Rokid Maxを実際に1週間ほど使ってみました。
軽量さと映像のきれいさ、使いやすさが魅力のARグラスです。「寝転びながら動画を楽しみたい、外出先でもプライベートな作業空間が欲しい」という方にぴったりだと感じました。
視力が悪くても、メガネなしで使える近視補正があるのも大きな魅力。
ただARグラスはまだまだ新しいジャンルなので、どのように映像が見えるのか、動画視聴やゲームがどこまで快適かなど、気になる点も多いはずです。
素晴らしいメリットがある反面、発展途上のジャンルということもあり、デメリットもありました。検討している方はぜひご覧ください。
INDEX
製品名 | Rokid Max |
重さ | 75g |
光度 | 600ニト |
近視補正 | 0.00D〜6.00D |
リフレッシュレート | 60/120Hz |
ディスプレイサイズ | 215インチ |
解像度 | フルHD(1920×1080) |
視野角 | 50° |
スピーカー | 搭載 |
付属USB Type-Cケーブル長 | 120cm |
Rokid Maxは、215インチのプライベートスクリーンを楽しめるARグラスです。
ARグラスとは、現実世界にデジタル情報を重ねて表示する眼鏡型のデバイスのこと。
Rokid Maxをかけると、現実世界に大きなスクリーンが浮いて表示されているように見えます。
使い方は簡単です。付属のUSB Type-Cケーブルで、スマホ・タブレット・PC等と接続するだけ。
何らかのデバイスとの有線接続が必須です。
しかしその反面、Rokid Maxにはバッテリー等が搭載されていない分、とても軽量である点が大きなメリットです。
ケーブルは、左側のテンプル(つる)の先端に接続します。
ほかのケーブルでも代用できますが、基本的には付属のUSB Type-Cケーブルを使うのがおすすめ。
一口にUSB Type-Cケーブルと言ってもさまざまで、なかには映像出力ができないタイプのUSB Type-Cケーブルも存在するためです。トラブル防止のためにも、付属のケーブルを使うのが確実でしょう。
ほどよい角度のL字ケーブルになっており、邪魔になりづらい点も良かったです。
接続したデバイス側で、映像出力先をRokid Maxにしましょう。
例えばiPhoneであれば、AirPlayの項目から「Dockコネクタ」を選択すると、Rokid Maxに映像が表示されます。Amazonプライム・ビデオの映画を無事に視聴できました。
Rokid Maxを利用するためのアプリをインストールする必要がないのも手軽で良かった点です。
ちなみにRokid Maxは不正コピーを防ぐ著作権保護技術「HDCP」に対応しているので、Netflix・U-NEXTなど、さまざまな動画配信サービスを視聴可能です。
映像はフルHD解像度で出力されます。
映像が出力される様子を実際にお見せできないのがもどかしいのですが、イメージとしては上記のようになります。
明るさは最大600ニト。とても明るく、鮮明な映像が映し出されました。
スマホゲームも大きな画面で遊べるのが魅力です。
またPS5やNintendo Switchなどのゲーム機とも接続可能です。
ただしゲーム機と接続する際は、上記のようなUSB Type-C – HDMI変換アダプターが別途必要。
例えば、Rokid MaxのUSB Type-CケーブルをPS5本体のUSBポートに接続しても、映像は出力されないのでご注意ください。
右側のテンプル(つる)に、3つのボタンが搭載されています。
プラス・マイナスの音量ボタンと、明るさ調整ボタンです。
音量は10段階、画面の明るさは6段階で調整可能。
右手でテンプル(つる)をつまむように操作します。
わざわざ接続先のデバイスを操作せずとも、Rokid Max側で音や明るさを手軽に調整できるのが便利ですね。
Rokid MaxはARグラスなので、現実空間の中にスクリーンが表示されます。
ただ、ときには映画館のように視界を真っ暗にして映像に集中したい、周囲が明るすぎて映像が見えづらいということもあるでしょう。
そのような場合は、Rokid Maxに付属のカバーを装着しましょう。
付属のカバーを装着すると周囲を遮断でき、真っ暗な空間にスクリーンが浮いているように見えます。
まるで映画館にいるかのような感覚で動画が楽しめるので、ぜひ使ってみてください。
Rokid Maxのスピーカーはテンプル(つる)に搭載されているため、音量を大きくすると周囲の人にも聞こえてしまう点にご注意ください。
音漏れ対策として、プライバシーモードが搭載されています。ONにすると音量が小さくなり、音漏れしづらくはなります。
ただそれでも、音漏れを完全に防げるわけではありません。
カフェや図書館などの静かな場所、あるいは電車の中など公共の場で使う場合は、イヤホンやヘッドホンを併用するのがおすめです。
映像はRokid Max、音はイヤホン、というように出力先を分けられます。
Rokid Maxに限らず、ARグラス全般に言えることだと思いますが、ピントの距離や画面の見え方のクセに少し慣れが必要だと感じました。
また、Rokid Maxには3Dモードが搭載されています。
映画やゲームなどの映像も立体的になる興味深い機能なのですが、どうしても目が疲れやすくなると感じました。
慣れないうちは無理をせず、休憩を挟みながら使うのが良いでしょう。
Rokid Maxには、近視補正機能が搭載されています。
左右にある上部のダイヤルを回すことで、「0.00D〜6.00D」までの範囲の近眼であれば補正可能。
裸眼のままRokid Maxをかけても、しっかりピントが合います。
筆者はメガネなしでは生活できないほどの近眼です。自身のメガネレンズの度数を確認してみると、「右目 -4.75」「左目 -3.00」でした。
つまり、右目は「-4.75D」ということです。「0.00D〜6.00D」の範囲内なので、Rokid Maxの近眼補正を利用でき、裸眼でもしっかりピントが合いました。
近眼の人でも、裸眼で使える点は大きなメリットだと感じます。
製品を持った瞬間にわかる軽さ。Rokid Maxの重量は75gです。
ARグラスの中では、軽い部類に入ります。長時間装着していても疲れづらいと感じました。
軽いので、姿勢の自由度が高いところもメリット。ソファで寝転びながら、リラックスして動画視聴できるのが良いですね。
軽いおかげで、外に持ち出したい方にも最適です。
Rokid Maxとケーブルとスマホだけで、いつでもどこでも大画面プライベートスクリーンを持ち運べます。
出張や旅行に持っていっても荷物になりません。
普段はARグラスを使わない人も、出張や旅行のときだけレンタルすれば、移動中に大画面を楽しむことができます。
持ち運ぶ際は、付属のケースが便利です。
ケーブルやメガネ拭きなど、必要なものをまとめて収納可能。
ハードケースなので、Rokid Max本体をしっかり守ってくれそうです。
筆者はフルHD解像度のテレビで、Amazonプライム・ビデオなどの動画配信サービスを視聴することが多いです。
その映像のきれいさと比較しても、Rokid Maxは見劣りしません。
解像度が高く、映像にきめ細やかさを感じました。色味も鮮やかです。
いくつかの映画を「Rokid Max・フルHDテレビ・iPhone」で見比べましたが、筆者はすべて十分きれいな映像を視聴できると感じました。
もちろん、自分で撮影した旅行などの思い出動画を視聴するにも最適です。
ARグラスはスクリーンが目の前に投影されるので、スマホなどで見るよりも没入感があるでしょう。思い出が鮮やかに蘇るかもしれません。
普段からテレビやスマホで動画を見ているなら、Rokid Maxの映像のきれいさにも十分満足できるはずです。
Rokid Maxの解像度はフルHDなので、PCと接続すれば仕事もできます。
普段、フルHDモニターを使っているならば、遜色ない感覚で作業を進められるはずです。
さすがに4K解像度のモニターと比較すると、テキストのにじみなどで若干の粗さを感じましたが、作業ができないほど粗くはありませんでした。
自分しか見えないプライベートモニターが欲しい方にもおすすめです。
Rokid Maxは、メガネのテンプル(つる)と呼ばれる部分に、スピーカーが搭載されています。
耳元で音が出るので、別途スピーカーやイヤホンを用意する必要はありません。
また、このような細いテンプル(つる)から想像以上に良い音が出る点にも、いい意味で驚きました。
音質に相当なこだわりがあるなら別ですが、一般的な方の動画視聴であれば、スピーカーやイヤホンなどを用意する必要はないでしょう。
映画なども十分に楽しめる音質だと言えます。
リフレッシュレートとは、ディスプレイが1秒間に映像を更新する回数を示す数値のこと。
一般的なテレビやPCモニターは、1秒間に映像を60回更新する60Hzであることが多いです。
しかし、Rokid Maxは「120Hz」に対応。画面の更新回数が増えることで、映像が滑らかに見えるようになります。
例えば、アクションが多いゲームでは敵の動きが滑らかに見えるので、攻撃や回避が的確になり、プレイの精度が向上する点がメリットです。
厳密にはARグラスとVRゴーグルなので別物ですが……、一般的にメガネ型デバイスと言えば、Apple Vision ProやMeta Questを思い浮かべる方が多いかもしれません。
これらはサイズが大きく、頭に何かを装着している感があるため、外出先で使うのは少し恥ずかしいと感じる人がいるでしょう。
一方でRokid Maxは、普通のサングラスとさほど変わらない見た目をしています。
カフェや電車内などで使っても、周囲の人に違和感を与えづらいはず。周囲の目を気にせず、自分だけ動画やPC作業に没頭したい方に最適です。
充電って意外と手間で面倒くさいですよね。
しかし、Rokid Maxにはバッテリーが内蔵されていないので、充電の手間が必要ありません。
いざ使おうとしたときにバッテリーが切れていた、ということがないのが良いと感じました。
スマホ・タブレット・PCなどとケーブルで接続すればすぐに使える手軽さは大きな魅力です。
ARグラス全般に言えることですが、使用感は個人差が出ます。
特に映像をきれいだと感じるか・酔うか酔わないか・長時間使用できるかなどは、実際に体験してみないとわかりません。
用途によっても、評価が分かれそうです。
動画視聴かPC作業かゲームか、何をメインの用途とするかによって、感想が異なるでしょう。
まずはレンタルで試してみて、「快適に視聴できた・数時間使っても疲れなかった」という感想が持てたら、購入して長く使っていく価値があるでしょう。
また出張や旅行の際に、移動中の暇つぶしとして一時的に使いたいだけ、という方にもレンタルがおすすめです。
Rokid Maxは購入すると約5万円ほどですが、レンタルなら1週間で約5,400円ほどまで出費を抑えられます。
ARグラスが気になっている方は、まずレンタルで試してみるのはいかがでしょうか?