コンサートやライブ会場で「もっと表情までしっかり見たい!」と思ったことはありませんか?
ケンコートキナーが販売している防振双眼鏡「Vc Smart Cellarto 14x30」は、そんな願いを叶えてくれるアイテムです。
14倍という高倍率に加え、光学式の手ブレ補正を搭載。遠くのステージでも驚くほどクリアに見ることができます。
価格も99,000円と高額なので、いきなり購入するのはハードルが高いと思います。
今回は、 「本当に見えるの?」「自分の席に合うのかな?」と悩んでいる人に向け、Vc Smart Cellarto 14x30を詳細にレビューしていきます!
INDEX
ライブやコンサートで使う双眼鏡を選ぶ際には、「倍率」「レンズの明るさ(口径)」「防振機能」「重さ・サイズ感」の4点がとても重要です。
とくに倍率は、会場や座席の位置によって適正が大きく変わります。
たとえば、アリーナ前方や1階スタンド前列などの近い席では、倍率が高すぎると視野が狭まり、かえってステージ全体が見づらくなることがあります。
このような場合は、8〜10倍程度の双眼鏡がちょうどよく、全体の動きを追いやすいです。
一方で、東京ドームや京セラドームのような大型会場で、3階スタンドや2階後方などから観覧する場合は、10〜14倍の高倍率モデルがおすすめ。
遠距離からでもメンバーの表情や細かな振付けまで楽しむことができます。
会場の規模ごとのおすすめ倍率はこちらです。目安として参考にしてください。
ただし、高倍率になればなるほど手ブレの影響を受けやすくなるため、防振機能の有無が大きな差になります。
また、照明が暗い場面や演出が多いコンサートでは、レンズの明るさ(=口径)も大切です。
目安としては「口径25mm以上」「明るさ4〜6以上」のモデルを選ぶと、出演者の細かな動きまでしっかり見えます。防振機能とあわせて、暗所でも快適に使えるモデルを選ぶと安心です。
そのうえで、持ち運びやすさや手の大きさに合ったサイズ、重さも考慮しましょう。
長時間構える必要があるため、疲れにくいデザインやストラップの有無も見逃せないポイントです。
つまり「どんな会場で、どこから、何を見たいか」を明確にして、それに合った双眼鏡を選ぶことが、ライブを何倍にも楽しくするコツです。
今回レビューさせていただくケンコートキナーのVc Smart Cellarto 14×30は、ライブやコンサートに最適と話題の14倍の防振双眼鏡です。
私がこの機種を選んだのは、「14倍の高倍率」と「防振モード自動選択機能搭載」を兼ね備えていながら、持ち運びやすいサイズだから。
ライブ会場の2階席・3階席でも表情までしっかり見える性能を求めていて、「高倍率かつ手ブレに強い」このモデルは理想的でした。
Vc Smart Cellarto 14×30の梱包物一覧
双眼鏡を日常的に使用される方は購入するのが良いかもしれませんが、使用頻度によってはレンタルするのがおすすめです。
ここでは、双眼鏡のレンタルがおすすめの理由をご紹介します。
防振機能付きの高性能双眼鏡は、一度使うと「もっと早く使っていればよかった!」と思うほど快適です。
ですが、その分価格も高く、5万円〜15万円ほどの出費が必要になる機種も少なくありません。
「買ってまで使うほどではないけど、推しのライブの時だけはしっかり見たい…」という人にとっては、かなり悩ましいところ。
そこで便利なのがレンタルサービスです。
今回私が利用したSUUTAでは、1泊2日なら3,000〜5,000円ほどで借りられるため、年に数回のライブやコンサート遠征にだけ利用すれば、圧倒的にコストパフォーマンスが高くなります。
特に、アリーナツアーやドーム公演など、会場が大きい時だけ双眼鏡を使いたいというライト層には、所有よりもレンタルの方が手軽で無駄がありません。
「高価な双眼鏡を買ったのに結局数回しか使わなかった…」という失敗も避けられるため、初めて双眼鏡を使う方にもおすすめです。
ケンコー・トキナー/Kenko Tokina VC Smart Cellarto 14x30
双眼鏡は「倍率が高ければいい」というわけではなく、観覧する会場の大きさや自分の座席位置によって、最適な倍率が変わります。
たとえば、横浜アリーナや日本武道館のような中規模会場でアリーナ席の前方なら、8〜10倍の双眼鏡で充分にクリアに見えます。
一方で、東京ドームや京セラドームの3階スタンド、または武蔵野の森などの2階席後方では、12〜14倍は欲しくなります。
購入してしまうと倍率を変えることができませんが、レンタルなら公演ごとに座席が確定してから、ちょうどいい倍率の機種を選ぶことが可能です。
さらに、機種ごとに重さや視野の広さ、暗所での見やすさなども異なるため、「軽くて疲れない」「暗いステージでもよく見える」など、自分に合ったモデルを試すきっかけにもなります。
購入前のお試しとして使うのもおすすめで、「自分には10倍で十分だった」「重い双眼鏡は長時間の観覧に不向きだ」といった気づきが得られれば、買い物の失敗も防げます。
まずは一度レンタルしてみることで、自分の観劇スタイルにぴったりの一台が見つかるかもしれません。
ケンコー・トキナー/Kenko Tokina VC Smart Cellarto 14x30
今回私が使用した「防振双眼鏡 Vc Smart Cellarto 14×30」の感想を紹介していきます。
防振双眼鏡「Vc Smart Cellarto 14×30」は、東京ドームの2階スタンド席(4階コンコース)からでも、ステージ上のパフォーマンスをしっかり捉えることができます。
最大55,000人収容可能な東京ドームは、1辺の長さが約216mという日本屈指の広大な会場です。
アリーナや1階スタンド席ならまだしも、2階スタンド席はメインステージから離れており、肉眼では人の表情を見分けるのが難しい距離です。
一般的な10倍の双眼鏡では、「誰がどこで踊っているか」はわかっても、目線の動きや微細な手の振り、表情のニュアンスまでは把握しづらいというのが正直なところ。
しかし、Vc Smart Cellarto 14×30の14倍という高倍率と手ブレ補正があれば、遠距離からでもメンバーの一挙手一投足がはっきり見えます。
たとえば、バラード曲で目を閉じる瞬間や、MC中に笑った時の口元の動きまで、まるでステージのすぐそばで見ているような臨場感。
特に表情の変化を追いたい方や、推しの細かい仕草を楽しみたいファンにとっては、想像以上の満足度が得られるはずです。
これは東京ドームに限らず、京セラドーム大阪の上階スタンド席や、福岡PayPayドームの後方列などでも同様です。
ドームクラスの会場となると、どの会場もメインステージからの距離は最後列まで100m以上離れているため、通常の双眼鏡では限界がありますが、14倍の倍率があればしっかりフォローできます。
一方、横浜アリーナの2階スタンド席(Bブロック後方など)のような距離感でも、この双眼鏡はおすすめです。
顔のパーツや着用アクセサリーのディテールまで見えて、「あ、今日は右耳にイヤカフしてる!」といった小さな変化も楽しめます。
さらに私自身が体感したのは、双眼鏡で推しメンバーの表情を追うことで、天井席で入場しても、ライブの満足感が得られるということです。
ステージ上から離れた座席だと、モニター映像に頼りがちですが、モニターに頼らず推しメンバーをずっと追えるので、どんな瞬間も見逃しません。
このように、「Vc Smart Cellarto 14×30」はドーム会場の最上階席から、アリーナクラスのスタンド後方席まで幅広くカバーできる防振双眼鏡です。
とくに遠征でどんな座席になるかわからないときや、上の方の座席しかチケットが取れなかったときには、心強い相棒になるでしょう。
Vc Smart Cellarto 14×30の防振スイッチ切り替え部分
ライブ中は手を振ったり、立ち上がったりと動きが多く、双眼鏡を長時間安定させて使うのは意外と難しいもの。
特に14倍の高倍率になると、ちょっとした手ブレが視界全体に影響し、見たいものが見えづらくなってしまうこともあります。
そんなときに頼れるのが、「Vc Smart Cellarto 14×30」に搭載された防振機能です。さらにこの機種には、揺れの状態を自動で判断して最適な補正を行う「防振モード自動選択機能」も備わっています。
たとえば、観客席で推しを探して双眼鏡を動かしている間は「大きな揺れ」に適した補正モードが、見つけたあとは「微細な揺れ」に対応した補正モードが、それぞれ自動で切り替わる仕組み。
このため、手動でモードを切り替える必要がなく、常にブレの少ない安定した視界が得られます。
特に、片手で持ってペンライトを振りながら使いたいときや、立ち見で安定しない状況でも、視界がふらつかず快適にステージを楽しめました。
高倍率ながらストレスなく使用できるのは、この防振機能のおかげだと実感しました。
Vc Smart Cellarto 14×30のパイロットランプ
防振機能のON/OFFスイッチはワンタッチで、説明書を読まなくてもすぐに使えるシンプルな設計です。
フォーカス調整もスムーズで、初めての双眼鏡でも迷うことなく使えました。
Vc Smart Cellarto 14×30のフォーカス調整
さらに、通常の防振双眼鏡はスイッチON/OF状態を見分けるため、わかりやすくスイッチON時はランプが点灯する機能がついている場合が多いです。
バードウォッチングやスポーツ観戦には問題がない機能ですが、公演中に暗転するライブ会場では、点灯ランプが悪目立ちする懸念があります。
Vc Smart Cellarto 14×30の遮光スライドシャッターを閉めた状態
「Vc Smart Cellarto 14×30」はそんな点灯ランプを隠す”遮光スライドシャッター”を搭載しているので、コンサート中に動画撮影と間違われる心配もありません。
「Vc Smart Cellarto 14×30」は約462g(電池含まず)と、防振双眼鏡のなかでは軽めの部類に入ります。
とはいえ、様々な機能が搭載されているので、一般的な双眼鏡と比べると重さを感じる方もいるかもしれません。私も「長時間持ち続けるのはきついかも。」と思いましたが、実際使用してみて、意外とストレスなくライブも楽しめました。
首からかけられるネックストラップが標準で付属していて、両手がフリーになるので、持ち運びの際に負担を軽減できます。
従来の防振双眼鏡は高機能なためサイズも大きく、女性は両手で持つ必要がありましたが、
「Vc Smart Cellarto 14×30」は片手で掴めるコンパクトさで、両手で持つ必要がないのもポイントです。
防振機能で片手で持っても視界がブレないため、総合的には「これくらいの重さなら全然許容できる」と思える使い心地でした。
重さ以上に快適さが勝る印象です。
公園や高層ビルからの景観観察にも使ってみましたが、遠くの人や建物の文字も驚くほど鮮明に見えました。
双眼鏡は、倍率が高くなるとどうしても手ブレを起こしてしまい、細かい文字や装飾を見ることが難しいです。しかし「Vc Smart Cellarto 14×30」は防振機能がついているため、14倍率でも像が安定しており、手ブレに悩まされることがありませんでした。
ケンコートキナーのVc Smart Cellarto 14×30は、「ライブをもっと楽しみたい」人にぴったりな防振双眼鏡です。
特に以下のような人におすすめです。
一度この見え方を体験してしまうと、もう普通の双眼鏡には戻れません。
高価な双眼鏡をコスパ良く使いたいなら、レンタルがおすすめです。
大切な1公演を最高の思い出にするために、ぜひSUUTAで防振双眼鏡をレンタルして取り入れてみてくださいね。