自動でカーテンの開閉が行える「SwitchBot カーテン3」。
朝になったら自動でカーテンを開き、部屋に差し込む朝日を浴びて目覚められたらと「目覚まし用」に導入した筆者ですが、なんと導入は失敗に終わってしまいました。
しかし、環境を変えて付けてみると良い感じに動くこともわかり、結果として「SwitchBot カーテン3は購入前にレンタルすべき商品」ということがわかりました。
本記事では、SwitchBot カーテン3を導入して起こった残念なことから良かったことまで、詳しく紹介します。
導入を検討している方は是非参考にしてみてください。
INDEX
まずはSwitchBot カーテン3がどのような商品なのかを解説します。
本体サイズ | 幅42mm×奥行き51mm×高さ173mm |
本体重量 | 280g |
バッテリー | 最大8ヵ月 |
最大走行距離 | 3m |
音声コントロール | SwitchBotハブがあれば可能 |
カーテンレールに取り付けた本機が左右に動くことで、本機の動きに伴いカーテンの開閉が行われるという仕組みの商品です。
スマホと本機をBluetooth接続することで、自動開閉やその他の設定が行えます。
1つのカーテンに対し1デバイス必要になるので、両開きカーテンに使用する際には必要に応じて2台のSwitchBot カーテン3が必要になるので注意しましょう。
また、「カーテン3」の名前からもわかるように、本製品はSwitchBotカーテンの第3世代目にあたる商品です。
第2世代のモデルに比べ、対応するカーテンの種類が増えたり、音がより静かになりました。
実際にどの程度の音が鳴るのかについて動画付きで紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
開封すると、本体の他に充電ケーブルや取り付けに必要なアタッチメントやローラーなどが付属しています。
SwitchBotカーテン3本体の両サイドには、取り外し可能なフックが付いてあり、このフック部分をカーテンレールに引っかけて使用することになります。
フック部分についてあるローラーも付け替えが可能で、カーテンレールにあったローラーを選択する必要があります。
ローラーの付け替えも、とくに難しいこともなく簡単でした。
SwotchBot カーテン3を使用していて良かったと感じるのは以下の6点です。
SwitchBot カーテン3は、取り付けや設定がとにかく簡単でした。
大まかな流れとしては、スマホにSwitchBotアプリをダウンロードし、アプリの案内に従い設置を進めていきます。
スマホとSwitchBot カーテン3をBluetooth接続し、カーテンレールにSwitchBot カーテン3を取り付けて初期設定を済ませれば完了です。
以下はカーテンレールに取り付けてから設置を完了させるまでの映像ですが、とくに大変なこともなくスムーズに設置ができました。
2倍速
取り付けの際カーテンはすべて外す必要はなく、SwitchBot カーテン3を取り付ける部分だけ外しておけば良いので手間もかかりません。
もしSwitchBot カーテン3の滑りが悪かったり、引っかかりにくい場合には適切なローラーが使用できていない可能性があるため、別のローラーに変えて取り付け直しましょう。
数ヶ月に一度充電や電池交換のために本体をカーテンレールから取り外すタイミングがあると思いますが、取り外しも簡単なので難なく行えてストレスフリーです。
アプリも画像や映像付きで取り付けをサポートしてくれるので、 困るようなことはありませんでした。
SwitchBot カーテン3は、最大16kgまでのカーテンを動かすことができます。
実際に試してみたところ、軽いレースのカーテンはもちろん、重めの遮光カーテンも動かせました。
調べてみたところ、布面積にもよりますが重めの遮光カーテンでも重量は1.5~3kg程度で、カーテンレール自体の耐荷重も5~10kg前後のものが多いそうです。
そのため、最大16kgまでのカーテンを動かせるSwitchBot カーテン3であれば、取り付けができている時点でほとんどのカーテンを動かすことができるでしょう。
