Apple製品との相性を重視したスマートスピーカーHomePodシリーズには、据え置き型のHomePodとコンパクトなHomePod miniの2つのラインナップがあります。
音質の違いやサイズ感の特徴から、どちらを選ぶべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、実際にHomePodとHomePod miniを使い比べた体験をもとに、違いや共通点をわかりやすく解説します。
HomePodとHomePod miniで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
INDEX
HomePodシリーズは、Appleが手がけるスマートスピーカーです。
ただ音楽を流すためのデバイスではなく、Apple製品とのスムーズな連携や、高い音響性能を備えていることが特徴です。
また、外観デザインもAppleらしいシンプルさが際立っていて、インテリアにもすっきり溶け込むデザインに仕上がっています。
現行モデルには、据え置き型の「HomePod」と、より小型な「HomePod mini」の2種類がラインナップ。
どちらも音楽を再生したり、Siriを使って情報を調べたりと基本的な使い方は同じですが、サイズや音の迫力、価格などに違いがあります。
HomePodとHomePod miniのスペックの違いは以下のとおりです。
項目 | HomePod | HomePod mini |
サイズ | 14.2×16.8cm | 97.9×84.3cm |
重量 | 2.3kg | 345g |
カラー | ホワイト ミッドナイト |
ホワイト ミッドナイト ブルー イエロー オレンジ |
スピーカー構成 | ウーファー×1 ツイーター×5 |
フルレンジドライバー×1 パッシブラジエーター×2 |
電源 | 電源コード直結(着脱可) | USB Type-Cケーブル+20Wアダプター給電 |
Bluetooth | 5.0(AirPlay専用※Bluetoothオーディオ再生は非対応) | 5.0(AirPlay専用※Bluetoothオーディオ再生は非対応) |
センサー | 温度と湿度・加速度センサー | 温度と湿度 |
価格(税込) | 44,800円 | 14,800円 |
実際に使ってわかった違いと共通点を詳しく紹介していきます。
HomePodとHomePod miniを実際に使ってみると、サイズや音の広がり方など、思った以上に違いが際立っていました。
サイズ・音の広がり・価格の3つの視点から、それぞれの特徴を比較していきます。
HomePodは直径約14cm、高さ約17cmと、存在感のある据え置き型スピーカーとして設計されています。
重量は2.3kgあり片手で持つには重すぎるため、掃除で持ち上げる場合は両手で持つことをおすすめします。
一方、HomePod miniは直径約10cm、高さ約8cm、重量は345gと片手でも軽々持てるサイズ感です。
リビングなど広い空間に設置するならHomePod、小さめの部屋やデスク周りで使いたいならHomePod miniがぴったりです。
また、電源仕様にも違いがあります。
HomePodは、専用の電源コードを使うタイプで抜き差しが可能ですが、据え置きで使うことを前提としています。
一方、HomePod miniは、USB Type-Cケーブルとアダプターを使った給電方式です。
ケーブルは本体と一体型のため抜き差しはできませんが、設置場所にあわせて柔軟に使える点が特徴です。
どちらのモデルもコンセントからの電源供給が必要なため、設置時には近くに電源が確保できるかを確認しておきましょう。
HomePodは、映画や音楽を楽しむときに、圧倒的な低音の響きを体感できました。
アクション映画のような重低音が効いたシーンでは、空気まで震えるような迫力があり、音に包まれる感覚を味わえます。
また、ベース音が強調された楽曲を再生したときも音が部屋全体に響き渡り、ライブ会場にいるような臨場感がありました。
一方で、HomePod miniは、ジャズやクラシック系の音楽を流すときに、広がりのある音響を楽しめます。
小さなボディながら、バランスの取れた音を作り出し、デスク周りや小さな部屋でも心地よい音楽環境を作れました。
重厚なサウンド体験を求めるならHomePod、リラックスしながら音楽を楽しみたいならHomePod miniなどの使い分けがベストでしょう。
レンタルを活用すれば、実際に部屋での聞こえ方を試してみることもできます。
HomePodは税込44,800円、HomePod miniは税込14,800円と、価格差は約3倍にもなります。
機能面では基本的な使い方は変わらないため、音楽や映画をより良い環境で楽しみたいなら、多少予算を上げてでもHomePodを選ぶ価値は十分にあると感じました。
一方で、まずは手軽にApple製品との連携を体験してみたい人や、設置する場所にあまり広さを求めない場合は、HomePod miniの方が使いやすいでしょう。
両端末とも価格に見合った魅力があるため、自分の重視したいポイントに合わせて選べば、きっと満足できる1台に出会えるはずです。
HomePodとHomePod miniは、モデルごとのサイズや音質に違いはあるものの、使い勝手や連携機能はどちらも高い完成度にまとまっています。
両方を使い比べるなかで、便利だと感じた共通ポイントを紹介します。
