。
しかし、水を減らしても炊飯時間はほとんど短くなりません。
むしろ芯が残ったり、固くパサついてしまったりと、デメリットのほうが大きいと言えるでしょう。
この記事で紹介したように「米1合に対して水は約180ml」という目安は、急いでいるときでも守ることをおすすめします。
時短で炊飯するときは、一気にたくさんのお米を炊こうとしないほうが良いでしょう。
当然ではありますが、単純に一度に炊くお米の量が多いと、そのぶん炊飯時間もかかってしまいます。
またフライパンや鍋では、底側だけ火が強く当たり、上のほうは火が通りにくいというムラが大きい状態になります。
その結果、芯が残ってしまい、追加加熱が必要になることも。そうなると、時短どころかむしろトータルで時間がかかってしまう可能性もあります。
炊飯機器によっても、炊く量を調整したほうがよいです。電子レンジやフライパンなら1〜1.5合程度にとどめておくほうが、失敗しづらく、時短につながるでしょう。
家族分を多めに時短で炊きたいなら、電子レンジやフライパンよりも鍋（大きめの土鍋など）のほうが比較的ムラなく炊きやすいですよ。
そもそも炊き忘れに備えて、事前にできる対策を紹介します。
レンチンですぐにご飯が食べられるレトルトご飯を用意しておけば、うっかり炊飯をし忘れたときでも安心です。
レトルトご飯は比較的賞味期限も長く、冷蔵庫に保存する必要もなくスペースもあまり取らないため、保存もしやすくおすすめ。
近所にスーパーやコンビニさえあれば、手元になくてもすぐにご飯を食べられます。
普段レトルトご飯をあまり食べない筆者ですが、久々に食べてみたところ炊きたてのご飯に負けないくらいとても美味しかったです。
余ったご飯や、あえて余分にご飯を炊いておいて、冷凍ご飯としてストックしておく方法もおすすめです。
筆者の家でも常に冷凍ご飯をストックしているおかげで、ご飯を炊き忘れていたり、すぐにでもご飯が食べたいときにはレンジで解凍をすればすぐにご飯が食べられます。
ただ、毎回きちんと冷凍ご飯をストックしておくのは、忙しいと正直しんどいですよね。
余裕があるときだけ多めに炊いて冷凍しておく、ぐらいのゆるい運用がおすすめです。
冷凍ご飯が1〜2個あるだけでも、「今日炊き忘れた！」というときの保険になるので、無理のない範囲でストックしておくと安心。
ご飯をラップや容器に包む手間と、冷凍庫内のスペースを多少必要としますが、冷凍ご飯もおすすめの方法です。
炊飯予約をし忘れてしまうのであれば、外出先から炊飯が可能な炊飯器を使用すれば解決ですよね。
パナソニックの全自動炊飯器「SR-AX1」であれば、スマホさえあれば外出先からアプリ操作一つで炊飯できます。
帰宅前に外からスマホで炊飯をし、帰宅タイミングで炊きたてのご飯にありつけるおすすめの炊飯器となっています。
こちらの炊飯器が気になった方は、レンタルプラットフォーム「SUUTA」でぜひ一度レンタルしてみてくださいね。
さまざまな時短炊飯方法を紹介してきました。
今回紹介した方法では、どの方法でも炊飯時間に大きな差はないものの、どの方法が炊きやすいかはご家庭次第かと思います。
ご家庭に合った時短方法を見つけ、炊飯を試してみてくださいね。
