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キッチン
2025.09.10
ねこ村

サクふわ食感に仕上がるとの口コミは本当?パン以外にも使える「匠ブランジェトースター」を正直にレビュー

世界一のパン職人との共同開発で誕生した、ツインバードのオーブントースター「匠ブランジェトースター」。

ボタンを操作するだけで、いつでもベーカリーさながらの焼きたてパンが食べられると話題の人気家電です。

焼きたてのパンといえば、外はサクッと、中はふんわりもちもちとした食感が魅力のひとつですが、果たして匠ブランジェトースターは本当にこの美味しさを実現できるのでしょうか。

本記事では筆者が実際に市販のパンをリベイクし、食べた感想をもとに匠ブランジェトースターの性能を正直にレビュー。

パン以外の食材や料理に応用した結果も交えつつ、1台で何役もこなせる万能型トースターか、はたまたリベイク特化型の製品か、その実力を検証します。

INDEX

匠ブランジェトースターとは

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

ツインバードが手がける匠ブランジェトースターは、同社のブランドライン「匠プレミアム」から誕生した本格派のオーブントースター。

世界大会「iba cup 2015」にて総合優勝を果たした「トモニパン」のオーナーシェフ・浅井一浩氏との共同開発モデルです。

匠ブランジェトースター最大の特徴は、火入れの温度など世界一のパン職人である浅井氏の経験に基づく知識が搭載されている点。

一気に表面を香ばしく焼き上げたあと、中までじっくり温めるオリジナルの火力調整プログラムがあり、誰でもプロさながらの焼きたてパンを再現できます。

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

幅は500mlのペットボトル1本分とほぼ変わらないサイズ。

筆者は、1人用の折りたたみテーブルに置いて使用しましたが、本体部分がはみ出すことなく、問題なく使用できました。

省スペース化を実現しつつも、内部は6枚切りの食パンが2枚焼けるほどの広さを有しており、親子2人分の朝食を同時に準備する我が家も大満足。

どちらか1人が待つことなく、同時に焼きたてパンを味わえました。

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

また、扉を開けると焼き網が手前に大きくせり出す構造のおかげで、奥にセットしたパンも取り出しやすく、ストレスを感じにくい設計もうれしいポイントです。

実際に自宅に置いてみたときのサイズ感や使い勝手が気になる方は、購入前にレンタルして確かめてみるのがおすすめです。

トースターを買う前に自宅で使って試してみて、使いづらい部分がないかを確かめることで、買ってからの失敗を減らせます。

トースターの購入を検討している方は、レンタルでのお試しもチェックしてみてください。

ツインバード/TWINBIRD 匠ブランジェトースター

カラーは、キッチン周りのインテリアと合わせやすいブラック・ホワイトの2色展開。

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

凹凸が少ないシンプルなデザインで、表面が汚れてもサッと簡単に拭き取れてお手入れも簡単です。

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

反対側も同様、家事のひと手間に掃除しやすいデザイン。

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

後ろ側も細かな溝などがなく、表面の拭き掃除は1分もかかりませんでした。

匠ブランジェトースターの機能

まるで匠が焼いたかのような美味しいパンが焼ける、と話題の匠ブランジェトースター。

その理由を、トースターに搭載された機能とともに確認します。

温度調整・焼き色設定

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

匠ブランジェトースターのひとつ目の特徴は、庫内の温度調整機能と焼き色設定です。

匠ブランジェトースターで調整できる温度は120℃から20℃ずつ上昇し、260℃までの8段階。

温め時間は最短10秒から30分まで設定可能です。

マニュアルモードのみ対応で、ピザやグラタンのほか、魚のホイル焼きやクッキーなど多彩なレシピが作れます。

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

筆者は取扱説明書に従い庫内の温度を220℃、焼き時間を8分に設定してピザトーストを作ってみましたが、チーズが溶けて具材も温かく、食パンは水分を逃さずふっくらとした仕上がりに。

