ベビーカーやチャイルドシート、ベビーラックなどの大きなベビー用品から哺乳瓶やおしゃぶりなどの小さなベビーグッズまで幅広く展開する国内ブランドCombi(コンビ)。
赤ちゃんが安全・快適に過ごせることはもちろん、育児をする人の負担を軽減してくれるようなかゆい所に手が届くアイテムが魅力です。
同ブランドが展開する高性能な多数のアイテムの中でも今回ご紹介するのは、4層のエッグクッションを搭載したプレミアムベビーカー「スゴカルSwitch エッグショック AS」。
生後1ヵ月から36カ月頃まで長く使用できるA型ベビーカーですが、本体価格は64,900円(税込)と、気軽に購入できるものではありません。
今回は、「スゴカルSwitch エッグショック AS」を実際に生活の中で使用してみた感想や良かった点、気になった点などについて詳しくまとめました。
ベビーカーの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!
INDEX
我が家には4ヵ月の赤ちゃんがおり、お散歩やお出かけに行く機会も段々と増えてきました。
普段は抱っこヒモを使用していますが、赤ちゃんの体重が増えるにつれて、私自身の足腰への負担も日に日に増しています。
「そろそろ普段使いしやすいベビーカーを買おうかなぁ」と思っていたため、総合レンタルサービス「SUUTA」にてCombiの「スゴカルSwitch エッグショック AS」をレンタルすることに。
実際に使用してみると、赤ちゃんを包み込むような安心感のあるクッションやスムーズに開閉できる点などがとても気に入りました!
その一方で、使いにくいと感じた点や我が家には合わないと感じた点もいくつかあったので皆さんに詳しくご紹介します。
商品は組み立て済みの状態で自宅に届きました。
ひとまず玄関の中に置きましたが、幅約84cmの廊下の半分程度が埋まるくらいのサイズ感です。
抱っこヒモに赤ちゃんを入れた状態で壁と段ボールとの隙間を通り抜けるが大変で、「結構、場所をとるなぁ…」という印象でした。
さっそく段ボールを開封してみました。
中身は、車輪や日除け、ベルトなどの基本的な装備が済んだ状態で、緩衝材に包まれていました。
家に届いてから組み立てが必要となると、赤ちゃんが泣いたり上の子の邪魔が入ったりすることもあり、苦労することも。
その点、組み立て済みのベビーカーが届くのは大変便利でした!
本体以外には、ふわさらシート・ヘッドサポート・ボディ&おしりサポートの3つが入っています。
SUUTAでは、商品を使用するために必要な説明書をはじめ、レンタルサービスの利用ガイド、写真付きの内容物リストも同梱されています。
中でも、写真付きの内容物リストは内容物が一目で確認できるため、商品を受け取ってすぐに中身を確認する際や商品を初めて使用する際、返却準備の際に大変役立ちました。
また、利用ガイドには、受け取り〜返却までの流れが分かりやすく説明してあるので、初めての方でも安心して利用できるでしょう。
届いた商品を開封して、大まかな仕様をチェックしてみました。
本体の重量は、約5.9kg。
箱のサイズが大きかったので「重いかな?」と不安でしたが、箱からは難なく取り出すことができました。
最初に持ち上げたときは、「お!?大きさの割に、意外と軽いかも!?」という印象でした。
本体は、全体的にスタイリッシュなデザインで、ハンドルやフロントカバーに施されたレザー調の質感や光沢がとても上品な印象です。
スリムに折りたたまれた状態での自立には、とても安定感があると感じました。
ハンドル部分は、赤丸で示したボタンを左右同時に押すことで開閉できます。
ハンドルの高さは調整可能なので、対面・背面の切り替え時や使う人の身長に合わせてベストな高さにセットできます。
それでは、本体を広げてみます。
親指側のロックを矢印の方向にスライドさせながら、人差し指でレバーを押し込んで本体を持ち上げると開くことができます。
操作の手順自体はそれほど難しくありませんが、力を入れる向きがそれぞれ違うのでコツを掴むまでに少し時間がかかりそうです。
また、レバーを引き寄せる必要があるので、手が小さい方は操作しにくいと感じるかもしれません。
実際に購入したけれど使いにくかった…というのはもったいないので、購入を検討している方は、事前にレンタルサービスで使い心地を試してみるのがおすすめです。
コンビ/combi ホワイトレーベル スゴカルSwitch エッグショック
ベビーカーを開いたときの様子は、このようになります。
数あるベビーカーの中でも、なぜ「スゴカルSwitch エッグショック AS」を選んだのかというと、私がベビーカー選びで重視したい3つの条件を満たしていたからです。
私がベビーカーに求める条件は、「長く使えること・安定していること・軽いこと」の3つです。
Combiのベビーカー「スゴカルSwitch エッグショック AS」を選ぶ1つ目の理由は、成長に応じて長く使えるから。
背面・対面の両方に対応していて、ねんね期の赤ちゃんから3歳頃の幼児期まで長く使えるのが魅力です。
