毎日のように向き合う家事の時間。家が好きだし自炊もこなしているけれど、少し面倒に感じる時もある。使う道具や家電をお気に入りのディティールやブランドのものでそろえられたらきっと、今よりももっと楽しく取り組めるようになるでしょう。
東京で生まれたデザイン・エンジニアリングの会社、BALMUDA（バルミューダ）が手がけるキッチン家電は、すぐれたデザイン性と機能美で人気のあこがれアイテム。
トースターやポット、炊飯器など、そこにあるだけで気分を上げてくれるアイテムの数々は、飽きのこない洗練された見た目や質感、こだわりの機能性が魅力です。
ひとり暮らしでも家族と同居でも、長く暮らしに寄り添ってくれるバルミューダ。調理家電やキッチン家電が生まれた歴史のほか、メーカーの代表アイテムを紹介します。
2003年、東京で生まれたバルミューダ。代表取締役社長の寺尾玄氏によって有限会社バルミューダデザインが創業され、「世界一かっこいい製品を作りたい」という想いから、最初の製品としてパソコンの冷却台「X-Base」が発売されたのがはじまりです。
2010年には、自然界の風の再現にこだわった扇風機「GreenFan」が発売され、スタイリッシュなデザインと機能性が評判を呼びます。2011年3月のバルミューダ株式会社への社名変更を経て、2015年に「BALMUDA The Toaster」を発売。キッチン家電領域に参入しました。
「Hello Kitchen!」のキーワードと「物より体験」のコンセプトを元に、ただ道具として消費するだけではない“体験価値”を生む製品を多数製造。現在では日本のみならず韓国、ドイツ、中国、台湾、アメリカ、タイ、シンガポール、マレーシアといった世界各国でバルミューダ製品が販売され、人気を博しています。
バルミューダを代表するアイテムといえばグリーンファンも有名ですが、ここではキッチン家電にフォーカス。そこにあるだけで空間を格上げしてくれる、デザイン性の高いアイテムの数々は、面倒な家事に向かう気持ちさえも楽しみに変えてくれます。
家電好きなら一度はあこがれる、スタイリッシュな「BALMUDA The Toaster」。余計な装飾を入れず、かまどのように“おいしいパンが出てくる道具”というディティールに徹した、毎日使っても飽きのこないデザインが魅力です。
カラーバリエーションは定番のブラック、ホワイトのほか、2020年発売モデルではショコラ、グレーもラインアップ。絶妙なこなれ感のあるくすんだ色合いが、こだわり派の大人の心をくすぐります。
技術面ではバルミューダ社独自の“スチームテクノロジー”により、給水口に5ccの水を入れて焼くだけでふっくら・もっちりとしたパンの焼き上がりを実現。ヒーター制御により庫内の温度を管理し、パンの香りが引き立ちます。完成をお知らせするタイマー音も独自プログラムで、細部に至るまで“体験価値”が重視された製品です。
2017年度のグッドデザイン賞をはじめ、数々の国際的デザイン賞を受賞した「BALMUDA The Pot」。細い形状の注ぎ口と、アート作品のような美しいフォルムが特徴です。自宅でコーヒーやお茶を淹れる時間に特別感をプラスし、カップラーメンにお湯を注ぐ瞬間さえドラマの一場面かのように思わせてくれるデザインが魅力。
生活感を感じさせない洗練された見た目からファンも多く、容量約0.6L（コーヒーカップ約3杯分）という「ちょうどいい」使い勝手も便利なポイント。狭いキッチンでもさほどスペースを取らず、ちょっと使いたいときにも取り回しのいい製品です。
カラーはブラックのほかにシルバー、ホワイトがラインアップ。さらにスターバックス リザーブ®との限定コラボレーション「STARBUCKS RESERVE LIMITED EDITION」はカッパー（銅）色で、どれを選んでもキッチンの一角を見栄えのするスペースに仕立ててくれます。
キッチン家電にこだわり、生活の質を上げるなら、炊飯器に着目してみるのもおすすめ。「BALMUDA The Gohan」は、かまどから着想を得て作られた蒸気炊飯器です。マットな質感で、家電特有のテカりが気にならず、高級感の漂うアイテム。和と洋が絶妙に融合したデザインは現代の住宅にも違和感なくなじみます。
操作感はシンプルで、5つの専用モード搭載により白米、白米早炊、玄米、おかゆ、炊き込みごはんに対応。予約炊飯機能もあり、おいしいご飯が簡単に炊き上がります。ベタつかないのにふっくらとした炊き上がりの白米や玄米だから、一回一回の食事の満足度も高まり、炊飯の時間が楽しみになりそう。
本体は内釜と外釜の二層構造。保温機能はないので、炊き立てをそのまま食卓へ出すのがおすすめです。慌ただしく過ぎ去りがちな毎日だからこそ、日々訪れる食事の時間をていねいに。「暮らしをもう少し“今この瞬間”にフォーカスしたい、でもなかなか機会が作れない…」という方は、家電やツールを見直してみるとよいきっかけになるでしょう。
どうしても生活感が出やすいキッチン。ツールやストック食品のパッケージには色・柄ものが集中し、気がつけばごちゃついてしまいがちです。また、収納の仕方を工夫しても、占める面積の大きい家電はなかなか隠しきれないものですよね。
バルミューダのキッチン家電を取り入れれば、キッチンの一角がこだわりの料理店やカフェスタジオのような見映えのする空間に仕上がり、家全体の印象もおしゃれに保てます。
毎日使うのが楽しみになるデザイン性を備え、ムダのないディティールと機能美が両立された製品たちは、日々無数の“考えること、やらなければいけないこと”に囲まれたわたしたちの思考さえもスッキリとクリアにしてくれそう。
実際に使うときだけでなく、アイテムを選ぶ段階から“暮らしをアップデートすること”にわくわくする。“良質なアイテムを選んだ自分”や“家事に向き合う時間”ごと愛おしくなる。そんな豊かな体験価値が、バルミューダのアイテムには宿っています。
日本で生まれ、世界的にも評価されているプロダクトのバルミューダ家電。料理好きも家電好きも、一度は手に取ってみたいと思えるメーカーではないでしょうか。
バルミューダのキッチン家電はどの製品もディティールに統一感があり、マットな質感と飽きのこない色展開が特徴。複数の家電を取り入れれば、それだけで空間に秩序やまとまりが生まれます。デザインに宿る機能美にファンも多く、贈り物としても喜ばれるでしょう。
＜こんな人におすすめ＞
とはいえ一点一点すべて買い集めるとまとまった出費が必要になり、すぐに全部そろえるのは難しいことも。また「友人や大切な人へ、結婚祝いや新築祝いなどのギフトにしたい」といったときも、一度自分で製品を試してから選べると自信をもって贈れますよね。
そんなときは、レンタルサービスを利用して実際に使ってみるのもひとつの手。
使いたい期間だけ借りられるSUUTAのレンタルサービスには、バルミューダのアイテムが豊富にそろいます。紹介したキッチン家電はもちろん「GreenFan」もラインアップされているので、家のさまざまな場所で取り入れたいときにもぴったり。
気に入ったアイテムが見つかり「これからも使っていきたい」と思った場合、オーナーからの許可が出れば、支払い済みレンタル料を差し引いての「買い切り」も可能。「どうせ買うのに支払い損だった…」というリスクを減らしつつ、気軽に試せるところがおすすめです。
気になっていたあこがれのブランド。まずはレンタルで手に馴染むか確かめてみて、しっくりきたならばお迎えしてみる。そんな選択肢を取り入れてみると、いつもの日常を変えるきっかけになりそうです。
