初めての子連れキャンプを前に、「子どもの分は何を用意すればいいの?」と手が止まっていませんか。
食事は口に合うのか、朝晩の冷えや虫は大丈夫か、火や川も心配で、そのうえ道具もそろえるとなると、費用が心配ですよね。
結論、子連れの持ち物は、基本の必需品に子ども用の追加分を足し、年齢と季節で調整すればOKです。
この記事では必需品と子ども用の追加リスト、年齢別・季節別に準備するものをリストにまとめました。
キャンプ用品を「買う」「代用」「レンタル」の切り分けの考え方も解説しています。
「買わなくてよかった」「持って行けばよかった」と後悔しやすい持ち物を先回りで押さえているので、出発前のチェックにそのまま使えますよ。
全部そろえなくても身軽に子連れキャンプへ出かけられる準備が整っているので、ぜひ参考にしてください。
INDEX
テント・寝袋・マット・ポータブル電源などいろいろ!

子連れかどうかにかかわらず、テント泊のキャンプで必ず持って行くものを8つのグループに分けました。
▼キャンプの必需品8グループ
家族4人分をそろえると、これだけで車の荷室がほぼ埋まるくらいの量になります。
子連れキャンプでは、この基本セットに「子どもの分」を足していってください。
キャンプ用品やポータブル電源など、買うと高額で、一時的に使うだけのものは、レンタルを活用するのもおすすめです。
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初回レンタルから使え、1ポイント=1円ですべての商品に使えるので、ぜひこの機会にレンタルも検討してみてください。
テント・寝袋・マット・ポータブル電源などいろいろ!
このリストに加えて、この記事では子連れだからこそ足したいものに絞って紹介します。

大人の必需品に、子どもの分として足しておきたいものを7つにまとめました。
子どもは想定以上に服を汚し、初めての場所では食事や寝つきも乱れがちです。
着替えや肌ケア用品、食事、常備薬から遊び道具まで、「現地の売店では手に入らないもの」を優先して選んでいます。
▼子ども用に追加したい持ち物リスト
特に、子どもにとっては大切なぬいぐるみやおやつ、備えとして必要な健康保険証や母子手帳は、忘れやすいので注意してください。
出発前にこのリストを確認しておけば、当日も安心してキャンプを大いに楽しめますよ。

着替えは1日あたり1〜2セット多めに、靴は予備を1足、タオルは体拭き用とは別に手足を拭く用を用意してください。
泥遊びや水遊び、食べこぼしで、子どもの服は想定の倍のペースで汚れていきます。
筆者も子連れキャンプへ行ったことがありますが、非日常な環境で子どもの気持ちも大きくなっています。
遊び方が激しくなったり、普段使用しないテーブルで食事するので食べこぼしが多くなったりしました。
また、山や海などの自然では、夜は昼間との気温差が大きいので、長袖長ズボンを1組入れておくと冷え対策にもなるでしょう。
靴はサンダルを水辺用、スニーカーを夜と撤収用と決めておくのがおすすめです。
替えの靴がないと、「足が濡れて気持ち悪い」と言って、子どもの機嫌が悪くなってしまうことも。
子ども1人につきジッパー付きの袋で1日分ずつ小分けにしておくと、暗いテントの中でも迷わず取り出せますよ。

日焼け止めと虫よけは大人用を使い回さず、子ども用を別に用意しましょう。
虫よけに使われるディートという成分は、生後6か月未満の子どもには使えません。
一方、イカリジンという成分の製品には年齢や回数の制限がなく、小さい子どもにはこちらを選ぶ家庭が多いです。
ただし、対象になる虫の種類はディートのほうが広いので、成分をよく確認してください。
帽子はあご紐つきを選ぶと、走り回っても風で飛ばず、日差しから頭を守り続けられます。
子どもは大人より地面に近く、暑さの影響を受けやすいことも、肌ケア用品を子ども用にそろえる理由の1つです。

