料理の手間を減らしたい、でも味や栄養にはちゃんとこだわりたい…そんな理想をかなえてくれるのが、今注目の自動調理家電、「ヘルシオ ホットクック」です。
今回は、家電製品アドバイザーの資格を持つ私が実際にKN-HW16Gを使ってみた体験をもとに、家族の健康を支えるメニューや、忙しい日に助かる時短レシピなど、日常に取り入れやすい4品を厳選してご紹介します。
あわせて、使って感じた便利なポイントや、購入前に知っておきたい注意点も正直にまとめました。
ホットクックが気になっている方、使いこなせるか不安な方はぜひチェックしてみてくださいね。
INDEX
ホットクック KN-HW16Gは、シャープ自動調理鍋「ホットクック」シリーズの中でも、特に人気の高い1.6Lモデルです。
食材と調味料を入れてボタンを押すだけで、火加減やかき混ぜまで全自動。
まさにほったらかしで調理ができる家電として、共働き家庭や子育て世帯を中心に支持を集めています。
このKN-HW16Gは2~4人分の調理に適したサイズ感で、日常使いにちょうど良いモデルです。
シリーズには他にも、一人暮らし向けのコンパクトな「KN-HW10G(1.0L)」、5人以上の家族にも対応する大容量の「KN-HW24G(2.4L)」などのラインナップがあります。
続いてホットクックを体験する中で、「これはすごい…!」と驚いたレシピを4つご紹介します。
どれも材料を入れてボタンを押すだけで、見栄えも味も大満足の仕上がりで、料理の常識が変わるかもしれません。
今回ご紹介する4品は、どれもホットクック初心者でも作りやすく、材料もシンプルなものばかりです。
レシピ通りに手順を踏めば、料理に自信がない方でも失敗せず、驚くほど本格的な味に仕上がりますよ。
味付けや仕上げのアレンジも自由にしやすいため、使い慣れてきた後でも飽きずに活用できます。
ぜひ、試してみてくださいね!
ホットクックの真骨頂ともいえる無水調理カレー。
水を一切加えず、トマトや玉ねぎなどの水分だけでじっくり煮込むことで、素材のうまみが凝縮されるのがおいしさの秘密です。
野菜の甘みとコクが溶け合い、市販のルーしか使っていないのに深い味わいが楽しめます。
火を見張る必要もなく、ほったらかしでプロの味になる驚きのカレーです。
朝、材料をカットしてホットクックにセットしておけば、帰宅する頃には湯気の立つカレーが完成しています。
タイマー予約調理ができるから、帰宅後に台所に立たずそのまま食卓へ。
疲れて帰ってきた日の「ごはんどうしよう…」というストレスをまるごと解消してくれる、まさに救世主のような一品です。
キッチンに立つ時間も、心の余裕も増えて、気づけばホットクックカレーが平日夜の定番になっていました。
まさかホットクックでパスタが茹でられるなんて…具材と乾麺を一緒に入れて調味料を加えれば、あとは全自動で完成。
モチモチ食感のスパゲッティと、ケチャップの香ばしい甘さが絶妙に絡み合います。
洗い物も少なく、ランチにもぴったりな一品です。
ホットクックで作ることで、炒めすぎる心配もなく、ちょうどよいアルデンテに仕上がるのがポイント。
ウインナーやピーマンを加えると、見た目も味もグッと家庭的に。
大人はタバスコを少し足して、大人味アレンジもおすすめです。
「家でナポリタンを作るのがこんなに簡単だったなんて」と感動したレシピのひとつです。
脂っこさがなく、子どもから大人まで食べやすいさっぱり味。
調味液と一緒に鶏もも肉をホットクックに入れてボタンを押すだけで、しっとりジューシーなチャーシューが完成します。
漬け込み不要で加熱と同時にしっかり味が染み込むのは、ホットクックならではの魅力です。
しかも、たった20分で仕上がるスピード感もうれしいポイント。
スーパーで売っているカット済みの鶏もも肉を使えば、包丁もまな板も一切不要。
「調理」というよりは、「材料を入れておく」だけの感覚で、本格的な一品が作れてしまいます。
仕事終わりや疲れた日の晩ごはんにもぴったりで、冷蔵庫にあるものでサッと作れる安心感があります。
さらに、ゆで卵を一緒に入れれば、味の染みた煮卵も同時に完成。
作り置きやお弁当にも便利で、翌日はサンドイッチやサラダにアレンジして楽しめます。
