Appleが開発・販売しているヘッドホン「AirPods Max」。
シンプルなデザインや、Apple製品同士の連携など、AirPods Maxならではの魅力に惹かれている人は多いのではないでしょうか。
ただ音質や装着感などが気に入るかどうか、実際に使ってみないとわかりませんよね。また価格も84,800円と高額なので、いきなり購入するのはハードルが高いと思います。
今回は購入前に自分に合うかどうかレンタルで試す機会を得たので、AirPods Maxを詳細にレビューします!
INDEX
Apple製品らしいスタイリッシュな箱で届いたAirPods Max。
付属品は以下4点。とてもシンプルです。
続いて、デザインやスペック、操作性について紹介します。
Appleらしいシンプルなデザインです。今回、色は「シルバー」をレンタルしました。
音が鳴る部分であるイヤーカップの銀色が目を引きます。
耳に接するイヤークッションはホワイトです。左右を示すL/Rの表示があるので、装着する向きを間違うことはないでしょう。
柔らかく肉厚で、長時間装着しても耳が痛くならない快適なイヤークッションでした。
頭上に接するヘッドバンドもホワイト。シルバーとホワイトで統一感のあるカラーリングです。
ヘッドバンドは柔らかいメッシュで出来ています。頭上に異物感がない、ふわりとした軽やかな感触が快適でした。
長時間、装着していてもストレスになりませんし、蒸れない点も良かったです。
ヘッドホンの大きさ・長さを調整するスライダー部分は、左右ともに最大で約3cmほど伸びます。
多くの人にフィットするサイズ・形状だと思いますが、耳や頭の形は人それぞれ。どうしても合う合わないが分かれてしまいます。
購入してからサイズや装着感が合わないと後悔する前に、まずはレンタルで試してみるのが賢い買い方かもしれません。
AirPods Maxの重量は、約387gでした。
ヘッドホンとしてはやや重めの部類になりますが、機能面の充実や高級感のある素材が使われている点を考慮すれば、納得感がある重さに感じます。
付属の「Smart Case」もきれいなホワイトです。
裏側は肌触りの良い起毛が施されており、AirPods Max本体に傷がつかないようになっています。
このほかにも多様なカラーラインナップが展開されています。ヘッドホンをファッションの一部として考えている人も少なくないでしょう。
AirPods Maxであれば、デザイン・カラーリングともにファッションアイテムとしても映え、さまざまなコーディネートに馴染むはずです。
AirPods Maxは、ヘッドホンの分類としては「オーバーイヤーヘッドホン」になります。
耳をすっぽりと覆う形状なので、聞いている音が外に漏れづらく、また外部の音も遮断しやすいのが特徴です。
特にアクティブノイズキャンセリングをONにすることで、耳を覆う密閉型であることと相まって、強い没入体験を得られます。個人的にも、音楽鑑賞・リスニング・動画などに没頭しやすいヘッドホンだと感じました。
自動頭部装着検出機能が搭載されているのも便利な点です。
自動頭部装着検出とは、音楽や動画などの再生中に頭からAirPods Maxを取り外すと、音楽や動画の再生が自動的にストップする機能のこと。
いちいち再生停止ボタンを押す手間がいらなくなる便利な機能でした。
AirPods Maxは2020年に初登場した際、充電用ポートとしてLightningポートを採用していました。
その後、2024年9月にはUSB Type-Cポートを搭載した新モデルが発表され、同時にカラーバリエーションも変更されました。ただし、スペックや機能、形状には大きな変更がなく、マイナーアップデートにとどまったかたちです。
今回はLightningポート搭載モデルをレンタルし、レビューしています。お手持ちのケーブルに応じて、充電ポートを選ぶのが良さそうですね。
ちなみに付属の「Smart Case」に収納した状態でも充電できるように、ケースにくぼみが設けられています。
またAirPods Maxにはマイクが搭載されているので、電話やLINE、Web会議などで通話ができます。
通話相手に確認したところ、クリアに良く聞こえると高評価をもらいました。よほど音声品質にこだわりがない限り、別途マイクを用意する必要はなさそうです。
AirPods Maxには、右側のイヤーカップ上部に2つの物理ボタンが搭載されています。
ボタン類はこれだけです。左側のイヤーカップには何もありません。またタッチ操作にも対応していません。
まず1つ目は、「デジタルクラウン」と呼ばれるダイヤル状のボタンです。ボタンを回すことで、音量調整ができます。
さらに1〜3回押すことで、以下のようにさまざまな操作が可能です。スマホを取り出す必要がなく、AirPods Maxだけでほぼすべての操作が完結するのが便利でした。
もう1つの細長いボタンは、「ノイズコントロールボタン」と呼ばれるもの。
ボタンを一度押すごとに、アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードを切り替えられます。
この形状が異なる2つの物理ボタンによって、AirPods Maxを頭に装着したまま快適に操作できました。
このほか「ヘイ、Siri」と話しかけることで、音声アシスタントのSiriを呼び出すこともできます。
iPhoneとの接続も簡単でした。
先ほどの「ノイズコントロールボタン」を長押しすれば、iPhoneのBluetooth設定画面にペアリング待機状態のAirPods Maxが表示されます。タップすると、すぐに接続できました。
全体的に低・中・高音域までバランスが良く、ナチュラルな音質だと思いました。長時間聴いていても耳が疲れない、クセがない音質だと言えそうです。低音域がズンズンと響くタイプではありません。
同シリーズの「AirPods・AirPods Pro」や、iPhone 11シリーズ以前に付属していた有線イヤホン「EarPods」に近い音質、と言えばイメージしやすいでしょうか。
音質については好みがあると思いますので、まずはレンタルなどでじっくり試す機会を作ってみることをおすすめします。
ヘッドホンはイヤホンよりも音質やノイズキャンセリングの性能に優れていますが、重たいため疲労感があったり、髪の毛が崩れたりとデメリットはあるため、イヤホンのチェックもおすすめします。
アクティブノイズキャンセリングとは、周囲の騒音を打ち消して静かな環境を作り出す機能のこと。
もともと周囲の音を遮断しやすい形状のオーバーイヤーヘッドホンであるAirPods Maxと、このアクティブノイズキャンセリングは相性抜群。
電車の中では、騒音を大幅にカットできました。音楽や動画の音声がしっかり聞こえて快適です。
また、仕事や勉強に集中したいときにも便利でした。家でリモートワーク中であっても、エアコンの動作音や家の前を走るトラックの音、外の工事の音など、さまざまな音が聞こえます。それらを打ち消してくれるため、より静かで集中しやすい環境になったと実感しました。
筆者はこれまでSONYとBOSEのアクティブノイズキャンセリング搭載ヘッドホンを使ったことがありますが、AirPods Maxのノイズキャンセリングのほうが強力だと感じました。
数値などでの比較が難しいため感覚的な話になってしまい恐縮ですが、より静音度が高い印象です。SONYやBOSEのヘッドホンでは聞こえていた細かな雑音も、AirPods Maxは遮断している感覚があります。個人的には、仕事で集中しやすい静音環境を得られたことに大きなメリットを感じました。
また「ノイズコントロールボタン」を一度押すだけで、後述する外音取り込みモードと瞬時に切り替えられる操作性の良さも魅力的です。
オーバーイヤーヘッドホンは、遮音性が高い点が特徴です。
音楽が聞きやすいというメリットがある反面、人から話しかけられたり、道を歩いているときに車が近づいてきたりしても、気付けないことがある点がデメリットでした。
しかし、AirPods Maxは外音取り込みモードをONにすると、マイクを通して周囲の音を拾って耳に届けてくれます。
この機能のおかげで、AirPods Maxを装着したままでも、買い物のときにレジの店員さんとも自然に会話ができました。また道路を歩いていても、後ろから車が近づいてくる音がしっかり聞こえて安全です。
外音取り込みモードを通して聞こえてくる音も、ナチュラルで違和感がありません。利便性と安全性を高いレベルで両立したヘッドホンだと感じました。
空間オーディオとは、左右だけではなく上下や前後などの多方面から音が鳴っているように聞こえる、立体的なサウンド技術のこと。まるで映画館やコンサートホールにいるかのような臨場感が楽しめます。
AirPods Maxは、この空間オーディオに対応しています。ドルビーアトモスに対応した音楽や動画であれば、一般的なイヤホン・ヘッドホンとは異なる、迫力のある体験ができるでしょう。
音楽が好きな人だけでなく、映画やドラマ好きにもAirPods Maxはおすすめです。筆者も趣味の映画鑑賞が楽しくなりました。
大掛かりなホームシアター用のスピーカー・サウンドバーの導入はちょっと難しい我が家ですが、AirPods Maxなら映画体験を気軽にアップグレードできそうです。
