色々なメーカーから販売されているロボット掃除機。
モバイルバッテリーや充電器などで有名なAnkerが販売するロボット掃除機「Eufy」は、他のメーカーのロボット掃除機と比較するとおよそ半額ほどに価格が抑えられていて、かなりコスパがいいのが特徴です。
実際に使った方の口コミもよく、テストするモノ批評誌「MONOQLO」では2024年上半期ベストバイを受賞するほど注目されている商品です。
ロボット掃除機の中では低価格とはいえ、掃除機がけ&水拭きができるスタンダードモデルの「Eufy X10 Pro Omni」はおよそ10万円ほど。
掃除機で10万円というのは決して安くはないので、Eufy X10って実際どうなの?買って失敗しない?と思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、今までにロボット掃除機を使ったことがない主婦が、実際に使ってみた感想を正直にレビューするので、ぜひ参考にしてください。
INDEX
アンカーのロボット掃除機はグレードによって種類がいくつかありますが、今回は「Eufy X10 Pro Omni」をSUUTAでレンタルしました。
いくらAnkerのロボット掃除機が他のメーカーより低価格とはいえ、定価99,900円と、気軽に購入できる価格ではないですよね。
今回、掃除機がけから水拭き、水拭きしたあとのモップの水洗いまで、全自動でできる「Eufy X10 Pro Omni」は本当に便利なのか、2週間レンタルして実際に試してみました。
レンタルなら購入価格の1/10以下の価格で使うことができ、購入する前のお試しに最適です。
アンカー/ANKER Eufy X10 Pro Omni
Ankerのロボット掃除機の中でもEufy X10 Pro Omniは定番モデル。
掃除機がけと水拭きができる上、ドッグでゴミを吸い出すのはもちろん、モップの洗浄・乾燥まで自動でしてくれる「欲しい機能が詰まったスタンダードモデル」です。
綺麗な水を入れるタンクと汚水が溜まるタンク、ゴミが溜まるダストボックスがあるにもかかわらず、第一印象としてはそこまで大きくないなという感想でした。
ただ、ステーションから左右50cm、正面は1.5m、壁や物から離さないといけないので、設置する際は横1.3m以上、縦2m以上のスペースが必要です。
家具の隙間などには置けないので、その点は注意ですね。
まず、注目すべきは最大8000paという驚異的な数値の吸引力。
一般的なロボット掃除機の吸引力は2500〜3000Pa程と言われている中、「Eufy X10 Pro Omni」は約3倍もの吸引力があります。
カーペットに絡みついた髪の毛やペットの毛などはロボット掃除機では取りきれない、という口コミも多い中、「Eufy X10 Pro Omni」はそれらもパワフルに吸引します。
万が一毛が絡んでも除去する機能があり、フローリングとカーペットで自動で吸引力を調整するなど、まさに痒いところに手が届く商品と言えます。
水拭き機能を搭載している「Eufy X10 Pro Omni」。
モップが2つついており、1kgの力を加えることで手で雑巾掛けをしているかのような「押して拭く」が可能になりました。
試しに、子どもが麦茶をこぼしてホコリがついたまま乾ききった汚れがどうなるのか観察してみたところ、綺麗に拭き取ってくれてとても感動しました。
このモップはステーションで自動で洗浄・乾燥してくれるのですが、マジックテープで貼り付けてあるだけなので自分でも簡単に洗うことができます。
また、汚れが気になってきたらモップだけを買うこともできます。
掃除中、壁際にくると本体がスイングし、拭き残しがないようにする新機能「エッジモード」が搭載されました。
少しずつ進みながら回転しているので、同じ場所をしっかり拭いてくれています。
このとき、毎分180回高速回転しているので、床にこびりついた汚れも拭き取ってくれているようです。
このモップはカーペットを感知すると自動で12mm上がるので、カーペットが濡れる心配もありません。
床に落ちた物をロボット掃除機が吸ってしまうから、床を片付けないと掃除ができない。これ、あるあるだと思います。
「Eufy X10 Pro Omni」はおもちゃやスリッパ、充電ケーブルや電源コードなど、リビングにありがちな100以上の物体を認識可能なため、物が散らかった状態でも避けてお掃除してくれます。
ただ、結局その場所だけ汚れが残るので「せっかく稼働させるなら片付けたほうがいいのかな」と思いました。
ダイニングチェアを上げておくと食べこぼしも吸ってくれます。
後から自分でお掃除するより、Eufyにお掃除してもらったほうがラクだと思いました。
先ほど絡んだ毛を除去してくれる機能があるとお伝えしましたが、これは回転ブラシが前方・後方に回転し、ほぐすことで毛がらみを除去してくれるから。
