ラーメン屋を開業するときにチェックしたい準備リストをまとめました。
設備・備品・什器・家具などのものから、許可証や申請書類まで必要なものに漏れがないよう最後までチェックしてください。
また、開業の初期費用を安く抑える方法やメリットについても解説しています。
以下8つのエリアごとに開業準備時に用意したいアイテム(設備・備品・什器・家具)をリストアップしました。
ラーメン屋開業時には、「飲食店営業許可」の取得が必須となります。
許可証を得ずに営業をしてしまうと2年以下の懲役または200万円以下の罰金となるため、必ず許可証を得てから営業をスタートさせましょう。
飲食店営業許可の取得には、細かい条件や必要な資格がありますが、ラーメン屋を開業するという意思があるのであればハードルは高くありません。
飲食店営業許可の取得や申請書類の用意、申請から開業までの流れについては、以下の記事で解説しています。
ラーメン屋は、個人でも法人でも開業が可能です。
開業届を税務署に提出することで個人事業主になれるので、手続き自体は簡単。
目安として年間売上1,000万円あると法人で会計処理をしたほうが税務的なメリットがあります。
個人でゼロからスタートならまずは個人事業主からはじめて、売上を考えて税理士に相談しながら法人に変更していくのがベターでしょう。
ラーメン屋の開業時に必要な初期費用を安くする方法は、高額な設備や什器、家具をレンタルで用意するのがおすすめです。
飲食店、特にラーメン屋は日本での開業数が多い分、倒産・廃業してしまうお店も少なくありません。
その理由としては、主に以下の5つがあげられます。
その中でも「資金繰りの悪化」は、開業時から気をつけたいポイントで、無事に開業ができてもその後の中長期的な営業ができないと元も子もありません。
その予防策のひとつとして、開業時にかかる初期費用を安く抑えるとリスクが減り、その他の問題にも柔軟に対応できるようになっていけます。
もちろん、その他の問題も事前に知ってリスクを減らすことは大事なので、総合的な視点で開業準備を進めていきましょう。
初期費用を安く抑えるため、高額な設備・什器・家具をレンタルで用意することがひとつの選択肢です。
レンタルを活用すれば、活用度合いによっては購入より数倍の節約効果が期待できます。
例えば、業務用の冷凍冷蔵庫は1台で80~100万円しますが、90日間のレンタルで30万円ほどとなるため、初期費用としては50万円以上の節約に。
他の設備や什器、家具などもレンタルで用意すれば節約効果はさらに高まります。
また、レンタル中のものを買い取れる「買い切り」を活用すれば、支払ったレンタル料が無駄にならずに所有権を得られるため「買い切り制度」は要チェックです。
レンタルを利用するうえで注意したいポイントは、主に以下3つがあります。
しかし、これらのデメリットを払拭するようなレンタルサービスを利用することで、初期費用を安くするだけでなく、デメリットも解消した開業準備が進められるのです。
レンタルを活用して初期費用を安く抑えることで浮いた資金は、リスクのために貯めておくのもよいですし、よりスムーズな営業のために人件費に回してもいいですし、よりお客さんに知ってもらうために広告費に回してもいいでしょう。
初期費用を安くできるメリットはラーメン屋の開業時にとても大きいので、まずはレンタルの活用をチェックしてみてください。
ラーメン屋の準備段階をよりスムーズにするために、印刷できる準備リストを作成しました。
品物やサイズ、個数、金額、発注元、調達方法、チェックなどを1枚のシートででき、印刷すれば紙で管理・運用もできるのでぜひ活用してみてください。