耳が少し焦げていて「少し焼き過ぎたかな…」と心配しましたが、食べてみると焦げた味はせず、サクッ、もちっとした食感でした。

また、焼き色設定は、天井のヒーターの火力を高めてパンの表面に焼き目をつける機能です。

焼き色レベルは「薄い」「普通」「濃い」の3段階で、トーストまたはアレンジトーストを焼くときに使用します。

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

筆者が8枚切りの食パンをセットし、普通の焼き色設定を試した結果がこちら。

全体的にこんがりとした焼き目がムラなくついており、美味しそうな仕上がりです。

普段であれば、自分好みの焼き色に仕上げるためには焼き加減を逐一チェックしなければなりませんが、匠ブランジェトースターはダイヤル操作ひとつで自動調整してくれるのでとても楽でした。

選べるパンモード

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

匠ブランジェトースターではダイヤルを回すだけで、以下の5種類のパンに適したモードを選択できます。

  • トースト
  • クロワッサン
  • フランスパン
  • カレーパン
  • アレンジトースト

イラストで描かれているので、使用するたびに取扱説明書で操作を確認する必要がなく、簡単に操作できます。

パンに合わせたモードを選んでスイッチを押せば、買ってきたパンが窯で焼き上げたばかりの仕上がりに。

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

とくにカレーパンは、普段使用しているオーブントースターでは難しかった表面のザクザク感が実現されていて、ひと口食べたときはその食感のよさに感動しました。

アレンジトーストをのぞくすべてのモードが「冷凍」ON/OFF機能に対応しており、冷凍した食パンをそのままセットしてリベイクしても内部まで加熱されます。

「表面はアツアツなのに中は冷たい…」など、冷凍パンをリベイクしたときにありがちなミスも心配不要です。

さらに筆者がパンモードを選択するときに便利と感じたのが、ダイヤルを回したときの音。

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

ダイヤルの目盛りが各モードと合うたびにカチッ、カチッと鳴るため、ダイヤル操作でありがちな目盛りの位置を細かく調整する必要がなく、ストレスを感じず快適に使用できました。

