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2024.07.23
SUUTAマガジン編集部

丼物屋のオープンに必要なものリスト!レンタルで初期費用を抑える方法も解説

牛丼や海鮮丼、天丼、親子丼、カツ丼など丼物屋の開業準備をしている人に向けて、この記事では開業時に必要なものを一覧でご紹介していきます。
丼物屋だからこそ必要なものや、飲食店は絶対に取得する許可についての解説です。

丼物屋を開業するときに必要なもの

牛丼や海鮮丼など丼物屋を開業する際に準備したいものを以下7つのエリアごとにリストアップしました。

  • 受付・レジ周り
  • 調理エリア
  • 食材・調味料保管エリア
  • イートインスペース
  • テイクアウト準備エリア
  • 清掃・衛生管理エリア
  • 丼物屋の雰囲気を出すアイテム

 

テイクアウトのみ、またはイートインスペースありの店舗によって必要なものは異なるため、状況に合わせて準備を進めていきましょう。

【Excel】開業時の準備管理シート

受付・レジ周り

  • POSレジ
    会計をスムーズに行うため
    選ぶ際のポイント:使いやすさ、操作性、レシート発行機能
  • キャッシュドロワー
    現金を保管するため
    選ぶ際のポイント:セキュリティ機能、耐久性
  • タッチパネル注文機
    顧客が注文を簡単に行えるようにするため
    選ぶ際のポイント:使いやすさ、メニュー表示のカスタマイズ性
  • ディスプレイラック
    メニューやプロモーション資料を表示するため
    選ぶ際のポイント:視認性、設置場所の自由度
  • サインボード
    メニューや特別なオファーを顧客に知らせるため
    選ぶ際のポイント:視認性、デザイン性

調理エリア

  • 業務用炊飯器
    大量のご飯を炊くため
    選ぶ際のポイント:炊飯容量、省エネ性能
  • 調理台
    食材の準備や盛り付けを行うため
    選ぶ際のポイント:耐久性、清掃のしやすさ
  • 業務用ガスコンロ
    料理を加熱・調理するため
    選ぶ際のポイント:火力調整のしやすさ、安全性能
  • 揚げ物機
    天ぷらや揚げ物を作るため
    選ぶ際のポイント:容量、温度調節機能
  • 冷蔵庫・冷凍庫
    食材を保存するため
    選ぶ際のポイント:容量、省エネ性能
  • 業務用包丁セット
    食材をカットするため
    選ぶ際のポイント:刃の鋭さ、耐久性
  • 調味料ディスペンサー
    調味料を適量出すため
    選ぶ際のポイント:使いやすさ、容量
  • 電子レンジ
    一部の料理や食材を温めるため
    選ぶ際のポイント:出力、サイズ

食材・調味料保管エリア

  • 食材棚
    常温保存の食材を保管するため
    選ぶ際のポイント:耐久性、収納力
  • 密閉容器
    食材や調味料の保存を確実にするため
    選ぶ際のポイント:密閉性、容量
  • ラベルプリンター
    食材や調味料の管理を容易にするため
    選ぶ際のポイント:使いやすさ、印刷品質

イートインスペース

  • テーブル・椅子
    顧客が食事を楽しむため
    選ぶ際のポイント:耐久性、デザイン、座り心地
  • ゴミ箱
    顧客がゴミを捨てるため
    選ぶ際のポイント:容量、清掃のしやすさ
  • トレイラック
    食後のトレイを収納するため
    選ぶ際のポイント:収納力、設置場所の自由度
  • ドリンクディスペンサー
    自由にドリンクを取れるようにするため
    選ぶ際のポイント:種類の豊富さ、清掃のしやすさ
  • 照明
    快適な食事空間を提供するため
    選ぶ際のポイント:明るさ、デザイン
  • 壁掛け装飾
    店舗の雰囲気を良くするため
    選ぶ際のポイント:デザイン、テーマに合ったもの

テイクアウト準備エリア

  • テイクアウト用容器
    持ち帰り用の丼を提供するため
    選ぶ際のポイント:保温性、サイズ
  • 紙袋・ビニール袋
    持ち帰り用の袋
    選ぶ際のポイント:耐久性、サイズ
  • 使い捨て箸・スプーン
    持ち帰り用の食器
    選ぶ際のポイント:品質、環境への配慮
  • ラップディスペンサー
    食品を包むため
    選ぶ際のポイント:使いやすさ、カッターの性能
  • スタンプカード
    リピーターを増やすため
    選ぶ際のポイント:デザイン、スタンプの押しやすさ

清掃・衛生管理エリア

  • 掃除道具(モップ、バケツなど)
    店内を清潔に保つため
    選ぶ際のポイント:耐久性、使いやすさ
  • ゴミ袋
    ゴミを捨てるため
    選ぶ際のポイント:容量、強度
  • 消毒液・スプレー
    衛生管理を徹底するため
    選ぶ際のポイント:効果、使いやすさ
  • 衛生手袋
    調理時の衛生管理のため
    選ぶ際のポイント:サイズ、使い捨ての利便性

丼物屋の雰囲気を出すアイテム

  • 和風のれん
    店舗の外観に和の雰囲気を出すため
    選ぶ際のポイント:デザイン、素材の質感
  • 書道のメニュー看板
    店内の雰囲気を盛り上げるため
    選ぶ際のポイント:視認性、デザイン
  • 竹の装飾
    店内のインテリアとして和風のアクセントを加えるため
    選ぶ際のポイント:本物の竹かどうか、メンテナンスのしやすさ

 

丼物屋の開業準備をスムーズに進められるよう印刷できる準備リストを作成したのでご活用ください。

【Excel】開業時の準備管理シート

丼物屋の開業は「許可証」が必要

牛丼や海鮮丼、天丼などの丼物屋を開業する際は、保健所から「飲食店営業許可」の取得が必須となります。

これは、テイクアウトのみの店舗でも、イートインスペースがある店舗でも同様です。

取得せず営業した場合、2年以下の懲役または200万円以下の罰金となるため注意しましょう。

 

飲食店営業許可を取得するには、以下2つが必要となります。

  • 食品衛生責任者の設置
  • 必要な書類を用意して申請

食品衛生責任者は、1店舗に1人の設置がマストとなるため、資格を取得しておきましょう。1万円ほどの講習で取得可能です。

必要な書類については、食品衛生責任者の資格証明書を含めて、複数枚あるため、事前に確認の上準備を進めていくことをおすすめします。

飲食店営業許可の取得や申請フロー、必要書類については以下の記事で解説しているので確認してみてください。

丼物屋を開業する初期費用を安く抑える

飲食店は身近なお店であり、難易度も高くなくオープンできる業種ですが、開業に必要となる初期費用は高くなる傾向にあります。

また、様々な理由があるので一概に当てはまることではないですが、飲食店はどの業界よりも倒産数が高いため初期費用を抑えて開業することをリスクを下げる意味でも大事です。

開業する際に初期費用を抑えることについて順を追って解説していきます。

なぜ初期費用は安く抑えたほうがいいのか?

丼物屋の開業資金を安くしたほうがよい理由は、以下2つがあります。

  • 現金を貯めて、将来発生しうるトラブルを柔軟に対応する
  • 浮いた予算を広告費や人件費など別の予算に投資する

 

一点注意したいのは、「安く抑えること」を目的にしてしまうと、料理の味やお客さんの体験、スムーズな営業、従業員の働きやすさなどの質を見落としにつながる可能性があります。したがってできるところを賢く節約できないかを検討することが必要になるでしょう。

丼物屋の初期費用を安くする方法

丼物屋の開業資金は、以下4つの方法で節約できます。

  • 必要な設備や什器などをレンタルで揃える
  • 店舗の立地を検討する
  • サイズを検討する
  • 外注だけでなく「自分でやる」

 

「自分でやる」は、店舗内装や必要なもの、各種手続きなどを外注せず、できるところは自分でやることで節約をします。注意点は自分がやりすぎて時間がかかりすぎてしまうことなので、計画的に進めることをおすすめします。

そして、節約効果が高く、リスクの低減やスムーズな開業につながる方法が「レンタルを活用して必要なものを用意する」です。

レンタルで用意するメリットとは?

丼物屋に必要なものをレンタルで揃えるメリットは、主に以下4つ。

  • 購入するよりも初期費用が安くなる
  • 使わないものは、無駄な出費なく返却できる(処分の費用もかからない)
  • 「買い切り」でレンタルしたものを損なく買い取る
  • 使い慣れたものの所有権を得て、そのまま営業していける

 

例えば、調理のために50万円のオーブンを使う場合、購入なら一括で50万円がかかります。

しかし、レンタルなら60日間で10万円ほどでレンタルができ、初期費用としては40万円の節約に

他にも冷凍冷蔵庫や椅子などもレンタルを活用すればより節約効果が高まっていくため、開業時の選択肢としてはメリットが大きいです。

 

また、買い切りできるレンタルなら、支払ったレンタル料を差し引いた金額で買えるため、購入と同等の金額で所有権を得られます。

レンタルで初期費用を抑えるだけでなく、レンタル中に稼いだ売上を購入のために貯めておくこともでき、一石二鳥で開業・営業を進めていけるのです。

レンタルで初期費用を抑えるだけでなく、レンタル中に稼いだ売上を購入のために貯めておくこともでき、一石二鳥で開業・営業を進めていけるのです。

品物やサイズ、個数、金額、発注元、調達方法、チェックなどを1枚のシートででき、印刷すれば紙で管理・運用もできるのでぜひ活用してみてください。 

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