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2024.08.19
SUUTAマガジン編集部

電気代50%削減も可能!レンタルで、業務用エアコンの最新化をサポート

オフィスや飲食店でふと見上げると、天井に埋め込まれた大きな四角形のエアコンを目にすることがあります。

それらは業務用エアコンと呼ばれ、私たちの快適な暮らしを陰で支えてくれる、なくてはならない機器です。

アーバン・テック株式会社は、1996年から業務用エアコンをはじめとする空調設備に携わっている企業です。
大阪市内に本社を構えるほか、全国120社にものぼるパートナー企業を抱え、全国的に業務用エアコンの修理・販売などをおこなっています。

今回は、アーバン・テック株式会社の代表取締役である小俣 博昭(おまた・ひろあき)さんに、事業内容や業務用エアコンをレンタルするメリットについてお話を伺いました。

創業は「クリーンルーム」から。空調設備に携わって約30年

ーー貴社の事業内容を教えてください。

 

小俣さん:業務用エアコンの販売・修理や・中古品・修理パーツの販売、レンタル、クリーニング・保守などです。お問い合わせで一番多いのは修理ですが、現場でエアコンを拝見したうえで、お客さまにとってメリットが大きい場合は、買い替えをご提案することもあります。また、フロン排出抑制法で定められているエアコンの点検も承っております。ダイキンや日立・東芝をはじめとする国内主要メーカーの全タイプを扱っているため、ほとんどのニーズに対応可能です。

 

ーー家庭用エアコンと業務用エアコンの違いはどこにあるんですか?

 

小俣さん:家庭用エアコンは、各メーカーがまさしく家庭向けに提供している製品で、ルームエアコンやハウジングエアコンとも呼ばれます。業務用エアコンは、パッケージエアコンやビル用マルチエアコンとも呼ばれるもので、おもにオフィスビルや店舗で使われるものです。家庭用エアコンと業務用エアコンの違いで顕著なのは、冷暖房の馬力(能力)の差です。家庭用エアコンは6畳用から20畳用のタイプが主流で、それ以上の広さとなると業務用エアコンの範疇に入ります。

 

ーー貴社は1996年創業ですが、当時から業務用エアコンを扱っていたんですか?

 

小俣さん:いえ。もともとは、HEPA空調機のメンテナンス事業からスタートしました。HEPA空調機とは、オペ室や精密工場などで使われるクリーンルームの空調機のことです。HEPA空調機のメンテナンスを依頼してくださるお客さまから、「一般の空調機も見てもらえませんか?」とだんだんリクエストが増えたんです。最初のうちはお断りしていましたが、ご要望が多くなってきたため、業務用エアコンのメンテナンスを始めました、その結果、急激に事業が成長し、今では弊社の事業の中心になっています。

 

創業時からのHEPA空調機メンテナンスに加え、業務用エアコンと高圧受変電設備(キュービクル)・EV充電設備、この3つの事業が弊社の柱となります。

 

ーーEV充電設備とは、電気自動車を充電する設備のことですよね。どういった事業をされているのですか?

 

小俣さん:お客さまにあたるのは、EV充電設備を設置したい商業施設やビル・マンションのオーナーさまなどです。弊社では、設備の導入にあたっての手続きや機器選定、取りつけ工事、保守対応などをワンストップでサポートしています。また最近は、急速充電器と普通充電器の開発・販売もおこない、メーカーとしての活動にも挑戦しています。

 

ーーそもそも、なぜEV充電設備の事業を始めたのでしょうか?

 

小俣さん:業務用エアコン事業との親和性の高さが大きな理由ですね。業務用エアコンの工事では高圧受変電設備を触るため、電気工事士の資格を持った人が作業する必要があり、弊社には520名もの電気工事士とのネットワークがあります。そのネットワークを活かして会社をさらに伸ばせる事業を、と考えたときにEV充電設備を思いつきました。

 

電気自動車が今ほど世の中で知られていなかった8年前から構想を温め、最近製品開発も含めて本格的に乗り出しました。2〜3ヶ月後には充電器の量産化を始め、ゆくゆくはレンタルにも対応していきたいと考えています。

お客さまの「ありがとう」を集める会社にしたい

ーー30年近く空調設備に携わってらっしゃいますが、貴社の強みはなんでしょうか?

