Shokzは近年人気が高まっている「耳を塞がないイヤホン」を多く展開しているメーカーです。
その中でもOpenFit 2はオープンイヤー型の最上位モデルにあたります。
2つのドライバーを搭載した高い音質や、快適な装着感、AI搭載マイクなどを搭載した高性能なイヤホンとなっています。
本記事では、Shokz OpenFit 2を実際に使用し、レビューをお届けします。
実際に使って分かったメリット・デメリットを中心にお届けするので、ぜひチェックしてみてください。
INDEX
Shokz OpenFit 2は、Shokzから登場したオープンイヤー型イヤホンです。
Shokzは骨伝導型やオープンイヤー型など、耳を塞がないイヤホンをメインに展開しているメーカーで、OpenFit 2はその中でもオープンイヤー型の最上位モデルにあたります。
スリムで軽量なサイズ感ながら、2つのドライバーを搭載し、深みのある低音とクリアな中高音が実現されています。
また、マルチポイント接続やAI搭載マイクなど、機能面も充実しており、幅広い用途におすすめできる高性能なオープンイヤー型イヤホンです。
サイズ | 約44.3 × 44.1 × 19.7mm(イヤホン) 約67.5 × 67.5 × 27.8mm(充電ケース) |
重さ | イヤホン本体:約9.4g ケース込み:約71.8g |
防水防塵 | IP55 |
通信規格 | Bluetooth 5.4 |
対応コーデック | SBC、AAC |
再生可能時間 | イヤホン単体:最大11時間 ケース使用時:最大48時間 |
充電時間 | イヤホン単体:60分 ケース:100分 |
充電端子 | Type-C |
早速、Shokz OpenFit 2の外観や付属品をチェックしていきましょう。
Shokz OpenFit 2のケースは角丸の正方形のような形をしています。
表面はマットな質感で指紋などが目立ちにくいです。今回レビューしている製品のカラーはブラックで、他にベージュがあります。
ケースの後ろには充電用のUSB Type-C端子があります。
蓋の開け口にはインジケーターランプがあり、接続や充電の状態に合わせて光ります。
ケースを開けるとイヤホン本体が入っており、左右のイヤーフックが重なるように配置されています。
ケース内部には接続用のボタンがあり、長押しでペアリングモードを起動することができます。
蓋の内側には「OPENFIT 2」と製品名が刻まれています。
マットな質感も相まって非常に高級感が感じられますね。
イヤホン本体はこのようにスピーカー部にイヤーフックが付いた、オープンイヤー型イヤホンのスタンダードな形状をしています。
スピーカー部にはShokzのロゴがプリントされています。
イヤホン本体も基本的にマットな質感ですが、スピーカー部の側面は光沢のある質感になっています。
光沢のある部分にマイクなどの部品が詰まっています。
上部にはマイク穴と操作ボタンがあります。
操作ボタンは物理式で、実際に押し込むことで再生、一時停止などの操作を行います。
イヤホンの内側はこのようにスピーカーが配置されています。
全体的にシンプルかつ高級感もあるデザインに仕上がっており、非常にスタイリッシュなデザインだと感じました。
Shokz OpenFit 2のパッケージには、本体と充電用のType-Cケーブルのみが入っています。
充電用のアダプターなどは入っていないので、別に用意する必要があります。
続いて、Shokz OpenFit 2のメリットを4つお届けします。
OpenFit 2を使ってみて最大の魅力だと感じたのは、音質の良さです。
低音域から高音域までバランスよく聞こえる上、音の輪郭もはっきりしているので全体的にくっきりとして音質に仕上がっています。
オープンイヤー型は低音域が弱くなりがちですが、OpenFit 2の低音はしっかりと音全体を支えていると感じました。
また、中音から高音域も繊細で、シャリっとした感じも少なく、非常に聴きやすいです。
クセが少ないので、ポップスからジャズ、クラシックなど幅広いジャンルで快適に聴くことができ、多くの方におすすめできるイヤホンだと言えます。
気になる方はレンタルで手軽に試してみるのもおすすめです。
オープンイヤー型イヤホンの中でも音質は特にいいので、高音質な開放型イヤホンが欲しい方はぜひチェックしてみてください。
ショックス/Shokz オープンイヤー型イヤホン Open Fit2
OpenFit 2を手に取ってみて、スリムでスタイリッシュな見た目もかなり良い印象を持ちました。
スピーカー部、イヤーフック部ともにスリムで、装着していても悪目立ちしません。
また、マットな素材と光沢のある素材がバランスよく組み合わさっていることで高級感も感じられます。
オープンイヤー型イヤホンは外から見える部分が多くファッション性も求められるため、OpenFit 2のスタイリッシュなデザインは大きな魅力と言えるでしょう。
OpenFit 2はマルチポイント接続にも対応しています。
マルチポイント接続とは同時に複数のデバイスと接続できる機能のことです。
OpenFit 2はこのマルチポイント接続に対応しているため、スマホとPCなどの組み合わせで同時接続してスムーズに切り替えて使うことができます。
スマホで音楽を聴きつつ、Web会議の際はPCの音声を聞くといった場合でも、いちいち接続を切り替える必要がありません。
複数デバイスでもスムーズに使いこなしたい方におすすめです。
OpenFit 2がスリムな形状をしていることはデザインの面でも触れましたが、装着感の面でも大きなメリットです。
イヤーフックがスリムなことで装着時に耳への負担が少なく、長時間着けたままでも快適に使えました。
また、メガネと併用する際に邪魔になりにくい点も魅力です。
イヤホン本体の重量は片耳で9.5g。実際の着け心地も軽く、非常に快適です。
楽に着けていられるので、作業や運動で長い時間続けて使用したい方にもおすすめです。
装着感には個人差もあるので、実際につけて試してみることをおすすめします。
お店でデモ機を試すこともできますが、運動や作業をしながら、落ちないかどうか、聴こえ方はどうかなど、細かいところまでじっくり確かめるにはレンタルサービスが便利。
気に入ったら、返却せずにそのまま購入できる「買い切り」のサービスもあるので、まず気軽にレンタルで使う方法も検討してみてください!
ショックス/Shokz オープンイヤー型イヤホン Open Fit2
続いて、Shokz OpenFit 2を実際に使って感じたデメリットを2つ紹介します。
OpenFit 2はLDACやaptXといったいわゆる高音質コーデックには対応しておらず、基本的にAAC接続で視聴することになります。
コーデックとは簡単に言えば再生デバイスとイヤホンを接続するBluetoothの方式のことで、種類によって音質や音の遅延が変化します。
LDACなどのコーデックはハイレゾ相当の音質で聴けるものですが、OpenFit 2は非対応なのでそこまで高い音質で音を聴くことができません。
iPhoneであればAACでもある程度良い音質で利用できますが、AndroidスマホはAAC接続だと少し音質が劣ってしまいます。
実際にiPhoneとAndroidスマホで聴き比べてみたところ、Androidスマホの方が若干音の解像感が劣るように聞こえたので、特にAndroidスマホユーザーで音質重視の方は注意しましょう。
OpenFit 2を使っていて最も気になった点が音漏れです。
オープンイヤー型は耳を塞がない構造上、音漏れが発生してしまうのは仕方のないことです。
しかし、最近は音に指向性を持たせたり、逆位相の音を当てたりして音漏れを防ぐ製品も増えてきています。
OpenFit 2の場合そのような特別な対策はなく、満足できる音量で視聴しているとシャカシャカ音が外に漏れてしまいます。
ただし、アプリから設定できるイコライザーには「プライベート」という音漏れを抑える種類のものがあります。
音漏れを防ぐイコライザー自体珍しいものですが、これを使うと低音と高音が抑えられた不自然な音質になる上、それでも音漏れはしてしまうので、あまり意味がないと感じました。
周囲に人がいて音漏れに気をつけたい場所で使うことが多い方は、注意が必要です。
他のオープンイヤーイヤホンも気になる方は、こちらの記事も合わせてチェックしてみてください。
本記事では、Shokzのオープンイヤー型イヤホン「OpenFit 2」をレビューしました。
高級感のあるデザインに加え、低音から高音までしっかりした音質も備わっており、全体的な完成度は非常に高いです。
また、スリムな形状や軽量設計によって装着感も快適で、耳を塞がない楽に使えるイヤホンを探している方にはかなりおすすめできると感じました。
とはいえ、OpenFit 2は本体価格が高いので、購入前にレンタルして音質や装着感をチェックすることをおすすめします。
SUUTAでは、Shokz OpenFit 2もレンタルすることができます。気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね。