しゃぶしゃぶ店を開業するときに必要なものを8つの項目に分けて一覧で解説していきます。
また、開業時にかかる初期費用を安く抑える方法もご紹介するので、最後までチェックしてみてください。
新しくしゃぶしゃぶ店をオープンする際に必要となるものを以下8つの項目で一覧にしました。
設備や家具などの「モノ」だけでなく、「資格」や「許可証」も必要となります。
モノは最悪あとからでも間に合わせられますが、許可証がないまま営業を開始すると2年以下の懲役または200万円以下の罰金となるため、資格や許可書についても必ずチェックしてください。
ここまでは必要なモノです。
「食品衛生責任者」は、しゃぶしゃぶ店を開業するなら必須の資格。
1万円ほどの講習を受講すると得られるため難易度は高くなく、1日で取得可能です。
以下の資格を所有している場合は、食品衛生責任者になれるため新たに資格を取得する必要はありません。
「防火管理者」は、しゃぶしゃぶ店の収容人数が従業員を含めて30人以上の場合のみ必要です。
食品衛生責任者同様、1万円ほどの講習を受講すると取得が可能。
防火管理者には、「甲種」と「乙種」の2種類があるため、事前にどちらの取得が必要になるのか「日本防火・防災協会」のページを確認して取得しましょう。
管轄の保健所に「営業許可申請書・営業届」を提出したあと、審査に通ったら飲食店営業許可の取得が可能です。
提出時に「食品衛生責任者」の証明書や店舗図面なども必要になり、審査に通らなかった場合は、その原因を修正して再申請する必要があるため慎重に進めたいところです。
余計な工事費をかけないためにも、準備を進める前に管轄の保健所に事前相談することをおすすめします。
飲食店が取得するべき許可証や申請、申請フローについては以下の記事で解説しています。
しゃぶしゃぶ店の開業に必要なものは多く、日本政策金融公庫が出している「創業の手引+」によれば設備・什器・備品費は初期費用全体の21%(186万円)を占めているため初期費用の負担は大きいです。
そこで、初期費用を安くする方法として「設備・什器・備品をレンタルで用意する」をおすすめします。
レンタルで必要な設備・什器・備品を用意するのがおすすめな理由は以下の3つ。
一方、考えられるデメリットは、「長期間利用すると購入よりも費用が高くなる」こと。
例えば50万円のオーブンを30日間5万円の値段でレンタルする場合、11ヶ月目にはトータル55万円となり購入金額を超えてしまいます。
このデメリットを解消する方法として「レンタルしたものを買い取る」という選択肢があるので、レンタル前に買取ができるか確認することは大事です。
初期費用を安く抑えるだけでなく、お店の状況に合わせて柔軟に設備や什器を導入できるため、レンタルで調達する方法も検討する価値はあるのではないでしょうか。
しゃぶしゃぶ店の開業準備をスムーズにするため、印刷できる準備リストを作成しました。
品物やサイズ、個数、金額、発注元、調達方法、チェックなどを1枚のシートででき、印刷すれば紙で管理・運用もできるのでぜひ活用してみてください。
しゃぶしゃぶ店の開業準備にお役に立てると嬉しいです。