食器は割れない素材の子ども用を人数分、食事は家で食べ慣れているものを1食分は確保しておきましょう。
筆者もキャンプのときは、基本的には大人も子どもも割れない食器か使い捨ての紙コップなどを使用しています。
初めての場所では食が進まない子が多く、レトルトやふりかけ、パンやおにぎりなど普段から食べ慣れた食べ物があると安心して食べてくれます。
飲み物は水筒に加えて、小さい子にはストローマグがあると自分で飲めるので便利です。
アレルギーがある子の食事は、キャンプ場の売店で代わりが手に入らない前提で、必ず家から持って行ってください。
普段使っている解熱剤やかゆみ止め、絆創膏・消毒液・ポイズンリムーバーを、受診に必要なものと一緒にまとめておきます。
受診に必要なものは、マイナ保険証(マイナンバーカード)と、子どもの医療証です。
ただし、子どもの医療証は、住んでいる自治体の外では原則そのまま使えません。
いったん自己負担し、帰宅後に払い戻しを申請する流れが一般的です。
県外では窓口で使えなくても、帰宅後の払い戻し申請には医療証と領収書が必要になるため、医療証(またはコピー)を持って行き、領収書は必ず保管しておきましょう。
また、母子手帳があれば、外出先の医療機関に予防接種の記録やこれまでの健康状態を正確に伝えられます。
アレルギーは母子手帳の必須項目ではないため、おくすり手帳や、薬の名前・症状を書いたメモを添えておくと安心です。

ウェットティッシュは手口拭き用と除菌用の2種類、ビニール袋は汚れ物・ゴミ・おむつ用に分けて持って行きましょう。
キャンプ場は水場が離れていることが多く、食事の前後やトイレの後、遊んだ後の手拭きに多く使います。
また、おむつは消臭袋に入れておくと、車内やテントににおいが広がりません。
施設ごとにゴミ分別のルールが異なるため、おむつの指定がなければ持ち帰る前提で、袋は多めに用意しておきましょう。
ジッパー付きの袋を大小10枚ずつ入れておけば、濡れた水着から子どもが拾った石や花、食べ残しまで何にでも使えます。
筆者は100均で手に入る、ロール式のビニール袋も常備しています。
子ども服が一式入るほどよい大きさで、コンパクトな上にカラビナ付きなので、親のカバンに取り付ければサッと使えて便利ですよ。
寝袋やマットが子どもに合わなくても、家で使っている毛布や枕、ぬいぐるみがあれば寝つきやすくなります。
初めての場所で眠れない原因は寝具の違いというより、安心できるものが手元にないことにある場合も。
においや手触りが家と同じものは、それだけで子どもの気持ちを落ち着かせてくれますよ。
子ども用の寝袋は対応身長が製品ごとに異なり、110〜125cm向けや135〜155cm向けなどに分かれています。
買うなら対応身長を確認して選び、家の毛布で足りる時期なら無理に買う必要はありません。
赤ちゃんや幼児は地面からの冷えを受けやすいので、敷き物は大人より1枚多くしておくのがおすすめです。
子連れキャンプでコットを用意すべきか、マットで足りるかで迷う方は、「キャンプにコットはいらない?必要な人は?メリット・デメリットと代用マットの選び方」で判断基準を確認できます。

遊び道具は、以下のように屋外で使うものとテントの中で使うものの2種類に分けて持って行ってください。
▼屋外用の遊び道具
▼屋内用の遊び道具
天気が崩れるとテントにこもる時間が長くなり、設営や撤収の待ち時間にも遊び道具が効いてきます。
花火を楽しむ際も、施設ごとにルールが異なるため必ず事前に確認してください。
特に火をつかもうとする1〜3歳からは目を離さないで楽しみましょう。
かさばらないものを優先し、子どもに1つずつ自分で選ばせると、荷物が増えすぎずに済みます。
帰省や旅行など、キャンプ以外で子連れの荷物をまとめるときは、「子連れ帰省の持ち物リスト」の記事も参考になります。

必需品ではないものの、あると親の手が空いて、子連れキャンプの強い味方になる持ち物を集めました。
どれも「なくても成立しますが、あると子どもを待たせる時間が減る」アイテムなので、家族の人数と行き先に合わせて選んでください。
▼子連れキャンプにあると便利な持ち物
大型のものは買わずにレンタルするという手もあるので、まずは「あると何がラクになるか」という視点で確認してみてください。