SwitchBot カーテン3の上部にあるローラー部分が動くと駆動音が発生するのですが、SwitchBot カーテン3では3つのモードが用意されてあるので調整ができます。
個人的には通常モードでもそこまでうるさいとは思わないので、普段は通常モードを利用しています。
静かな夜間だと隣の部屋に聞こえてしまうので、夜間だけ静音モードを利用しています。
QuietDriftモードは開閉まで時間はかかるものの、とにかく静かなので朝の自動開閉におすすめです。
朝に音で目を覚まさず、窓から差し込む自然光で目を覚ますことができますよ。
SwitchBot カーテン3を使用していても、思いのほか手動でカーテンを開閉したくなるときがあります。
そんなときはSwitchBot カーテン3に搭載している「タッチ&ゴー」機能を使えば、手動での開閉も可能です。
スマホアプリ内でタッチ&ゴー機能をオンにしておけば、カーテンを手で少し引っ張るだけで、その後は自動でカーテンを閉めてくれます。
なお、SwitchBot カーテン3の取り付け中にタッチ&ゴー機能をオンにしていると、勝手にSwitchBot カーテン3が動いて行ってしまうことがよくあるので、取り付け中はオフにしておくことをおすすめします。
両開きカーテンで使用する場合、窓全体のカーテン開閉は2台必要にはなってしまいますが、半分の開閉なら1台でもできます。
カーテンが締まっている状態のとき、磁石でくっついてるカーテン同士を1台のデバイスだけでしっかり引っ張り開けてくれるのかが心配だったのですが、問題ありませんでした。
最大16kgまでのカーテンを動かせるSwitchBot カーテン3は、流石にパワーがありますね。
筆者の部屋だとカーテンを半分開ければ、ベッドの頭の位置に日差しが差し込んでくるので、自然光で目を覚ますという用途を満たせます。
そのため、両開きカーテンでしたが1台だけでの導入で済みました。
導入前、「風が強い日、SwitchBot カーテン3が揺れて窓ガラスにぶつかったりしないだろうか」という不安を抱いていたのですが、全く問題ありませんでした。
カーテンレールに取り付けたSwitchBot カーテン3は、指などで物理的に触ればある程度動きはするものの、かなりガチガチに固定されています。
そのため風程度で揺れることはまずなく、多少揺れたところで窓ガラスにぶつかるほど揺れることは起こりえません。
この点は実際に家に届いて利用するまでわからなかったことなので、問題がなさそうで安心しました。
実際に使ってみないと分からない部分が気になる方は、レンタルで試してみるのはいかがでしょうか。
SUUTAではSwitchBotカーテン3をレンタルで試せるので、購入を検討している方におすすめです!
SwotchBot カーテン3を使用していて残念に感じたのは以下の4点です。
個人的に最も残念だったのが、SwitchBot カーテン3とカーテンレールの相性問題です。
筆者の使用予定だった部屋のカーテンレールとは相性が非常に悪く、開閉時の音がかなり大きく鳴ります。
以下の動画では、静音モードではなく通常モードで利用したときの動画です。
モーターの「ウィーン」という動作音だけでなく、「ガチッ、ガチッ」という鋭い異音が発生していることがわかると思います。
おそらく、カーテンレールに引っかけてるローラーが滑らかに回っておらず、摩擦などにより異音が発生しているのかと思います。
なお、本製品にはゆっくり開閉することで音を静かにするQuietDriftモードが存在します。
しかし、このモードを使用した場合でもモーター音は静かになるものの、カーテンレールとの相性で発生している「ガチッ、ガチッ」という鋭い異音は発生しました。
朝になったら自動でカーテンを開き、部屋に差し込む朝日を浴びて目覚められたらと「目覚まし用」に導入した筆者ですが、朝日で目が覚める前に開閉時の音で目が覚めてしまいます。
カーテンレールの内部を掃除してみたり、SwitchBot カーテン3のローラーを別のものに変えてみたりと試行錯誤してみましたが、音は改善されません。
これでは自分の用途に合わないと思い、SwitchBot カーテン3の導入は諦めました。
