「LG Styler（LGスタイラー）」は、衣類ケアの新しいスタンダードを提供する家電のひとつ。
新しい家電ジャンルに属する製品のため、実際に使ってみないとその魅力やメリットは伝わりづらいところがあります。
そこでこの記事では、LG Stylerではどんなことができるのか、どんなシーンで活躍するアイテムなのか、そして実際にLG Stylerをオフィスで利用する方にインタビューを実施したのでご紹介していきます。
LG Stylerとは、韓国の総合電機メーカー「LGエレクトロニクス」が発売する衣類ケア家電です。
LG独自のスチーム技術を使用することで衣類のシワやニオイを取り除き、除菌や乾燥、室内の除湿もできます。
主な特徴は以下の5つです。
1分間に最大180回ハンガーが振動することで衣類に付着したホコリやゴミなどを振り落とします。
稼働中の振動はまったく気にならず、動作音は冷蔵庫よりも静かなくらいです。
すべてのLG Stylerに搭載されています。
LG独自の技術「TrueSteam」は、衣類に付着した花粉やダニ、菌、ウイルスを99％以上除去するLG Styler最大の特徴です。
「99％以上除去」は、スギ花粉をふりかけたり、生きたダニを使ったりと本格的な実験が行われての結果。
LG Styler内を熱風とスチームが包み込み、気流によって除去される仕組みです。
またスチームによって衣類についたニオイも除去できるため、仕事で使ったジャケットや制服の汗臭さ、飲食店でついた衣服のニオイ、タバコのニオイを取り除くことも可能。
すべての機種で除菌が可能ですが、機種によっては花粉ケアに非対応、ベビー用品やスポーツウェアの専用コースに非対応があるため注意しましょう。
実際にLG Stylerを使用してシワ取りの実験をしてみてみました。
使用前のジャケットは全体的に大きなシワが目立ち、くしゃくしゃした感じです。
LG Stylerでケアを行った後は、目立ったシワがなくなり、全体的に滑らかな見た目になりました。
また写真では伝わらないですが、シワ取りだけでなく、除菌と乾燥でカラッとした仕上がりになっているせいか清潔感ある手触りでした。
ホコリ落としやニオイ・花粉などの除去だけでなく、衣類の乾燥もLG Stylerで可能。
すべてのLG Stylerシリーズに対応しており、雨や花粉で屋外に衣類を干せない時、天日干しでは傷んでしまう衣類、寒い時期の衣類の温めなどに活用できます。
また衣類だけでなく、LG Stylerを設置した空間の除湿もできるため、除湿機代わりにもなります。
LG Styler本体の下部には、スチームを行うための給水ボックスと除湿した水分が溜まる排水ボックスがあります。
定期的に給水と排水が必要ですが、衣類は乾燥を、空間は除湿を行えるため一石二鳥の役割です。
ジャケットやコートだけでなく、靴や折りたたみ傘、カバンなどもLG Styler内に置いて使えるようになっています。
付属の仕切りを利用すれば二段になり、衣類と同時に使用が可能です。
スーツのスラックスについたシワを伸ばすだけでなく、折り目を付ける専用の機能があります。すべてのLG Stylerに搭載。
LG Stylerにスラックスをセットしてボタンを押すだけで折り目がくっきり付くので、アイロンをかける手間を大幅に削減できます。
また一度折り目を付けると、使い方にもよりますが、1週間ほどきれいな折り目が付いた状態だったので毎日使用する必要はありません。
折り目機能は一回の使用で一着しかセットできない点は注意です。
実際にスーツのスラックスで使用したところ、写真では伝わりづらいですが、アイロンをかけたかのような、高温の蒸気でプレスしたかのように折れ目がくっきりと付いていました。
全体的にシワやニオイの除去もされているので、クリーニングに出す頻度は圧倒的に減りそうです。
例えば、ホテルやスポーツジム、スパなど衣服を脱ぐ場所にLG Stylerが設置してあると、気軽に使えていいのではないでしょうか。
LG Stylerの操作はとても簡単で、衣類を庫内に入れて冷蔵庫のように扉を閉めたらタッチで操作するだけです。
どの機能を使うのか、どのコースでケアするのかは一目でわかり、完了までの時間もディスプレイに表示されるのですぐに使い慣れます。
LG Stylerは様々なシーンでの利用が想定され、一度利用したら手放せない便利アイテムになることは間違いないです。
主に以下のようなシーンで利用するのがおすすめ。
