カナダは自然豊かな絶景スポットが多いほか、移民を積極的に受け入れてきたことから多様な文化や価値観が共存しています。
ただし、義務化されている独自の入国手続きがあったり、季節によって気温差があったりするため、旅行に行くときは準備や持ち物の検討をしっかりする必要があります。
カナダ旅行を成功させるために、絶対に必要なもの、あると便利なもの、カナダ旅行に持っていかなくてもよいものを確認しておきましょう!
カナダ旅行に行く前に確認したい持ち物リストは以下のとおりです。
スーツケースと機内手荷物で分けて荷造りができるよう、機内手荷物として持ち込むとよいものだけをピックアップし、リストを分けて記載しています。
準備に時間がかかるものや手続きが必要なものについては、リストのあとで解説しているので、早めに確認して旅行の準備を進めましょう!
この中から解説が必要なものをピックアップしてご紹介していきます。
カナダ入国時には、有効期間が滞在日数+1日以上残存しているパスポートが必要です。
紛失や盗難に備えて、パスポートのコピーも用意しておくことをおすすめします。
eTA(電子渡航認証)とは、カナダに入国する際に必要なプログラムです。
6か月以内の滞在であればビザは免除されますが、eTAの申請は義務化されています。
申請はオンラインでおこない、所要時間は2~3分程度です。
申請後、補足文書を求められる場合がありますが、基本的には数分以内に承認のメールが届きます。
申請時は7カナダドルかかり、支払いのためにクレジットカードが必要です。
有効期限は最長で5年間、またはパスポートの有効期限までです。
紙の航空券とメールで送られるeチケットの2種類があるので、どのタイプの航空券なのか確認し、スムーズに提示できるようにしておきましょう。
紛失のほか、eチケットの場合はスマートフォンの電池切れや、電波が届かないなどのトラブルに備え、航空券のコピーを用意しておくのがおすすめです。
また、搭乗時間や場所などを間違えないよう、チケットの内容を必ず確認しましょう。
カナダは日本以上にカード社会ですが、最低限の現金は持っておきましょう。
クレジットカード決済非対応店での支払いや、チップの支払いなどのために現金が必要になります。
チップの相場は、飲食店ではお会計の10~20%ほど、ホテルのポーターやハウスキーパーには1~3ドルほどです。
チップ用には1日あたり30ドル程度あればよく、クレジットカードが使えないお店での支払い用と合わせ、1日あたり50~100ドルほど持っておけば安心です。
カナダではレストランやカフェなど、現金が使えないお店もあり、クレジットカードは必需品です。
VISAかマスターカード、どちらかの国際ブランドを用意しておけば問題ありません。
JCBは日本の国際ブランドのため、カナダでは対応していないお店が多いです。
また、アメリカンエキスプレスやダイナースクラブは、手数料が高いことからお店側が対応していない場合があります。
ホテルによってはチェックインの際に、予約確認書類の提示を求める場合があります。
予約内容のメール画面をみせるのか、プリントアウトしてみせるのかはホテルにより異なるため、事前に確認する必要があります。
ブリティッシュコロンビア州では6か月以内、オンタリオ州では3か月以内の滞在であれば、日本の運転免許証で運転することができます。
レンタカーを借りる際には、運転免許証の記載内容を現地のスタッフが読めるよう、日本語の免許証だけでなく免許の翻訳証明または国際免許が必要です。
また、運転免許証はパスポートを紛失してしまった場合、代わりの身分証明書にもなります。必ず持参しましょう。
カナダに持っていく家電製品の対応電圧を事前に確認し、必要であれば変圧器を持っていきましょう。
日本の電圧は100ボルトなのに対して、カナダは110〜120ボルトと少し高めです。
パソコン、スマートフォン、ゲーム機などは220〜240ボルトまで対応しているものが多いですが、心配な方は変圧器の持参をおすすめします。
ドライヤー、ヘアアイロン、髭剃りなどは種類によって変圧器が必要なため、対応可能なのか事前に確認しておきましょう。
コンセントに関してはカナダと日本で同じ形状なので、コンセントの変換プラグは必要ありません。
旅行中はスマートフォンで地図をみたり、情報収集や暇つぶしのためにSNSをみたりすることも多いです。
海外用のモバイルWi-Fiルーターをレンタルすると、スムーズにスマートフォンが使用できます。
簡単な設定ですぐに利用でき、空港で受取と返却ができるものもあります。
Wi-Fiであれば複数の機器を同時に接続できるので、複数人でWi-Fiを共有したい場合や、現地でパソコンなどを使いたい場合にはおすすめです。
カナダで使用できる機種かどうかや、データ容量と料金、サポート体制などの項目は事前に確認しておきましょう。
eSIMはスマートフォンの中にあるデータを変更して、海外でもインターネットが使用できるようにするシステムです。
モバイルWi-Fiルーターよりも費用が安く、持ち運ぶ荷物が少なくできます。
