モダンで重厚感のあるデザイン、シックなカラー展開。インテリアにこだわる方のキッチンにもぴったりな「STAUB(ストウブ)」は、プロにも愛好家が多く、世界中で絶大な支持を誇ります。
デザイン性だけでなく、食材の旨みを引き出す機能性、さまざまな料理に対応する汎用性も兼ね備えたキッチンウェアです。テーブルにそのまま出してもおしゃれで、いつもの料理がグッと美味しくできるなら、使わない手はないですよね。
「良いものだとは知っていても、価格的に気軽には買えない」という方は、数日単位でレンタルする選択肢もあります。
この記事ではストウブの歴史と代表的なアイテムと、多くの人に支持される魅力、そして気軽にストウブを体験できるレンタルサービスをご紹介します。
ストウブは1974年、フランス北東部のアルザス地方で誕生しました。ブランドのロゴに使われているコウノトリはアルザス地方を象徴する鳥で、創業者であるフランシス・ストウブの「食卓に幸せを運ぶ商品を届けたい」という思いが込められています。
創業当初はプロ向けの商品を開発しており、フランスの三つ星シェフであるポール・ボキューズ氏らの協力のもと、ストウブのベーシック商品であるピコ・ココットの原型「ココット・ストウブ」が考案されました。
その後、試行錯誤の末に、蓋裏の突起「ピコ」を開発。素材が持つ旨みや水分を逃さずに鍋の中で循環させる機能を持ったピコ・ココットが1978年に誕生しました。多くのレストランで利用され、世界中に広まるなかで、徐々に家庭のキッチンでも使われるようになっていったのです。
1978年から現在に至るまで、ストウブの製品はすべて熟練の職人によって製造されています。砂型(すながた/溶解した金属を流し込み成形する型)は、ひとつの製品に1回だけ使用すると廃棄されるため、すべての製品が唯一無二である点もストウブの魅力です。
多彩なラインナップを誇るストウブの中から、代表的なアイテムを3つ厳選してご紹介します。3つとも、ガスコンロ、IHコンロ、オーブンでの利用が可能です。
オールマイティに使えるので、最初の1台におすすめなのがピコ・ココット ラウンドです。18cmは万能サイズで、メインディッシュはもちろん、副菜やスープをつくるのにも適しています。ひとり暮らしの日常使いにも、少人数の食卓にもぴったりの、絶妙なサイズ感です。
発生した蒸気が蓋裏の突起「ピコ」に付着し、食材に降り注ぐ「アロマ・レイン効果」を実感しやすいのも、ピコ・ココットの特徴です。とくにラウンド型は比較的コンパクトなので、コンロ上で他の調理器具とぶつかりにくく、収納しやすい点も魅力的。
肉や魚、野菜をまるごと調理するなら、オーバル型のピコ・ココットがおすすめです。縦長なので、丸鶏のローストチキンや魚1匹を使ったアクアパッツァ、とうもろこしをまるごと使ったポタージュなど、豪華な料理が楽々つくれます。
23cmのピコ・ココット オーバルは、2~4人分のメインディッシュの調理に最適です。テーブルに置けば、圧倒的な存在感でホームパーティーの主役になってくれそう。
深さもあるので、煮込み料理や炊き込みご飯、炒め物など、日常的な料理にも使い勝手がいいサイズ感です。
浅型の本体にドーム型の蓋がセットになっているブレイザー ソテーパン カンパーニュは、口が広いので、炒めものや揚げ焼きに向いています。鍋料理やオイルフォンデュなど、大人数でワイワイと囲んでの卓上調理にもおすすめです。
蓋裏にピコはついていませんが、食材から出た水分を逃さず戻す「システラドロップ構造」になっており、旨みを閉じ込めて料理をより美味しく仕上げます。
デザイン性と機能性を併せ持つ、ストウブの多彩な魅力を4つにまとめて紹介します。
シンプルながら洗練されたデザインとシックなカラー展開は、モダンなインテリアとも調和します。グレーやブラックといった定番カラーから、深みのあるダークな風合いが印象的なグレナディンレッド、くすみカラーが上品なシフォンローズなど、キッチンのテイストや好みに合わせて選べる豊富なカラー展開です。
同じカラーで揃えるのも、鍋の形によってカラーを変えるのも素敵ですね。キッチンのインテリアに馴染ませるか、アクセントにするかで選ぶのも楽しそうです。
ストウブの素材である鋳物(いもの)ホーローは蓄熱性が高く、熱が均一に伝わるので、食材にゆっくりムラなく火を通せます。野菜の甘みや肉の旨みをじっくりと引き出し、時間をかけて煮込む料理でも煮崩れしにくいです。
また、ピコやシステラドロップ構造によって、食材から出た水分を逃さず、鍋の中で循環させることで旨みが凝縮されます。
製品それぞれに得意とする料理はありますが、焼く・煮る・炊く・蒸す・揚げるなど、さまざまな調理法に対応する汎用性の高さはストウブ製品の大きな魅力です。
食材の水分を最大限に活かした無水調理も可能で、オーブンにも使えるため、ストウブをどれかひとつ持っているだけでも幅広い料理を楽しめます。
ストウブ鍋の内側は細かな凹凸があり、ザラザラしています。これは「黒マットエマイユ加工」によるもので、食材との接点が少なくなるため焦げ付きにくく、お手入れが簡単です。
ストウブに欠かせないお手入れは、定期的なシーズニング。鍋肌に油を馴染ませる方法で、家にあるもので手軽にできます。
【シーズニング方法】
①食器用洗剤で洗って水気を拭き取り、乾かす
②食用油を鍋肌に塗り、弱火で数分加熱する
③冷めたら余分な油を拭き取る
油が減ってツヤがなくなってきたら、シーズニングのタイミング。定期的なお手入れで、一生モノの相棒として長く使えるのもストウブの魅力です。
どんなインテリアにも馴染むシンプルでスタイリッシュなデザインと、高い機能性を誇るストウブ。パーティーのための特別な料理も、日常の家庭料理も、ストウブを使えばより美味しく、よりおしゃれにつくれます。
価格の高さで迷っている方におすすめしたいのは、レンタルという選択肢。この記事で紹介した製品はすべてSUUTAでレンタル可能です。じっくり料理できる週末に合わせたり、ホームパーティーの日程に合わせたり。あなたの予定に合わせてレンタルできます。
使ってみないとわからないストウブの魅力を、SUUTAでぜひご体感ください。