SUUTA Magazine

  1. トップ
  2. キッチン
  3. パナソニック自動炊飯器「SR-AX1」レビュー!実際の使用感から口コミを解説
キッチン
2025.12.05
福井 晋(Fukui Shin)

パナソニック自動炊飯器「SR-AX1」レビュー!実際の使用感から口コミを解説

面倒な米や水の計量を自動でしてくれ、リモート操作で炊飯がおこなえる全自動炊飯器の「SR-AX1」。

気になってはいるけど、実際に使い勝手はどうなのかと気になっている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、SR-AX1を実際に使って分かったメリットやデメリットに加え、実際に使った方々の口コミも紹介。

一般的な炊飯器とは異なった面白い使用感でしたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

INDEX

キッチン家電 レンタル

パナソニック自動炊飯器「SR-AX1」とは

SR-AX1 製品外観

寸法 17.6×33.6×33.6cm
重量 約4.8kg
米タンク容量 2kg
水タンク容量 600ml
消費電力 470W
最大炊飯容量 2合

パナソニックの自動炊飯器「SR-AX1」は、米や水の計量を自動でおこなってくれる炊飯器です。

また炊飯器を直接操作せずとも、スマホのアプリ上で遠隔操作をおこなえるのも大きな特徴。

外出先からでも炊飯できるので、帰宅時間に合わせて炊きたてのご飯を楽しむことができます。

気になっているけど、美味しさや使い勝手が不安な方は、一度レンタルで試すこともご検討くださいね。

パナソニック/Panasonic 自動計量IH炊飯器 SR-AX1

キッチン家電 レンタル

パナソニック自動炊飯器「SR-AX1」を使った感想

釜が小さくてびっくり

SR-AX1 炊飯器 サイズ比較

SR-AX1の製品本体自体はそれほど小さいわけでもなく、むしろ2合炊きの炊飯器と考えると大きめに感じます。となりに5.5合炊きの炊飯器を置いたので、サイズ感をご確認ください。

しかし、お米を炊く釜が普段使用している釜と比べてあまりにも小さく、かなり驚きました。

SR-AX1 窯のサイズ比較

左は5.5合炊きの釜、右はSR-AX1の釜

筆者の家で使用している5.5合炊きの釜と比べると、その小ささは一目瞭然。

SR-AX1 窯の重量測定

5.5合炊きの釜は約1kgほどの重量でずっしりとした重さがあるのですが、SR-AX1の釜の重量は約312gとめちゃくちゃ軽いです。

あまりに小さくて軽かったので、「こんな釜で美味しく炊けるのか?」と思ってしまったのが正直な第一印象でした。

一方、これだけ小さく軽ければ「洗うのはかなり楽だろう」と、手入れ面では期待が持てました。

いざ準備・初期設定

本製品を使用するために、まずはスマホと炊飯器を接続するための初期設定をおこないます。

SR-AX1 アプリの設定画面

スマホにアプリ『キッチンポケット(iOS/Android)』を入れ、画面の指示に従いながら炊飯器の背面にあるQRコードを読み取るなどしたら、5分もかからず設定は完了しました。