Visit Japan Webは、入国手続きに必要な情報を事前に登録できるオンラインサービスです。
検疫、入国審査、税関申告、免税購入がオンライン上で完結します。
登録は必須ではありませんが、事前に登録しておくと帰国時の審査や提出を省略でき、帰宅時間を短縮できます。
紛失や盗難に備えて、パスポート、運転免許証、航空券などのコピーを用意しておくのがおすすめです。
チェックインの際、予約確認書類の提示を求めるホテルもあります。Webで予約した場合にも予約を証明する画面をプリントアウトして持っていきましょう。
旅行中にパスポートを紛失してしまったら、まずは最寄りの日本大使館や領事館に相談しましょう。
パスポートの再発行には1週間ほどかかるので、長期滞在でなければ「帰国のための渡航書」を発行してもらい、日本に帰国後にパスポートを再発行するのが一般的です。
警察署で紛失や盗難の届出を提出したあと、その証明書類を日本大使館や領事館に持参し、手続きをします。
その際に証明写真が必要になるため、旅行前に用意して持参するとスムーズです。
バンクーバーの10月~4月は雨季で、雨の続くどんよりした天気が続きます。
晴れることの方が珍しいので、傘を忘れずに持っていきましょう。
トロントはバンクーバーほどの降水量ではないですが、冬の時期は積雪量が非常に多い地域です。
傘だけでなくスノーブーツやダウンジャケットなど、雪対策もしていきましょう。
大きい傘は持ち運びに不便なため、バッグの中に入れることができる折りたたみ傘があると便利です。
カナダ旅行に行く際に持っていかなくてもよいもの、必要ないものは以下の3つです。
カナダは日本と同様に四季があり、国土が広く場所によって気候が異なるため、旅行する時期や場所によって服装の準備を変えましょう。
カナダ最大の都市であるトロントの場合、最も暑いのは8月で、平均気温は20℃~25℃ほど。Tシャツに羽織ものを合わせるとちょうどよいです。
冬は1~2月頃に最も寒くなり、日によっては最低気温が-10℃を下回ることもあります。
雨や雪も多いため、防水性や防風性に優れたダウンジャケットなどがおすすめです。
着回ししやすい服を持っていく、シワになりにくい服やかさばらない服を選ぶ、現地で洗濯をするなどの工夫をすると、持っていく服を少なくすることができます。
カナダは比較的治安が良いですが、窃盗などの犯罪は日々発生しています。
盗難のリスクを避けるため、高価なジュエリーや貴重品はなるべく持ち歩かないようにしましょう。
ひと気の少ない場所は行かない、安易に人を信用しないなどを意識することが大事です。
カナダの犯罪発生率は日本の約12倍で、現金を持っている観光客を狙った犯罪も多いです。
盗難対策として、現金は最低限の金額だけ持つようにしましょう。
クレジットカード決済に対応しているお店が多く、現金が必要なのはチップやローカルなお店での支払いくらいです。
支払いは基本的にクレジットカードでおこない、現金は必要に応じて現地のATMで引き出すことをおすすめします。
カナダ旅行に行ったあと、しばらく旅行に行く予定がない、または行っても数回ならスーツケースをレンタルするのがおすすめ。
おすすめする理由は以下の3つです。
たとえば、スーツケースで有名なサムソナイトの約8万円のスーツケースは、7日間で約6,600円(税込み)でレンタルでき、12回レンタルしても購入するより安いです。
また、スーツケースの相場は約4万円前後といわれており、8万円のスーツケースを安く利用できるのはレンタルする大きなメリットです。
レンタルできる「スーツケース」を探す
ブランドやサイズ、カラー、容量、堅牢性など、様々なスーツケースをレンタルで借り手利用できます!
フライト中にタブレットで映画や書籍、漫画などを楽しみたいけれど、タブレットを持っていないという方にはレンタルがおすすめです。
日本からカナダまでは片道9~12時間ほどかかるため、フライト中になにをするか計画を立てるのも大事。
座席に映画や音楽などが用意されていますが、タブレットがあれば自分が楽しみたいものをスマートフォン以上の大画面で楽しめます。
モバイルWi-Fiルーターと一緒にレンタルすれば、タブレットでも通信が使えます。
レンタルできる「タブレット」を探す
普段は使わなくても、行き帰りの飛行機時間を有意義にしたり、旅先での思い出を大画面でチェックできておすすめです!
カメラであれば写真が鮮明に撮れるため、旅の思い出をきれいな写真で残すことができます。
風景写真ならミラーレス一眼カメラやアクションカメラ、コンパクトデジタルカメラ。
移動が多い旅行なら、コンパクトで軽量なカメラがおすすめです。
購入すると高価なカメラですが、パナソニックのLUMIXであれば7日間4,900円でレンタルできます。
ただし、日本製のカメラは世界的に人気があるため、盗難などには注意が必要です。
盗難にあった場合は海外旅行保険で一部適用される可能性があるので、海外旅行保険の種類を事前に確認しておきましょう。
レンタルできる「一眼レフカメラ」を探す
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