フィリピンは7,641の島からなる国で、年間を通して温暖で過ごしやすい気候や、現地で英語が通じやすいことなどから人気の観光地となっています。
数多くの美しいビーチに恵まれ、マリンアクティビティが充実しているほか、世界遺産に登録された場所も多く、旅行で訪れたい場所もたくさんあります。
しかし、絶対に持っていくべき持ち物や事前に知っておくべき情報も多く、旅行を成功させるためには入念な準備が必要です。
フィリピン旅行に必要な持ち物や手続きを調べてきたので、この記事を参考にして万全な準備をしていきましょう!
INDEX
用意に時間がかかるものもあるので、早めにチェックしておきましょう。
リストのあとには、特に解説が必要な持ち物をピックアップし、現地の情報と合わせてご紹介していきます。
機内手荷物
絶対に必要なもの
カバン・収納
衣類
日用品
電子機器
あると便利
フィリピンへの渡航には、パスポートの有効期限が6か月以上残存していることが必要です。
ビザに関しては観光目的で30日以内の渡航であれば不要ですが、帰りの飛行機を予約していることと、このあとで説明するeTravelへの登録が必須となっています。
eTravelとはフィリピン政府によるオンライン出入国カードシステムで、フィリピンの出入国時には登録が必須です。
紙の出入国カードは廃止されており、フィリピン政府のオンライン手続きアプリ「eGovPH」もしくはeTravelの公式サイトから登録する形になります。
フィリピンに入国するときは到着予定時刻の72時間前から、出国するときには出国予定時刻の72時間前~3時間前まで登録することができます。
登録にはメールアドレスやパスポート、顔写真、フライトや病歴などの情報が必要です。
登録後に出力されるQRコードは、飛行機への搭乗前とフィリピン出入国時に提示を求められるので、スクリーンショットやダウンロード、紙に印刷するなどして提示できるようにしておきましょう。
フィリピンでは屋台や小さなお店など、現金払いしかできない場合もあります。
フィリピンの紙幣は種類が多く、財布の中での仕分けや支払いが日本よりも複雑です。
おつりをあまり多く用意していないお店も多いので、500ペソ以下のお金に崩して持っておくとスムーズに支払いができます。
日本円からの両替は、現地で両替するほうがレートがよいのでおすすめです。
しかし、スリや置き引きの被害が多いので、手持ちの現金は最小限にとどめておきましょう。
フィリピンではクレジットカードが使えるお店も多く、外国人観光客が集まるエリアではほとんどのお店で使えます。
ただしスキミングの被害が多発しているので、暗証番号を入力するときに手元を隠すなどの対策が必要です。
支払金額を多く請求されることもあるので、支払いのあとはすぐにカード控えとレシートを照合し、金額を確認するようにしましょう。
コネストバウチャーは、ホテルやツアー、エステなどの予約証明書のことです。
Webから申し込んだ場合にも、予約完了を示すページやメールを紙にプリントして持っていくとスムーズです。
旅行中の連絡や情報収集のために欠かせないスマートフォンも忘れずに持っていきましょう。
スマートフォンについて注意しなければならないのは、フィリピンではスマートフォンの盗難が非常に多いということ。
ポケットに入れていたところを盗まれる、写真を撮ろうと構えていたところを奪われる、といったこともあるので、カラビナやチェーンで服につなげて持ち歩きましょう。
フィリピン旅行をスムーズにしてくれるアプリは以下3つがおすすめです。
フィリピンでは2017年から、政府主導で街のあらゆる場所にフリーWi-Fiスポットが設置されています。
しかしフィリピンのWi-Fiは日本に比べて通信速度が遅く、セキュリティ面での不安もあるので、現地での通信手段を自前で用意しておくと安心です。
スマートフォン1台であれば、SIMカードの入れ変えなしで切り替えができるeSIMのサービスがお得で使いやすいでしょう。
パソコンやタブレットなど複数の機器を使いたい場合は海外対応のモバイルWi‐Fiルーターがあると便利です。
フィリピンの治安は比較的安定していると言われますが、一部治安の悪いエリアがあるほか、スリや置き引き、ひったくりなどの犯罪は多発しています。
貴重品管理をしっかりおこない、夜間はあまり出歩かない、大金や高価な衣服を身に着けないといった対策をしましょう。
マリンアクティビティをするなら、泳いでいる間も貴重品を身に着けておけるよう、防水設計のセキュリティポーチがおすすめです。
フィリピンでは多くの自治体でレジ袋の使用が禁止されています。
買い物したものを入れられるよう、エコバッグを持参しましょう。
旅行の移動を快適にするために、スーツケースは荷物の量に合わせて適切な大きさを選びましょう。
スーツケースの大きさの目安は1泊あたり10L程度と言われ、お土産で荷物が増えることを想定し、少し余裕を持ったサイズにするのがおすすめです。
海外の空港だとスーツケースを乱暴に扱われることもあるので、荷物が開いてしまわないようスーツケースベルトをつけておくと安心です。
フィリピンは1年を通して気温や湿度が高く、雨期(6~10月)、涼しい乾期(11~2月)、暑い乾期(3月〜5月)の3つに分かれます。
年間の平均気温は26~27℃なので、基本的に風通しのよい涼しい服装で、汗や雨対策として吸汗速乾性のある洋服がおすすめです。
7~10月は台風が増えるので、気象情報をしっかりチェックしましょう。
年間を通して気温が高いフィリピンですが、室内では冷房が強くきいていることがあり、体温調節のために羽織るものがあると安心です。
また、ルソン島北部のバギオやバナウエなど標高が高い場所では、朝や夕方は涼しくなるので、長袖のシャツ、長ズボンなどを着ていきましょう。
フィリピンには高級レストランやクラブなど、ドレスコードを設けているお店もあります。
サンダルや短パン、キャミソールなどの着用を禁止しているところもあるので、ブラウスやジャケット、革靴といったフォーマルな服装もあると安心です。
ただしあまり高級な服を着ているとスリや詐欺などに狙われやすくなるため避けましょう。
フィリピンは 7,641の島々からなり、美しいビーチが数多くあります。
マリンアクティビティも充実しているので、旅行の楽しみに入れている方も多いのではないでしょうか。
水着を忘れずに持っていきましょう。
速乾性と伸縮性に優れ、UVカット効果もあるラッシュガードを持っていくと便利です。
水着の上から着ればそのまま水に入って泳ぐこともできます。
フィリピン旅行の楽しみとして、アイランドホッピングやパラセーリングなどのマリンアクティビティを予定している方も多いのではないでしょうか。
動きの激しいマリンアクティビティでは、ビーチサンダルではなく脱げにくいサンダルやマリンシューズがおすすめです。
フィリピンでは紫外線が強いので、しっかり日焼け対策をしましょう。
汗をかいたり海に入ったりで日焼け止めが落ちてしまうのが心配な方は、帽子やサングラス、長袖の服やアームカバーを着用するのもおすすめです。
ハンガーを持っていけば濡れた服や水着を乾かすのに便利です。
ホテルによっては部屋に置いていないこともあるので、荷物として持っていきましょう。
フィリピンのホテルでは、アメニティが置いていないこともあります。
アメニティとして置いてあるものが肌や髪に合わないこともあるので、自前で用意していくと安心です。
フィリピンのホテルでは、歯ブラシや歯磨き粉が置いていない場合もあります。
飛行機に持ち込む場合、歯磨き粉は液体の扱いになるので、容量の小さいものを選び、機内持ち込みのルールを確認して荷造りをしましょう。
フィリピンでは年間を通してデング熱が発生しており、特に雨季に感染者が増加します。
デング熱は蚊に刺されることで感染するため、虫よけスプレーを必ず持っていきましょう。
デング熱にかかると、急激な発熱、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などを発症し、1週間程度入院が必要になることもあります。
適切な治療がなされずに重症化すると、最悪の場合死に至る可能性もあるので、感染が疑われる場合は速やかに医療機関を受診してください。
一般的に、フィリピンのトイレにはトイレットペーパーがありません。
ポケットティッシュを必ず持ち歩くようにしましょう。
トイレに紙を流すと詰まることもあるので、使用後の紙を捨てるためのゴミ箱が設置されているところが多いです。
フィリピンには自然の美しさを堪能できるスポットや、歴史的建造物、おしゃれな最新スポットなど、写真を撮りたくなる場所もたくさんあります。
景色の美しさや迫力を写真に残すには、広角レンズのカメラを使うのがおすすめです。
また、旅行中の持ち運びを考え、コンパクトなカメラを選びましょう。
マリンアクティビティを楽しむ方は、防水性能が高いカメラを持っていくと海でも撮影できます。
フィリピンの電圧は220Vで、日本の100Vよりも高い電圧が使われています。
日本の電化製品のなかには、高い電圧に対応しておらず、フィリピンで使うと発火や発熱のおそれがあるものもあります。
持っていきたい電化製品の対応電圧を確認し、必要であれば変圧器を持っていきましょう。
フィリピンのコンセントは日本と同じA型の場所もありますが、B3型やC型など、形状が異なるところもあります。
コンセントの変換プラグを持っていくと安心です。
ホテルによってはコンセントが使いづらい場所にあったり、口数が少なかったりすることもあるので、プラグが複数ついた延長コードを持っていきましょう。
延長コードを変換プラグと変圧器をつなげば、複数の電化製品を同時に使えて便利です。
Visit Japan Webとは、入国管理に関する手続きをデジタルでおこなえる、日本のデジタル庁によるWebサービスです。
関税申告や検疫に関する情報をスマートフォンなどから入力しておくと、帰国の際の手続きがスムーズになります。
登録には、メールアドレス、パスポート情報、本人や同伴家族の情報、帰国予定日時や搭乗する飛行機の情報などが必要です。
公式サイト「Visit Japan Web」より登録できます。
東京からフィリピンまでのフライト時間は直行便で片道5~6時間、乗り継ぎ便だと10時間程度かかります。
観光を思う存分楽しむために、飛行機内ではリラックスして過ごしたいですよね!
ネックピローやアイマスク、耳栓、スリッパなど、機内で快適に過ごすためのグッズを持っていきましょう。
飛行機内は乾燥しやすいので、目薬や保湿クリームなどの乾燥対策グッズもあると便利です。
フィリピンでカジノをする場合は、攻略本をチェックしておくとより一層楽しめます。
フィリピンのカジノはホテルの中にあることが多く、100~200ペソ程度の少ない金額から賭けられるのが特徴です。
21歳以上のみが入場でき、入り口でパスポートを見せて年齢確認をしないと入れないので、パスポートを忘れず持っていきましょう。
場内での撮影が禁止されているところも多いので注意が必要です。
6~11月の雨季に訪れる場合は折り畳み傘が必須です。
1~2時間ほどスコールが降り、すぐに止むことがほとんどなので、雨に合わせて観光スケジュールを調整し、雨宿りをしながら楽しむのもおすすめです。
フィリピンではスマートフォンが高値で取引されるため、スリの標的にされやすいです。
カラビナやチェーンを使ってスマートフォンをズボンやカバンにつなぎ、対策をしましょう。
フィリピンではスリの被害が多いので、財布などの貴重品はポケットではなくカバンへしまいましょう。
カバンを南京錠で施錠するのも1つの対策になります。
フィリピンの水道水は飲料用には適していません。
飲み水確保のために携帯用浄水器を持っていくか、ペットボトルの水を買って飲むようにしましょう。
フィリピンには子どもも楽しめる場所が多く、子ども連れで訪れる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
子ども用品はオムツなど現地で手に入るものもありますが、粉ミルクや離乳食など使い慣れているものがいい場合は忘れずに持っていきましょう。
道が整備されていないところが多く、外ではベビーカーが使いづらい点には注意が必要です。
旅行の持ち物のなかには、旅行のときにしか使わないものもたくさんありますよね。
旅行にはいろいろとお金がかかりますが、なるべく無駄な出費は抑えたいところ。
旅行のときだけ使うものは、レンタルでお得に用意しましょう!
それだけでなく、収納スペースが必要ない、旅行先や旅行目的に合わせて使うものの幅が広がる、といったメリットもあります。
なかでも特におすすめしたいカメラとスーツケースについてご紹介していきます。
豊富なマリンアクティビティが魅力のフィリピン。
防水性能の高い小型のアクションカメラを持っていけば、海での思い出も動画で残せます。
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旅行のときだけカメラを使いたい方におすすめです。
インスタ360/INSTA360 Insta360 Ace Pro CINSAAJA
没入感のある映像撮影を追求する「Insta360」と、老舗カメラメーカー「ライカ」との共同開発で作られた小型アクションカメラ。 防水性能が高く、海やプールなど水中でもきれいに撮影できます。
フィリピンは日本からのフライト時間が比較的短く、2泊3日程度でも楽しめます。
たくさんの島々からなっており、離島に魅力的なスポットが点在しているので、すみずみまで楽しみたいなら長期滞在がおすすめです。
長期滞在には大きめなスーツケースが必要になりますが、なかなか使う機会がなく、収納場所に困るというお悩みもあるのではないでしょうか。
長期滞在に合わせた大容量のスーツケースは、レンタルで用意すると便利です!
2泊3日におすすめなスーツケース
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長期滞在におすすめなスーツケース
保管に場所を取る大型スーツケースはレンタルするのがおすすめ!