テントサウナとは、耐熱テントと専用ストーブを用い、屋外の好きな場所で楽しめるサウナです。
室温は80~100℃まで上がり、本格的なロウリュも可能で、大自然の川や湖にダイブする圧倒的な開放感と、周りを気にせず仲間とくつろげるプライベート空間が最大の魅力です。
この記事ではテントサウナについて、初心者向けに魅力や具体的な始め方を解説します。
また、必要な道具やおすすめメーカーについても触れています。
この記事を読めばテントサウナの魅力を知り、自分に合った始め方が見つかるでしょう。
テントサウナを始めたい方は、ぜひ最後までお読みください。
INDEX
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テントサウナとは、耐熱性の専用テントを使用し、キャンプ場や湖畔など屋外で楽しめる持ち運び可能なサウナのことです。
大自然の中で体を温めた後、そのまま川や湖へダイブする非日常感から、多くの愛好家を魅了しています。
日本でテントサウナが流行した背景には、近年のサウナブームとアウトドアブームの広がりがあります。
さらに、2020年以降のコロナ禍において、不特定多数の人との接触を避けつつ、家族や友人とプライベートな空間でリフレッシュできるアクティビティとして注目され、一気に認知度が上昇しました。
▼テントサウナについて解説
ここからは上記の視点から、テントサウナについてより詳しく解説します。
テントサウナを体験してみたいなら、短期間だけのレンタルもおすすめです。
テントサウナはレンタルプラットフォーム「SUUTA」でもレンタルできます。
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外気浴でととのうならチェアも必須!

テントサウナの基本的な構造はシンプルで、耐熱性・断熱性に優れた専用テント内にストーブを設置し、空間全体を高温に保つ仕組みとなっています。
主流となっているのは薪ストーブで、テントの天井や窓から排気用の煙突を外に出して燃焼させます。
一見すると簡素な造りですが、熱を逃がしにくいテントと火力の強いストーブを組み合わせることで、施設サウナに匹敵する室温を作り出すことも可能です。
また、電源がある場所やイベントなどでは、煙が出ない電気ストーブを使ってテント内を温めるケースもあります。
テントサウナの醍醐味といえば、ストーブの熱だけでなく「ロウリュ」による蒸気浴を存分に楽しめることです。
ロウリュとはサウナの本場フィンランド発祥の入浴法で、ストーブの上で熱々になったサウナストーンに水を掛けて一気に蒸気を発生させます。
テント内に蒸気が充満することで湿度と体感温度が上がり、体の芯から気持ちのよい発汗が促されるのが特徴です。
また、サウナ用として使用できるアロマ製品を水に加えれば、テント内が心地よい香りで満たされ、さらなるリラックス効果を味わえるのも大きなメリットです。

施設サウナとテントサウナの決定的な違いは、「自然環境との一体感」と「圧倒的なプライベート感」にあります。
中でも最大の魅力は、自然を丸ごとサウナ体験に取り入れられることです。
テント内でしっかり温まった後は、目の前にある川や湖へ天然の水風呂として利用し、木々のざわめきや風を感じながら極上の外気浴(ととのいタイム)を味わえます。
季節によって変化する自然を五感で楽しめるのはテントサウナならではです。
また、周囲を気にせず楽しみやすいプライベート感のある空間であるため、周りを気にする必要がありません。
水着着用で男女や家族と一緒に楽しめたり、好きな音楽を流して自由に会話できたりするのも魅力です。