 

小俣さん:本当に、まじめにコツコツやってきただけなんですよね……(笑)。でも、あえて挙げるとしたら、パートナー企業のネットワークでしょうか。実際にお客さまのところへ行って工事をおこなうパートナー企業は、全国で120社にものぼります。パートナー企業がいるからこそ北海道から沖縄まで対応できているわけで、彼らがいないと仕事は回らないですね(笑)。

 

ーーすごい数ですね!

 

小俣さん:かつてパートナー企業をどんどん増やしていた時期があり、500社ほどになったこともありました。しかし、現場でのお客さま対応や作業の質を追求していくうちに企業が絞られ、今の120社に収まりましたね。お陰さまで、15年以上のおつき合いになる企業やキャリア25年以上の熟練工など、信頼できる優秀なパートナーに恵まれています。

 

ーー貴社がそこまでのネットワークを築けた理由はなんだと思われますか?

 

小俣さん:それもコツコツやってきたからなのですが……(笑)、パートナー企業とのWin-Winを心掛けてきたことが大きいかもしれませんね。たとえば、集客自体は弊社がほぼ100%おこないますし、弊社は同業他社と比べても高い単価でパートナー企業に依頼しています。そのため、ついて来てくださる企業が多いのではないでしょうか。

 

ーー信頼できるパートナー企業の存在は、お客さまにとっても安心材料ですね!小俣さんにとって、仕事のやりがいはなんでしょうか?

 

小俣さん:弊社は「お客さまの“ありがとう”を集める会社に」というスローガンを掲げています。ですので、大きな企業というよりも、お客さまの声が届きやすい、家族経営の飲食店といった小・中規模の事業者をメインに集客しているんです。空調が壊れて暑い思いをしているお客さまのところに駆けつけ、丁寧に工事をおこない、お客さまから「ありがとう!助かった!」と言っていただけたときが、何よりやりがいを感じる瞬間ですね。

電気代50%カットを実現。最新型エアコンのメリット

ーー業務用エアコンはレンタルと購入のどちらが多いのでしょうか?

 

小俣さん:弊社の場合は98%近くのお客さまにご購入いただいています。

 

ーーレンタルされるのはどういったお客さまでしょうか?

 

小俣さん:飲食店やオフィス、変わったところでは研究室のお客さまもいらっしゃいます。経費面のメリットを感じてレンタルされる方が多いですね。たとえば、お店を始めるにあたって、初期費用を抑えるためにレンタルしたいという方もいらっしゃいます。また、レンタル・リース契約にすることで、資産計上ではなく経費計上できる節税メリットもあるんです。

 

ーー節税メリットがあるのはいいですね!SUUTAにはどの製品を出品予定ですか?

 

小俣さん:タイプでいうと、床置形・天吊形・天井カセット形4方向で、ほかにスポットエアコンも出品予定です。メーカーはダイキンと日立が中心になります。

 

「天井カセット形4方向」は、業務用エアコンで多いタイプのひとつ

ーーエアコンの選び方のポイントを教えてください。

 

小俣さん:現在ついているエアコンとの入れ替えであれば、同じタイプの製品を入れるのが一番収まりが綺麗です。あとは「空調の効きが悪い」と感じている場合は、馬力の大きな製品を選んだ方がよいかもしれません。いずれにしても、お客さまがレンタルされる際は、お店やオフィスに伺って現場をしっかり見たうえでご提案させていただきます。

 

ーーわざわざ現場を確認するんですか?

 

小俣さん:室外機の搬出搬入ができない、といったことが起こるかもしれないので事前に必ず確認しますね。現場を見てから、工事費や月々のレンタル費用を算出しますので、見積もりをご覧になってレンタルするかどうかご判断いただければと思います。

 

ーーSUUTAにはスポットエアコンも出品されるのですね。どういった製品でしょうか?

 

小俣さん:キャスターつきで転がして運べる、対人用・対物用の冷房機器です。こちらは、工場などで作業する方の暑さ対策として利用される方が多いですね。コンセントにプラグを挿すだけで使えて電気工事が不要なので、イベントなどで短期間レンタルしたい場合にもおすすめです。ただし、あくまで対人用・対物用であり、部屋全体を冷やすものではないことは留意いただきたいですね。

小回りの効くスポットエアコンは、短期間のレンタルにもおすすめ

ーー最近はどのような製品が人気ですか?

 

小俣さん:感染症対策への意識の高まりもあり、換気機能がついたエアコンを希望されるお客さまが増えています。また、オプションでロスナイ(熱交換形換気機器)をつけるお客さまもいらっしゃいますね。ロスナイとは、1台で「外気の取り入れ」と「室内空気の排出」ができる換気機器で、エアコンとは別に工事をして設置するものです。取り入れた外気を熱交換器が室温に近づけて給気するので、機械でしっかり換気しながらも室温が保たれ、冷暖房負荷を軽減できます。SUUTAでもオプションでレンタルいただけますよ。

 

ーー今のエアコンが壊れていなくてもレンタルするメリットはありますか?

 

小俣さん:なんといっても、電気代の削減ですね。この夏も、電力会社大手10社が電力料金を引き上げる見通しです。電気代に頭を悩ませている事業者の方、多いですよね。業務用エアコンの一般的な耐用年数は、10〜15年です。しかし、現場に行くと20年以上前のエアコンを使っていることもザラで、高い電気代を払っているケースがよくあるんです。

 

ーーエアコンを変えることで、どれくらい電気代は変わるものなのですか?

 

小俣さん:たとえば、15年~20年以上前の一定低速機エアコンと呼ばれる製品を使っていて、電気代が月25,000円、年間300,000円だったとします。それを新型エアコンにつけ替えると、月12,500円、年間150,000円に下がり、約50%も電気代を削減できる場合もあるんです。さらに、新型エアコンにすることで故障のリスクも減りますので、経費面のメリットはかなり大きいと思いますね。

 

ーーそんなに削減できるのはありがたいですね。レンタル中に故障した場合はどうすればよいですか?

 

小俣さん:レンタルの場合、製品の所有権は弊社にありますので、弊社が修理するのが基本です。ただ、フィルター掃除をしていないことによる汚れによる不具合は、お客さまにご負担いただく場合があります。家庭用エアコンと同様、業務用エアコンも簡単にパネルが外せますし、お手入れはフィルターの埃を掃除機で吸ったり水洗いしたりすればよいだけです。簡単にできますので、ぜひ定期的なフィルター掃除をお願いしたいですね!

 

ーーSUUTAへの出品にあたり、どのようなことを期待していますか?

 

小俣さん:弊社でもレンタルは10年ほど前からおこなっています。近年、「サブスク」という言葉が世の中に浸透してきたことで、あらためて「借りる」ことへの注目が高まるのではないかと考えています。SUUTAはレンタルのスキームを熟知している会社であり、SUUTAのプラットフォームで新たなレンタルの見せ方をしてもらえるのではないか。それにより、新たな顧客層に弊社のサービスを届けられるのではないかと、期待しています。

 

ーー最後に、貴社の今後の展望をお聞かせください。

 

小俣さん:今の時代、エアコンはついていて当たり前で、普段は気にも留めません。壊れてはじめて「こんなに暑いと営業できない!」と大騒ぎになるんです。

 

店舗やオフィスで使用しているエアコンが何年前のものか、効き具合や電気代がどうなのかを、一度たしかめていただきたいと思います。そして、レンタルをうまく活用して、最新型のエアコンを試していたければうれしいですね。これからもパートナー企業とともに成長し続け、SUUTAをはじめ、新しいサービスや製品をお客さまに届けられるよう、挑戦していきたいと思います。

 

ー小俣さん、ありがとうございました。

 

 

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