設営や食事の準備を始める前に、子ども専用の居場所を先に作ると意外とラクになります。
ポップアップテント(ワンタッチテント)は広げるだけで数秒から1分ほどで自立し、日よけ・お昼寝・雨宿りなどに使えます。
ワンタッチとはいえ、最初のうちは畳み方に慣れが必要です。
筆者もポップアップテントは持っていますが、広げるのは簡単でも畳むのが難しいので、家での練習は必須と感じます。
出発前に一度、自宅で開閉を試しておくとよいでしょう。
子ども用ローチェアは座面が低く、大人用のチェアから転落する事故を防ぎやすくなります。
メインのテントを立てる前の小さなひと手間で、子どもがご機嫌にキャンプを楽しめるので、試してみる価値はありですよ。
遠くからでも目立つかわいいテント

サイトに水があるだけで、手洗い・うがい・調理の水汲みなどで水場まで往復する回数が減ります。
食事前、遊んだ後、トイレの後と子どもは手を洗う回数が多く、水場が遠いと親が付き添う手間も増えるものです。
容量は3Lから20Lまで幅があり、家族4人の1泊なら5〜10Lほどが使いやすい目安になります。
蛇口が低い位置にあるタイプを選べば、子どもが自分で手を洗えて便利です。
軽くて毎回使う道具なので、これは最初に買っておいてよいアイテムの1つです。

駐車場からサイトまで距離があるキャンプ場では、アウトドアワゴンが1台あると往復の回数が半分になります。
子連れは荷物が多いうえに、片手は子どもと手をつないでおく必要があるため、両手が空く運び方が欠かせません。
アウトドアワゴンは耐荷重が100kg前後の製品が多く、子どもが乗れるタイプなら、それだけで楽しい遊び道具の1つにもなります。
ただし、畳んでも本体が大きく重さが11kgを超えるものもあるため、車に積むスペースを取る点は覚えておいてください。
使うのが年に数回なら、買わずにレンタルで済ませる家庭も増えていますよ。
濡れた服や泥だらけの靴、使い終わったタオルを他の荷物と分けておくためのバッグです。
帰りの車内で濡れ物が他の荷物や座席に染みると、帰宅後の片付けが倍に増えてしまいます。
容量は宿泊日数と子どもの人数から、1日分の汚れ物がまとめて入るサイズを選んでください。
ジッパー付きの袋より一回り大きいものがあると、水着とタオルをまとめて放り込めてラクですよ。
専用品でなくても、大きめのビニール袋やナイロン製のランドリーバッグで十分に代用できます。
見た目を気にしなければ、大きめのスーパーの袋が活用でき、使い終わったらそのまま捨てられるので便利です。

ロープ1本と洗濯ばさみがあれば、水遊びの後の水着やタオルをその場で乾かせます。
子連れは濡れ物が毎日出るので、現地で乾かせると翌日の着替えを減らせて荷物も軽くなるでしょう。
タープのポールの間やテントのガイロープに張り、夜露で逆に濡れないよう夕方には取り込んでください。
張ったロープに子どもが引っかかって転ぶことがあるため、子どもの目線より高い位置か、目立つ色のロープを使いましょう。
洗濯ばさみは小物を干す以外にも、袋の口を留めたりテントの入口を仮留めしたりと出番が多い便利アイテムです。
キャンプ場は電波が弱く、スマホが電波を探し続けるせいで電池の減りが普段より早くなりがちです。
また、周囲にコンビニなどもない場合が多く、スマホやランタンの電池が切れてしまうと、連絡手段も閉ざされてしまいます。
特に子連れの場合、夜間に緊急連絡先へ電話できない事態は、親としても焦りますよね。
モバイルバッテリーや予備電池など、家族分のスマホを1回ずつ充電できる容量を目安に準備してください。
ランタンやヘッドライトの予備電池は、機種ごとに電池の型が違うので、それぞれの型番を事前に確認しましょう。
出発前日に全部を満充電にすることを、持ち物リストの最後の項目に入れておくことも大切です。