製品やストーブ、外気温などによって異なりますが、80~100℃程度まで上がる製品もあります。
これは一般的な施設サウナの設定温度(90~100℃)とほぼ同じであり、テントという簡易的な構造でありながら本格的なサウナ体験が可能です。
ただし、屋外で使用するため、外気温や風の影響を受けて温度が上がりにくい、あるいは安定しにくい場合もあります。
どうしても温度が上がりきらないときは、ロウリュを行ってテント内の湿度を上げるのがコツです。
湿度が上がると体感温度も一気に上昇するため、熱さを感じながら汗をかけます。

| 値段相場 | 特徴 |
| 5万円以下 | 1~2人用の小型モデル。まずは試したい初心者向けだが、保温性・耐久性は控えめ。 |
| 5~15万円 | 2~4人用。テントの厚みやストーブの火力が向上し、本格的なサウナが楽しめる標準的な価格帯。 |
| 15万円以上 | 4~6人以上の大型モデル。高品質な断熱材や高火力ストーブを備え、上級者向け。 |
テントサウナ一式(テント・ストーブ等)を購入する場合、価格はサイズや素材、ストーブの性能によって大きく異なります。
5万円以下の手頃なモデルは、ソロや2人で気軽に始めたい初心者向けですが、冬場の保温力にやや課題が残ります。
一方、最も人気が高い5~15万円の中価格帯になると、生地の断熱性やストーブの火力が上がり、本格的なロウリュや安定した温度管理が可能です。
15万円以上の高価格帯は、過酷な自然環境でも使える高い耐久性と、施設サウナさながらの熱効率を誇ります。
このような違いから、自分の用途や予算に合わせて選ぶのがポイントです。
一式で10万円を超えるテントサウナをいきなり買うのが不安なら、まずはレンタルプラットフォーム「SUUTA(スータ)」でテントと薪ストーブのセットをレンタルして、温まり方や設営の手間を確かめるのがおすすめです。
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一般的なキャンプ用テントを改造してテントサウナを自作するのは、命に関わる重大な事故につながる恐れがあるため、絶対にやめましょう。
理由は大きく2つあります。
1つ目は火災の危険です。
一般的なキャンプ用テントは、サウナストーブの高温や煙突から伝わる熱を想定した構造ではありません。
生地が溶けたり一気に発火したりする危険があります。
2つ目は一酸化炭素中毒の危険です。
テントサウナ専用品は、ストーブの燃焼に必要な酸素量を計算して安全な換気口が設計されています。
素人の改造では不完全燃焼を起こしやすく、無色無臭の一酸化炭素が充満して最悪の場合は死に至る危険性があります。
安全のため、必ずテントサウナ専用品を使用してください。

テントサウナなら、絶景の中に自分だけのサウナを作り、温度や湿度、音楽まで自分好みに調整できます。
水着着用で家族や男女グループと一緒に入れて、ととのった直後にサ飯やドリンクを楽しめるのもテントサウナならではです。
一般的な温浴施設のサウナにはない、テントサウナの5つのメリットは以下のとおりです。
▼テントサウナの魅力:施設サウナにはない5つのメリット
まとめると、テントサウナの魅力は「場所も環境も一緒に入る相手も、すべて自分で選べる自由度」といえます。

テントサウナ最大の魅力は、屋外の好きな場所に持ち運び、大自然の中に自分専用のサウナ空間を作れることです。
森の木々に囲まれたキャンプ場や、見晴らしのよい湖畔、せせらぎが聞こえる清流のそばなど、お気に入りの絶景ロケーションを選べます。
鳥のさえずりや川の音をBGMにしながら汗を流し、大自然の天然水風呂でクールダウン。
そして澄んだ空気や風を全身で感じながら外気浴を楽しむという、自然と一体化した贅沢なリラクゼーションは、テントサウナだからこそ味わえる特権です。

