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2024.07.18
SUUTAマガジン編集部

串カツ屋をオープンするとき用意するもの【開業費を抑えるにはレンタルがおすすめ!】

串カツ屋を開業する予定の方や検討中の方、具体的に準備を進めている方に向けて、この記事では「串カツ屋開業時に必要なもの」を一覧でご紹介していきます。
絶対に必要な「モノ」や「資格・許可証」もあるので、準備をスムーズに進めるためにも最後までチェックしてください。

串カツ屋開業時に必要なもの一覧

串カツ屋を開業するときに必要なものを以下7つの項目に分けて一覧でご紹介していきます。

  • 受付・レジ周り
  • 客席エリア
  • 調理場・キッチン
  • ストレージ・倉庫
  • トイレ
  • ドリンクエリア

 

開業時には「モノ」だけでなく、資格や許可証も必要となるので必ず確認してください。

記事下部には、印刷して使えるチェックリストを用意したので、開業準備のお役に立てると嬉しいです。

受付・レジ周り

  • キャッシャーレジ
    使用用途:会計業務
    選ぶ際のポイント:操作性、セキュリティ機能
  • POSシステム
    使用用途:売上管理、在庫管理
    選ぶ際のポイント:使いやすさ、サポート体制
  • カウンター
    使用用途:お客様対応、レジ作業スペース
    選ぶ際のポイント:耐久性、デザイン
  • クレジットカードリーダー
    使用用途:クレジットカード決済
    選ぶ際のポイント:対応カード種類、通信速度
  • レシートプリンター
    使用用途:レシート発行
    選ぶ際のポイント:印刷速度、用紙交換のしやすさ

客席エリア

  • テーブル
    使用用途:食事スペース
    選ぶ際のポイント:サイズ、素材、耐久性
  • 椅子
    使用用途:座席
    選ぶ際のポイント:座り心地、デザイン
  • 照明
    使用用途:店内の明るさを調整
    選ぶ際のポイント:明るさ、デザイン
  • メニュー立て
    使用用途:メニューの表示
    選ぶ際のポイント:デザイン、素材
  • 箸立て・箸
    使用用途:食事用の箸を提供
    選ぶ際のポイント:衛生面、耐久性
  • 調味料セット(ソース、塩、七味など)
    使用用途:調味料提供
    選ぶ際のポイント:使いやすさ、補充のしやすさ
  • 串カツ用のソース入れ
    使用用途:ソースの提供
    選ぶ際のポイント:耐久性、衛生面

調理場・キッチン

  • フライヤー
    使用用途:串カツを揚げる
    選ぶ際のポイント:揚げる能力、清掃のしやすさ
  • 業務用ガスコンロ
    使用用途:調理全般
    選ぶ際のポイント:火力、安全性
  • 冷蔵庫・冷凍庫
    使用用途:食材を保存するため
    選ぶ際のポイント:容量、省エネ性能
  • シンク
    使用用途:食器や調理器具の洗浄
    選ぶ際のポイント:サイズ、水切り台の有無
  • 作業台
    使用用途:食材の準備、調理作業
    選ぶ際のポイント:耐久性、広さ
  • 調理器具(包丁、まな板、鍋、フライパンなど)
    使用用途:調理全般
    選ぶ際のポイント:品質、耐久性
  • 食器洗浄機
    使用用途:食器の洗浄
    選ぶ際のポイント:洗浄力、省エネ性能
  • 換気フード
    使用用途:調理中の煙や臭いを排出
    選ぶ際のポイント:吸引力、清掃のしやすさ
  • 串入れ容器
    使用用途:串カツ用の串を保管
    選ぶ際のポイント:清潔に保てるか、取り出しやすさ

ストレージ・倉庫

  • 棚・ラック
    使用用途:食材や備品の収納
    選ぶ際のポイント:耐荷重、サイズ
  • 保存容器
    使用用途:食材の保存
    選ぶ際のポイント:密閉性、耐久性
  • ストック管理システム
    使用用途:在庫管理
    選ぶ際のポイント:使いやすさ、機能性

トイレ

  • 便器・洗面台
    使用用途:お客様の使用
    選ぶ際のポイント:清掃のしやすさ、デザイン
  • 手洗い石鹸・ハンドドライヤー
    使用用途:手洗い
    選ぶ際のポイント:衛生面、使いやすさ
  • トイレットペーパーホルダー・トイレットペーパー
    使用用途:トイレ用紙の提供
    選ぶ際のポイント:取り付けのしやすさ、補充のしやすさ

  • 使用用途:お客様の身だしなみチェック
    選ぶ際のポイント:サイズ、デザイン

ドリンク提供

  • ドリンクディスペンサー
    使用用途:ソフトドリンク提供
    選ぶ際のポイント:容量、操作性
  • 冷水機
    使用用途:冷たい水の提供
    選ぶ際のポイント:容量、メンテナンスのしやすさ
  • グラス・コップ
    使用用途:飲み物の提供
    選ぶ際のポイント:デザイン、耐久性
  • ドリンクメニュー立て
    使用用途:ドリンクメニューの表示
    選ぶ際のポイント:デザイン、素材

串カツ屋開業に必要な資格

  • 食品衛生責任者:
    飲食店を開業するなら必須
  • 防火管理者:
    店舗の収容人数が30人以上なら必要

 

