「ARグラスが気になってるけど、どれも高い!」「高額なARグラスには手を出せないけど、安すぎるARグラスもなんか不安・・・。」
そんな方々に向け、低価格でも使いやすいおすすめのARグラスを選定しました。
これまで「XREAL Air 2/One/One Pro」や「VITURE Pro XRグラス」など多数のARグラスを使ってきた筆者としては、「選び方」や「注意点」も重要だと感じます。
見落としがちなポイントに言及しているので、ぜひ参考にしてみてください。
INDEX

ARグラスはかなり価格幅が広い商品です。
安いものだと3万円前後から、高額なものだと8万円前後〜10万円を超える商品も。
相場的には5〜6万円前後の商品が多くなっています。
そのため、安いARグラスを狙うのであれば、3〜7万円あたりの商品を狙うのがおすすめです。
レンタルプラットフォーム「SUUTA」では、2週間で数千円から、1日あたりに換算すると数百円というお手頃価格でレンタルが可能です(※2025年12月時点の価格)。
SUUTA ARグラスのレンタル一覧
XREALやVITUREなどがレンタルできる!

価格が比較的安めのARグラスを購入する際、とくに気を付けておきたい注意点や選び方を紹介します。
▼安くても失敗しないARグラスの選び方

「なんとなくARグラスが欲しいから買いたい!」となる気持ちはとてもわかるのですが、そのまま購入すると失敗してしまう可能性があるのでおすすめしません。
ARグラスを購入するのであれば、何のために買うのか、何に使うのかといった用途を明確にしてから購入しましょう。
ARグラスはなんとなく万能で多機能な製品と思われる方もいますが、実際には「接続した機器の映像をグラス内で見る」製品がほとんどです。
そのため、衝動買いをして実際に手元に届いて使ってみると、「これ何に使うの?」「使い道なくない?」となる方もいたりします。
もちろんARグラスには魅力がたくさんあります。例えば以下のように、さまざまな使い道があります。
このように用途がはっきりしていれば後悔しづらいでしょう。
ただ価格も安く面白そうだからという理由で買うと後悔することもあるので、できるだけ用途を明確にしてからの購入がおすすめです。
ARグラスで「できること」や、多くの人が気になる「モニター代わりに使えるか」については、以下記事で解説しています。

価格が安めのARグラスは、高額なデバイスに比べて機能が少なめであることが多いです。
例えば、高額なARグラスには「画面固定・位置調整・視力補正」などの機能がついているのに、安いARグラスには細かい調整機能がついていなかったりします。価格が安いのには理由があるため、機能の有無をしっかり確認しておくようにしましょう。
特にARグラスを4機種以上使ってきた筆者の経験としては、「画面固定機能はあったほうが良い」と感じました。
画面固定機能とは、画面を特定の位置に固定し、まるでモニターを置いているかのような見え方にできる機能のこと。やはり画面が固定されているほうが、PC作業やスマホでの動画鑑賞など、さまざまな体験が良くなると思いました。
「画面を固定する機能は欲しい」「視力補正機能は必要ないな」と、必要な機能を明確にしておくと選びやすくなります。
視力が悪い人でも使える「視力補正機能」を搭載したARグラスについては、以下記事でまとめました。

ARグラスは、スマホ・PC・ゲーム機とUSB Type-Cケーブルで接続する製品が多いです。
しかし、「ケーブルを接続できる=ARグラスが利用できる」というわけではないので、しっかりと対応OSや対応機種を確認しておくようにしましょう。
とくにスマホはUSB Type-C端子があっても、ARグラスに対応している製品としていない製品があり、紛らわしい傾向があります。
具体的には、スマホが「USB-C DP Altモード」に対応している必要があります。USB-C DP Altモード対応スマホとは、USB-Cケーブルを使用した映像出力(DisplayPort出力)に対応しているスマホのこと。
最近では対応しているスマホも増えてきましたが、古いスマホだと対応していないことも。
▼USB-C DP Altモード非対応の主なスマホの例
など
筆者もとくに調べもせずARグラスをレンタルした際、自分の利用しているGoogleのPixelスマホが「USB-C DP Altモード」非対応で利用できず後悔したことがありました。
また、メーカーによっては高額なARグラスは幅広いOSに対応しているのに、価格の安めな製品は対応OSが限られていることもあります。
対応自体はしていても、接続するOSによって利用できる機能が異なるなんてこともあるので、事前に必ず確認しておきましょう。

旧型の型落ちARグラスは比較的価格も安くなっているため、コストを抑えたい方にはぴったりの選択肢です。
しかし、発売時期が古めのARグラスを利用する際にはいくつか注意が必要です。
ARグラスは日々進化が著しい製品のため、当たり前にあると思っていた機能が古い製品には備わっていない場合があります。
「人気メーカーだから安心」と思い、旧型の古い製品を買ってみたら、思っていた機能がなくて後悔したなんてことも起こりえます。
そのため、古い製品を選ぶ際には、機能の有無に注意しましょう。

可能であれば、ARグラスはいきなり購入するのではなく、一度実際に製品に触れて体験するのをおすすめします。
ARグラスは人によってかなり評価の分かれる商品であり、また製品によって機能が大きく異なります。
ここまで選び方もいろいろ紹介してきましたが、正直なところ実際に触ってみないとわからないことだらけです。
そのため、可能であれば実店舗で実際に体験するか、商品をレンタルするなどしてから購入を検討するのがおすすめです。
レンタルプラットフォーム「SUUTA」では、さまざまなARグラスのレンタルが可能なので、ぜひ一度チェックしてみてください。
SUUTA ARグラスのレンタル一覧
XREALやVITUREなどがレンタルできる!
体験する方法は、Webレンタルサービスの利用がおすすめです。
なぜなら「自宅や外で思う存分体験できる」「郵送で家まで届けてくれる」といったメリットがあるからです。
ただレンタル以外に、家電量販店などでも体験可能です。ARグラスの体験方法については以下記事で詳しく解説しました。

ここからは、価格も安くおすすめのARグラスを紹介します。
▼安いおすすめARグラス10選

出典:https://www.rayneo.com/ja-jp/products/rayneo-air-3s-xr-glasses
| 発売日 | 2025年4月3日 |
| 視野角 | 約47度 |
| リフレッシュレート | 120Hz |
| 最高輝度 | 650ニット |
| 重量 | 76g |
| 価格 | 約34,000円(219ドル) |
| 詳細 | 詳細を見る |
▼RayNeo Air 3sの特徴
▼RayNeo Air 3sがおすすめな人
RayNeo Air 3sの特徴はなんと言っても価格の安さ。約34,000円(219ドル)です。
安いですが、接続した機器の映像をしっかりグラス内の画面に表示させられるので、ARグラスとして十分に活躍してくれます。
人気メーカーのものと比べても映像はとても綺麗ですが、視野角はやや少なくなっています。
画面サイズの変更、調光機能の調整といった細かな機能は備えてはいませんが、人や用途によっては不要となる機能。
必要最低限の機能で十分、とにかく価格を抑えたいという人におすすめのARグラスです。

出典:https://www.rayneo.com/ja-jp/products/ar-glasses-rayneo-air-3s-pro-features
| 発売日 | 2025年8月26日 |
| 視野角 | 46度 |
| リフレッシュレート | 120Hz |
| 最高輝度 | 1200ニット |
| 重量 | 76g |
| 価格 | 約38,000円(249ドル) |
| 詳細 | 詳細を見る |
▼RayNeo Air 3s Proの特徴
▼RayNeo Air 3s Proがおすすめな人
先ほど紹介したAir 3sからアップグレードされたモデルです。
価格は約38,000円(249ドル)。価格差が約4,000円ほどしかないわりには、さまざまな点が進化しており、Air 3s ProのほうがARグラスとしての品質が高くなっています。
価格はもちろん抑えつつ、より没入感のある映像体験をしたい方におすすめの製品です。

| 発売日 | 2023年10月16日 |
| 視野角 | 46度 |
| リフレッシュレート | 120Hz |
| 最高輝度 | 500ニット |
| 重量 | 72g |
| 価格 | 39,980円 |
| レンタル価格(2週間) ※2025年12月時点 |
6,400円 |
| 詳細 | 詳細を見る |
▼XREAL Air 2の特徴
▼XREAL Air 2がおすすめな人
XREAL Air 2は、XREALの現行シリーズの中で最もお手頃な価格のARグラスです。価格は39,980円。
重量も72gと軽く、ARグラスの入門機としてもおすすめ。
気になる点としては、接続するOSによって使用できる機能が大きく異なる点。
macOSの場合、この低価格帯のARグラスには珍しく画面の位置調整などが可能でした。
しかし2025年6月にレビューした時点では、Windowsだとレンズへの画面出力は行えたものの、細かな調整は行えませんでした。
そのため、とくにMacユーザーの方におすすめの低価格ARグラスとなっています。
エックスリアル/XREAL XREAL Air 2
| 発売日 | 2023年11月22日 |
| 視野角 | 43度 |
| リフレッシュレート | 60Hz |
| 最高輝度 | 1800ニット |
| 重量 | 78g |
| 価格 | 42,000円(Amazon価格) |
▼VITURE Oneの特徴
▼VITURE Oneがおすすめな人
VITURE製品の特長と言えば、なんといっても度数調整機能です。
一般的にARグラスは視力の悪い人が裸眼のまま使うと、レンズ越しの外の景色はおろか、レンズ内に映し出された映像すら綺麗に見ることができません。
度付きのインサートレンズを作ったり、コンタクトレンズを使用することで解決できますが、余分な費用をかけず裸眼のまま使用したい方には、このVITURE Oneがおすすめ。
度数調整が可能なVITURE製品の中でもお手頃価格になっていて、輝度も高く画面の映りもとても綺麗です。
ただし視野角がやや43度と狭いため、他のARグラスよりかは画面サイズがやや小さめとなっています。

| 発売日 | 2023年12月22日 |
| 視野角 | 50度 |
| リフレッシュレート | 最大120Hz |
| 最高輝度 | 600ニット |
| 重量 | 75g |
| 価格 | 49,800円 |
| レンタル価格(2週間) ※2025年12月時点 |
6,700円 |
| 詳細 | 詳細を見る |
▼Rokid Maxの特徴
▼Rokid Maxがおすすめな人
Rokid Maxの特徴は、なんと言っても価格の安さです。
他の視力矯正機能の付いたARグラスがVITURE Oneを除き軒並み6万円以上もする中、本製品は約5万円で購入可能。
しかも近視の度数調整は最大-6.00Dまで対応と幅広く、視力の悪いユーザーでも扱える仕様です。
視野角も50度と比較的広く、大きな画面で没入感のある映像体験が期待できます。
そのほかに、XREALやVITUREなどの人気メーカーのARグラスと比べるとやや横に丸みを帯びたデザインとなっているのも特徴的ですね。
ロキッド/Rokid Rokid Max

| 発売日 | 2023年11月17日 |
| 視野角 | 46度 |
| リフレッシュレート | 120Hz |
| 最高輝度 | 500ニット |
| 重量 | 75g |
| 価格 | 53,980円 |
| レンタル価格(2週間) ※2025年12月時点 |
6,800円 |
| 詳細 | 詳細を見る |
▼XREAL Air 2 Proの特徴
▼XREAL Air 2 Proがおすすめな人
Air 2 Proは、Air 2に調光機能が追加されたモデルです。
調光機能とは、いわゆるサングラス機能のこと。映像の周辺を暗くすることでレンズ越しの外の風景を遮断し、映像に集中しやすくなります。
調光機能がないと、レンズ越しの外の風景と映像が混ざってごちゃごちゃしやすいです。
価格的にはAir 2とOneの中に位置する商品なので、どの製品が自分にぴったりなのかしっかり見極めつつ選ぶようにしましょう。
エックスリアル/XREAL Air 2 Pro

出典:https://www.lenovo.com/jp/ja/p/accessories-and-software/vr-headsets/vr-headsets_smart-glasses/gy21r09341
| 発売日 | 2025年10月24日 |
| 視野角 | 43.5度 |
| リフレッシュレート | 最大120Hz |
| 最高輝度 | 800ニット |
| 重量 | 65g |
| 価格 | 64,053円(Amazon) |
| 詳細 | 詳細を見る |
▼Lenovo Legion Glasses Gen 2の特徴
▼Lenovo Legion Glasses Gen 2がおすすめな人
70〜80g前後のARグラスが多い中、Lenovo Legion Glasses Gen 2は65gと非常に軽いARグラスです。
デザインも洗練されていて、他社のARグラス製品よりもサングラスっぽく使用がしやすい印象があります。
気になる点があるとすれば、視野角が43.5度と他社製品より狭めな点。
とにかく大画面で見たいという方には向いていませんが、ここを妥協できる方にはおすすめの1台です。

| 発売日 | 2025年1月17日 |
| 視野角 | 50度 |
| リフレッシュレート | 120Hz |
| 調光機能 | あり |
| 最高輝度 | 600ニット |
| 重量 | 82g |
| 価格 | 62,980円 |
| レンタル価格(2週間) ※2025年12月時点 |
4,000円 |
| 詳細 | 詳細を見る |
▼XREAL Oneの特徴
▼XREAL Oneがおすすめな人
XREAL Oneは、XREAL製品で初となるグラス内にチップを搭載した製品です。
チップを搭載したことにより、接続する機器やOSに依存することなく画面固定や位置調整などの設定が行えるようになり、抜群の使い勝手を得られるようになりました。
もちろんモニター代わりとしても使いやすく、WindowsやMacなどにも接続して利用可能です。
発売当初の価格は約7万円で、現在は2025年12月2日に62,980円へと値下げされました。モニター代わりとしておすすめのARグラスの中では現時点では最安値クラスとなっています。
レンタルプラットフォーム「SUUTA」では2週間4,000円、1日あたり約286円から手軽にレンタルできます(※2025年12月時点の価格)。
エックスリアル/XREAL XREAL One

出典:https://www.viture.jp/product/viture-luma-xr-glasses
| 発売日 | 2025年11月18日 |
| 視野角 | 50度 |
| リフレッシュレート | 120Hz |
| 最高輝度 | 1000ニット |
| 重量 | 77g |
| 価格 | 64,880円 |
| 詳細 | 詳細を見る |
▼VITURE Luma XRグラスの特徴
▼VITURE Luma XRグラスがおすすめな人
VITURE Luma XRグラスは、2025年後半に登場したVITUREの新シリーズです。
これまでのVITUREシリーズ同様に視力補正機能がついていて、最大で-6.00Dまで度数調整が可能。
また新シリーズでありながら価格も比較的安く、VITUREの新たなベーシックモデルといった立ち位置となっています。
また、VITURE製品はケーブルと本体をマグネットで接続する製品が多かったのですが、本製品はUSB Type-Cケーブルで接続して使います。
マグネットケーブルも悪くないのですが、たまに髪の毛を挟んでしまってめちゃくちゃ痛い思いをすることもあったので、そんな悩みがあった方からするとうれしい仕様変更です。

| 発売日 | 2024年7月1日 |
| 視野角 | 46度 |
| リフレッシュレート | 最大120Hz |
| 最高輝度 | 最大4000ニット(体感輝度1000ニット) |
| 重量 | 77g |
| 価格 | 74,880円 |
| レンタル価格(2週間) ※2025年12月時点 |
8,300円 |
| 詳細 | 詳細を見る |
▼VITURE Pro XRグラスの特徴
▼VITURE Pro XRグラスがおすすめな人
VITURE Pro XRグラスの特徴と言えば、最大4,000ニット(体感輝度1,000ニット)の明るさです。
他製品が600ニット前後、高くても1000ニット前後とある中、本製品もかなりの明るさを実現。
画面が明るいと映像が綺麗に見えますし、周囲が明るい環境でも画面が見えなくなるようなことも少ないです。
そのため、環境を選ばず使用できるARグラスを利用したい人におすすめです。
ヴィチュアー/VITURE Pro XR グラス

ARグラスを使うときの注意点について解説します。
▼ARグラスを使うときの注意点

ARグラスはUSBケーブルを使って接続する有線タイプのものがほとんどなので、断線には注意して使いましょう。
例えば、寝転びながら使用すると、いつの間にか寝てしまっていてケーブルが断線してしまったなんてことも起こりえます。
製品によって使用されるケーブルは異なり、一般的なUSB Type-Cケーブルなら断線してもほかのUSB Type-Cケーブルで代用するなどでOKです。
しかし、ARグラス専用の独自ケーブルが使用されていた場合には、メーカーからケーブルを別途購入する必要があります。通常のUSB Type-Cケーブルよりも費用が高いケースがあるので、とにかく断線には気を付けましょう。

実は、ARグラスには推奨の連続使用時間が定められている製品があります。
だいたい3時間前後のものが多い傾向です。推奨された連続使用時間をオーバーして使っていると、ARグラスの内部部品などに負担がかかり、動作が不安定になったり、本体寿命を縮めてしまったりする可能性があります。
実際ARグラスを使用していると耳掛け部分が熱を持っているのを感じるので、あまり長時間連続で使用せず、適度に休ませてあげるのがいいのかもしれませんね。
また、長時間利用は目の疲れも感じやすくなります。
眼精疲労は頭痛、吐き気などの体調不良につながる可能性もあるため注意しましょう。

ARグラスを使用する場合、周囲には気を付けながら使用しましょう。
とくに安いARグラスの場合、視界のほとんどを画面が占める商品も多いです。
そういった状態で外に出歩いたりするのは大変危険なので、適切な環境で使用するようにしてくださいね。

最後に、ARグラスを利用するならレンタルという手段もあります。
レンタルであれば購入前に商品を体験できますし、短期間だけ必要という場合にもぴったりです。
レンタルプラットフォーム「SUUTA」では、さまざまなARグラスをレンタル提供しています。気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
SUUTA ARグラスのレンタル一覧
XREALやVITUREなどがレンタルできる!