Garmin(ガーミン)は元々航空機や船、車向けのGPS機器を製造してきたメーカーですが、今ではスマートウォッチのメーカーとしても人気です。
そんなGarminのスマートウォッチはかなり多くの数がラインナップされており、価格もコンセプトもさまざまなバリエーションがあります。
そこで本記事では、Garminのスマートウォッチについて、ラインナップやシリーズごとの特徴などについて解説します。
Garminのスマートウォッチで悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。
INDEX

▼Garminのスマートウォッチの特徴・魅力
Garminのスマートウォッチは、元々GPS機器のメーカーということもあり、位置情報精度の高さが魅力です。
また、アウトドアやスポーツシーンでの利用を想定した製品が多く、衝撃や振動、水、気温などの過酷な状況でも利用できる耐久性の高さも特徴と言えます。
さらに、スポーツに取り組む人向けのサポート機能も充実しており、スポーツのために日頃から健康管理に取り組みたい方におすすめのスマートウォッチとなっています。
バッテリー持ちの長さも特徴で、多くの製品が2〜3週間以上、充電なしで使えます。ソーラー充電に対応したモデルなら、日照条件が良ければ実質的に無制限に利用することも可能です。
レンタルプラットフォーム「SUUTA」では、Garminのスマートウォッチのレンタルができます。お手頃な機種だと、レンタル料金は2週間3,200円程度で、1日あたり約229円ほど。購入前に試したい方はチェックしてみてください(※2025年12月時点の価格)。
SUUTA Garminのスマートウォッチ一覧
このほか、GarminとApple Watch、GarminとFitbitの違いが知りたい方は、以下の比較記事もご覧ください。

写真は「Garmin fēnix 7S Pro Sapphire Dual Power」
Garminのスマートウォッチは多くの製品がラインナップされており、それぞれおすすめの用途が異なります。
続いては、シリーズごとの特徴と選び方をチェックしましょう。
シリーズ名と特徴、価格帯などを以下の表にまとめました。
| シリーズ名 | fēnix・epix Pro (フェニックス・エピックスプロ) |
Venu・vívo・vívoactive・vívomove (ヴェニュー・ヴィヴォ・ヴィヴォアクティブ・ヴィヴォムーブ) |
Instinct (インスティクト) |
Forerunner (フォアランナー) |
Approach (アプローチ) |
Descent (ディセント) |
| 主な用途・特徴 | フラッグシップ(最上位)モデル。 ビジネスでも使える高級感と、本格アウトドア・スポーツ対応の多機能さが特徴。 心電図アプリ、内蔵地図、GNSSマルチバンド、ソーラー充電対応モデルなど。 |
日々の健康管理や運動記録に使いやすいシリーズ。 睡眠・心拍・運動量など基本的なヘルスケア機能をしっかり搭載。 vívomoveはアナログ針付きのハイブリッドデザインでファッション性も高い。 |
タフなアウトドア向けモデル。 MIL規格準拠の高耐久性や、ソーラー充電対応モデル、GNSSマルチバンド搭載モデルもあり。 過酷な環境での使用を想定したシリーズ。 |
ランニングに特化したシリーズ。 トレーニングレディネスやリアルタイムスタミナなど、走力アップに役立つ機能が豊富。 趣味ランナー〜競技志向まで幅広く対応。 |
ゴルフに特化したシリーズ。 オートショット、コースマップ表示、傾斜や風向きの確認など、スコアアップを支える機能が充実。 上位モデルはバーチャルキャディ機能にも対応。 |
ダイビング向けに特化したシリーズ。 深度やタンク残圧のモニタリング、ダイブレディネス、窒素レベル管理、安全停止サポートなど、ダイブコンピューター相当の機能を搭載。 |
| 価格帯の目安 | 約10〜30万円前後 | 約3〜8万円前後 | 約5〜8万円前後 | 約4〜12万円前後 | 約2万5,000〜10万円前後 | 約11〜25万円前後 |
| こんな人におすすめ | ビジネスからアウトドアまで妥協せず、高性能な1本を長く使いたい人 | 普段使いしやすいスマートウォッチで、健康管理や軽い運動記録をしたい人 | 登山やキャンプなどアウトドアシーンで、タフに使えるモデルが欲しい人 | ランニングやマラソンに本格的に取り組み、トレーニングをしっかり管理したい人 | コース戦略まで含めてゴルフのスコアアップを目指し、ラウンド中のサポートを強化したい人 | レジャー〜本格ダイビングまで安全性を重視し、ダイブコンピューター機能もまとめて1本にしたい人 |
| 詳細 | 詳細はこちら | |||||
一見すると製品名がやや読みづらい、覚えづらいと感じるかもしれませんが、ゆっくりチェックしていくと価格帯や用途ごとに選びやすくなっていることがわかるはずです。

