店舗型や移動販売(キッチンカー)でクレープ屋を開業するときに必要なものをリストアップして解説します。
また、クレープ屋の開業・経営に必須となる営業許可についてもご紹介しています。
クレープ屋を開業するのであれば、設備や備品、什器などのモノだけでなく、営業許可を取る必要があります。
営業許可を取る条件としては、以下の2つを満たすこと。
「食品衛生責任者」については、管轄の地域で行われている講習会を受講すると取得できます。受講費は1万円程度です。
また、以下の資格を所持している場合は、講習を受ける必要はありません。
クレープ屋開業の計画があるのであれば、申請の前、そして営業許可を取る前に管轄の保健所に事前相談しておきましょう。
店舗設計の細かい要件があり、条件を満たしていないと工事のし直しになる可能性があります。
キッチンカーでクレープ屋を行う場合も許可を取る必要があるため、車両を購入・レンタルする前に保健所に相談することをおすすめします。
開業までの手続きに関して、以下の記事でも詳しく解説していますので、合わせてご確認ください。
クレープ屋の開業には、店舗の家賃はもちろん、内装費や工事費、家具家電、設備、備品、広告費、人件費、光熱費など数多くの部分で費用がかかってきます。
できるだけ初期費用を安くクレープ屋を開業したいのであれば、負担の大きい設備や什器をレンタルするのがおすすめです。
レンタルなら新品でも中古でも購入するより初期費用が安くなるため、広告費や人件費に予算を回せるメリットがあります。
また、買い切り可能なレンタルを活用すれば、初期費用を抑えて設備・什器を導入しつつも、クレープ屋経営がうまくいっているタイミングで買い取ってそのまま使っていけます。
初期費用を安く抑え、レンタル後もリスクや手間をできるだけ少なくした方法がレンタルなので、クレープ屋の開業を考えているならレンタルの選択肢はおすすめです。
クレープ屋開業時に必要な設備や備品を用意するときの選択肢としては、以下3つが主にあります。
それぞれメリットとデメリットがあるので、準備をする前にチェックしておきましょう。
購入 |
レンタル |
リース |
|
初期費用 |
高 |
低 |
低 |
月額費用 |
ー |
低~高 |
中程度 |
契約期間 |
ー |
短期(1ヶ月~) |
中長期(1年~) |
途中解約 |
ー |
契約により可能 |
基本不可 |
メリット |
所有権が得られる/長期利用ならコストが低い |
初期費用が低い/柔軟な契約期間/全額経費処理が可能 |
初期費用が低い/新品の商材が使える |
デメリット |
初期費用が高い/資産価値が減少/処分時に費用がかかる |
長期的にはコストが高い/所有権が得られない |
契約期間が長い/途中解約ができない/会計処理の手間 |
どの方法で購入してもメリットとデメリットはありますが、クレープ屋の開業に限ってはレンタルとの相性が良いです。
特に高額になりがちな調理家電や冷凍冷蔵庫、家具についてはレンタルで初期費用を抑え、経費を広告費に回してお客さんにアピールを増やしたり、人件費に回して接客に力を入れることもできます。