夏や冬場、赤ちゃん連れのキャンプの場合、モバイルバッテリーよりもポータブル電源の方が安心かもしれません。
赤ちゃんや幼児がいると、夜泣きの対応や授乳で夜間の明かりと電源が必要になり、モバイルバッテリーでは足りなくなる可能性も。
ただし、ファミリーキャンプであれば容量は最低でも600Wh程度は必要なため、本体は4万円〜、重さも7〜10kg前後が目安です。
年に数回のキャンプなら借りて使うのがお得でしょう。
借り方の流れは「ポータブル電源のレンタル方法は?おすすめサービスやメリット・デメリットを解説」を参考にしてください。

レジャーシート1枚とブランケット1〜2枚があると、テントの外でもくつろげるスペースができます。
椅子に長く座っていられない子どもは、地面に直接座ったり寝転んだりできる場所があると安心できるでしょう。
ブランケットは昼寝のかけ物、夕方の冷え対策、帰りの車内の毛布と1枚で何役もこなします。
春や秋は日が落ちると一気に冷えるため、ブランケットは人数分の用意でちょうどいいでしょう。
どちらも家にあるもので十分なので、新しく買うより先に、押し入れにないか確認してみてください。

子どもの年齢が上がると、おむつやミルクのように減るものと、体験用の道具のように増えるものがあります。
赤ちゃんは「家と同じ環境に近づける」、幼児は「安全と退屈への備え」、小学生は「自分で管理する道具」が持ち物の中心になります。
▼【年齢別】子連れキャンプの持ち物
年齢に合わせて持ち物を組み替えると、不要な荷物を増やさずにすみます。

赤ちゃん連れの場合は、食事と寝床を家と同じ状態に近づけることを意識しましょう。
▼赤ちゃん連れで足す持ち物
ミルクの準備が必要な家庭は、粉よりも液体タイプがおすすめです。
液体ミルクなら水もお湯もいらず、屋外で調乳する手間がないので、外出や赤ちゃん連れのキャンプと相性がよいです。
おむつは1日の使用量×日数分に予備を数枚足し、売店では買えない前提で持って行きましょう。
虫よけは生後6か月未満に使えない製品があるため、赤ちゃんには蚊帳やベビーカー用のネットで物理的に防ぐほうが確実です。
赤ちゃんは大人より地面に近く体温調節も未発達なので、寝床の敷き物は大人より厚めにしてください。
この時期の子どもは、お手伝いをしたがったり、じっとしていられず飛び出したり、暇でぐずり出したりと、特性によってさまざまです。
ちょっとしたアイテムで子どもの欲求を満たしてあげられると、キャンプもより一層楽しくなります。
▼幼児連れで足す持ち物
薪運びやテントの設営などの簡単な手伝いは、軍手をつけるだけで手のけがが減り、安全にキャンプならではの体験が楽しめます。
この年齢は遊びに夢中になると親の視界から消えることもあるので、到着したら近辺を一緒に歩いて、「ここから先へは1人で行かない」という境界を決めておくことが大切です。
名札や連絡先カードは服の内側に付けておくと、万が一はぐれても声をかけてもらいやすくなるでしょう。
普段食べないようなキャンプ飯にワクワクする子もいれば、食べ慣れた食事を好む子どももいます。
子どもの性格に合わせて食事の用意を変えたり、おやつだけはいつもの分量を用意したりしておくとよいでしょう。

小学生連れは、自分の荷物を自分で管理させることで、親の持ち物を減らせる時期です。
▼小学生連れで足す持ち物
出発前に持ち物リストを一緒に作り、自分のリュックに詰めさせると、それ自体がキャンプの学びになります。
海や川がある場所へ行く場合は、必ず子ども用のライフジャケットを持っていってください。
水辺で遊ぶ予定をしていなかった場合でも、子どもが「遊びたい」と言って、急遽予定が変わることもあります。
ライフジャケットは、体に合ったサイズで股下ベルト付きのものを選び、ぶかぶかのまま着せるのはNGです。
昆虫が好きな子は、ぜひ虫かごや虫取り網を忘れずに。
自然の中で知らない生き物に出会える、ワクワクする体験ができます。
料理が好きな子は、子ども用の包丁やピーラーがあるとけがが防ぎやすくなる上に、普段やらない屋外クッキングが楽しめます。
焚き火の手伝いは子ども用の軍手を着け、大人が隣にいるときだけと決めておきましょう。

子どもは大人より暑さと寒さの影響を受けやすく、季節ごとに持ち物を決めておくと当日の急激な気温の変化にも対応できます。
夏は暑さ・虫・水辺、冬は冷えと一酸化炭素、春・秋は昼夜の寒暖差と、季節ごとに備える相手がはっきり変わります。
▼【季節別】子連れキャンプの持ち物
季節によって持ち物がかなり変わるため、行く季節のリストをよく確認してください。

▼夏に足す持ち物
夏は暑さ・虫・水辺の3つへの備えが持ち物の中心です。
身長の低い子どもは地面からの照り返しの影響が大きく、大人の顔の高さで32℃のとき、子どもの顔の高さでは35℃程度になるとされています。(出典:こども家庭庁)
帽子やハンディファンなどの暑さ対策をしっかり行ってください。
また、のどの渇きを訴える前にこまめに水分を取らせ、暑さ指数(WBGT)が28以上の日は日中の外遊びを控えましょう。
川遊びの持ち物は「川遊びに必要な持ち物リスト19選!必需品・便利グッズ・子連れの準備をまとめて解説」でまとめています。

▼冬に足す持ち物
湯たんぽやカイロは、肌に触れ続けると低温やけどを起こします。
子どもは皮膚が薄く重症化しやすいので、寝る前に湯たんぽを布団から出し、カイロも肌に直接当てないでください。
テントの中でストーブや炭を使うのは、後の注意点の章で触れるとおり一酸化炭素中毒の危険があるため避けましょう。
暖を取るなら寝袋の性能と重ね着、マットの枚数で対応するのが基本です。
冬のテント泊は難易度が高いので、初めての子連れキャンプなら春や秋、または通年営業のコテージから始めるほうが安心できます。
▼春・秋に足す持ち物
春と秋は、昼と夜の寒暖差に備える持ち物を足せば、子連れにいちばん向いた季節です。
日中は半袖で過ごせても、日が落ちると一気に冷えます。
「厚手の上着を1着持っていけばよかった」というのは、経験者の失敗談で最も多い声です。
子どもは体温調節が難しいので、大人より1枚多めに、脱ぎ着しやすい前開きのものを選んでください。
普段の暮らしよりも自然豊かな場所へ行くことを考えて、花粉対策や虫よけ対策にも念入りに準備しておきましょう。

キャンプでの事故は毎年のようにニュースを目にするので、不安になる方も多いですよね。
ここでは消費者庁や警察庁、こども家庭庁などの注意喚起をもとに、子連れキャンプで押さえたい7つのルールをまとめました。
区画選び・火・一酸化炭素・体調・夜間・緊急連絡先と、場面ごとに「大人が先に決めておくこと」に絞っています。
▼子連れキャンプで事故・体調不良を防ぐための注意点
どれも特別なことはいらず、事前の確認だけで防げるものばかりです。

予約の段階で、川や池のすぐそば、斜面の下、場内の道路沿いを避け、管理棟やトイレに近い平らな区画を選んでください。
こども家庭庁のまとめでは、中学生以下の子どもの水難による死者・行方不明者の約57%が河川で起きています。(出典:こども家庭庁)
大人の膝くらいの浅さでも流れが速ければ子どもは流されますし、周りに深みが隠れていることもあります。
水遊びをするなら大人も子どももライフジャケットを着用し、大人は子どもより下流側に立ちましょう。
雨の予報があるときは、川の近くや中州は鉄砲水などの増水で危険になるため、早めの撤収を判断してください。
場内の道路沿いは、他のキャンパーの車が出入りするので、小さい子が飛び出す心配がない区画を選びましょう。

焚き火台やコンロの周り1〜2mを「入らない場所」と決め、チェアやワゴンなどで物理的に区切ってください。
消費者庁でも、子どものバーベキュー中のやけどに関する事例や注意喚起を取り上げています。(出典:消費者庁)
片付け中に熱い鉄板に手をついたり、砂に隠れた炭を踏んだりして、通院が必要になるやけどが報告されています。
他にも、竹串をくわえて遊んでいて喉に刺さった事例もあり、火だけが危険ではないと分かるでしょう。
火のそばで走らせないことに加え、串は大人が管理し、着火剤やライターは手の届かない場所に置いてください。
万が一やけどをしたらすぐに流水で冷やし、水ぶくれができたら医療機関を受診しましょう。
火を消した後も、鉄板・網・炭は長い時間熱いままなので、片付けは子どもを別の居場所に移してから始めましょう。
炭は指定の灰捨て場へ持って行き、決して砂や土に埋めて済ませないようにしてください。
使用済みの炭を入れた容器を子どもが両手で持ち、手をやけどした事例もあります。
子どもがお片付けを手伝いたがった場合は、食器の片付けやゴミの分別など、安全な作業を最優先してください。
片付けや撤収作業は子どもから目を離しがちになってしまうので、大人1人が子どもの遊び相手になり、役割分担するのが安全です。