バーナーモード

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

匠ブランジェトースター搭載の機能として見逃せないのがバーナーモードです。

バーナーモードでは上部にある遠赤外線カーボンヒーターだけが作動し、庫内を加熱。

パンなど温め中の食品の内部温度はそのまま、表面だけを加熱するため、自分好みの焼き具合に仕上げられます。

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

筆者がバーナーモードを使用して焼き上げた鶏肉がこちら。

皮目にしっかり、まんべんなく焦げ目がついているのがわかります。

表面がカーブしていると焼き色をつけるのが難しいですが、匠ブランジェトースターは均一にヒーターの熱が当たりやすいため仕上がりもきれいです。

「皮目にパリッとした焦げ目がつくように」とフライパンの前に張りつき、鶏肉を箸で押さえる手間が省けたのはうれしい限りでした。

匠ブランジェトースターでリベイク

ここまで匠ブランジェトースターの特徴を確認したところで、次に気になるのが「リベイクすると本当に焼きたての状態になるのか?」という問題です。

ここからは筆者が市販のパンを3種類リベイクした結果を、写真とともにご紹介します。

食パンのトースト

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

「匠ブランジェトースターの実力を試すならシンプルにトーストがいいのでは?」との考えから筆者がまずリベイクしたのが食パンです。

今回はスーパーで市販されている8枚切りの食パンを冷凍した状態でリベイクしましたが、驚いたのは焼き色と食感でした。

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

普段のトーストは焼き色にムラが生じていましたが、匠ブランジェトースターは焼きムラがなく、耳のギリギリまで香ばしい色合いに仕上がっています。

表面だけでなく裏側も茶色い焼き色がついており、ひと口頬張ったときに香ばしさが口のなかに広がりました。

食感も外側はサクサクで中はもっちり、耳も柔らかさが残る仕上がりに。

冷凍した食パンのリベイクにありがちな水分の蒸発は感じられず、生地のしっとり感も残されています。

1袋100円ほどのリーズナブルな食パンですらワンランク上の美味しさに焼き上げる点に、実力の高さを感じました。

カレーパン

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

続いて筆者が試したのが、以前からリベイクが難しいと感じていたカレーパン。

いつものオーブントースターは、表面が焦げ過ぎてしまう点と、カレールーが温まらない点がネックでした。

しかし匠ブランジェトースターはそのままセットしても表面に焦げ目がつかず、温める前の見た目そのままの状態でリベイクが完了します。

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

表面は揚げたてのカレーパンならではのザクザクとした食感に仕上がり、中はもちもち感が増して食べ応えもアップ。

衣の部分は指を軽くやけどするほどアツアツでした。

カレールーは湯気が出る状態まではいたらなかったものの、温かいと感じられるレベルで、十分な満足感が得られます。

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

匠ブランジェトースターがカレーパンを美味しくリベイクできる理由は、センサーによる温度調節機能。

庫内の温度変化を1秒単位で計測し、状態変化を見極めてリベイクすることで、表面を焼き過ぎることなく中のカレールーまで温めます。

なお筆者は油が垂れないか心配になり、天板にアルミホイルを敷いた上にカレーパンをセットしましたが、油が表面に軽くにじむ程度だったため、焼き網にそのままセットしてもよいかもしれません。

自宅でいつでも手軽に揚げたてのカレーパンが食べられるなら、翌日の朝食用にカレーパンをスーパーやベーカリーで購入しておきたいと感じました。

クロワッサン

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

匠ブランジェトースターの公式サイトで目にした「衝撃の食感」が気になり、筆者が今回とくに試したかったのがクロワッサンでした。

際に市販のクロワッサンをリベイクして最初に驚いたのが、扉を開けた瞬間ふわりと広がったバターの香りです。

自宅では嗅いだことのないバターの甘い香りに、匠ブランジェトースターのクオリティの高さを感じました。

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

表面はクロワッサン特有のパリパリ、サクサクとした食感で、中は弾力が強く、まさにもっちりという表現がぴったり。

リベイクしたてのクロワッサンを食べた家族からも「もちもちとしていて美味しい」と好評でした。

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

表面を確認しても焦げ目は一切ついておらず、バターの香りをダイレクトに感じられます。

そのまま食べても十分美味しいですが、ナイフで切り込みを入れてハムやレタスなどを挟んでクロワッサンサンドにしてもバターの風味が引き立って美味しそうだなと感じました。

匠ブランジェトースターで焼いたパンを自宅で楽しんでみたいけれど、購入するのはさすがに……という方は、レンタルして期間限定で楽しむのもおすすめです。

憧れのトースターで焼いたパンがあれば、毎日の食事がぐんと豊かな時間になるはず。

ぜひレンタルして自宅で使ってみて、匠ブランジェトースターで焼いたパンを味わってみてください!