手間をかけずに満足感のある一皿が欲しいときに、何度でも作りたくなるレシピです。
電気調理鍋でスイーツを作るなら、この野菜ジュースケーキがおすすめです。
ホットケーキミックスに野菜ジュースを混ぜて、あとはホットクックに任せるだけ。
フライパンもいらず、洗い物も最小限で済みます。
気がつけば、キッチン中にふんわり甘い香りが広がっていました。
わが家では、休日に子どもと一緒に作ってみました。
材料を混ぜるだけなので、工程がとても簡単で、途中から「これ、わたしがやる!」と夢中に。
火を使わないから安心して任せられますし、「自分で作った」という満足感も味わえるようで、食べるときの笑顔がひときわ大きかったです。
野菜ジュースの自然な甘みと、しっとりふわふわの食感が絶妙。
クセがなく優しい味わいなので、小さなお子さんから大人まで幅広く楽しめます。
ジュースの種類を変えれば風味も変わり、人参やフルーツ系など好みに合わせてアレンジも自在。
バナナやレーズン、ナッツを混ぜれば、見た目も味もごほうびおやつにランクアップします。
「お菓子づくりってハードル高そう」と思っていた方にこそおすすめの一品。
焼きムラや焦げの心配もなく、火加減調整も不要で、気軽に“手作り”の楽しさを体験できる、おうち時間にぴったりのレシピです。
さらに使い慣れてくると、自分流のアレンジもどんどん広がります。
カレーにトマトジュースを足して酸味を強くしたり、スパゲッティにバジルを加えて洋風アレンジにしたり…こうした工夫について、公式レシピやSNS上でのユーザーのアイデアからヒントが得られるのも魅力のひとつです。
「ホットクックを使ってみたいけれど、何から作ろう?」と悩んでいる方は、まずはこの4品から始めてみてください。
簡単なのに、思わず「おいしい!」と声が出る、そんな体験が待っています。
ご紹介したレシピを食べてみたいけれど、いきなり購入はちょっと…という方には、レンタルもおすすめです。
料理の仕上がりや使い勝手を確かめながら、いつもと違うごはんを楽しめるので、家族の集まりやホームパーティにもぴったり。
ここからさらに、詳しいメリットやデメリットもご紹介していくので、参考にしながら検討してみてください。
実際に使ってみて「これは生活が変わる…!」と感じたポイントがいくつもあります。
ここでは特に、毎日の料理がラクになると強く実感した3つのメリットをご紹介します。
ホットクックの一番の魅力は、調理中ずっと付きっきりでいる必要がないこと。
材料を入れてスタートボタンを押すだけで、火加減の調整やかき混ぜまで自動でやってくれます。
その間に洗濯や片付け、子どものお迎えや趣味の時間など、やるべきことややりたいことに集中できるのが何よりの強み。
「料理しながら他のことができる」という新しい調理スタイルが、暮らしにも気持ちにも余裕を生み出してくれます。
ホットクックは「予約調理」機能を使えば、あらかじめ指定した時間に料理が完成するようセットできます。
朝のうちに材料を入れておけば、帰宅時間に合わせてアツアツのごはんがちょうど出来上がる、という使い方も可能です。
特に共働き家庭や子育て中の家庭では、「夕方のバタバタ時間に料理がいらない」というだけで、1日の負担がぐっと軽くなります。
食材を焦がす心配もなく、火を使わないので留守中でも安心して任せられるのがうれしいポイント。
冷蔵庫から食材を出して、朝セットするだけで、帰宅後すぐにおいしい料理が待っている…そんな生活がホットクックなら当たり前になります。
そうは言っても、自分の生活リズムに合っているか、本当に使いこなせるか不安な気持ちもありますよね。
まずは1~2週間ほどレンタルして、実際にかかる時間や手間を確かめれば、買ってから後悔することを防げます。
ホットクックは、野菜や肉などの水分を活かした無水調理が得意です。
栄養素の流出を抑えつつ、素材の味をしっかり引き出すので、薄味でも満足感のある料理に仕上がります。
調味料に頼らなくてもおいしいと感じられる健康ごはんが、誰でも手軽に作れるのは大きな魅力です。
ホットクックは、専用アプリ「COCORO KITCHEN」と連携することで、レシピの幅がぐんと広がります。