換気が不十分なテントや車内では、炭・石油ストーブ・ガスコンロ・燃焼式ランタンを使わないでください。
燃焼で発生する一酸化炭素が室内にたまり、中毒に至るおそれがあるためです。
実際に、換気の悪いバンガローで七輪を使い2人が亡くなった事例もあります。(出典:NITE)
暖を取るなら、湯たんぽ・カイロ・厚手の寝袋とマットの重ね敷きで対応しましょう。

小さな子どもは不調を言葉にできないので、顔の赤さ・汗の量・手足の冷たさ・かゆがる仕草を定期的に確認しましょう。
▼子どもの体調チェックのタイミング
子どもは体温調節の機能が未発達で、暑さや寒さの自覚症状を伝えられません。
のどの渇きを訴える前に水分を取らせることが熱中症を防ぐ基本です。
日没後に手足が冷たくなっていたら、上着や靴下を足してください。
子どもは、非日常の楽しさにテンションが上がって、調子の悪さに無自覚なこともあります。
ぜひ、簡単にでも親が定期的に子どもの体調をチェックしてあげてくださいね。

夜のトイレ・水場・散歩は、必ず大人が付き添うようにしてください。
街灯のない暗闇ではガイロープやペグ、焚き火の跡、段差が見えず、隣のサイトとの境界も分かりません。
ヘッドライトを持たせたから1人でも大丈夫、という判断は迷子やけがにつながります。
寝る前にトイレを済ませ、テントの入口に光る目印を付けておくと、夜中に起きても戻る場所が分かりやすくなります。
名札や連絡先カードは、昼だけでなく夜のトイレのときも身につけさせてください。
テントの出入口を小さな子どもが1人で開けにくい向きにしておくのも、夜中に勝手に外へ出てしまうのを防ぐ工夫の1つです。
キャンプの予約をしたら、救急対応をしている最寄りの医療機関と、キャンプ場の夜間の連絡先を調べておきましょう。
夜間の管理体制も一緒にスマホのメモに入れておくと、いざというときに探さずに済みます。
山あいのキャンプ場は電波が弱く、いざ調べようとしてもつながらないことがあります。
管理人が夜間に常駐しない施設もあるので、緊急時に誰へ連絡するかは到着時に確認しましょう。
マイナ保険証や医療証、母子手帳、常備薬をひとまとめにしておけば、受診の際に慌てずに済みます。
何も起こらず帰れることがほとんどですが、子連れキャンプでは子どもの万が一のためにも、備えておく方が親の余裕につながります。

キャンプ用品はすべて新しく買う必要はありません。
「使う頻度」「値段」「大きさ」の3つで、家にあるもので済ませるもの、買うもの、借りるものに分けて考えます。
▼子連れキャンプの持ち物は全部買わなくていい:買う・代用・レンタルもあり
テントだけでも約2万〜9万円はかかるものです。
この切り分けができれば、出費も収納の悩みも軽くなるはずです。

以下のものは家にあるもので十分まかなえます。
▼新しく買う必要のないもの
初めてのキャンプは「今後も続くかどうか分からない」段階なので、代用できるものにはお金をかけないほうが後悔しません。
毛布は春や秋なら寝袋の代わりになり、車内のかけ物やレジャーシートの上でも役に立ちます。
家の食器を持って行くなら、割れない素材のものを選んでください。
家庭用のカセットコンロは屋外向けに作られていないため、風防を用意し、テントの中では絶対に使わないようにしましょう。
以下の用品は、キャンプ以外の場面でも使用することがあるため、買ってしまったほうが早いでしょう。
▼キャンプ用に購入するもの
ウェットティッシュのような消耗品も同じ扱いで構いません。
どれも軽くてかさばらず、値段も手ごろです。
子ども用ローチェアは公園や運動会で使え、ヘッドライトは防災用品としても役立つでしょう。
毎回使うものをその都度レンタルするのは、手配の手間のほうが大きくなります。
1回目のキャンプで「これは毎回使いそう」と感じたものをメモしておき、2回目の前に買い足すのがおすすめです。