出典:https://www.garmin.co.jp/minisite/find-your-garmin/
▼fēnix(フェニックス)・epix Pro(エピックスプロ)シリーズの特徴
とにかく高性能なスマートウォッチが欲しい方には、フラッグシップモデルのfēnixやepix Proシリーズがおすすめです。
ビジネスシーンでも使いやすい高級感のあるデザインでありながら、本格的なアウトドアやスポーツでも活用できるような機能性が詰まっています。
特にバッテリー持ちが優秀で、2週間から1ヶ月ほど充電なしで使えるモデルが多いです。ソーラー充電対応モデルであれば、日照条件次第ですが長期的なバッテリー持ちを実現できます。
また、fēnixシリーズやepix Proは多くのモデルが心電図アプリ、内蔵地図の表示、GNSSマルチバンドなどに対応しており、フラッグシップモデルらしい高い機能性が備わっています。
レンタルプラットフォーム「SUUTA」では、ソーラー充電対応の「fēnix 7S Pro Sapphire Dual Power」と、MIL規格準拠の高い耐久性が特徴の「epix Pro (Gen 2) 51mm」をレンタルできます。
フラッグシップモデルで価格も比較的高いため、購入前にレンタルをして実際の使い勝手などをチェックしてみてはいかがでしょうか。
GARMIN/ガーミン fēnix 7S Pro Sapphire Dual Power
ガーミン/GARMIN epix Pro (Gen 2) 51mm

出典:https://www.garmin.co.jp/minisite/find-your-garmin/
▼Venu(ヴェニュー)・vívo(ヴィヴォ)・vívoactive(ヴィヴォアクティブ)・vívomove(ヴィヴォムーブ)シリーズの特徴
健康・運動管理などの日常利用がしやすいのがVenu・vívoシリーズです。
これらのシリーズはスマートウォッチ市場の中心的な価格帯である3〜8万円前後の価格帯で、基本的な運動記録や健康管理機能を求める方に適しています。
バッテリー持ちはfēnixシリーズには及ばないものの、10日〜2週間程度のバッテリー持ちに対応したモデルが多く、毎日充電をする必要はありません。
また、価格は抑えられていますが、Venuシリーズなら心電図アプリに対応しているため、健康管理機能も充実しています。
vívoシリーズはGarminのスマートウォッチの中でもエントリーモデルにあたります。
上位モデルと比べると対応していない機能も多いですが、ファッション性の高さが魅力で、女性でも使いやすいコンパクトなサイズ感の製品が多く展開されています。
レンタルプラットフォーム「SUUTA」ではアナログ時計の針がついた「vívomove Trend」や、「vívoactive 5」がレンタル可能です。
本格的にスポーツに取り組んでいるわけではないけど、普段の健康や睡眠、運動の状態を記録したいという方はぜひチェックしてみてください。
ガーミン/GARMIN vívomove Trend
ガーミン/GARMIN vívoactive 5

出典:https://www.garmin.co.jp/minisite/find-your-garmin/
▼Instinct(インスティクト)シリーズの特徴
Venuシリーズやvívoシリーズと同じく価格を抑えつつ、アウトドアでもしっかり活用したいという方にはInstinctシリーズが適しています。
5〜8万円前後という価格帯でありながら、fēnixシリーズが搭載するようなソーラー充電やGNSSマルチバンド機能、MIL規格準拠の耐久性などが備わっている点が特徴です。
長時間のバッテリー持ちや、正確な位置情報、高い耐久性が備わっているので、登山などのアウトドアに取り組む方はぜひチェックしてみてください。

出典:https://www.garmin.co.jp/minisite/find-your-garmin/
▼Forerunner(フォアランナー)シリーズの特徴
Forerunnerシリーズはその名のとおり、ランニングに取り組む方に向けて設計されたスマートウォッチのシリーズです。
例えば、睡眠の質や前日の運動量、リカバリータイムなどに基づいてその日のトレーニングと休息の量を自動で提案してくれるトレーニングレディネス機能を搭載。
さらに、レース中にリアルタイムでスタミナ残量を表示してくれるリアルタイムスタミナ機能なども搭載されています。
他にも、多くのランニングサポート機能が搭載されているので、趣味でランニングに取り組む人から、マラソンなどの競技に本格的に取り組む人までおすすめできるシリーズです。

出典:https://www.garmin.co.jp/minisite/find-your-garmin/
▼Approach(アプローチ)シリーズの特徴
Approachシリーズは、Garminのスマートウォッチの中でもゴルフに特化したシリーズです。
一般的なスマートウォッチと同様の機能を備えつつ、ゴルフのスコアアップをサポートする機能が追加されています。
例えば、Garminオートショット機能では、ショットを自動検知して、飛距離やボールの軌跡などをデータとして記録できます。
また、ゴルフコースのマップ表示や、傾斜、風向きなどをリアルタイムで確認することも可能です。
Approachシリーズの上位モデルではバーチャルキャディ機能が利用可能で、ユーザーのプレーの傾向を把握した上で、風速や風向きに合わせておすすめのクラブなどを提案してくれます。
まさに自分だけのキャディのように活用できるので、ゴルフのスコアアップを目指したい方におすすめのシリーズです。
レンタルプラットフォーム「SUUTA」では、バーチャルキャディ機能に対応した「Approach S62」をレンタルできます。
ゴルフをする機会が多い方はぜひチェックしてみてください。
ガーミン/GARMIN Approach S62

▼Descent(ディセント)シリーズの特徴
Garminのスマートウォッチの中でも、ダイビングに特化しているのがDescentシリーズです。
ダイビング中の安全をサポートする機能が充実している点が特徴で、深度や酸素ボンベのタンク残圧などをモニタリングできます。
また、睡眠などの記録をもとにダイビングに適した健康状態かどうかを分析するダイブレディネス機能や、窒素中毒を防止する窒素レベルのモニタリング機能、減圧症を防ぐ安全停止のサポート機能などもあり、安全なダイビングをサポートします。
価格は比較的高いですが、その分高い耐久性と安全サポート機能が備わっているので、普段からダイビングの機会が多い方におすすめです。

続いて、Garminのスマートウォッチを使う前に知っておきたいポイントについて解説します。
▼Garminのスマートウォッチを使う前に知っておきたいこと
購入などを検討している方はぜひチェックしてみてください。

Garminのスマートウォッチは、iPhoneと連携して利用できます。
Garminのスマートウォッチは、iPhoneとAndroidスマホどちらとも接続できるので、ご利用のスマホの機種に関わらず、問題なく使えます。

Garmin Payの設定画面
Garminのスマートウォッチの多くはGarmin Payという決済システムに対応しており、Suicaを追加して利用できます。
Suica以外には、一部銀行のデビットカードも追加して支払いに利用することもできるので、キャッシュレス決済をスマートウォッチで利用したい方にもおすすめです。
Garminのスマートウォッチに音楽アプリをダウンロードすることで、スマートウォッチから音楽を再生できます。
現時点での対応アプリはAmazon Music、Spotify、LINE MUSIC、YouTube Musicなどで、GarminのConnect IQというストアからダウンロード可能です。

Garminのスマートウォッチのほとんどは、専用の充電器によって充電します。
1週間以上のバッテリー持ちに対応したモデルが多いので、充電の機会はそれほど頻繁ではありません。
また、一部のモデルは充電器による充電以外にソーラー充電に対応したモデルもあり、晴天時であれば着けて外に出るだけで充電が行われます。
なお、vívomove TrendのみQiワイヤレス充電に対応しており、スマホのワイヤレス充電器で充電できます。
Garminのスマートウォッチのバンドはバネ棒に近い構造で留まっているので、対応するバンドであれば交換できます。
交換用バンドは純正のものもありますが、サードパーティ製のものも多く流通しているので、好みに合ったバンドにカスタマイズできるでしょう。

