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2024.07.18
SUUTAマガジン編集部

【お店の設備は購入?レンタル?】開業前に知っておきたいレンタルのメリット&デメリット

飲食店やクリニック、ショップなどを開業する際、内装や設備はお客さんと接するポイントであり、従業員が働く場所となるため準備はとても大切です。
しかし、事業計画や予算管理、必要なものの洗い出し、調達先の選定、経費処理など考えることもたくさんあるため、特に初期費用は大きな悩みのタネではないでしょうか。
そこでこの記事では、設備や備品、什器などをレンタルで揃える方法について、開業前に知っておきたいメリットとデメリットについて解説していきます。

メリット

  • 初期費用を抑えて、広告費や人件費などに予算を回せる
  • 全額経費処理ができるため、会計処理の手続きが軽減される
  • 必要なときだけ、必要なものを使える
  • 不要になったら途中で返却が可能
  • 維持費がかからない
  • SDGsへの貢献

初期費用を抑える

店舗の設備を導入する際にレンタルを使う最も大きなメリットは、初期費用を抑えられることです。

設備や備品、什器などの導入を購入すると、商品価格がそのまま発生しますが、レンタルの場合は最短1日からの料金で導入が可能。

 

例えば、カフェオープン時に必要な主な設備と価格は、以下の通りです。

  • 冷蔵庫・冷凍庫:300,000円
  • オーブン:200,000円
  • 食器洗浄機:400,000円
  • 電子レジ:50,000円
  • パソコン:200,000円

合計:1,150,000円

その他にも家具や細かい備品を用意する必要があり、家賃や人件費、光熱費など多方面で出費がかかります。

一方レンタル(3ヶ月間)を使った場合の費用は以下の通り。

設備に対する初期費用は圧倒的に抑えられるため、浮いた予算を広告費や人件費などに充てられるのです。

  • 冷蔵庫・冷凍庫:100,000円
  • オーブン:50,000円
  • 食器洗浄機:100,000円
  • 電子レジ:50,000円
  • パソコン:200,000円

合計:500,000円

ここで注意したいポイントは「レンタル期間」について。

初期費用が抑えられるのは大きなメリットですが、中長期的に使用すると購入代金を上回ってしまう可能性があります。

そのためレンタルする際は、支払ったレンタル料金を差し引いて買い切りができる契約にすると、将来的にも出費を抑えつつも返却の手間はなくなり、使い慣れた設備を使っていけるためおすすめです。

 

全額経費処理

レンタルした設備や備品の代金は、賃借料やリース代、雑費などの勘定科目で処理するのが一般的です。

リースの場合は、契約内容によって「ファイナンスリース」と「オペレーティングリース」の2種類に分かれ、会計処理が異なります。

またリースは減価償却で処理をする必要もあるため、会計処理がレンタルよりも複雑になり、事務手続きの負担が増える可能性があるのです。

必要なときだけ、必要なものを

イベントやポップアップストアなどで出店するために必要な設備や備品など、短期間で使用するものは、期間限定でレンタルすると出費が抑えられます。

また、店舗経営中や開業前にも気になる設備や備品を短期間でお試しして、気に入ったら購入するというレンタルの活用方法もあります。

途中解約が可能

リース契約は基本的に途中解約ができないので、契約期間中は料金が発生し続けます。

レンタルの場合、途中解約できることが多いため、使わなくなったら解約して将来的な出費を抑えられます。

キャンセルした期間の料金については契約によって異なりますが、途中解約できる心理的負担の少なさはレンタルのメリットです。

維持費がかからない

リースの場合、借りたもののメンテナンス代や修理費は借り手が負担しますが、レンタルは一般的に貸し手が負担します。

もちろん故意に破損や紛失などをした場合には、修理費を請求されることもありますが、レンタル会社は保険に入っていることが多いため、全額弁償となることは少ないです。

レンタル会社や契約内容によって異なることはありますが、レンタルはメンテナンス費や修理費などの維持費は基本レンタル会社が行うため、経費削減ができるのもメリット。

SDGsへの貢献

レンタルを利用して設備や備品を揃えることは、SDGsに大きく貢献することができます。

例えば、以下のような貢献ができるため、SDGsに対する取り組みとして社会や顧客に発信していくきっかけにもなります。

 

  • 住み続けられるまちづくりを(11)
    レンタルで良いものを長く使うことで余分なゴミを減らし、環境に与える影響を減らす。そして持続可能なまちづくりやコミュニティ形成に貢献する。

 

  • つくる責任、つかう責任(12)
    レンタルはモノの使い捨てを減らし、リソースの効率的な利用を促進することで持続可能な消費と生産のサイクルを促進する。

 

  • 気候変動に具体的な対策を(13)
    レンタルを利用することで製品の生産量を抑え、温室効果ガスの排出を削減し、気候変動への影響を軽減する。

デメリット

  • レンタル終了後には自分のモノにならない
  • 中長期の使用は、リースのほうが安くなることもある
  • 選択肢が狭まることもある

所有権は得られない

レンタルは、基本的にレンタル終了後は返却が必須となるため、所有権を得ることはできません。

短期間の利用であれば、使いたいときだけ使って、使わなくなったら返却するレンタルのメリットは大きいです。

中長期的に使用する場合は、所有権を得られるレンタル会社や契約方法かを確認してからレンタルを開始するようにしましょう。

 

一方で「買い切り」という制度があるレンタルもあります。

買い切りは、支払ったレンタル料を差し引いた金額で購入ができるため、所有権を得て利用ができるのです。

初期費用を抑えながらも中長期的に利用していきたいのであれば、「買い切り」のあるレンタルがよいでしょう。

買い切りで業務用用品を探すならSUUTAをチェックしてみてください。

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中長期使う際の費用

所有権を得られないレンタルの場合、中長期的にレンタルすると購入代金よりも出費が多くなることがあります。

対策として、所有権を得られるレンタルを利用する、短期間で試して良ければすぐに購入をする、といった方法も検討しましょう。

借りるものの選択肢

リースの場合、リース会社はユーザーが借りたいと提案したものを用意してくれることが大半ですが、レンタルは市場に出ているものを借りるのが一般的。

借りたいものがレンタルに出ていないと借りられないため、選択肢が狭まってしまう点は注意したいデメリットです。

レンタルプラットフォームSUUTAには、店舗の開業に必要な備品が幅広く揃っています。

ぜひSUUTAでのレンタルも検討してみてください。

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