初めての子連れキャンプの場合は、以下のものはレンタルが向いています。
▼買うよりレンタルが向いているもの
大きくて高価なもの、または季節限定でしか使わないものに絞っています。
年に数回の利用なら購入より安く済み、使った後に乾かして保管する手間もかかりません。
キャンプ場直営のレンタルなら、テント1泊で4,000〜5,500円ほどが相場です。
買う前に家族に合うかを試せるので、「買ったのに使わなくなった」という失敗も避けられるでしょう。
レンタルプラットフォーム「SUUTA(スータ)」では、キャンプ用品を必要な日数だけ借りられます。
テント・寝袋・キャリーワゴン・ポータブル電源・焚き火台のほか、バウンサーや抱っこ紐などのベビー用品も出品されています。
「今回が初めてのキャンプで、今後家族の定期的なイベントになるかどうかはわからない」という方はぜひ検討してみてください。
テント・寝袋・マット・ポータブル電源などいろいろ!

最後に、子連れキャンプの準備で迷いやすい疑問をまとめました。
予約前に目を通しておくと、当日「聞いておけばよかった」と思う場面を減らせます。
▼子連れキャンプの持ち物に関するよくある質問
公的な決まりはなく、経験者やアウトドアメディアの間では3歳前後を目安にする声が多いです。
3歳ごろになると意思の疎通ができ、「火に近づかない」といった簡単な約束を守れるようになります。
0〜2歳でも準備をすれば行けますが、初回はコテージやバンガローと組み合わせる家庭が多いです。
年齢ごとの持ち物は前の章で紹介しているので、お子さんの年齢に合わせて確認してみてください。
テント泊のハードルが高いと感じる時期は、設備がそろったグランピングから始めるのも1つの方法です。
「就寝時間後の声」「ゴミの分別」「区画からはみ出さない」「焚き火台を放置しない」、この4つを守れば大きな迷惑にはなりません。
記載がないにもかかわらず、おむつを他のゴミと混ぜて出すのはNGです。
分別ルールに従い、おむつの指定がなければ持ち帰りましょう。
就寝時間は施設ごとに異なります。
夜泣きが心配なら、予約時に隣のサイトと距離を取れる区画やファミリー向けのエリアを選ぶと気が楽になります。
キャンプのマナーの基本は「来たときよりも美しく」で、撤収時に区画を元の状態に戻すことが最低限の約束です。
薪・炭・着火剤・ガス・軍手・調味料・飲み物・氷・簡単な食品や日用雑貨は、売店でそろうことが多いです。
一方でおむつ・粉ミルク・子ども服・常備薬は、大手キャンプ場の売店でもなかなか取り扱っていません。
子ども用品は自分で用意するものと考えておきましょう。
予約のときに売店とレンタルの有無、営業時間を確認しておくのも忘れずに。
子ども用品だけは「忘れたら代わりがない」ものとして、チェックリストの一番上に置いてくださいね。

キャンプ用品の準備は、基本の必需品に子ども用の追加分を足し、年齢と季節で調整すれば、子連れでも心配は小さくなります。
火・水辺・暑さ寒さ・夜間の線引きが分かっていれば、初めてでも落ち着いて楽しめるでしょう。
テントやタープなど、大きなものは借りると決めれば、出費も収納の悩みも軽くなります。
レンタルプラットフォーム「SUUTA(スータ)」なら、必要な日数だけ借り、続きそうなら買い足せば十分です。
テントの広さやワゴンの積みやすさなど、この記事で触れた「家族に合うかどうか」を実際に使って確かめられるので、買ってから後悔しにくくなります。
ぜひ、身軽な荷物で子連れキャンプへ出かけてみてくださいね。
テント・寝袋・マット・ポータブル電源などいろいろ!