初期設定が完了したら、続いて炊飯器でお米を炊く準備をしていきます。

レンタルしたてや購入したばかりの場合には、釜や水タンクを軽く洗い、お米タンクや炊飯器本体も濡れた布巾で拭いてから使用するようにしましょう。

炊飯器本体にお米を投入していきます。

パナソニック自動炊飯器「SR-AX1」にお米を入れるところ

炊飯器には最大2kgまでお米を入れておくことが可能です。

お米を入れ終えたら、水タンクに水を入れましょう。

SR-AX1 水タンク

その後、水タンクや釜を炊飯器本体にセットしていきます。

パナソニック自動炊飯器「SR-AX1」に水タンクをセット

炊飯器に水タンクをセット

パナソニック自動炊飯器「SR-AX1」に釜をセット

炊飯器に釜をセット

これで炊飯器の準備も整いました。

いざ炊飯

炊飯の方法には、炊飯器のボタンを押して炊き始めるか、スマホのアプリを操作して炊き始めるかの2通りあります。

まずはスマホのアプリを操作して炊き始めていきます。

SR-AX1 アプリの操作画面

スマホアプリの操作画面

スマホアプリで設定する項目は以下の通りです。

  • お米の炊き方
  • お米の固さ・柔らかさ
  • 炊飯量
  • 時間

説明書を見ず、初見でもわかるぐらいに各種設定は簡単でした。

パナソニック自動炊飯器「SR-AX1」で炊飯中の様子

炊飯中

炊飯をし始めてしばらくすると、釜にお米と水が流れ込んでいく音がして面白かったです。

SR-AX1 アプリの通知画面

お米が炊けると、スマホに通知が来ました。

パナソニック自動炊飯器「SR-AX1」の炊きたてのお米

SR-AX1 炊けたお米

しっかりとお米が炊けていました。

両親と一緒に炊きあがったお米を味わったのですが、とても美味しかったです。

釜が小さく軽いからといって炊きあがったお米の品質に問題は一切なく、美味しいごはんがいただけました。

SR-AX1 手入れ中の画像

使用後のお手入れは、釜と蓋を軽く洗い、水タンクの水を入れ替えるだけでOK。

通常の炊飯器と比べて洗うパーツも少なく、釜も小さく洗うのがとても楽でした。

パナソニック自動炊飯器「SR-AX1」を使用して感じたデメリット

SR-AX1を何度か使用してお米を炊いていて感じたデメリットをまとめました。

▼デメリット

  • 炊き込みご飯ができない
  • 保温機能がない
  • 炊飯器単体では時間や量がわからない
  • 早炊きが遅め
  • 無洗米しか使えない

炊き込みご飯ができない

SR-AX1 炊けたご飯

SR-AX1では、炊き込みご飯をつくることができません。

これは取扱説明書や公式サイトにも明記されていることです。

お米以外の具材を使った調理はできないため、この点は通常の炊飯器とは異なる明確なデメリットに感じました。

なお、おかゆは作れます。

保温機能がない

SR-AX1には保温機能がありません。

そのため、炊きあがってからしばらく釜内で放置をしているとお米が冷めてしまいます。

一般的な炊飯器であれば保温機能は搭載されていることを考えると、この点も明確なデメリットと言えるでしょう。

炊飯器単体では時間や量がわからない

SR-AX1 操作パネル外観

炊飯器本体で炊飯したときの様子:残り時間が不明

上の写真は炊飯中の炊飯器本体の様子です。

炊飯器にはご飯のマークが4つ点灯していて、これは1つにつき0.5合を意味するので現在2合の炊飯中ということがわかります。

一方、炊飯している量はわかっても、残り何分でお米が炊けるかがわかりません。

SR-AX1 操作パネル外観

スマホで炊飯したときの様子:お米の量も時間も不明

こちらの写真のように、炊飯器からではなくスマホからの操作で炊飯を実行した場合には、時間だけでなくお米の量もわかりません。

なお、残り時間やお米の量といった情報は、スマホアプリに明記されています。

炊飯器本体を見てもわかるようになっていたら、より親切な設計だったなと思います。

早炊きが遅め

SR-AX1 アプリの操作画面

SR-AX1は早炊き機能が搭載されてはいるものの、正直なところそこまで炊飯スピードは早くありません。

早炊きを使用していても、0.5合で約40分、2合であれば約45分の時間がかかります。

製品にもよりますが、一般的な炊飯器の早炊きモードだと1〜2合程度であれば10〜20分前後で炊きあがるものもあります。

そのため、一般的な炊飯器と比べると、SR-AX1の早炊きは遅めであると言えるでしょう。

無洗米しか使えない

無洗米

SR-AX1で使えるのは無洗米だけです。

「無洗米でなくても、普通の精米を研いでから使用すれば問題ないのでは?」と思われるかもしれませんが、説明書や公式サイトによると、SR-AX1の故障につながる恐れがあるため使用はNGとのことでした。

無洗米は普通精米と比べるとややコストが高いなどの面もあるため、自由にお米を選べないという点ではややデメリットとなりますね。

雑穀米・玄米なども同様に使用NGとなっています。SR-AX1にはお米を洗う機能がないので、無洗米しか使えないと覚えておきましょう。

玄米を食べたい方は、玄米に特化した炊飯器「ライカベル」もチェックしてみてくださいね。

発芽玄米が全自動で炊ける!圧力IH発芽玄米炊飯器「ライカベル」をレビュー!

