マタニティグッズからベビーグッズまで、ママ・パパと赤ちゃんに関わるさまざまな商品を取り扱うpigeon(ピジョン)。
筆者も哺乳びんやベビーソープ、ベビーフード、おしりふきなど、ピジョンのベビーグッズに助けられながら日々育児をしています。
育児に関連する商品を幅広く展開するピジョンでは、もちろんベビーカーも人気です。
なかでも「Runfee(ランフィ)」は、ピジョンの代表的なA形ベビーカーでシングルタイヤによる曲がりやすさ・小回りの良さが特徴です。
シングルタイヤはもともと海外メーカーのベビーカーで使われていることが多く、国内メーカーではダブルタイヤが主流でした。
今でこそ、国内メーカーもシングルタイヤが増えましたが、その先駆けとも言えるのがピジョンのランフィです。
本記事では、ピジョンの「Runfee(ランフィ)RB3」を実際に使い、使い心地についてレポートしています。
ベビーカーをリサーチ中の人、ランフィの使い心地が気になっている人はぜひ参考にしてください。
INDEX
(※ランフィを対面位にしたときの全体像)
ベビーカーの使い心地の良し悪しは、店頭で試すだけでは気づかないことも多いです。
特に赤ちゃんとのお出かけの経験が少ない1人目のベビーカー選びでは、なおさら難しいのではないでしょうか。
そこで今回、「SUUTA」でランフィを2週間ほどレンタルし、実際に生活の中で使用してみました。
ビジョン/pigeon ランフィRB3
今回ランフィをレンタルしてみて最も良かった点は、ベビーカーそのものの使い心地に加えて、我が家にとっての使い心地の良し悪しを確認できたことです。
最初は文句なしと感じても、子どもとのお出かけが増えたり、2人目や3人目が生まれたりすると使い心地が変わってくることもあります。
さまざまなベビーカーを試せて、実際の使い心地も確認できるレンタルは、自分に合うベビーカーを選ぶためのいい判断材料です。
今回のレンタルでランフィの使い心地を体感し、筆者は子どもとのお出かけで困りやすいポイントにもしっかり寄り添ってくれるベビーカーだと感じました。
ベビーカー選びで重要視するポイントは、安全性・デザイン性・操作性・機能性など人それぞれです。
筆者の場合は機動力が最も重要なポイントで、ベビーカー選びの軸になっています。
我が家には状況に応じて行動を共にしてくれる6歳、とにかく自分の道を突き進む2歳、ベビーカーが欠かせない11か月の子どもがおり、3人一緒に行動してもらうのはなかなか大変です。
そのため、親も子もストレスなくお出かけを楽しむには子どもたちの「やりたい」「行きたい」に応えられるベビーカーの機動力が重要でした。
実際には、バスケットが大容量のもの、安全性が高いものなど、こだわりたい条件はほかにもありますが、言い出したらキリがありません。
我が家のお出かけ事情を考えた結果、ベビーカーのスペックに子どもたちの行動を合わせるのではなく、子どもたちの行動に可能な限り応えられるベビーカーであることを優先しました。
そこで、使い心地を試してみたいと思ったのがピジョンの「Runfee(ランフィ)」です。
筆者がランフィに感じた魅力は3つあります。
1つ目はサイズ感と軽さ、2つ目が操作性の高いシングルタイヤ、3つ目がベビーカーの開閉が簡単という点です。
ここで、あらためて「ランフィ RB3」のスペックを見てみましょう。
「ランフィ RB3」は2023年の販売モデルとなっており、最新モデルである「ランフィ RB5」との最も大きな違いは3段階ハンドル角度調節機能の有無です。
我が家では、外出すると子どもたちと一緒に階段で移動するシーンがよく登場します。
ワンオペの場合はベビーカーを抱えて階段を使うことになるため、ベビーカー・赤ちゃん・荷物の総重量を考えると、ベビーカー本体は少しでも軽いのが嬉しいです。
本体重量だけで比較するとランフィよりも軽量なものはありますが、月齢の低い赤ちゃんから使える安全性・乗り心地の良さを兼ね備えて、5.7kgは軽いと感じています。
次に気になったのが、ランフィの特徴である小回りの良さ・押しやすさを支える大径シングルタイヤです。
路面の状態に左右されにくい操作性や押し心地の軽さは、片手でベビーカーを操作する場面で役立ちそうだと感じました。
最後は、ベビーカーの開閉がワンアクションで簡単という点です。