イヤークッションとは、耳とその周辺の皮膚に触れるクッション部分のこと。
AirPods Maxに限らず、ヘッドホンのイヤークッションは消耗品です。長期間使うと摩耗していき、いつか交換が必要になります。
ヘッドホンによっては、この交換作業に手間がかかったり、手先の器用さが求められたりする場合がありました。
実際、筆者は他社製ヘッドホンのボロボロになったイヤークッションを交換する際に、細かい作業で苦労した経験があります。
しかし、AirPods Maxのイヤークッションはマグネットでくっついており、交換が非常に簡単でした。
マグネットで簡単に着脱できますが、意図しない場面では滅多に外れない、絶妙な磁力でくっついています。
AirPods Maxはメンテナンス性が高いです。長く快適に使えることを考えると、コスパが良いとさえ言えるかもしれません。
iPhone・iPad・Macなど、複数のApple製品を持っているなら、AirPods Maxは特におすすめです。Apple製品同士ということで、接続先の切り替えがスムーズ。
例えば、iPhoneで音楽を聞いているときにMacで動画を再生し始めると、AirPods Maxはあとから再生を始めたデバイスを感知し、接続先が自動的に切り替わります。複数のデバイスを使っている人にとっては便利な機能です。
AirPods Maxはオーバーイヤーヘッドホンなので、そもそも音漏れしづらい構造ではあります。
ただそれでも、仕事場・カフェ・図書館などの静かな環境では、音量が大きいと音漏れがすることがありました。静かな環境では、音量を控えめにするほうが良さそうです。
可能な限り音漏れを防ぎたい場合は、AirPods Proなどのような耳栓形状のカナル型と呼ばれるイヤホンのほうが向いているでしょう。
AirPods Maxは、アクティブノイズキャンセリングをONにした状態で、最大20時間再生できるバッテリーを搭載しています。
他社のノイズキャンセリング搭載ヘッドホンと比べると、バッテリー持ちはやや短めと言えるでしょう。
またAirPods Maxを使わないときは、付属のSmart Caseに収納することになります。
Smart Caseに収納しても、AirPods Maxは超低電力状態に切り替わるだけで、電源がOFFになることはありません。微量ではありますが、バッテリーを消費する状態です。
また一般的なヘッドホンはボタンを長押しすることで電源ON/OFFが可能ですが、AirPods Maxは電源を完全にOFFにすることはできない仕様です。
常に電源ON状態なので、例えばSmart Caseに入れず机に置いた状態や、首にかけた状態だと、少しずつですがバッテリーを消費します。
しばらくすると、自動的にスタンバイモードに移行してバッテリー消費を抑える仕組みが導入されていますが、それでも電源OFFにできない以上はバッテリー消費が気になる人もいるかもしれません。
このようにバッテリー持ちを考えると、一泊以上の出張や旅行などに持っていく場合は、途中で充電する必要が出てきそうです。
AirPods Maxの価格は、税込み84,800円。
SONYやBOSE、ゼンハイザーなどのヘッドホンがおおむね3〜5万円ほどであることを踏まえると、AirPods Maxは高額だと言わざるを得ないでしょう。
ヘッドホンは、どうしても耳や頭の形・大きさによって、合う合わないが分かれます。
AirPods Maxは家電量販店やApple Storeなどの店頭で試着・試聴できますが、基本的に試着は短時間に限られるでしょう。短時間ではわかるのはデザインや音質ぐらいではないでしょうか。
長時間装着し続けたときに頭が痛くならないか、左右からの締め付けが強すぎないか、といった大事なポイントについては短時間の試着では確認できません。
購入後に
「自分の頭の形には合わなかった」
「長時間、装着していると締め付けが強くて頭が痛くなる」
なんてことが判明するのは辛いですよね。
まずは購入前に数日〜数週間レンタルしてみて、長時間使った際の違和感がないか確かめてみるのが賢い買い方ではないでしょうか。
さらにSUUTAであれば、気に入った商品を「買い切り」という方法で購入できます。これまでのレンタル料を差し引いた金額で購入できるので、レンタル料が無駄になりません。
気に入ったら購入する、気に入らなければ返却する、といったように柔軟に選択できます。
AirPods Maxはまずレンタルで体験し、自分に合うか合わないか確かめてみてください!