「食品衛生責任者」は、飲食店を開業するのであれば必須となる資格で、以降で解説する「飲食店営業許可」の許可を取得する前に必須となります。

資格は、1万円ほどの講習を受講すると得られるため難易度は高くなく、1日で取得可能です。

また、以下の資格をすでに所有している場合は、食品衛生責任者になれるため新たに資格を取得する必要はありません。

  • 栄養士
  • 調理師
  • 製菓衛生師
  • 食鳥処理衛生管理者
  • と畜場法に規定する衛生管理責任者
  • と畜場法に規定する作業衛生責任者
  • 船舶料理士
  • 食品衛生管理者

 

「防火管理者」は、お店の収容人数が従業員を含めて30人以上の場合のみ必要となります。

食品衛生責任者同様、1万円ほどの講習を受講すると取得が可能。

防火管理者には、「甲種」と「乙種」の2種類があるため、事前にどちらの取得が必要になるのか「日本防火・防災協会」のページを確認しておきましょう。

串カツ屋開業に必要な許可証

串カツ屋の開業には、「飲食店営業許可」が必須です。管轄の保健所に申請のうえ審査を通った末に取得が可能。

申請時に「食品衛生責任者」の証明書や店舗図面なども必要になり、審査に通らなかった場合は、その原因を修正して再申請する必要が出てきます。

スムーズに開業を進めるだけでなく、余計な工事費をかけないためにも管轄の保健所に事前相談することをおすすめします。

 

飲食店が取得するべき許可証や申請、申請フローについては以下の記事で解説しています。

飲食店を開業するときに必要な手続きは?業態ごとに必要な設備もご紹介!

この記事を読む >

串カツ屋をオープンするときにかかる費用とは?

串カツ屋を開業するときに発生する初期費用は、主に以下があります。

  • 物件取得費・賃借費
  • 内外装工事費
  • 設備・什器・備品費
  • 運転資金

2023年に日本政策金融公庫総合研究所が7,032社を対象にした調査では、開業費の平均は1,027万円、中央値は550万円です。

飲食店以外の業種も含まれているため参考程度ではあります。

 

そして費用の内訳は、日本政策金融公庫が出している「創業の手引+」にデータが出ており、合計883万円となっています。

  • 内外装工事費:41.7%(368万円)
  • 設備・什器・備品費:21.1%(186万円)
  • 運転資金:19.1%(169万円)
  • 物件取得費・賃借費:17.5%(15万円)
  • その他:0.6%(6万円)

500万円前後の初期費用を高いと見るか、低いと見るかは人それぞれですが、串カツ屋の開業を進めるのであれば、節約の選択肢も捨てないほうがいいでしょう。順を追って解説していきます。

初期費用を節約すべき理由

串カツ屋(すべての飲食店も含む)を開業するときの初期費用を節約したほうがよい理由は、以下の4つです。

  • 開業時に投資した資金の回収を、串カツ屋をの営業にも、店主の心身にも負担なく行えるようにするため
  • 運転資金を確保して中長期的な経営、営業ができるようにするため
  • 将来発生するトラブルに柔軟に対応するため
  • 節約して浮いた資金を必要な項目にかけるため

初期費用を安くすることを目的にし、大事なところにお金をかけられず思うように串カツ屋が営業できないのは本末転倒ですが、できるところは賢く節約できないか検討していきましょう。

効果的に開業費を節約する方法

串カツ屋開業の初期費用を安くするには、以下の方法があります。

  • 内外装のこだわりを妥協する
  • DIYで準備する
  • 立地条件を妥協する
  • 必要なものをレンタルで用意する

他にも様々な節約方法が考えられますが、ここでは節約効果が高く、かつスムーズでリスクの少ない方法「必要なものをレンタルで用意する」をご紹介します。

レンタルで調達するメリット

串カツ屋の開業準備で必要なものをレンタルで調達するメリットは以下の3つです。

  • 他の方法よりもマイナスな影響が少なく節約ができる
  • レンタルをしても開業準備に影響が出にくい
  • レンタルを活用して初期費用を節約できるのは開業時のみ

 

例えば、DIYで内外装を準備する場合、自分が実際に動いて準備をするためその他の準備ができなくなってしまい、時間がかかればかかるほど用意した資金が減り、節約効果は悪くなってしまいます。

レンタルは、調達方法を「購入」から「レンタル」にするだけのためデメリットが少なく、かつ節約につながるので効果的です。

レンタルで調達するデメリット

一方、レンタルはメリットだけでなく、デメリットもあります。

最も考えられるデメリットは、「長期間利用すると購入よりも費用が高くなる」ことではないでしょうか。

50万円のオーブンを30日間5万円の値段でレンタルする場合、11ヶ月目にはトータル55万円となり、それ以降も費用が増していきます。

 

このデメリットを解消する方法として「レンタルしたものを買い取れるか」のチェックをおすすめします。

例えば、80万円の冷凍冷蔵庫を30日間8万円の料金でレンタルする場合。

4ヶ月間レンタルをした後(すでに32万円のレンタル料を支払済)、営業が安定しこの冷蔵庫を買い取りたくなったら買い切り申請ができます。

買い切りができるようになると、残価48万円でレンタルしていた冷凍冷蔵庫が購入でき、所有権を得られるのです。

 

買い切りができるレンタルは、返却の手間や設備の入れ替えの手間もなくなります。

また、初期費用を安く抑えるだけでなく、お店の状況に合わせて柔軟に設備や什器を導入できるため、節約のためにレンタルで調達する方法も検討する価値はあるのではないでしょうか。

串カツ屋の開業準備をスムーズにするため、印刷できる準備リストを作成しました。

品物やサイズ、個数、金額、発注元、調達方法、チェックなどを1枚のシートででき、印刷すれば紙で管理・運用もできるのでぜひ活用してみてください。

【Excel】開業時の準備管理シート

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