LG Stylerは、クリーニング代の節約や清潔な衣類、定期的なメンテナンスに活躍する家電製品です。
一家に一台あってもいいくらい、衣類ケアの新しいスタンダードになる可能性を秘めています。
寝具のニオイケアや除菌
例えば、枕やブランケットなど寝具のケア。
人間が寝汗をかくのは、日中に体内にこもった熱を放出して体温調節をすることで眠りが深くなり、疲れから回復するためです。夏でも冬でも一晩にコップ1杯程度かきます。
寝ている間に汗をかくのは良いことですが、それが続けば枕のニオイや雑菌、ダニの繁殖につながり、良いことだったはずの寝汗が衛生面では最悪なことになってしまいます。
そこで、朝起きたら枕やブランケットをLG Stylerでケアすればニオイ取りや除菌になるので清潔感を保てます。
天日干しは手間がかかり、雨の心配もあるためLG Stylerと上手に併用するとQOLアップです。
子ども用品の除菌
子どもはすぐモノを口に入れるため、風邪にならないか親としてはいつも心配でしょう。半ば諦めている方も多いのではないでしょうか。
筆者もまさに今（記事作成時）0歳と1歳の男女がいるため、おもちゃやお包み、ブランケットなど何でも口に入れては引き剥がし、子どもが寝たら除菌をし、来客のたびにも除菌をしています。
1回や2回ならいいですが、毎日繰り返し行うため手間がかかりますし、除菌スプレーや除菌シートが切れたときの手間やコストの負担があります。
LG Stylerが自宅にあるだけで、水（スチーム）で子どものぬいぐるみやお包み、ブランケットなどの衣類は簡単に除菌ができます。
早くて30分程度で完了するため、子どもが昼寝をしている間にケアできてしまうのも使いやすいポイント。
スーツや制服をケアする新習慣
オフィスに出勤する方や学校に通う子どもにもLG Stylerが活躍するシーンがあります。
特に仕事で出勤される方、満員電車に乗る方、外回りの営業の方、タバコを吸う方は、汗や雑菌、ニオイなどの衛生面が心配なのではないでしょうか。
例えば、帰宅した後にスーツのジャケットとスラックスをLG Stylerでケアすれば、次の日の朝には除菌や乾燥、シワ取りまでできたフレッシュなスーツで出勤ができ、毎日クリーニングしたての清々しい気分となれます。
定期的にクリーニングに出すことは大事ですが、クリーニングの回数を減らしてコストも出費も節約となります。
筆者が通うオフィスには、LG Stylerが設置されています。
部門によって利用頻度が異なりますが、外回りやお客様と接点の多い営業職の利用頻度が高く、リピートして使われている印象です。
実際に社員からの声をお伺いしたところ、ジャケットの利用が多く、シワ取りと乾燥が最も満足度の高い機能となっていました（実際にインタビューは以下で解説）。
また、来訪が多いオフィスであれば、来客用のクロークとしてLG Stylerを設置しておくことで帰られるときには新鮮なジャケットやコートになっており、おもてなしとしてはレベル高いのではないでしょうか。
飲食店のオーナーや店主におすすめしたいのは、お店にLG Stylerを設置することです。特に個室。
調理で出る煙や油を使った料理、食材そのもののニオイが衣服に付いてしまうのは仕方ないことですが、気になるのも事実。
「仕方ないこと」となっているからこそ、LG Stylerを導入することでお客様の満足度をより高める施策としては良いのではないでしょうか。
その場に長くいるとニオイを感じにくくなってしまうため第三者からニオイについてヒアリングして導入を検討してみるのもよいでしょう。
まずは個室1室に1台だけ導入して試してみるのもおすすめです。
またお客さんだけでなく、従業員向けに更衣室にLG Stylerを設置するのも良いかもしれません。
LG公式サイトによると、LG Stylerは、フロントでロボットがチェックインを担当する「変なホテル」で導入されているようです。
ビジネス利用のホテルやラグジュアリーホテルでは、衣類のケアを気にする方が多いためホテルにLG Stylerを導入するのは相性が良いようです。
他にも、美容院やサロンなど1～2時間だけの滞在で回転する店舗では、顧客体験として帰り際にLG Stylerでケアされたコートやジャケットを渡してくれるとおもてなしとなるでしょう。
LG Stylerは導入されている店舗がまだ限られるため、ここで早めに導入してみるのも施策としては面白いのではないでしょうか。
弊社オフィスに設置されているLG Stylerの利用者にインタビューをして、実際に使ってみてどうだったかを伺いました。