途中で買い替えが必要になると、またベビーカーについて調べたり悩んだりするのに時間と労力を要します。
筆者は、商品選びにかかるストレスをできるだけ避けたかったので、長く使えるベビーカーを選びたいと感じていました。
また、「スゴカルSwitch エッグショック AS」は大がかりな操作が必要なく、簡単にハンドルの位置を変換できる点も魅力です。
赤丸で示したハンドルロックが両サイドについているので、同時に持ち上げて動かせば背面・対面の切り替えができます。
ただし、左右両方のハンドルロックを同時に持ち上げて操作する必要があり、片手で切り替えることはできません。
私がベビーカーを選ぶ際、「ガタつかず、安定した走行性を備えていること」も譲れないポイントのひとつでした。
「スゴカルSwitch エッグショック AS」の後輪は、横揺れを防ぐ直径18cmの大きなサイズなのですが、2つの車輪の間に水色の風船のようなものがついています。
これこそが、車輪から本体に伝わる衝撃を吸収する秘密「エッグサスペンション」です。
このクッションが搭載されていることにより地面からの衝撃が座面に伝わりにくく、安定感のある走行性能を発揮してくれます。
実際に走らせたところ、ハンドルを持つ手に伝わる振動が柔らかく感じました。
また、しっかりと赤ちゃんのからだを包みこんでくれるヘッドサポートとボディ&おしりサポートも魅力ポイントのひとつでした。
しっかりとした厚みがあるので、月齢が浅く、からだが小さな赤ちゃんを乗せる際の強い味方です。
7ヵ月頃までは、ヘッドサポートと呼ばれる枕のようなものをベビーカーに取り付けるのですが、内部にはエッグショックパットが入っています。
エッグショックは、同ブランドが展開するチャイルドシートやベビーラックにも搭載されているので、一度は目にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
エッグショックパッドは、Combi独自の安全テクノロジーによって優れた衝撃吸収力を発揮するクッションのことです。
指で押してみると、もっちりふわふわとしていて、程よく弾力も感じられる素材でした。
「卵すら傷つけない」というキャッチフレーズの通り、赤ちゃんの頭をしっかり守ってくれるという安心感の高さも魅力のひとつです。
「スゴカルSwitch エッグショック AS」を選んだ3つ目の理由は、軽さです。
安定感のあるA型ベビーカーの重量は8kg程度のものが多いですが、こちらのベビーカーの重量は5.9kg。
この程度の重量であれば、赤ちゃんを抱っこしながらでも扱いやすそうだと感じました。
基本的なスペックは、以下の通りです。
この日はベビーカーの使いやすさを確認するために、パパと上の子も一緒に近所のお散歩やショッピングモールへのお出かけをしました。
ここからは、実際の生活の中で「スゴカルSwitch エッグショック AS」を使用してみて分かったメリットやデメリットについてご紹介します。
Combiのベビーカー「スゴカルSwitch エッグショック AS」を使用して良かった点は、広げる・たたむの動作が非常にスムーズにできることです。
先にもお伝えした通り、開閉には少々コツが必要で慣れるまで少し時間がかかります。
しかし、慣れれば片手で簡単に開閉ができるので、エレベーターが混雑しているときやレストランで食事をするとき、車に積み下ろしするときなど、スムーズに操作できて快適でした。
筆者はバスや電車などで子どもとお出かけする機会はあまりないのですが、車でのお出かけよりもバスや電車などでのお出かけする際に強みを発揮してくれそうです。
商品をレンタルしたのは6月下旬でしたので、最も気になるのは紫外線。
Combiの「スゴカルSwitch エッグショック AS」は、UV99%カット生地、UPF50対応生地を採用しています。
上の子がいると、どうしても公園やショッピングモールなどにお出かけする機会は増えるので、紫外線が気になる季節でも安心して使用できるのは高評価です。
また、日よけは撥水性や花粉の付着を防ぐ機能を備えた生地でできています。
買い物の途中で小雨が降ってきた場合や花粉が飛びやすい季節のお散歩でも頼れる味方になってくれそうです。
すっぽりかぶせられる日よけの上部には大きめのメッシュ窓が2つ付いていて、換気はもちろん、赤ちゃんの様子をしっかりと確認できます。
また、アスファルトからの照り返しなども考慮され、地面からの高さが54cmと高めに設定されています。
日よけを下まで下げれば赤ちゃんがすっぽりと隠れるので、スヤスヤ寝ているとき、日差しや風が強いときでも安心です。
Combiの「スゴカルSwitch エッグショック AS」は、脇に抱えて片手で運びやすい仕様になっています。
座面の下にグリップがあり、折りたたんだ際には手でつかめるようになっています。
例えば、どうしても階段を上り降りしなければならないとき、バスや電車の乗降時などに負担が少なく持ち運びできるのは大きなメリットとなります。
ただし、使用する人の身長などによっては運びにくいと感じるかもしれないので、レンタルサービスを利用して確認するのがおすすめです。
