ANKER Nebula Capsule 3は、手のひらサイズのコンパクトボディから、想像できないほど高画質な映像を映し出すモバイルプロジェクター。
家で大画面を楽しみたい方や、手軽に使えるプロジェクターを探している方にぴったりのアイテムです。
しかし、高性能な最新ガジェットのため、価格は決して安くはありません。
「本当に便利なの?」「買っても使いこなせなかったらどうしよう」と、購入をためらっている方もいるかもしれません。
本記事ではそんな方に向けて、ANKER Nebula Capsule 3本体と、シリーズの専用スタンド「ジンバルスタンド」を徹底レビュー。
機能性や実際の使い心地、そしてあなたの日常をどう変えるのかを余すことなくお伝えします。
INDEX
モバイルプロジェクターはその名のとおり、持ち運びができる小型のプロジェクターのことです。
一般的な据え置き型プロジェクターと比べて、片手で持てるコンパクトなものや、スマートフォンと同程度のサイズのものまで多種多様。
バッテリーを内蔵しているモデルが多く、電源がない場所でも使用できるのが最大の特徴です。
かつては画質や明るさに課題がある製品も少なくありませんでしたが、技術の進化により、最近のモバイルプロジェクターは驚くほど高画質化・高機能化が進んでいます。
モバイルプロジェクターはさまざまなシーンで使えるのが魅力で、キャンプでテントやタープに映像を投影すれば、そこはあなただけのプライベートシアターに。
非日常的な体験は、友達や家族との忘れられない思い出作りになるでしょう。
自宅でも、天井や壁が映画館の特等席に早変わりします。
ホームパーティーや来客の際にライブ映像や思い出のスライドショーを流せば、場が盛り上がること間違いなし!
テレビ代わりにして、部屋を広く使える選択肢にもなります。
Nebula Capsule 3は、「見る」だけでなく「体験する」という新しい価値を提供してくれる、現代のライフスタイルにぴったりのガジェットなのです。
Capsuleは、のプロジェクターブランド「Nebula」が展開するモバイルプロジェクターシリーズです。
中でも今回ご紹介するNebula Capsule 3は、これまでのシリーズのコンパクトさと使いやすさに加え、画質、明るさ、機能面でも大きく進化を遂げた人気モデル。
特に注目すべきは、明るさが従来のモデルから飛躍的に向上し、より明るい環境でも映像が見やすくなった点。
そして、オートフォーカスや自動台形補正といった「使いやすさ」を追求した機能が強化されている点です。
後継のNebula Capsule Airと比較すると、Nebula Capsule 3はフルHD(1920 ×1080画素)の高解像度に対応しているのが大きな違い。
フルHDの高画質が映画の字幕までくっきり鮮明に映し出します。
ほかにも、Nebula Capsule Airとは最大投影サイズや再生可能時間や搭載OS、サイズや重さなどが異なりますが、機能性ではNebula Capsule 3の方が勝ります。
ただし、機能を抑えている分、価格はNebula Capsule Airの方が安めとなっています。
映像の美しさを重視する方にはNebula Capsule 3、コンパクトさや価格の安さを重視する方にはNebula Capsule Airをおすすめします。
【ANKER Nebula Capsule Airのスペック】
ここからは、実際にNebula Capsule 3を使ってみた率直な感想をお伝えします。
箱を開けてまず驚いたのが、Nebula Capsule 3の洗練されたデザインと本体のコンパクトさです。
写真や動画では見ていましたが、実際に手に取ると500mlペットボトルとほぼ同じくらいのサイズ感。
これなら、デイパックやトートバッグにもすっぽり収まりますね。
少し気になったのは、Nebula Capsule 3の850gという重量。「大きさはコンパクトだけど、意外と重い」と感じたのが正直なところです。
Nebula Capsule 3は、私が調べたモバイルプロジェクターの中でも重い方でした。
電車での旅行やキャンプなど、「荷物をできるだけ軽くしたい」という場合は購入を慎重に検討した方がいいでしょう。
軽さや携帯性を重視する方には、後継のNebula Capsule Airをおすすめします。
アンカー/ANKER Capsule Air
今回使ったのは、Nebula Capsuleシリーズ用のスタンド「ジンバルスタンド」が付いたモデル。
ジンバルスタンドも使い勝手がよかったので、こちらも併せてご紹介します。
ジンバルスタンドは、上下左右に回転する便利なスタンドです。
不安定な場所でもピタッと安定するため、天井投影も思いのまま。ベストな角度で映像を楽しめます。
使い方もシンプルで、本体の底の穴にジンバルスタンドのネジをはめて回すだけで簡単に設置できました。
まずは、充電しておいた本体に電源を入れ、Wi-Fi接続やGoogleアカウントの連携などの初期設定を行いました。
Nebula Capsule3の初期設定は、画面の指示に従ってリモコンを操作するだけでOKです!
私はガジェット系の初期設定が苦手でいつも手こずってしまうのですが、説明書とにらめっこせずとも、30分ほどで設定が完了しました。
オートフォーカスと自動台形補正の便利さも、すぐに体感できました。
壁から少し離して置いても、斜めに置いても、自動でシャープで歪みのない映像が映し出されます。
手動での調整が一切不要なので、これなら機械が苦手な方でも安心して使えます。
寝室の白い壁に映像を投影してみると、まさに「我が家が映画館」状態!