お話は、営業活動やコンサルティングサポートでお客様との関わりが非常に深く、外回り営業も多くこなされているコンサルチームのSさんです。
―― LG Stylerを使用する前の印象は。
利用するまでLG Stylerのことは知らなかったですね。
オフィスに導入されて、たまたま私の席の近くに設置されたので興味本位で使ってみたという感じです。
花粉除去や雨で濡れたときの乾燥、ジャケットのアイロンがけ、クリーニングに出す手間・コストが削減できればいいなと。
さすがにシワは取れないだろうと疑っていました。
―― 実際に使用されてみてどうでしたか。
よく利用するのはスーツのジャケットで、シワ取りと衣類乾燥の機能がとても良かったですね。
業務で外出しない週3回くらい、オフィスに出勤したときは毎日使っています。
―― シワ取りは本当に取れましたか。
取れましたね！
ジャケットをカバンに入れて移動することが多いので、ちゃんと畳んでもシワがけっこう付くのですが、2時間くらいのコースを使えば着ても恥ずかしくないくらいシワがなくなります。
完全ではないですが、今では「とりあえずLG Stylerに入れておけばOK」と頼りっきりです。
―― 乾燥はどのように用途で。
雨が降ってジャケットや上着が濡れたときはLG Stylerへ入れて乾燥しています。
1時間程度で生乾き臭がなく、しっかり乾いているので雨の日はマストですね。
―― 使ってみていまいちなところはありましたか。
シワ取りや乾燥は目に見えて効果がわかるので「また使おう」という気になれるし、毎日使っているということは満足しているんだと思います。
けれど、除菌の機能はされてはいるんだろうけど、どのくらい除菌されたかが分からないので、いまいちというよりかは評価しづらいですね。
―― 総合的に考えると…
良かったですね。仕上がりは本当に満足です！
自宅のドラム式洗濯機は、乾燥ができてもシワがとっても付つくのでアイロンがけが必要。アイロンはシワが取れますが乾燥はできません。
洗濯から浴室乾燥・ドラム式洗濯機での乾燥・アイロンがけ・天日干しの工程でそれぞれ手間がかかっていたものをLG Stylerに入れるだけで解決できるのは感動しましたね。良いところ取りってこういうことですよ！
あとはコストが削減されたのも良かったです。
スーツのジャケットは定期的にクリーニングに出していましたが、毎日LG Stylerでケアしているおかげかクリーニングに出す頻度が減り、会社で無料で使えるのも自腹の出費が減って最高です。
―― 最後に、「こんなシーンにおすすめ」があれば教えてください。
定期的な衣類のメンテナンスですね。
とりあえずLG Stylerに入れておけば除菌からシワ取り、乾燥までやってくれるのでスーツのジャケットはとりあえず入れておけば間違いないです。
オフィスにあれば無料で使えて、手間とクリーニング代を削減してメンテナンスできるのは最高だと思います。
具体的なシーンでは、
などでも良いかなと思います。
―― ありがとうございます。LG Stylerをオフィスで使う方からのインタビューでした。
LG Stylerは、1台で安くても約15万円、高スペックのものは約30万円する大型家電です。冷蔵庫や洗濯機と同じ扱いと考えていいでしょう。
しかし、必需品である冷蔵庫や洗濯機と比べて、なかなか使い方や利用シーンがイメージしにくいのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのは、レンタルでLG Stylerを使ってみることです。
例えば、公式サイトで319,000円（税込み）で発売されている最も機能が充実しているモデルは、1日からレンタルが可能。
そして、注目したいのはレンタル後の購入についてです。
実際に使ってみて「気に入った」や「買い取って利用したい」ということであれば、買い切りが使えます。
買い切りは、支払ったレンタル料を差し引いた金額で購入ができる仕組みで、いきなり購入するリスクを下げつつも、損や心配なく手に入れられるのがメリットです。
買い切りについては以下の動画がわかりやすいので参考にしてみてください。
1台あるだけで衣類のトータルケアやメンテナンスができ、クリーニングのコストと出費を節約できるLG Stylerは、レンタルでまずは試してみてはいかがでしょうか。
オフィスや飲食店、サロンなどのビジネス利用はもちろん、個人での利用もおすすめです。
