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暮らし
2025.12.24
藤久 なお

空気清浄機は花粉には効果がない?花粉対策におすすめの使い方や置き場所を解説!

街中でマスクをしている人が増える、花粉の季節。

「目がかゆくてつらい…」「今日いつもより鼻がムズムズする」そんな声を耳にするようになります。

花粉症に悩む方のなかには、少しでも症状を軽減するために空気清浄機を導入する人も多いのではないでしょうか。

しかし一方で「空気清浄機は花粉に効果がない」という意見も存在するため、買うべきかどうか迷ってしまう人も少なくありません。

では実際のところ、空気清浄機は花粉対策に意味がないのでしょうか?

また、花粉対策には加湿器の方が効果的という声もあり、どのように選べばよいか迷ってしまいますよね。

この記事ではそうした疑問にお答えしつつ、効果を高める正しい使い方や注意点、加湿器との違いまでわかりやすく解説していきます。

INDEX

花粉対策に空気清浄機は効果がない?

空気清浄機 花粉対策 効果ない

「花粉対策に空気清浄機はまったく効果がないのか?」と聞かれたら、答えはノーです。

ではなぜ空気清浄機が花粉対策に効果がないと言われてしまうのでしょうか?

まず空気中に漂う花粉の粒子は重いため、床に落ちやすいという性質があります。

そのため空気清浄機のフィルターに到達する前に床にたまってしまい、「吸えていないので効果が無い」と感じられてしまうのです。

さらに玄関から持ち込まれた花粉が室内に残り続ける場合や、フィルターが汚れた状態で運転している場合など、本来の性能を充分に引き出せていないケースも少なくありません。

また、空気清浄機の効果は置く場所や運転時間によって変わることも。

特に「外出中は電源を切る」「リビングに置けば十分」などの運用をしてしまうと、空気清浄機が本領発揮できないまま終わることがあります。

つまり空気清浄機は使い方を間違えることで、「効果がない」と思われやすい家電でもあるのです。

だからこそ、正しい配置・正しい使い方・適切なメンテナンスが重要になります。

花粉対策に効果的な使い方

空気清浄機を花粉対策に活かすには、使い方の工夫が欠かせません。

この章では、空気清浄機を花粉対策に活用するための効果的な方法について詳しく紹介します。

リビングではなく玄関に置く

空気清浄機 花粉対策 効果ない

多くの人は、空気清浄機をリビングに置くものだと考えています。

しかし、花粉対策の目的では「玄関への設置」が非常に効果的です。

理由としては花粉のほとんどは屋外から持ち込まれるため、玄関こそ花粉対策の第一防衛ラインになる場所といえるからです。

玄関に空気清浄機を設置することで室内に入る前に花粉を吸い取ることができ、部屋全体の花粉量を大幅に減らすことにつながります。

また玄関は比較的狭い空間であることが多いため、空気清浄機の吸引効率が上がりやすいのもポイント。

短時間で花粉を集中的に除去できるため、花粉症シーズンは特に効果を実感しやすい配置と言えます。

さらに外出や帰宅の動線上に置かれるため、空気清浄機が目に入るたびに自然と「衣服を払う」「手を洗う」などの花粉対策の意識づけにもつながり、他の習慣改善とも相性が良い場所です。

帰宅時に玄関で衣服を払う

外に出ている時間が長ければ長いほど、服や髪には花粉が付着します。

家に入る前に衣服を軽く払い落とすことで、室内に花粉を持ち込む量を減らすことが可能です。

さらに玄関に空気清浄機を設置していれば、このタイミングの吸引効果がより期待できます。

また玄関で「花粉払い」を習慣化することで、寝室やリビングに花粉が広がるのを防ぎ、夜間のくしゃみや鼻づまりの軽減効果も。

花粉対策として手軽にできるうえに効果が大きい行動なので、ぜひ生活に取り入れたいポイントです。

常時稼働させておく

花粉の飛散量は1日の中でも変化します。

また空気は常に流動しているため、室内の空気はじっと止まってはいません。

そのため空気清浄機は必要な時だけつけるのではなく、常時稼働が理想です。

「外出中は止めておこう」と思いがちですが、花粉対策においては逆効果。

誰もいない間にも室内では空気の移動により花粉が舞い上がり続けます。

常時稼働させることで、帰宅したときの室内の花粉量を低く保つことができます。

最近は省エネ運転・静音運転が可能な機種も多く、夜間や留守中でも安心して使用可能。

また常時稼働はハウスダスト対策にも同時に効果があるため、アレルギー体質の人にもメリットが大きい運用方法です。

フィルターのお手入れ

空気清浄機 花粉対策 効果ない

フィルターが汚れていると、空気清浄機は性能を発揮できません。

特に花粉シーズンはフィルターの汚れが蓄積しやすい時期なので、こまめな清掃や交換を行うことが大切です。

フィルターに花粉やホコリが詰まると、吸引力が低下したり、モーターに負担がかかることで音が大きくなったりと、さまざまな悪影響が生じます。

結果として「なんだか効果が弱い気がする…」と感じやすくなり、空気清浄機本来の性能を生かせません。

また高性能なフィルターを搭載したモデルは、微細な粒子を多く吸着するぶん汚れが溜まりやすい傾向もあります。

取り扱い説明書を参考にしながら、掃除機で吸う・水洗い・交換など、適切なお手入れを行うことで、花粉の季節を快適に過ごすための強い味方になります。

加湿器と空気清浄機はどちらが効果的?

空気清浄機 花粉対策 効果ない

花粉対策で多くの人が悩むのが「空気清浄機と加湿器、どちらを使うべきなのか」という点です。

空気中の花粉を除去するイメージの空気清浄機と、湿度を上げて花粉を抑えるイメージの加湿器。

それぞれに利点があるため、一見どちらが正解なのかわかりにくい部分もあります。

この章ではそれぞれの特徴を比較しながら、ケースに応じた最適な選び方について解説します。

加湿器の方が効果的

空気中の花粉は水分を含むと重くなり、浮遊しにくくなる特徴があります。

乾燥した環境では花粉が舞いやすく室内に滞留しやすいため、加湿器で湿度を適度に保つことが花粉対策として有効です。

湿度が適度に維持されている状態では、花粉が空気中に広がりにくくなり、鼻や喉への刺激も軽減される場合があります。

また加湿によって粘膜の乾燥が防がれることで、花粉が付着しにくくなり、症状を感じにくくなるというメリットも。

特に寝室での加湿は就寝中の鼻づまりや咳を和らげ、睡眠の質にも良い影響をもたらすケースが多いです。

空気清浄機と比べても即効性を感じやすい場面があるため、乾燥が強い季節には加湿器が非常に頼りがいのあるアイテムといえます。

湿度が高い季節は加湿器が使いづらいこともある

加湿器は花粉対策に一定の効果がありますが、「いつでも最適」というわけではありません。

春が終わって梅雨や夏に近づくにつれ、湿度は自然に高くなり、室内環境によっては加湿器を使うことで過剰な湿気がこもりやすくなります。

湿度が高すぎる状態はカビの発生やダニの増殖につながり、別のアレルゲンを増やしてしまうリスクも。

またジメジメした空気は不快感を与えるだけでなく、部屋干しの洗濯物が乾きにくくなるなど、日常生活にも影響しがちです。

そのため「花粉対策のために使っているはずが、別の悩みが増えてしまった」という本末転倒の状況にもなりかねません。

季節に応じて加湿器の使用量を調整し、必要に応じて空気清浄機単体で対応するなど、柔軟な使い分けが大切です。

加湿機能付きの空気清浄機も

近年人気が高まっているのが、加湿機能付きの空気清浄機です。

空気清浄と加湿の両方を1台でまかなえるため、省スペースで設置できますし、家電を複数置きたくない人にとって便利な選択肢といえます。

また花粉を吸い取りつつ湿度を整えることができるため、花粉症対策として効率よく環境づくりができる点もメリットです。

ただし、利便性の裏側には注意点もあります。

加湿タンクや加湿フィルターは水垢や雑菌が付着しやすく、こまめなお手入れが欠かせません。

気づかないうちに内部にカビが発生してしまうこともあり、衛生管理がやや難しい側面があります。

また単体の加湿器と比べると加湿能力が控えめなモデルも多く、広い部屋では加湿が十分行き届かないケースも。

用途や部屋の広さを考慮して選ぶことが大切です。

気になる方はレンタルもおすすめ

空気清浄機 花粉対策 効果ない

空気清浄機は高額な家電のため、自分の家でどれほど効果を実感できるかは設置してみないと判断しにくい機器の一つです。

「実際どうなんだろう…」と悩む場合は、購入前にレンタルで試してみるという方法もあります。

また、空気清浄機を季節限定で使用したい方にも向いている選択肢です。

SUUTA 空気清浄機・加湿器のレンタル・サブスク

空気清浄機のレンタルと購入を比較

空気清浄機 花粉対策 効果ない

空気清浄機は、性能によって大きく価格や使い勝手が変わる家電。

購入するか、それともレンタルで試すかは悩みどころです。

ここでは、両者の違いを「価格・手間・モデルチェンジ・使い勝手」の4つの観点から整理してみました。

自分に合った選び方を考えるための材料として参考にしてください。

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価格│レンタルと購入でどちらがお得?

空気清浄機を購入する場合、価格はモデルによって幅広く、3万円〜10万円以上する高性能モデルもあります。

長期的に使うことを前提にするなら購入も選択肢ですが、初期費用は決して安くありません。

また花粉シーズンのみ使いたい場合や、効果を確かめたい段階でいきなり購入するのはリスクも伴います。

一方のレンタルは数千円から始められるプランもあり、ワンシーズンだけ使う場合には購入より安く済ませられる場合が多いです。

「まずは試してみたい」「季節限定で使いたい」というニーズとも相性が良い選択肢です。

手間│レンタルならお手入れや収納も心配いらず

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レンタルは商品の受け取りや返却に手間がかかると思われがちですが、メンテナンスや収納のことを考えると、レンタルの方が手軽に使えます。

購入した場合はフィルターの交換時期を自分で管理し、掃除やメンテナンスもすべて自力で行う必要があります。

さらに本体はサイズが大きいものも多く、シーズンオフには収納場所の確保に悩むケースも少なくありません。

加えて長期間使用するとニオイやホコリの蓄積が気になりやすく、定期的な内部の清掃は不可欠です。

こうした管理が面倒に感じる人は多く、特に忙しい家庭では「気づいたらメンテナンスが後回しになっていた」ということも。

週に1回程度のフィルター清掃などの簡単なお手入れは、レンタルであっても自分でおこなう必要がありますが、購入する場合に比べてメンテナンスの手間は軽減されます。

長期的なメンテナンスや保管が面倒という方は、レンタルで使うのもおすすめの方法です。

モデルチェンジ│毎シーズンの新モデルを使いたいなら

空気清浄機は毎年のように新モデルが発売され、静音性・センサー性能・集じん能力などがどんどん進化しています。

購入すると「数年後には型落ちになってしまう」という状況は避けられず、常に最新の性能を求める人にとっては悩ましいポイントです。

特に花粉対策モデルは改良スピードが速いため、旧モデルとの差が気になりやすい傾向があります。

一方でレンタルの場合は都度最新モデルを使えるというメリットがあるので、必要なときに最新モデルを置いておきたい人には最適な手段でしょう。

使い勝手│レンタルで購入前のお試しを!

空気清浄機は実際に置いてみないと分からないポイントが多く、「音の大きさ」「サイズの圧迫感」「風が当たる位置」など、細かな使い勝手は生活環境によって感じ方が大きく変わります。

部屋の構造や家具の配置との相性が悪いと、期待していたほど効果を実感できない場合も。

また置き場所によっては吸引効率が落ちたり、風の流れが悪くなったりと性能が発揮しづらいことも考えられます。

こういった点は実際に生活の中で使ってみて初めて気づくことが多いため、購入後のギャップが発生しやすい家電といえるでしょう。

一方でレンタルの場合は期間中に使用感を試すことができるので、購入前にしっかり使い勝手を確認したい人におすすめです。

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空気清浄機のレンタルで上手に花粉対策を!

空気清浄機 花粉対策 効果ない

空気清浄機は、花粉対策に効果がないと言われることもあります。

しかし使用方法や設置場所を工夫することで、実際には体感が大きく変わる心強いアイテムです。

特に玄関への設置・常時稼働・フィルターのお手入れは、花粉を抑えるうえで欠かせないポイント。

また加湿器を併用すると花粉が舞いにくくなり、さらに効果的な花粉対策が期待できます。

季節によって最適な家電は変わるので、住環境や生活習慣に合わせて柔軟に選ぶことが大切です。

そんな便利な空気清浄機ですが、なかには高価なモデルも多く、購入してから「思ったほど効果が感じられなかった」と後悔するケースも。

不安な方は、まずはレンタルで試す方法がおすすめです。

短期間だけ導入し、置き場所の使い勝手や稼働音、花粉に対する体感などを自分の生活の中でしっかり確認することで、納得したうえで購入でき、空気清浄機選びの失敗を防ぐことができます。

自分に合った対策を見つけて、花粉の季節を快適に乗り切りましょう。

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