フルHDの映像はとても鮮明で、鮮やかな花の色や役者の表情、風景の細部までくっきりと映し出されました。
200ANSIルーメンという明るさも、部屋を暗くすれば十分すぎるほど。
コンパクトな外見からは想像できないほど音質もパワフルで、映像への没入感が格段に深まります。
わざわざ外付けスピーカーを用意しなくても、これ一台で申し分ありません。
実際にNebula Capsule 3を使ってみて、強く感じた魅力やメリットを3つに絞ってご紹介します。
Nebula Capsule 3の最大の魅力は、日常に無理なく溶け込む「手軽さ」です。
コンパクトなサイズ感はもちろんのこと、オートフォーカスと自動台形補正機能のおかげで、設置から映像を映し出すまでにかかる時間はわずか数秒。「プロジェクターはセッティングが大変そう」という心配は一切無用です。
友達と急に「映画見たいね!」となっても、サッと取り出してすぐに楽しめて、キャンプや旅行先のホテルでも面倒な準備がいりません。
この手軽さを実際に体験すれば、多くの人がモバイルプロジェクターへの敷居が劇的に低くなると思います。
「モバイルプロジェクターはコンパクトな分、画質や音質もそこそこだろう」と思っている方は少なくないのではないでしょうか。
私もその一人でしたが、Nebula Capsule 3は、壁に投影していることを忘れるほど鮮やかな発色と自然な色合いです。
映画やドラマ、アニメなどさまざまな映像を映してみましたが、いずれも驚くほど細部までクリアでした。
以前プロジェクターを使用した際に「全体的に色味が薄い」、「元の映像の色と何か違う」と感じたことがありましたが、Nebula Capsule 3ではそんなことはありません。
音質も申し分なく、特に低音のきれいさが印象的。効果音も音の広がりや奥行きまでしっかりと再現されています。
実際に体験して確かめてみたい方は、レンタルで一度使ってみるのもおすすめです。
言葉では伝えきれない映像や音質のきれいさを、ぜひ実際に使って体験してみてください。
アンカー/ANKER Nebula Capsule 3
Nebula Capsule3 は、Google TVを搭載しています。
そのため、スマートフォンやPCを接続しなくても、単体でNetflix、YouTube、Amazon Prime Videoなどの動画配信サービスに直接アクセスが可能。
普段から使っている動画配信サービスなら、見たいものがすぐに見つかります。
テレビがない部屋でも手軽に映像サービスが楽しめるのはうれしいですよね。
HDMIケーブルで接続すればゲームも大画面できるので、子ども部屋でも大活躍してくれそうです。
Nebula Capsule 3の魅力を主に紹介してきましたが、実際に使ってみていくつか「ここは注意しておきたいな」と感じる点もありました。
購入を検討している方はこちらも参考にしてください。
200ANSIルーメンという明るさは、モバイルプロジェクターとしてはとても優秀です。
しかし、日中の明るい部屋や、照明が煌々とついている場所での視認性にはやはり限界があります。
全く見えないわけではありませんが、色が薄くなり、文字が見えにくくなってしまうことも。
鮮明な映像を楽しむためには、カーテンを閉めるなどして部屋を暗くするか、夜間に使用するのが基本です。
プロジェクターの特性上避けられない点ではありますが、「どんな場所でも日中のテレビのように使える」と期待してしまうと、少し期待外れに感じるかもしれません。
基本的には、暗い環境で利用することを前提に考えましょう。
どの程度の明るさまでなら使えるか、自宅など実際に使う場所での見え方はどうなのか、レンタルで一度試してから購入を検討するのもおすすめです。
アンカー/ANKER Nebula Capsule 3
約2.5時間のバッテリー駆動時間は、映画一本を観るには十分な長さです。
しかし、長尺の映画や、複数のエピソードを連続で視聴したい場合には、途中で充電が必要になる可能性があります。
特にアウトドアなどで電源が確保できない場所で使用する際は、モバイルバッテリーを併用するか、ポータブル電源を持参すると安心です。
本体充電ポートはUSB-Cなので、スマートフォン用充電器やモバイルバッテリーを活用することもできますが、充電しながらだと本体が熱を持ちやすくなる点は考慮しておきましょう。
内蔵スピーカーの音質は非常に高く、モバイルプロジェクターとしては驚くほど満足のいくレベルです。
しかし、「より映画館のような臨場感がほしい」とか、「音楽ライブを大音量で楽しみたい」といった、音質にこだわる方にとっては物足りなく感じるかもしれません。
そういった場合は、Nebula Capsule 3はBluetoothに対応しているので、手軽にワイヤレスで外部スピーカーと接続できますよ。
より迫力のある音響を求める方は、必要に応じて外部スピーカーのレンタルや持参も検討すると良いでしょう。
Nebula Capsule 3は、まさに「手のひらサイズの映画館」という言葉がぴったりなモバイルプロジェクターでした。
フルHDの高画質、パワフルな内蔵スピーカー、そして何よりもその手軽さ。どこにでもポンと置くだけで、あっという間に大画面のエンタメ空間が完成します。
テレビを置かずにスマートな暮らしを送りたいミニマリスト志向の方にもおすすめですよ。
「買ってみて自宅の環境に合わなかったらどうしよう」とか、「実際に使ってみて決めたい」と感じている方には、まずはレンタルサービスをおすすめします。
Nebula Capsule 3の値段は69,990円(税込)と高価ですが、SUUTAのレンタルサービスなら、2週間で4,100円から(2025年6月現在)レンタルが可能。
気軽に購入前のお試しができ、パーティーやキャンプ、旅行といった短期間のイベント利用にも最適です。
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