続いて、Garminのスマートウォッチの価格帯をチェックしていきましょう。
シリーズごとのおおよその価格帯は以下のとおりです。
| シリーズ名 | fēnix・epix Pro (フェニックス・エピックスプロ) |
Venu・vívo・vívoactive・vívomove (ヴェニュー・ヴィヴォ・ヴィヴォアクティブ・ヴィヴォムーブ) |
Instinct (インスティクト) |
Forerunner (フォアランナー) |
Approach (アプローチ) |
Descent (ディセント) |
| 主な用途・特徴 | フラッグシップ(最上位)モデル。 ビジネスでも使える高級感と、本格アウトドア・スポーツ対応の多機能さが特徴。 心電図アプリ、内蔵地図、GNSSマルチバンド、ソーラー充電対応モデルなど。 |
日々の健康管理や運動記録に使いやすいシリーズ。 睡眠・心拍・運動量など基本的なヘルスケア機能をしっかり搭載。 vívomoveはアナログ針付きのハイブリッドデザインでファッション性も高い。 |
タフなアウトドア向けモデル。 MIL規格準拠の高耐久性や、ソーラー充電対応モデル、GNSSマルチバンド搭載モデルもあり。 過酷な環境での使用を想定したシリーズ。 |
ランニングに特化したシリーズ。 トレーニングレディネスやリアルタイムスタミナなど、走力アップに役立つ機能が豊富。 趣味ランナー〜競技志向まで幅広く対応。 |
ゴルフに特化したシリーズ。 オートショット、コースマップ表示、傾斜や風向きの確認など、スコアアップを支える機能が充実。 上位モデルはバーチャルキャディ機能にも対応。 |
ダイビング向けに特化したシリーズ。 深度やタンク残圧のモニタリング、ダイブレディネス、窒素レベル管理、安全停止サポートなど、ダイブコンピューター相当の機能を搭載。 |
| 価格帯の目安 | 約10〜30万円前後 | 約3〜8万円前後 | 約5〜8万円前後 | 約4〜12万円前後 | 約2万5,000〜10万円前後 | 約11〜25万円前後 |
| こんな人におすすめ | ビジネスからアウトドアまで妥協せず、高性能な1本を長く使いたい人 | 普段使いしやすいスマートウォッチで、健康管理や軽い運動記録をしたい人 | 登山やキャンプなどアウトドアシーンで、タフに使えるモデルが欲しい人 | ランニングやマラソンに本格的に取り組み、トレーニングをしっかり管理したい人 | コース戦略まで含めてゴルフのスコアアップを目指し、ラウンド中のサポートを強化したい人 | レジャー〜本格ダイビングまで安全性を重視し、ダイブコンピューター機能もまとめて1本にしたい人 |
| 詳細 | 詳細はこちら | |||||
一般的なスマートウォッチと同等の価格帯である約3〜8万円前後で購入しやすいのは、Venu・vívoシリーズやInstinctシリーズ、Forerunnerシリーズ、Approachシリーズなどです。
これらのモデルも、基本的な健康管理や日々の運動習慣のサポートには十分実用的と言えるでしょう。
ForerunnerシリーズやApproachシリーズなどの特定の種目に特化したモデルも、一般的なスマートウォッチの価格帯で購入できるのは嬉しいですね。
一方、フラッグシップモデルのfēnixシリーズやダイビング向けのDescentシリーズは20万円前後の製品が多く、スマートウォッチの中でも少し高い価格帯に属します。
とはいえ、fēnixシリーズやDescentシリーズはともに最上位モデルらしく、ソーラー充電やSpO2(血中酸素トラッキング)など一般的なスマートウォッチにはないような高度な機能が備わっており、価格に見合った性能です。
ご自身の用途と予算でバランスを見ながら、検討してみてはいかがでしょうか。SUUTAではレンタルもできますよ。
SUUTA Garminのスマートウォッチ一覧
またApple WatchとGarminのどちらが良いか気になる方は、以下の記事も参考にしてみてください。
価格としては、GarminよりもFitbitのほうが安い傾向にあります。比較記事もよろしければご覧ください。

「Garminのスマートウォッチの購入を考えているけど、購入して失敗したくない」という方は多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、購入前のレンタルです。
気になる製品を購入前にレンタルして使ってみることで、実際の使い勝手や記録内容などをチェックできます。
スマートウォッチは安いお買い物ではないですし、実際に装着しないと分からないポイントも多いので、購入前のレンタルが特におすすめな製品ジャンルです。
レンタルプラットフォーム「SUUTA」では、本記事で紹介したようなGarminのスマートウォッチを多数取り扱っており、2週間で数千円〜という金額でレンタルできます(※2025年12月時点の価格)。
Garminのスマートウォッチの使用感が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
SUUTA Garminのスマートウォッチ一覧

本記事では、Garminのスマートウォッチについて、シリーズごとの特徴や気になる価格帯などについて紹介しました。
Garminはスマートウォッチメーカーの中でも特に多くの機種を取り揃えていることが特徴です。
一般的な健康管理に役立つ製品から、高性能なフラッグシップモデル、ランニングやゴルフなど特定種目に特化したモデルまであるので、ご自身の用途に合った製品が見つけやすいでしょう。
また、スマートウォッチの購入を検討している方には、購入前のレンタルで使用感をチェックするのがおすすめです。
レンタルプラットフォーム「SUUTA」でも多くのスマートウォッチをラインナップしているので、気になった方はぜひ実際の使い勝手をレンタルで確かめてみてはいかがでしょうか。
SUUTA Garminのスマートウォッチ一覧