発芽玄米が全自動で炊ける!圧力IH発芽玄米炊飯器「ライカベル」をレビュー!

この記事を読む >

パナソニック自動炊飯器「SR-AX1」のメリット

通常の炊飯器と比べると少々デメリットも目立ったSR-AX1ですが、もちろんメリットも多く存在します。

▼メリット

  • 分量を量る必要がなくて楽
  • 外出先から炊飯ができる
  • 手入れするパーツが少なくて楽
  • 各種操作や炊き具合の調整が簡単
  • 消費電力が470Wと低い

分量を量る必要がなくて楽

SR-AX1 米タンク

一般的な炊飯器だと米と水の量を計測する必要がありますが、SR-AX1では計量はすべて自動です。

分量を量らずとも炊飯が出来てしまう手軽さはSR-AX1の大きな魅力の一つと言えるでしょう。

「それくらいの手間、たいして変わらないのでは?」と思われるかもしれませんが、使ってみると思いのほか手軽で便利です。

SR-AX1 水タンク

2合炊いた後の水タンク残量、残り僅か

なお、水は炊飯の度に補充する必要があります。

とくに2合炊いた後の水タンクの水残量は残り僅か。補充を忘れてしまうと次回の炊飯がおこなえないので忘れないようにしましょう。

外出先から炊飯ができる

SR-AX1の最大のメリットの1つは、外出先からでも炊飯が可能な点です。

学校や仕事終わりなどのタイミングで、外からスマホアプリの操作で炊飯が可能なため、家に帰ったら炊き立てのご飯を楽しめます。

もちろん、外出先から炊飯予約も可能です。帰宅時間が決まったら、スマホから炊飯予約。すると、帰宅時に炊きたてのご飯が食べられます。予約時間の変更や予約取り消しも、外出先から操作可能です。

一般的な炊飯器だと、帰宅時間に合わせて炊飯するには予約機能で対応するしかないので、帰宅時間が少しでも前後すると炊き立てのご飯にありつけないこともあります。

SR-AX1であれば帰宅時間が前後しても、その時々に合わせて外から炊飯ができるのが良いところですね。

手入れするパーツが少なくて楽

SR-AX1 手入れが必要なパーツ(蓋と窯)

蓋と釜

SR-AX1は一般的な炊飯器と同様、炊くたびに手入れが必要です。

炊飯の度に手入れが必要なパーツは蓋と釜の2つのみで、これらパーツも小型で軽量なのでお手入れはとても楽なんですね。

パナソニック自動炊飯器「SR-AX1」の水タンクのパーツ

また「しばらく洗っていないな」と汚れが気になったときには、水タンクもお手入れしましょう。

水タンクのパーツも簡単に分解ができて、お手入れはとても楽でした。

各種操作や炊き具合の調整が簡単

SR-AX1 アプリの操作画面

「炊飯器をスマホアプリで操作するなんて、難しそう」と思われるかもしれませんが、操作はとても簡単です。

おかゆやカレー用のお米など、炊き方の調整もアプリ上で簡単におこなえます。

スマホや機械の操作が苦手な方でも、戸惑うことなく扱えるでしょう。

SR-AX1 アプリの操作画面

なお、炊飯量は合数指定だけでなく、お椀の数でも調整可能です。

パナソニック自動炊飯器「SR-AX1」のボタン操作をロック

キャンセルボタンを長押ししておけば、誤操作防止としてボタン操作をロックすることも可能ですよ。

消費電力が470Wと低い

SR-AX1 背面外観

地味にうれしいなと感じた点が、消費電力が低い点です。

一般的な炊飯器だと1,000W以上消費するものも珍しくない中、本製品の消費電力はわずか470W

消費電力が少ないと電気代の節約につながります。

また、つい同時に電子レンジなどの家電製品を動かして、ブレーカーが落ちるなんて心配も少なくなるのがうれしいですね。

パナソニック自動炊飯器「SR-AX1」の口コミ

実際にSR-AX1を使ったことのある口コミを調査してみました。

良い口コミ①:炊き立てが食べられて美味しい

炊きあがりのご飯の品質に不満がなく、美味しかったという口コミです。

筆者も何度も食べてみましたが、こちらの口コミ同様不満は一切なく美味しかったです!

少し変わった炊飯器だからといって、品質には問題ないので安心してくださいね。

良い口コミ②:遠隔で炊けるのが便利

「思いのほか遠隔で炊けるのが便利」といった内容の口コミです。

もちろん外から炊けるのも便利で楽なんですけど、家にいても楽だと感じるんですよね。

寝室や自室にいながら遠隔操作で炊飯ができたりと、何かと便利なのがSR-AX1の隠れた魅力だと筆者も思います。

良い口コミ③:釜が小さくて洗うのも楽

「2合用だから洗うのも楽」といって内容の口コミです。

こちらも同意見で、釜が軽くて小さいので洗い物がすごく楽なんですよね。

一般的な炊飯器の釜ってそこそこ重いですし、洗う部分も多くて面倒なんですが、こちらの炊飯器だとそういった面倒さが一切ありません。

悪い口コミ①:おひつの洗い物や水入れは相変わらず面倒かも

「手入れや水入れが面倒」といった意見です。

一般的な炊飯器と比べると間違いなくSR-AX1は手入れが楽な部類になるとは思いますが、それでも面倒と感じる方はいるようです。

お米は入れ替える必要はないのに、水は毎回入れ替える必要があるのは確かに面倒と感じる要因だなと思います。

本製品は食洗機にも非対応ということもあるので、最低限の手入れが必要な点は留意しておく必要がありますね。

悪い口コミ②:お米が入っているのに炊けなかった

「お米が入っているのに炊けなかった」という口コミです。

お米タンクに入っているお米が綺麗に流れなかったせいで、炊けなかったということですね。

これは確かにありそうな気がしました。

筆者も米タンクのお米を釜に流し出す手入れ機能を何度か試したのですが、その際、米タンクの中のお米が全部綺麗に流れなかったことが何度かありました。

このようなことを避けるためにも、炊飯後は定期的にお米タンク内のお米を、少しならしてあげるなどの工夫は必要かもしれません。

悪い口コミ③:エラーで利用不可に

「急なエラーが出て炊飯が出来なくなり、有償での修理対応となった」といった口コミ。

本製品は特定のエラーが出てしまうと、修復不能になり修理を依頼する必要があるそうです。

この「エラーが出て使えなくなった」という口コミはいくつか見かけたこともあり、深刻な問題に感じました。

とくに購入してから1年前後での故障といった口コミも見かけたので、本製品を購入する際には必ず5年保証を付けた方がいいと筆者は思います。

手軽に炊きたてのご飯を楽しみたいならSR-AX1がおすすめ!

SR-AX1 製品外観

手軽に炊きたてのご飯を楽しみたい方に、SR-AX1はおすすめです。

操作も手入れも簡単だったので、とにかく楽がしたい方にもぴったりな製品でした。

一方、本製品には一般的な炊飯器にはないようなデメリットがいくつかあるのも事実です。

デメリットが気になる方は、購入前に一度レンタルで試してみるのもおすすめですよ!

SUUTAではSR-AX1のレンタルができるので、気になる方はぜひ検討してみてください。

キッチン家電 レンタル

Items

パナソニック/Panasonic 自動計量IH炊飯器 SR-AX1

Likaveil(ライカベル)

Share: