忙しい毎日、仕事や家事をするなかで、ふとイライラしてしまうことはありませんか?ストレスやイライラが積もると、集中力が落ちて作業効率が悪くなるだけでなく、心身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
そんなときに、有効な方法の一つが『深呼吸』です。普段あまり意識しない呼吸ですが、正しい呼吸法を身につけるだけで、さまざまな効果が期待できます。
今回は、深呼吸の具体的な効果や、おすすめの呼吸法を詳しくご紹介します。さらに、深呼吸を習慣化するためのデバイス『シンコキュウ』についても取り上げていきます。
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深呼吸にはさまざまな効果があります。深い呼吸をすることで自律神経が整い、心拍数や血圧が安定します。その結果、ストレスやイライラが軽減し、リラックスした状態で作業に取り組むことができるようになります。さらに、深呼吸は集中力を高め、疲れたときのモチベーション回復にも有効です。
呼吸の基本は、鼻からゆっくり吸い、鼻からゆっくり吐くことです。鼻で呼吸をすることがポイントです。鼻から吸った空気は、鼻腔を通ることで適度な湿度と温度が与えられます。これにより、冷たい空気が直接肺に入るのを防ぎ、呼吸器への負担を軽減します。また、鼻毛や粘膜が、ホコリや花粉、ウイルスなどの異物をろ過するので、外部からの有害な物質が体内に入りにくくなります。それに対し、口から吸った場合は、冷たく乾いた空気や、ホコリなどの異物が直接喉や肺に届いてしまうので、感染症や呼吸器の不調につながりやすくなります。また、口呼吸は鼻呼吸に比べて酸素の摂取量が低く、集中力低下の原因にもなるので、鼻呼吸を習慣にしましょう。
呼吸法は腹式呼吸がおすすめです。肩を上下させて呼吸するのではなく、横隔膜を動かすことを意識しながら、肺の下部まで空気を送り込みます。その際、姿勢も重要です。体が折れ曲がっていると横隔膜が動きにくくなるため、背筋を伸ばして肋骨の下あたりがしっかり膨らむ姿勢を保ちます。
呼吸の回数は『5秒で吸って5秒で吐く』を意識して、1分間に6回程度のゆっくりとした呼吸を心がけてみましょう。1呼吸10秒というサイクルは、「酸素交換率がもっとも高まる」という点において、最適とされています。リラックスを深めたい場合には『4秒で吸って8秒で吐く』といったバリエーションも有効です。姿勢を整え、時間をかけてゆっくり呼吸をおこなうことで、心身が安定し、仕事のパフォーマンスも向上します。
現代のデジタル社会では、『スクリーン無呼吸症候群』と呼ばれる健康問題が急速に広まりつつあります。私たちは、パソコンやスマートフォンの画面に集中しているとき、無意識に呼吸が浅くなったり、息を止めたりしてしまうことがあります。この状態が続くと、脳が酸素不足に陥り、集中力や生産性の低下、さらには不安や疲労感の増加といった悪影響を及ぼす可能性があります。長期的には、慢性的なストレスや心身の健康を損なうリスクが高まります。
こうした影響を避けるためには、日常の中で正しい呼吸法を意識的に習慣づけることが重要です。そこで役立つのが『シンコキュウ』というデバイスです。『シンコキュウ』は、呼吸に意識を向けるタイミングを提供し、ユーザーの呼吸をサポートします。
例えば、呼吸が浅くなりがちなデスクワーク中やスマートフォンを使用しているときに『シンコキュウ』は無意識の呼吸状態に気づかせ、深呼吸をおこなうタイミングを教えてくれます。また『リラックスモード』にすると、ストレスの軽減やスムーズな入眠の手助けにもなります。
デジタル社会では無意識に呼吸が浅くなることが多く、それが健康に悪影響を及ぼす可能性があります。デバイスの利用や適度な休憩を取って、呼吸を意識する習慣をつけましょう。
シンコキュウ・プロトタイプ ユーザー・インタビュー「オフィスワーク編」
正しい呼吸ができていないと、睡眠にも悪影響を及ぼします。例えば、口呼吸が多い人は、寝ているときも口呼吸になる傾向にあります。口が開くことで舌が落ち込み気道が狭まるため、いびきをかきやすくなり、睡眠の質も下がります。また、気道が閉じて息ができない状態が続いてしまうと、睡眠時無呼吸症候群になりやすくなります。
日々の仕事や家事を効率的にこなすためには、心と体のバランスが重要です。そのバランスを保つために、深呼吸は非常に効果的な手段です。呼吸に意識を向けることで、ストレスが軽減され、集中力が向上し作業効率が高まります。深呼吸を習慣化するために『シンコキュウ』のようなデバイスを活用するのも良い方法です。健康的な生活を送るために、正しい呼吸法を日常に取り入れてみましょう。