しかし、別の部屋のカーテンで試してみたところ、大きな音が鳴ることなく使用できました。
どうやら、カーテンレールとの相性次第では大きな音は鳴らないようです。
カーテンレールとの相性が心配であれば、購入する前にレンタルで試してみることをおすすめします。
SwitchBot カーテン3を装着したカーテンを使用する際、カーテンを少しだけ開けるという動作が非常に面倒です。
手動でカーテンを開け閉めすると、「タッチ&ゴー」機能によって自動でカーテンが開け閉めされます。
しかし、タッチ&ゴー機能ではカーテンを全開・全閉してしまうため、少しだけ開けるということができません。
だからといってタッチ&ゴー機能をオフにすると、SwitchBot カーテン3が重く開け閉めが大変です。
一応スマホのSwitchBotアプリから操作することで、自分の開けたい位置まで調整することは可能です。
ですが、カーテンを開け閉めするためにわざわざスマホアプリを操作する必要があるのは、かなり面倒に感じます。
幅が短い両開きカーテンであれば「少しだけ開ける」という機会はあまり少ないかもしれませんが、幅が長い片開きカーテンを利用されてる方の場合、気になってくるところかもしれませんね。
SwitchBot カーテン3には合計で4種類のローラーが付属していますが、どのローラーを使うのが適切なのかがいまいちわかりにくい印象を受けました。
というのも、我が家のカーテンレールでいくつか検証したところ、どのローラーでもカーテンレールに取り付けられたからです。
「利用できたのなら問題ないのでは?」と思うかもしれませんが、何度か開閉を試した後にSwitchBot カーテン3をカーテンレールから取り出してみると、ローラーが摩擦によって明らかに消耗していました。
その後もいくつかローラーを変えて検証してみたところ、消耗度の低いローラーを自分で導き出し、そのローラーが適切だと判断できました。
筆者の場合、カーテンレールで使用できるローラーのうち、最も大きなローラーを使うと消耗が少なかったです。
片開きカーテンであれば問題ありませんが、両開きカーテンを全開するためには2台のデバイスが必要になるので、そこそこの費用が必要になります。
また、半永久的に充電をしたくないのであればソーラーパネルも必要になり、1台につき約3,000円必要です。
音声操作や遠隔操作を行うのであればSwitchBotハブも必要となり、便利にするためには何かと費用がかさむのがややデメリットとしてあげられます。
いろいろなデバイスを組み合わせてスマートホーム化させたいと思っても、いきなり全て揃えるのは費用面や設置の手間でハードルがあったり、結局何が必要なのか分からなかったりする部分も多いでしょう。
いろいろなデバイスを使ってみて、自分の生活の中で必要な機能を見極め、優先順位をつけて購入するものを検討するためにもレンタルがおすすめです。
SUUTAではSwitchBotカーテン3だけでなく、SwitchBotハブなどさまざまなスマートホームデバイスがレンタルできるので、ぜひチェックしてみてください。
SwitchBot カーテン3は取り付けも使い方も簡単で使い勝手が良く、自動でカーテンを開けたい人にはとてもおすすめの商品です。
朝に自動でゆっくり開くのも便利ですし、SwitchBotハブを利用すれば音声操作や遠隔操作も可能になります。
外出中には遠隔操作で、寝る前には音声操作で閉め忘れを防止できたりと、便利な使い方がたくさんあります。
しかし。筆者のようにいざ導入をするも「カーテンレールと相性が悪かった・・・」ということも起こりえるでしょう。
カーテンレールとの相性は公式サイトにもある程度記載はされてはいるものの、実際に利用してみないとわからないこともあります。
そのため、SwitchBot カーテン3はいきなり購入するのではなく、まずはレンタルで試してみることを強くおすすめします。
SUUTAではSwitchBot カーテン3だけでなく、SwitchBotハブやその他SwitchBotデバイスを短期間からレンタル可能です。
気になった方は是非レンタルを検討してみてくださいね。