コンビ/combi ホワイトレーベル スゴカルSwitch エッグショック
Combiの「スゴカルSwitch エッグショック AS」を実際に使用してみて、イマイチだった点や自分には合わないかなと感じた点もあったので、ぜひ参考にしてみてください。
Combiの「スゴカルSwitch エッグショック AS」は、スリムにはできますが、小さく折りたたむことはできません。
我が家は子どもとお出かけする際にコンパクトカーを使用しているので、車に乗せる際には結構場所をとりました。
コンパクトカーの荷室に乗せてみましたが、縦には置けなかったので、荷室はほぼベビーカーで埋まることに。
近所へのお出かけなら荷物も少ないですが、旅行に行くとなると荷物も増えるので、我が家には不向きかなと感じました。
Combiのベビーカー「スゴカルSwitch エッグショック AS」のリクライニング方法は、コードを引っ張る仕様です。
コードの両方を同時に引っ張ることで座面が上がります。
育児をしていると「両手を同時に使えない!」という場面は多く、今回は年長の上の子に「お兄ちゃん、ここの紐を引っ張ってくれる?」とお願いして座面を調節しました。
ちなみに、座面を下げるときには、画像にある真ん中の黒い輪っかを下に引っ張ればよいだけです。
レバー等で調節するタイプだと下の子が触ってしまったときにガクンと下がったりする危険もあるため、「これはこれで安全に使用できるのかな?」とも思いました。
しかし、個人的には「ワンオペのときには困りそうだな…」と感じるポイントでした。
また、先にもご紹介した通り、ハンドルの高さや対面・背面の切り替え時には両手で操作する必要があるので、その辺はマイナスポイントでした。
ベビーカーのレンタルは、購入するかどうかを検討するためのお試しというイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
しかし、場合によっては、購入せずにレンタルのみで乳幼児期を乗り切るのも方法のひとつです。
コンビ/combi ホワイトレーベル スゴカルSwitch エッグショック
ベビーカーを使用する頻度が低い人の中には、「ベビーカーを買って無駄にならない?」と不安な方もいらっしゃるかもしれません。
Combiのベビーカー「スゴカルSwitch エッグショック AS」の本体価格は64,900円(税込)で決して安い買い物とはいえません。
レンタルサービスSUUTAなら、最短14日22,100円からレンタルが可能ですので、特定のイベントのときだけ利用するという方法もあります。
例えば、以下のようなケースです。
必要な時だけレンタルすれば、買うよりも数万円安く済むこともあります。
月齢に応じて購入しなければならないものは次々と出てくるので、レンタルサービスを上手く活用するとよいでしょう。
Combiのベビーカー「スゴカルSwitch エッグショック AS」は、比較的軽量でサッと折りたたみできる商品です。
しかし、エレベーターの中や電車の中でスリムにできても、コンパクトに折りたたむことはできないため収納性には欠けます。
アパートの玄関に置くには邪魔になる可能性も。
場合によっては、置くスペースがなくてレンタルルームを借りたり手放さなければならなくなったりするケースもあるかもしれません。
そのため、レンタルサービスで自宅に無理なく置けるかを確認したり、必要なときだけ借りるのもおすすめです。
安定性や軽量性に優れたベビーカーは数多く販売されています。
ベルトの太さやバックルの留め方、座面の形状、操作性などについては好みが分かれる部分でもあります。
実際には、赤ちゃんとの相性もあるでしょう。
我が子の場合、普段からクッションカバーのついたベルトのチャイルドシートを使用しているせいか、細身の肩ベルトを嫌がる様子がみられました。
数分乗せると泣くを繰り返して、結局抱っこする時間も長くなりました。
購入するとなれば長く使い続けるものなので、実際にセットアップやベルトの調整等を確認してパパやママ、赤ちゃんに合うか確認してから購入するのもおすすめです。
レンタルサービスSUUTAでは最短14日から試せるので、2週間じっくり使ってみて購入するか検討するのもよいでしょう。
コンビ/combi ホワイトレーベル スゴカルSwitch エッグショック
ベビーカーと一口にいっても、走行性や操作性、デザイン、赤ちゃんとの相性は様々です。
今回、Combiのベビーカー「スゴカルSwitch エッグショック AS」を使用してみましたが、持ち運びやすい点やスムーズに開閉できる点には感激しました。
その一方で、我が子はベルトや座面が好みではなかったのかグズってしまい、結局抱っこをする時間も多くなりました。
高い費用を払って購入するものですので、ママやパパの使いやすさ、赤ちゃんの乗り心地なども事前にチェックした上で検討すると安心です。
SUUTAのレンタルサービスならば、Combiのベビーカー「スゴカルSwitch エッグショック AS」を気軽に試せるので、走行性能や使い勝手の良し悪しなどをぜひチェックしてみてください。