iPhoneからHomePodへ曲を共有
iPhoneからHomePod miniへ曲を共有
AirPlay機能を活用すれば、iPhoneやMacからHomePodへ音楽や音声をワンタッチで送信できます。
iPhoneの操作はとても直感的で、再生中のコンテンツを端末に近づけるだけ。
読み込みが完了すると自動的に再生されるため、設定に迷うことなくすぐ使い始められました。
また、Macで作業しているときも、Apple MusicのプレイリストをHomePodに切り替えて簡単に視聴できます。
Macで操作するときは、サウンドをタップするとHomePodまたはHomePod miniのマークが表示されます。
接続したい端末のマークをタップするだけで音楽が自動的に流れるため、操作が苦手な人でも迷わず設定可能です。
特別な準備や複雑な操作は不要で、再生先を選ぶだけでスムーズに切り替わるため、日常の中でも取り入れられる便利さを実感できました。
HomePodとHomePod miniはいずれもSiriに対応しており、音声でさまざまな操作が可能です。
「今日の天気は?」「次の予定は?」といった問いかけに対して、自然なスピードで応答してくれるため、ちょっとした確認作業もサッとこなせます。
カレンダーやリマインダーといったApple純正アプリとの連携もシームレスで、ストレスなく使えました。
両端末ともSiriが反応すると上部がカラフルな色で反応するため、声を聞き取ってくれたかすぐに確認可能です。
また、Siriの認識精度も高く、多少距離が離れていても声をしっかり拾ってくれます。
音楽の再生停止だけでなく、リマインダー追加やメモ作成も声だけでできるので、手が離せないときにも活用できました。
どちらのモデルも360°方向に音を広げる設計が採用されていて、部屋のどこにいても均一に音が響く感覚が得られます。
HomePodは、低音の響きや音圧が強く、広い空間でも音に包まれる感覚がありました。
上記画像のように、部屋の真ん中に設置するとより高音質な響きを感じられます。
一方、HomePod miniはコンパクトながらもバランスの取れた音響で、小さな部屋やデスク周りでも心地よく音楽を楽しめます。
どちらもデスク周りに置いても邪魔にならないサイズ感ですが、HomePodは近すぎると重低音が響きすぎるなと感じました。
そのため、デスク周りメインで使うならHomePod miniがおすすめです。
さらに、部屋の配置や壁の反響を自動的に検知して音響を調整するため、設置場所を細かく考えずに使える手軽さもあります。
部屋の真ん中だけでなく、壁際や棚の上に置いても、バランスよく音が響き渡るよう工夫されているため、自由なレイアウトが楽しめるのもメリットです。
HomePodとHomePod miniを実際に使い比べてみると、それぞれに向いている使い方やシチュエーションが見えてきました。
どちらの端末がどんな人におすすめか解説します。
HomePodがおすすめな人は以下のとおりです。
HomePodはHomePod miniに比べると高額な端末ですが、価格に見合うだけの音響性能を持っています。
リビングなど比較的広めの空間に設置しても、部屋全体に音が届く感覚がありました。
映像作品や音楽ライブをじっくり味わいたいときには、とても頼もしい存在です。
ただし、サイズや重量はそれなりにあるため、固定の設置場所を決めて使うスタイルが向いています。
また、低音の出力が大きいため、壁の薄い賃貸住宅などでは音量の大きさに注意しましょう。
音楽や映画を中心に、家で過ごす時間をより楽しみたい人におすすめできるモデルです。
詳しい商品レビューは以下の記事でも紹介しています。ぜひ合わせてチェックしてみてください。
HomePod miniがおすすめな人は以下のとおりです
HomePod miniは、片手で軽々持てるコンパクトなサイズ感で、設置場所を選びません。
狭いスペースにもすっきり収まり、使いたい場所に合わせて自由に設置できるのが魅力です。
Apple製品との連携もスムーズで、音楽をかけたり、情報を調べたりといった操作もストレスなくこなせます。
小さなサイズながら、音の広がりは日常使いでも十分に心地よく感じられました。
一方で、音量や重低音を重視したい人にはやや物足りなさを感じるかもしれません。
初めてスマートスピーカーを購入する人や、手軽にApple連携を体験してみたい方にぴったりのモデルです。
HomePod miniについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
HomePodとHomePod miniはどちらもAppleならではの高品質なスマートスピーカーとして完成度が高いです。
両端末はサイズ・価格・音質に違いはありますが、Apple製品との連携性や操作のシンプルさは共通しています。
気軽に音楽を楽しみたいならHomePod mini、より迫力のあるサウンド体験を求めるならHomePodと、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
ただ、実際にどちらが自分の生活に合うかは、使ってみないとわからない部分もあります。
迷っている方は、まずレンタルで試してみてはいかがでしょうか。
実際に手に取って使ってみることで、自分にぴったりの1台が見えてくるはずです。
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