また、「Eufy X10 Pro Omni」は吸ったゴミの収集も、モップの洗浄・乾燥も、全て自動で行います。
約2ヶ月間ゴミ捨てが不要で、モップを自動洗浄したあとは45℃の温風で素早く乾燥してくれるから臭いの心配もありません。
ステーションへの水の補給は必要ですが、ロボット掃除機への給水ももちろん自動で行います。
人間が行うことはほぼありません。Eufyなら「全自動床掃除」が叶います。
今回、私はSUUTAでレンタルしましたが、自宅に到着した商品は大きな箱にプチプチがついた状態で届きました。
本体と全自動クリーニングステーション、取り付けベースと電源コードが入っています。
取り付けベースをステーションに固定する必要がありますが、組み立て等は不要で届いてすぐに使えます。
取り付けベースはカチッと差し込むだけなので簡単です。
箱に絵で説明書きがされているので、この通りにやっていけば何も難しくありません。
まずは本体をWi-Fiに接続し、アプリで設定します。
アプリも上記の箱にQRコードが記載されているので読み込むだけです。
QRコードを読み込むと下のような画面になるので、アプリをダウンロードします。
細かくわかりやすい指示があるので、画面に沿って設定します。
設定が終了し、最初に起動すると部屋中を動いてマッピング機能で間取り図を作ります。
このとき、自動で掃除したい部屋のドアを開けておき、床に物がないようにしておくのがおすすめ。
間取り図が完成するとこんな感じ↓
部屋ごとに区切られているので、「キッチン」、「リビング」、「和室」など、自分でわかりやすいよう名前を変更することも可能です。
ここは掃除して欲しくない、という場所は侵入禁止エリアとして設定しておくこともできます。
(リビングやキッチンなどの名称を隠しています)
家の間取り図に沿って綺麗に掃除してくれるEufy。
壁に沿って周囲を掃除したあと、部屋の中央を往復するように掃除するので拭き残しがありません。
隅々まで掃除してくれるのは本当にありがたい!
念入りな水拭きによって、掃除が終わったあとのフローリングはつるっつるです。
裸足で歩きたくなるような快適さで、これは夏こそ嬉しいかもしれません。
本体に溜まったごみは自動でごみ収集ステーションに集まります。
使い捨てのダストボックスに収集されるので、ゴミでいっぱいになるおよそ2ヶ月に1回、ダストボックスを交換します。
ダストパックは引き抜くだけで簡単に取れるので交換も簡単です。
広げると、結構大きいのがわかります。大容量のダストパックです。
給水タンクも大きくて、水は最大3L入ります。
1回MAXラインまで入れると3〜4日はもちそうです。
汚れた水が溜まる汚水タンクも2.7Lと大容量。
1回の掃除で溜まった汚水がこれくらいなので、数日分は溜められると思います。
しかし、お気づきですよね?めちゃくちゃ汚いんです。臭いんです…。
我が家は猫を飼っていて、子どもが2人。汚れやすい環境にあって、確かに最近水拭きはしていませんでした…。
きたなー!って声が出ました。
説明書にも汚水タンクに溜まった水は掃除後に毎回捨ててタンクを水洗いしたほうがいいと記載があったので、大容量ではありますが、汚水は毎回捨てたほうがいいのかなと思いました。
実際に使って感じたメリットをまとめました。
自分でも体験してみたい!という方は、記事の内容を参考にしながら、ぜひレンタルも検討してみてくださいね!
アンカー/ANKER Eufy X10 Pro Omni
お掃除ロボットの最大のメリットはやっぱりこれだと思います。自動で掃除してくれるから、自分で掃除する必要がないところ。
Eufyは掃除機+水拭きを1回で行ってくれるので、2台用意する必要もないし、本体に搭載されたカメラとAIによって、徹底的に丁寧にお掃除してくれます。
私は今までお掃除ロボットを使ったことがなく、全て手動で床掃除をしていましたが、手動と変わりないほど綺麗な仕上がりです。
1kgの加圧はまさに手で雑巾掛けをしているような感じで、しっかり汚れを取ってくれるので全く不満がありません。
そんなに広くない我が家でも、掃除機をかけて全て水拭きするとなると30分はかかると思います。
それを全てやってくれるなんてコスパのいい家電なんだと感じました。
外出先からでもアプリで起動させられるし、アレクサにも対応しているので音声での操作もできます。
また、本体のボタンでも電源ON・OFFの操作が可能なので、子どもに「スイッチ押しておいて」と頼むこともできます。
お掃除ロボットといえば、壁や家具にぶつかって傷をつけるもの、と思っていました。
だからこれまで購入しなかったというのもあるのですが、Eufyはほぼ壁や家具にぶつからず、綺麗に避けて移動するのには驚きました。
たまにぶつかることもありますが、ガンガンいうほどではなく威力が弱い感じで、傷はつかなさそうな程度です。
ANKER Eufy X10 Pro Omniの便利な機能や高い性能を、レンタルでぜひ実際に体験してみてください!
アンカー/ANKER Eufy X10 Pro Omni
基本的に全自動ですが、自分で手入れしないといけない部分はあります。
モップ洗浄トレーは水洗い、
本体をパカっと開けると、
ダストボックスとフィルターがあるので、
週に1回、水洗いして乾かします。
回転ブラシは月に1回水洗いし、髪の毛が絡まっていたら都度ハサミで切ります。
サイドブラシも月に1回の水洗いが推奨で、外すにはドライバーが必要です。
水で洗い流すだけでホコリは取れるので、そう時間もかからないしお手入れはわりと簡単だと思いました。
綺麗に掃除してくれるEufyですが、少しうーんと感じた部分もありました。
購入する前に知っておきたいデメリットについて、詳しくご紹介していきます。
我が家の掃除機はダイソンをメインに使っているのですが、ダイソンと比較すると稼働音はとても静かです。
食洗機と同じくらいのような音で、これで掃除機がかけられているの?というほど静かなのでとても快適です。
とはいえ、近くで稼働しているとテレビの音が聞こえにくく、会話も聞こえにくい、というのは否めません。
我が家は寝室が2階で、Eufyは1階で稼働させているので、寝るときにドアを閉めてしまえば気になりませんが、寝室と同じ階を稼働させると音が気になるかもしれません。
また、掃除が終わってステーションに戻ったあと、ごみの収集をするときの音はキュイーン!と、普通の掃除機をかけているような大きな音がして驚きます。
この自動ゴミ収集は、「おやすみモード」を有効にすると行われなくなるので、就寝中に使用するなら有効にすることをおすすめします。
使うときの音も含めて確認できるのもレンタルの大きなメリット。
家電を試すとき、お店と家では音の響き方が変わることもあり、「お店では気にならなかったけれど、家だと稼働音がうるさい」ということもありますよね。
生活しながらいろいろな使い方を試してみて、実際の生活との相性をじっくり試せるので、買ってからの失敗を防ぐためにもまずはレンタルがおすすめです。
アンカー/ANKER Eufy X10 Pro Omni
20mmまでの段差を乗り越えられるEufy。我が家のラグの毛足は18mmとそんなに長くないので頑張って登ってくれました。
ですが、「カーペットを感知すると自動でモップが上がる高さは12mm」なので、モップをこすりつけながら移動しています。笑
しかも、途中で止まってしまうというアクシデントも。
優しく触ると動き出しますが、ラグの毛足の長さは注意が必要です。
カーペットを検知すると、掃除するかしないかを選べるので、カーペットは掃除しない設定にしましたが、思っていた使い方ができず少し残念ではありました。
こういったポイントも、レンタルで事前に気づけるのはメリットが大きいです。
アンカー/ANKER Eufy X10 Pro Omni
2ヶ月間お手入れ不要のダストボックス。言い換えれば、ゴミを2ヶ月間溜めておかないといけない、ということ…。
食べこぼした食品を吸ったら、虫が湧いたり寄ってきたりしないのかとか、正直、衛生面が気になりました。
それなら早めにダストボックスを交換すればいいと思ったのですが、使い捨てのダストボックスは6枚で2,990円、1枚当たり約498円です。
小まめに交換するのももったいないと感じてしまう価格です。
互換品も販売されているのでそちらを使うのも手ですが、少し悩ましいなぁと感じました。
さまざまな便利な機能を搭載したお掃除ロボットが販売されていますが、ほぼ全てを全自動で行ってくれる点は素晴らしいと思いました。
掃除機&水拭きは自分でやろうと思えばできますが、時間も手間もかかるので毎日やるというのは難しいです。
その点、Eufyならほぼ全て自動で行ってくれるし、スケジュール設定しておけば自分でスイッチを押す必要もなく勝手にお掃除してくれます。
小さいお子さんがいる家庭は外遊びもするし食べこぼしもあるし、床も汚れやすいのでかなり役立つはず。
床のものを全て片付けなくても稼働してくれるというのも、お掃除ロボットを導入するハードルが下がるのではないでしょうか。
とはいえ、使いこなせるかな、と感じる方も多いのではないでしょうか。高い買い物なので、失敗したくないですよね。
そんな方は私と同じように一度レンタルして使ってみてはいかがでしょうか。
SUUTAは、気に入った商品は「買い切り」という方法で購入でき、最初に支払ったレンタル料金を差し引いた金額で購入が可能です。
レンタル料金が余分にかかるということもないのでお得に試すことができます。
ぜひチェックしてくださいね。