施設サウナではお店の設定に従うしかありませんが、テントサウナならすべての環境を自分好みにカスタマイズできます。
「今日は高温でしっかり汗をかきたい」「低温でじっくり温まりたい」などの要望に合わせて、ストーブの温度やロウリュの頻度も自由自在。
さらに、好きなアロマを持ち込んで香りに癒やされたり、スピーカーでお気に入りの音楽を流したりして楽しめます。
誰にも気を遣わず、自分のコンディションに最適なサウナ環境になるでしょう。
テントサウナは周囲を気にせず楽しみやすいプライベート感のある空間なので、自分のペースで好きなだけサウナを満喫できます。
公共のサウナ施設では、他人の視線や話し声、混雑具合、時間制限などが気になって心からリラックスできないことがあります。
しかし、テントサウナなら他人に気を遣うことなく、寝転がったり、会話を楽しんだりと自由です。
また、不特定多数の人が利用する場所ではないため、衛生面が気になる方でも安心です。
清潔さを自分で管理でき、ストレスフリーな環境で深い「ととのい」に没入できます。

一般的な温浴施設のサウナは男女別々に入るのが基本ですが、テントサウナは水着や濡れてもいいTシャツなどを着用して入るため、男女一緒にサウナを満喫できます。
家族やカップル、友人グループなどで同じ空間を共有し、自由に会話を楽しみながら汗を流せるのは、テントサウナならではの大きなメリットです。
また、施設でありがちな「サウナ室の順番待ち」などもなく、気心の知れたメンバーだけで気兼ねなくリラックスできます。

サウナ後の食事は「サウナ飯(サ飯)」と呼ばれますが、テントサウナならサ飯やドリンクを自由なタイミングで思う存分楽しめます。
サウナで大量の汗をかいて水分や塩分が失われると、味覚が研ぎ澄まされて食事が格段に美味しく感じられます。
また、公共の施設とは違い、館内の飲食ルールや食堂の順番待ちを気にする必要がありません。
サウナの合間に持ち込んだ冷たいドリンクで乾杯したり、外気浴でととのった直後に大自然の中でキャンプ飯やバーベキューを楽しんだりと、自由度は無限大です。
最高のコンディションで、自分好みのサ飯をすぐに味わえるのは大きな魅力です。

圧倒的な開放感と自由度を誇るテントサウナですが、導入や維持にあたってのデメリットも存在します。
一式そろえると10万円を超えることも珍しくありません。
設営・撤収や使用後の乾燥、薪ストーブの灰掃除といった手間も毎回かかります。
購入前に知っておきたいテントサウナのデメリットは、以下の5つです。
▼テントサウナのデメリット
言ってしまえば、テントサウナのデメリットは大きく「費用・手間・保管場所・天候」の4つ。
いずれも購入前に、自分の環境で無理がないか確認しておきたいポイントです。

テントサウナを自分の道具として購入する場合、どうしても初期費用が高額になりがちです。
テントとストーブのセットだけでも安くて数万円、本格的なモデルになれば10~15万円以上の出費となります。
さらに、サウナストーンやベンチ、ロウリュ用のバケツ・柄杓、一酸化炭素チェッカーなどの周辺アイテムをすべてそろえるとなると、さらに費用がかさむでしょう。
一回の施設利用料と比べるとハードルが高く感じられますが、頻繁に利用したり、大人数で割り勘したり、長期的な趣味として考えれば、結果的にコストパフォーマンスが高くなる場合もあります。
初期費用が高いと感じるなら、レンタルプラットフォーム「SUUTA(スータ)」でテントサウナをレンタルして、まずは体験してから購入を判断するのがおすすめです。
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テントサウナの設営と撤収はすべて自力で行う必要があるため、手間と時間がかかります。
特に最初のうちは、テントの組み立てや薪ストーブの設置・煙突の固定などに苦労しやすく、準備だけで30分~1時間ほどかかることも珍しくありません。
また、使用後もすぐに片付けられるわけではなく、ストーブが完全に冷めるのを待ち、カビや匂いを防ぐためにテントを乾燥させる手間もかかります。
慣れれば手際よくできるようになりますが、施設サウナのように「行ってすぐに入れる・終わったらすぐ帰れる」手軽さがない点は、覚悟しておく必要があります。