さらに、SNSやブログ、レシピ投稿サイト「ホットクック部」などを通じて、ユーザー同士のつながりも活発に広がっています。
公式レシピだけにとらわれず、実際に使っている人のリアルな声や工夫が見られるのは、長く使い続ける上で大きなメリットですよね。
便利なホットクックですが、使ってみると「ここは注意した方がいいかも」と思う点もいくつかありました。
購入やレンタル前に知っておくことで、後悔を防ぐことにもつながります。
ホットクックは炊飯器よりひと回り大きいサイズ感。
高さもあり、設置スペースを確保しないと圧迫感が出ることもあります。
特にキッチンがコンパクトな家庭では、どこに置くかを事前に考えておいた方が安心です。
重さもあるので、出し入れが面倒になるより「定位置」を決めてあげるのがよいでしょう。
使いやすい場所に置けそうか試してみるためにも、買う前に一度レンタルして使ってみるのがおすすめです。
ホットクックは火加減などを自動でやってくれる分、じっくり加熱する仕様です。
そのため「早く作りたい!」という時には少しもどかしさを感じるかもしれません。
例えばカレーだと加熱に30分以上かかりますが、その間は完全放置なので、結果的に自由時間は増えます。
スピード重視というより、手間を減らしたい人向けです。
ホットクックは使用後、内鍋・ふた・まぜ技ユニットなどを毎回洗う必要があります。
使い始めは「洗う部品多いな…」と感じましたが、すぐに慣れました。
パーツは食洗機対応なので、導入していればそこまで負担ではありません。
ただし手洗い派の方や忙しい時間帯には、少し手間に感じる可能性があります。
以上が、実際に使ってみて感じたホットクックの注意点です。
とはいえ、ホットクックにはこれらのデメリットを上回るメリットがあると実感しました。
ホットクックは、料理の手間をぐっと減らしながらも、栄養やおいしさをしっかり守ってくれる優秀な調理家電です。
特に、時間に追われがちな共働き世帯や育児中の家庭にとっては、毎日の食事づくりのストレスを大きく減らしてくれます。
最大の魅力は、材料を入れてボタンを押すだけで、あとは「ほったらかし」でOKなところ。
火加減もかき混ぜも自動でこなしてくれるので、キッチンに張りつく必要がありません。
その間に他の家事を済ませたり、子どもと過ごしたり、自分の時間を楽しんだり…ホットクックがあるだけで、1日のリズムが変わると実感しました。
「気になるけど本当に使いこなせるか不安…」という方には、まずレンタルで試してみるのがおすすめです。
ホットクックのある暮らしを、まずは気軽に始めてみてくださいね!
[基本情報]
・ 製品名: シャープ ヘルシオ ホットクック KN-HW16G
・ カラー: ホワイト系(KN-HW16G-W)、ブラック系(KN-HW16G-B)
・ 調理容量: 1.6L(2~4人用)
・ 満水容量: 3.4L外形寸法: 幅330mm×奥行282mm×高さ240mm
・ 質量: 約5.0kg
・ 電源: AC 100V 50-60Hz 共用定格消費電力: 600W
・ 内蔵メニュー数:140(自動メニュー129/手動メニュー11)
・ 設定温度(発酵・低温調理): 35~90℃(35~65℃は1℃単位、65℃以上は5℃単位)
・ 最大予約設定時間: 15時間
・ 保温機能: 最大12時間
・ 電源コードの長さ: 約1.4m(マグネットプラグ方式)
・ 付属品: 蒸しトレイ、メニュー集、取扱説明書、まぜ技ユニット
[製品価格]
・ 約39,800円
[レンタル料金]
・ 1週間レンタル価格:約5,900円 ※2025年4月現在
[主な特長]
・ 無水調理: 食材の水分を活用し、栄養や旨味を逃さず調理が可能です。
・ 自動かきまぜ機能: 調理中に自動でかきまぜるため、手間を省けます。
・ 無線LAN機能: スマートフォンアプリ「COCORO KITCHEN」と連携し、新しいレシピのダウンロードやメニューの提案があります。
・ 予約調理機能: 最大15時間後までの予約調理が可能で、帰宅時間に合わせて出来立ての料理を楽しめます。
・ お手入れ簡単: 内鍋はフッ素加工されており、各パーツは取り外して食洗機で洗浄可能です。
・ その他機能:温め直し機能、低温調理機能、蒸し調理、2段同時調理、炊飯機能