ツインバード/TWINBIRD 匠ブランジェトースター

パン以外にも使える万能トースター

トーストやカレーパンなどパンのリベイクはもちろん、マニュアルモードを使用すればパン以外のレシピにも活用できる匠ブランジェトースター。

ここからは実際にマニュアルモードを使って調理した結果を画像で確認しながら、匠ブランジェトースターの使用感をレビューします。

①手羽中のポン酢漬け焼き

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

今回「トースターで肉料理を作ったらどうなるだろう」と思い、ポン酢に漬けた手羽中を焼くことにしました。

ビニール袋に手羽中とポン酢を入れたら、味が染み込むまで冷蔵庫で寝かせ、あとは加熱するだけと準備は簡単です。

なお匠ブランジェトースターは、生肉など油が出る食材はホイル焼きでの加熱が必要となるため、筆者は事前に電子レンジを500Wに設定し、1分加熱しました。

軽く火が入った状態にしてからアルミホイルを敷いた天板に並べ、マニュアルモードに設定。

260℃で10分加熱したあと、さらに焼き色をつけるためにバーナーモードで1分30秒焼き上げ、最後に七味唐辛子をかけて完成です。

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

全体に美味しそうな焼き色がついており、場所の違いによる焼きムラも見られません。

鶏肉はふっくら柔らかくジューシーな仕上がりで、身離れもよく、皮目の香ばしさもしっかりと感じられました。

またフライパンの前で時間をかけて手羽中に焼き色をつける必要がなく、調理の煩わしさがないところもうれしいポイントです。

下処理済みの手羽中を冷蔵庫から取り出し、食材をセットしてスイッチを押すだけで皮まで美味しい鶏肉料理が完成したので、帰宅が遅くなったときに大変助かりました。

サメの味噌漬け焼き

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

匠ブランジェトースターは肉だけでなく、魚の調理にも問題なく使えることがわかりました。

今回使用したのが、味噌漬けにしたサメの切り身。

マニュアルモードに設定のうえ、260℃で12分間加熱し、最後にバーナーモードで1分10秒焼き上げるだけで完成です。

手羽中と同じく、こちらも電子レンジで1分30秒加熱してから、アルミホイルを敷いた天板に敷き詰めます。

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

完成品はふっくらとした焼き上がりで身のパサつき具合もなく、しっとりと柔らかく仕上がりました。

そして何より魚を匠ブランジェトースターで加熱して驚いたのが、においや煙の少なさです。

我が家はキッチンと居間との間に仕切りがなく、これまでは調理中のにおいや煙がダイレクトに広がる点がネックでした。

しかしキッチンで匠ブランジェトースターを使用したところ、においや煙が居間まで届くことはなく、衣類やカーテンににおいがつく心配は不要。出勤前でも安心して調理できました。

匠ブランジェトースターがあれば、朝食やお弁当のおかずに焼き魚が登場する日が増えるかもしれません。

厚揚げのネギ味噌挟み焼き

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

これまでオーブントースターで焼いてもなかなかアツアツにならず、焼き具合に満足できなかった厚揚げ。

この焼き上がりへの不満を解消してくれたのが、今回使用した匠ブランジェトースターでした。

今回試したのは以前から気になっていた、味噌などの調味料にネギを加えて混ぜ合わせ、厚揚げに挟むだけの簡単レシピです。

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

マニュアルモードに設定し、200Wで10分加熱したあと、バーナーモードで1分加熱したものがこちら。

オーブントースターではできなかった中までアツアツの状態が見事に実現されており、十分な満足感が得られました。

豆腐のもっちり具合も絶妙で、揚げた皮もサクサクとした仕上がりになります。

思わずリピートしたくなるほどの美味しさで、シニア世代の親からも好評でした。

匠ブランジェトースターのスペック

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

今回使用した匠ブランジェトースターのスペックは以下のとおりです。

  • 製品名:匠ブランジェトースター
  • メーカー:TWINBIRD(ツインバード)
  • 購入価格:25,800円 ※2025年現在
  • 1週間レンタル価格:約5,100円 ※会社・時期により変動
  • セット内容:本体・焼き網・天板・ガイドブック
  • 寸法:約 幅250mm×奥行371mm×高さ253mm
  • 庫内寸法:約 幅190mm×奥行270mm×高さ110mm
  • 1回あたりのリベイク可能数
    • トースト・アレンジトースト:1~2枚
    • クロワッサン:大1個、小2~3個
    • フランスパン:最大4個
    • カレーパン:1~2個
  • 質量:約4.2kg
  • 電源:AC100V 50/60Hz共用
  • 消費電力:1240W
  • 電源コード長:約1.4m
  • タイマー:最長30分
  • ヒーター
    • 上:遠赤外線カーボンヒーター
    • 下:近赤外線ハロゲンヒーター

まずはレンタルで使い心地のよさを実感しよう

ツインバード 匠ブランジェトースター レビュー

匠ブランジェトースターはパンのみならず調理にも使える、まさにシーンを問わず活躍する優れもの調理家電と言えるでしょう。

パンは素早い立ち上がりで表面をこんがり焼き、庫内の細かな温度管理で内部までじっくり加熱。

冷凍したパンも自動でふっくら美味しく焼き上がり、誰でも簡単に美味しくリベイクできます。

肉や魚などパン以外のレシピにも応用すれば時短調理も楽々。

自宅にあったら普段の食事が今よりもっと楽しく、そして楽になる万能トースターです。

使い心地に不安を感じる方は、レンタルサービスを活用して使い心地を試してみるのもおすすめ。

筆者が今回利用した「SUUTA」はレンタルの申し込みから返却まで、スマホ1台で簡単に手続きできました。

購入するか迷っているなら、ぜひ一度レンタルサービスで使い勝手を試してみてはいかがでしょうか。

Items

ツインバード/TWINBIRD 匠ブランジェトースター

バルミューダ/BALMUDA TheToasterPro

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