特にワンオペ外出中は、ベビーカーの開閉が簡単で素早くできるのに越したことはありませ
ん。
乗り物に乗るときやお店に入ったときなど、ベビーカーをたたんだ方がいいなと感じる場面は意外と多いのですが、ベビーカーの開閉に手間取ると、荷物が多いときや赤ちゃんの機嫌が悪いときは焦ってしまうことも。
そのため、赤ちゃんを抱っこしたまま、荷物を持ったままでもサッとベビーカーを開閉できるのは気になる機能でした。
さっそく、レンタルサービスの「SUUTA」で見つけた「ランフィ RB3 キャメル」をレンタルしてみることに。
(※綺麗な外箱と丁寧な梱包で届いたランフィ)
到着した箱の中には、丁寧に梱包されたベビーカーと説明書が入っていました。
「ランフィ RB3 キャメル」の付属品は、以下の5点です。
組み立てや取り付け作業は一切なく、開梱したあとはすぐにベビーカーが使えました。
筆者がこれまで試したベビーカーは海外メーカーばかりだったので、今回レンタルしたランフィは初めての国内メーカーのものです。
デザイン性や珍しさという点において、海外メーカーのベビーカーは魅力的なものが多いものの、今回ランフィを使ってみて国内メーカーの使い心地の良さにあらためて驚かされました。
ここからは、筆者がランフィを使ってみて感じたメリットを3つ紹介します。
ランフィを室内で試したときにまず感じたのが、タイヤの動きの軽やかさでした。
最初はフローリングだからかと思いましたが、手持ちのベビーカーと動きを比べたときに、ハンドルを軸にクイっと横に曲がれるスムーズさに差を感じました。
進行方向に対して前後にベビーカーを動かすときの押し心地も滑らかですが、その場から左右へすぐに切りかえせるタイヤの動きの軽やかさ、地面への引っかかりのなさは歴然で、ランフィはその点にストレスを感じません。
シングルタイヤは、ダブルタイヤに比べてブレが少なく安定した走行、スムーズなタイヤの動きが特徴です。
さらに、ランフィはタイヤ周りにボールベアリングを内蔵しているため、よりタイヤがくるくると動き、小回りも利くやすくなっています。
コンビニやスーパーなどで幅の狭い通路を通ったときも、この小回りの良さが活躍して買い物もスムーズでした。
ベビーカーの押しやすさは買い物カゴを持っているとき、子どもと手を繋いでいるときの操作性にも関係するため、ワンオペ外出や買い物、園への送迎といった日常生活で役立ちます。
その点、ランフィは片手操作でも滑らかにタイヤが動いてくれるため、上手く曲がれなかったり、凸凹にタイヤを取られたりといった小さなストレスを感じずに済みそうでした。
筆者が重要視する機動力に応えてくれたポイントが、ランフィの軽さとサイズ感です。
我が家にあるB型ベビーカーの重さ約5㎏に対して、ランフィは本体重量5.7kgとそこまで大きな差がありません。
単純に軽さのみを重視するのであれば、ランフィより軽量タイプのベビーカーや月齢に応じて軽さに特化したB型ベビーカーを選ぶのがいいでしょう。
ただ、生後1か月から安心して使える高性能クッションとシート構造、タイヤの振動を抑えるサスペンションとフレームなど、赤ちゃんの体をしっかり支える機能付きでB型ベビーカーとほぼ変わらない重量と考えると、本体重量5.7kgは驚きです。
ちょっとした階段であればベビーカーごと持ち運ぶことができ、エレベーターやスロープを探して遠回りをする必要もなく、なにより子どもたちの「ここから行きたい」「階段がいい」のリクエストにも応えられるという点が良かったです。
また、ランフィはA形ベビーカーとしては比較的コンパクトなので、ベビーカーで通れるか判断に悩むような狭い通路に遭遇したときも安心でした。
ランフィは背面位の横幅が約51.6cmのため、一般的に55~59cm間隔となっている通常の改札も難なく通れます。
ランフィは手持ちのベビーカーで歩き慣れている道でも違和感なく使うことができ、子どもたちに合わせて行動しやすいという点は非常に満足度が高かったです。
最近のベビーカーでは、すっかり定着しているワンアクションでの開閉機能。
階段を上り下りするとき、乗り物に乗るとき、お店にベビーカーを預けるときなど、サッと開閉できるのはとても助かります。
スムーズに開閉できるといっても、実際にはフレームが干渉して上手くたためなかったり、しっかり広がらず両手を使わなければならなかったりということも珍しくありません。
荷物が少なく、赤ちゃんを抱っこしていない場面であれば、そんなに気にすることもありませんが、片手での開閉が必要な場面では、赤ちゃんを抱っこしながら荷物を持っている場合がほとんどでしょう。
片手で簡単に折りたためるかどうかは、ベビーカー選びにおいて必ず見ておきたいポイントです。
ランフィは最初こそコツが要りましたが、片手でもスムーズな折りたたみが可能です。
コツといっても、4〜5回ほど試せば難なくたためるようになる程度で難しさは全くありません。
これまでも片手で折りたためるタイプを試したことはありましたが、赤ちゃんを抱っこしているとたたみづらいものが多かったので、折りたたみのスムーズさに驚きました。
ちなみに、ランフィは広げるときも片手操作が可能ですが、折りたたみ時に比べるとスムーズさはやや劣る印象です。
広げ方も慣れとコツ次第だと思いますが、広げるときはハンドルのロックを押しながら上に持ち上げなければならず、持ち上げ方が甘いと折りたたんだ状態に戻ってしまいます。
また、片手で持ち上げるとなると力がいるので、赤ちゃんを抱っこしていたり、荷物が多かったりすると少し大変です。
そのため、腕力がない人は両手で広げることを前提に使うのがいいでしょう。
とはいえ、ベビーカーの開閉で必ず両手が必要になるタイプに比べると、圧倒的に開閉しやすくスピーディーに使える点は魅力的でした。
筆者がランフィをレンタルして、片手でも難なく使えるスムーズさや子どもたちと一緒に動ける機動力を実感できたように、使い心地を試せるレンタルにはメリットが多いです。
レンタルを上手に活用することで、本当に活躍するベビーカーを必要に応じて使いこなすことができるでしょう。
ビジョン/pigeon ランフィRB3
店頭で気になるベビーカーを見つけたとき、多くの人が「リアルな使い心地」を気にします。
本当に使いやすいベビーカーかどうかは、口コミやカタログ、店頭で試すだけでは判断が難しいです。
一般的な使いやすいポイントと自分が求める使いやすいポイントがマッチしているとは限らないので、自宅周辺やよく行くお出かけスポットで実際に赤ちゃんと一緒にベビーカーを試すのがおすすめです。
レンタルは気になるベビーカーの使い心地を実際に自宅周辺で試すことができるため、店頭で触っただけの場合よりも使い始めてからの使用感に差が生まれません。
ベビーカーごとのメリット・デメリットも感じやすいので、気に入ったベビーカーを存分に使いこなせます。
里帰り中や少しの間自宅から離れる予定がある人にも、ベビーカーのレンタルはおすすめです。
移動するときにベビーカーを持ち歩くのが大変、もしくは里帰り中などの短期間だけとりあえずベビーカーを用意したいという場合も、レンタルなら必要な期間を選んで手軽にベビーカーを使えます。
また、レンタルなら使い終わったらすぐに返却可能なので、移動などでベビーカーを持ち歩く手間を省くことも可能です。
ベビーカーは気になるものがあっても、次から次へと簡単には買い換えられないアイテムです。
そのため、ハイグレードなものやデザイン性の高いものなど、いろいろなベビーカーを使ってみたいという人もレンタルがいいでしょう。
ベビーカーを購入するとなると、デザイン・機能性・使い心地などトータルの満足度が高いものを吟味したいはずです。
レンタルは「とりあえず使ってみる」ができるので、使い心地にネックを感じたら返却し、もっと試したいと思ったらレンタル期間を延長してじっくり試せます。
いろいろなベビーカーを試しているうちに、想像よりもずっと良かったと思えるベビーカーに出合える場合も。
実際に使っていくうちにベビーカーに求める条件が定まっていくケースもあるため、ベビーカー選びに難航している人、決め手に欠けて悩んでいる人にもおすすめです。
ビジョン/pigeon ランフィRB3
育児に欠かせないベビーカーは、長く使うものだからこそ自分に合うものを選びたいはず。
筆者も「Runfee(ランフィ)」をレンタルしてみて、事前のリサーチ以上の使い心地にとても驚かされました。
ベビーカーの使い心地や求める条件は、人それぞれ。
レンタルプラットフォーム「SUUTA」では、いろいろなブランドのベビーカーがレンタルできます。
自分にとって最適な育児の相棒を探すなら「SUUTA」のレンタルサービスをぜひ活用してみてはいかがでしょうか。