テントサウナを安全かつ長く使うためには、使用後の定期的なメンテナンスが欠かせません。
テント生地はナイロンやポリエステルなどの軽量素材が多いため、使用後に濡れたまま放置すると、すぐにカビが生えたり異臭の原因になったりします。
そのため、毎回しっかりと乾燥させてから収納する手間がかかります。
また、薪ストーブは使用するたびに灰を掃除し、煙突に溜まったすすを取り除くメンテナンスが必要です。
これを怠ると、煙突が詰まって一酸化炭素中毒の原因になるなど危険が伴います。
こまめなお手入れを楽しめれば、テントサウナを継続しやすくなるでしょう。

テントサウナ一式は、折りたたんでもそれなりの重量と体積になります。
こうした特徴から、自宅に保管するための十分な収納スペースと、キャンプ場などへ運ぶ際の車が必須です。
テント本体に加えて、かさばる薪ストーブ、煙突、数十キロになるサウナストーン、薪、その他の周辺道具を合わせると、車のトランクはかなり占領されます。
また、薪ストーブは使っていくうちに焦げたような匂いが定着するため、自宅の中で保管すると匂いが気になりやすいという難点もあります。
屋外の物置やガレージなど、匂いが気にならない適切な保管場所を確保できるか、購入前に確認が必要です。

屋外で行うテントサウナは、自然環境の恩恵を受けられる反面、天候に大きく左右されるというデメリットがあります。
特に風は大敵です。
強風の日はテントが飛ばされたり、ストーブの火の粉が舞って火災につながったりする危険があるため、設営を中止せざるを得ない場合があります。
また、雨の日はテントの撤収や帰宅後の乾燥作業が大変です。
さらに、外気温の影響も受けやすく、真冬の寒冷地ではストーブの火力を上げてもテント内が十分な温度に達するまで時間がかかり、薪の消費量も増えます。
予定していた日に必ずしもベストな状態でサウナができるとは限らない点は理解しておきましょう。

テントサウナの醍醐味は、設営から火入れ、サウナ、水風呂、外気浴まで、すべてのアクティビティを自分たちで作って楽しむことにあります。
ここでは、一般的なテントサウナの一連の流れと、1回に入る時間の目安を紹介します。
▼テントサウナの楽しみ方
テントサウナを始めるための第一歩は、テントの設営とストーブへの火入れです。
まずはテントを広げて組み立て、中に薪ストーブを設置して煙突を固定します。
設営自体は慣れれば20分程度で完了する製品もあります。
その後、薪に火をつけてストーブを燃焼させますが、テント内がサウナとして十分な温度に温まるまでには、およそ30~40分ほどかかります。
そのため、設営開始からサウナに入れるようになるまでは、ストーブの性能や外気温などによって異なりますが、トータルで約1時間ほど見ておくのが目安です。
火入れをして温まるのを待っている間に、水風呂の準備をしたり、外気浴用のイスをセッティングしたりして気分を高めましょう。

テント内が十分に温まったら、いよいよサウナへ入ります。
ここで楽しみたいのが、サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」です。
熱々のストーンに柄杓(ひしゃく)で少しずつ水をかけると、ジュワーッという心地よい音とともに蒸気が一気に立ち上ります。
テント内に蒸気が充満することで体感温度と湿度が上がり、滝のような汗をかけます。
水にサウナ対応のアロマを入れたり、白樺の枝葉を束ねた「ヴィヒタ」を使ったりして、香りを楽しむのもおすすめです。

テントサウナで体が芯まで温まったら、水風呂へ向かいましょう。
キャンプ場などの屋外では、川や湖を水風呂代わりに利用できる場合があります。
施設サウナとは異なり、大自然の中にダイブしてもマナー違反にはなりにくいです。
ただし、急激な温度変化は心臓に負担をかけ、ヒートショックと呼ばれる健康被害につなが可能性もあります。
川や湖に入る場合は、水位や流れ、体調に気をつけましょう。
もし川や湖に入れない場所であれば、近くの水道から水を引いて簡易的な水風呂プールを設置しておくのがおすすめです。
川遊びをするときに必要な持ち物リストは、以下の記事にまとめています。

水風呂で体を冷やした後は、体の水気をタオルで拭き取り、アウトドアチェアやコット(簡易ベッド)に座って休憩します。
大自然の中で風に吹かれ、木々のざわめきや鳥のさえずりを聞きながら目を閉じると、じんわりと体が温かくなり、深いリラックス状態が訪れます。
施設サウナの限られた休憩スペースとは違い、澄んだ空気の中で寝転がったり、雄大な景色を眺めたりと、自然と一体になりながら極上のリフレッシュタイムを味わえるでしょう。
外気浴でととのうならチェアも必須!
ゆったり横になれるワイドタイプも!
外気浴で使うアウトドアチェアの選び方は、以下の記事で詳しく紹介しています。

▼楽しみ方の例
サウナの入り方に決まった時間はありませんが、初めて利用する場合は、無理をせず短時間から始めることが大切です。
例えば、サウナ8~12分、水風呂30秒~1分、休憩5~10分程度を1セットの目安として、自分の体調に合わせて調整するとよいでしょう。
慣れてきた場合でも、必ずしも3セット行う必要はありません。
体調を確認しながら、無理のない範囲で楽しみましょう。

テントサウナは、テントとストーブ以外にも必要なものがあります。
火を起こして温度を保つ薪や着火剤、ロウリュ用のバケツや柄杓、そして一酸化炭素チェッカーや耐熱手袋などの安全用品まで、そろえるべき道具は意外と多いです。
▼テントサウナに必要なもの一覧
ここでは、それぞれの視点から具体的に必要なものを紹介します。

▼基本機材
上記はテントサウナを行ううえで欠かせないアイテムです。
テントやストーブはもちろんのこと、ロウリュ用のサウナストーンは必ず専用のものを用意してください。
周囲に落ちている川原の石などは、種類や含水状態によっては、熱すると内部の空気が膨張して爆発・破裂する恐れがあり危険です。
また、風でテントが飛ばされないよう、設営場所の地面に合った丈夫なペグとハンマーも必ず用意しましょう。

▼火起こし用品
火起こし用品は、薪ストーブで火を起こし、温度を維持するための道具です。
薪は着火しやすい「針葉樹」と、火持ちがよい「広葉樹」を組み合わせて使うとスムーズに温度管理ができます。
ガスバーナーや着火剤があると火起こしの時間を大幅に短縮可能です。
また、燃えている薪を安全に扱うための火バサミや、撤収時に灰を処理・持ち帰るためのスコップと火消し壺もアウトドアのマナーとして必須になります。

▼ロウリュ用品
ロウリュ用品は、テント内でのサウナ体験を格上げするためのアイテムです。
ロウリュ用のバケツと柄杓は専用のものが雰囲気も出ておすすめです。
水にサウナ対応のアロマオイルを入れたり、白樺の枝葉であるヴィヒタを持ち込んだりすれば、香りのリラックス効果がグッと高まります。
また、サウナは高い位置ほど温度が上がるため、高さのあるサウナ用ベンチを用意すると、よりしっかりとした熱を感じられます。

▼安全用品
テントサウナは密閉された空間で薪ストーブを燃やすことから、一酸化炭素中毒のリスクが伴うため、安全用品が必須です。
中でも、テント内の濃度を検知してアラームで知らせてくれる一酸化炭素チェッカーは必ず用意しましょう。
また、高温になるストーブの扉の開け閉めや薪を追加する際には、やけどを防ぐために耐熱性の軍手や手袋が欠かせません。
さらに、万が一の引火や火災に備えて、消火用のバケツに汲んだ水やポータブル消火器も必ず手の届く範囲に準備し、安全第一で楽しみましょう。

▼身につけるもの
身につけるものとして、水着は施設や利用場所のルールに応じて用意しましょう。
タオルは汗を拭く用や水風呂の後に体を拭く用だけでなく、ロウリュの蒸気を仰ぐアウフグース用など、用途に合わせて多めに持参することをおすすめします。
足元を保護するサンダルも外気浴や移動時に必要です。
より満喫するなら、髪の乾燥やのぼせを防ぐサウナハットが活躍します。
また、体を冷やした後の外気浴では、急激な体温低下を防いで体を保温してくれるサウナポンチョがあると、季節を問わず快適に過ごせます。

▼体調管理用品
上記のアイテムは、体調管理用品として役立ちます。
サウナでは大量の汗をかくため、こまめな水分補給が欠かせません。
ミネラルウォーターのほか、オロナミンCとポカリスエットを混ぜてビタミンやミネラルを効率よく補給できる「オロポ」もサウナの定番です。
また、外気浴で深くリラックスするための休憩用チェアも重要です。
アウトドア用のベンチや、体を真横にして全身で自然を感じられるコットを用意すると、ととのいやすさが格段に上がります。
さらに、大自然の中では虫刺されや軽い擦り傷などのトラブルも考えられるため、絆創膏や消毒液などの救急用品も持参しましょう。
外気浴で横になれるコットが自分に必要かどうかは、「キャンプにコットはいらない?必要な人は?メリット・デメリットと代用マットの選び方」が参考になります。
ゆったり横になれるワイドタイプも!

テントサウナは屋外に設営して自然と一体になれるのが魅力ですが、どこにでも自由に設置してよいわけではありません。
テントサウナOKのキャンプ場やグランピング施設でも事前確認が必須で、河原や湖畔、海岸は自治体や管理者の許可と火気使用の可否を確認する必要があります。
自宅の庭は火災予防条例の基準を守る必要があり、マンションのベランダは管理規約や消防上のルールで制限されることがあります。
ここでは、利用を検討することが多い以下の4つの場所について、条件やルールを解説します。
▼テントサウナはどこでできる?設置できる場所・違法にならない条件

近年、「テントサウナOK」を掲げるキャンプ場やグランピング施設が増えており、大自然の中で安全に楽しめる環境が整いつつあります。
ただし、すべての施設で利用できるわけではないため、専用テントや薪ストーブの持ち込み可否については事前の確認が必須です。
特に、芝生や地面の保護を目的に「直火禁止」としている施設も多いため、ストーブの設置ルールは必ず守りましょう。

河原・湖畔・海岸でテントサウナを利用する場合は、自治体や管理者にテントサウナや火気を使用できるか確認しましょう。
場所によっては、設営や火気の使用が禁止されていたり、許可・届出が必要だったりする場合があります。
河川敷は、利用する場所や方法によって河川法上の許可が必要になることがあります。
湖畔や海岸についても、自治体や施設などの利用ルールを事前に確認しましょう。
薪ストーブを使用する場合は、周囲の可燃物との距離を確保し、転倒防止などの安全対策を行ってください。
また、消防庁の通知(改正火災予防条例(例)の運用等について)では、テント型サウナなどの簡易サウナ設備について、取扱説明書に従って適切に使用することや、強風時には使用しないことを徹底するよう示しています。

自宅の庭で利用する場合、移動の手間がなく、いつでも手軽に楽しめるのがメリットです。
2026年3月31日に施行された省令改正により、屋外のテント型サウナに設ける定格出力6kW以下の薪・電気ストーブは「簡易サウナ設備」として火災予防条例に位置づけられました(出典:消防庁の通知(省令の一部を改正する省令等の公布等について))。
所有者本人が私生活のために設ける場合は、設置の届出が不要とされていますが、薪ストーブには不燃材料の灰受けを付けることや、すぐに使える場所に消火器を置くこと、転倒防止などの基準があります。
ただし、自治体の火災予防条例などによって取り扱いが異なる場合があるため、事前に管轄の消防署へ確認しましょう。
また、火災予防条例に基づく安全基準は遵守しなければならず、ストーブと可燃物の間には十分な距離を確保する必要があります。
さらに大きな懸念点となるのが、薪ストーブから出る煙や匂いです。
洗濯物に匂いが移るなどの近隣トラブルに発展しやすいため、事前に事情を説明しておく、無煙に近いストーブを選ぶなどの十分な配慮が欠かせません。

マンションのベランダは、避難経路として使用される共用部分にあたる場合があるため、管理規約や消防上のルールによってテントサウナの設置・使用が制限されることがあります。
また、火気の使用が禁止されている場合もあるため、管理会社や管理組合への確認が必要です。
電気ストーブを使用する場合も、製品の電源仕様や電気設備の条件を確認しましょう。

テントサウナは世界各国のさまざまなメーカーから販売されており、ブランドごとに保温性やデザイン、持ち運びやすさなどの特徴が異なります。
真冬でも高温を楽しめる定番のMORZH、持ち運びやすいMobiba、中温でじっくり温まるフィンランド製のSAVOTTAなど、得意分野はブランドによってさまざまです。
国内サポートが手厚いAMBERや、煙が出ないバイオエタノールストーブで自宅向けのIESAUNAといった選択肢もあります。
ここでは、初心者が候補に入れやすい以下の5つのメーカー・ブランドを紹介します。
▼テントサウナのおすすめメーカー・ブランド
| 項目 | 目安 |
| モデル | MORZH(2窓モデル)+INTENT STOVE 1.2 セット |
| 価格帯 | 198,000円〜 |
| 定員 | 4~5人 |
| 重量(テント+ストーブ) | 26.2kg |
| 詳細 | 詳細を見る |
▼主な特徴
MORZH(モルジュ)は、数あるテントサウナの中でもスタンダードでバランスに優れた定番ブランドです。
最大の特徴は、高出力なストーブと熱を逃がさない3層構造のテントにより、極寒の真冬でもしっかりと高温のサウナを楽しめる点にあります。
ドーム形状のためロウリュの蒸気が効率よく循環し、セルフコントロールしやすいのも魅力です。
メインフレーム2本のシンプルな構造で初心者でも簡単に設営でき、使用後はテント部分だけをベランダ等で干せるなど、メンテナンス性の高さも多くのユーザーから高く評価されています。
| 項目 | 目安 |
| モデル | モバイルサウナ MB10A |
| 価格帯 | 181,500円 |
| 定員 | 4人 |
| 重量(テント+ストーブ) | 24.4kg |
| 詳細 | 詳細を見る |
▼主な特徴
Mobiba(モビバ)は、航空工学を学んだ機械設計エンジニアの夫と、衣服のデザインを得意とする妻によって2005年にシベリアのノボシビルスクで設立されたロシア発のブランドです。
屋外専用の携帯式サウナとして開発されており、自然の景色を眺めながら至福のセルフロウリュを満喫できる大きな窓が備わっています。
出入り口には、内側から押すだけで開き手を離すと自然に閉まるスウィングドアを採用しているため、テント内の熱を逃がさず安全に出入りできるのが魅力です。
また、ストーブは遮熱シールドで覆われているため効率的に空間を暖め、持ち運びに特化した設計で手軽にサウナ浴を楽しめます。
| 項目 | 目安 |
| モデル | UPIサウナストア スターターセット(3-4人用):サウナテント ヒイシ 4+テントストーブ |
| 価格帯 | 145,000円 |
| 定員 | 3~4人 |
| 重量(テント+ストーブ) | 27.2kg |
| 詳細 | 詳細を見る |
▼主な特徴
SAVOTTA(サヴォッタ)は、サウナの本場であるフィンランドの伝統的なサウナ文化を体験できる本格派ブランドです。
日本の一般的な高温サウナとは異なり、60~80℃前後の中温域を保ちながら、ロウリュで発生した水蒸気をまとってじっくりと体を温めるスタイルが特徴です。
そのため、熱すぎる環境が苦手な方でもパーソナルサウナを楽しめます。
ストーブやテントはもちろん、サウナストーンや薪までがセットになったスターターキットが用意されており、何からそろえればよいか迷う初心者の方でも手軽に本格的なアウトドアサウナを始められます。
| 項目 | 目安 |
| モデル | AMBERテント型サウナtotonoi2+ホンマ製作所別注薪ストーブ「AMBER BLACK」遮熱板付 |
| 価格帯 | 140,360円 |
| 定員 | 4人 |
| 重量(テント+ストーブ) | 約28kg(テント約17kg+ストーブ一式約11kg) |
| 詳細 | 詳細を見る |
▼主な特徴
AMBER(アンバー)は、洗練されたデザインと国内メーカーならではの安心感が魅力のブランドです。
新型テント「totonoi2」は、300Dという分厚い3層キルト生地を採用しており、真冬の寒冷地でも高い断熱性を発揮します。
特筆すべきは、国内の老舗薪ストーブメーカーホンマ製作所の別注ストーブがセットになっている点です。
専用の遮熱板が備わっているため、フルパワーで稼働させても安全で心地よい空間を保てます。
また、2026年3月31日施行の「簡易サウナ設備」の法令基準に適合済み(定格出力4.7kW)とされており、国内サポート体制が充実しているため、万が一の際も安心して利用できるのが大きなメリットです。
オールインワンセット!
| 項目 | 目安 |
| モデル | IESAUNA Set イエサウナ |
| 価格帯 | 249,000円 |
| 定員 | 1~2人(目安) |
| 重量(テント+ストーブ) | 重量の公式表記なし サイズ W140×D70×H172cm |
| 詳細 | 詳細を見る |
▼主な特徴
IESAUNA(イエサウナ)は、「自宅サウナ・家庭用サウナ」に特化して開発された革新的なブランドです。
最大の特徴は、燃料にバイオエタノールを使用する専用ストーブを採用している点で、薪ストーブの課題であった煙や匂い、一酸化炭素が出ないとメーカーは説明しています。
そのため、ベランダの天井から30cm以上離すなどの条件を守れば、近隣トラブルのリスクを抑えつつ、都市部のベランダや限られたスペースでも本格的なサウナを楽しめます。
開始から5~10分で80℃まで温まるスピーディーさも魅力で、毎日のちょっとした空き時間を「すぐに安らぐ時間」に変えてくれる、現代のライフスタイルにマッチしたモデルです。

テントサウナは魅力的なアクティビティですが、一歩間違えると事故につながるリスクも潜んでいます。
密閉空間で薪ストーブを使うため一酸化炭素チェッカーと換気は必須で、強風による転倒や火災を防ぐ固定も欠かせません。
飲酒後や体調不良時の利用を避け、子どもや高齢者と入るときは体調の変化に気を配り、撤収時は火の始末と灰の処理まで徹底しましょう。
ここでは、設営や利用時に必ず守るべき以下の5つの注意点を解説します。
▼テントサウナを安全に楽しむための注意点

一酸化炭素中毒のリスクを防ぐため、一酸化炭素チェッカーの設置と定期的な換気は必須です。
テントサウナは密閉空間で薪ストーブを使用するため酸欠のリスクが常に伴います。
チェッカーを選ぶ際は、製品の検知濃度や警報条件を確認し、取扱説明書に従って適切に使用しましょう。
また、電池残量や動作状態の定期的な確認も必要です。
事故を未然に防ぐには、万全のチェック体制を整え、定期的な換気を徹底することが大切です。

事故を防止するため、設営時はペグとロープでテントを確実に固定し、煙突の接合部を補強する必要があります。
テントサウナは横風を受けやすく、突風で煽られると煙突の接続部分がずれて一酸化炭素が室内に流入したり、ストーブが転倒して火災を引き起こしたりする危険性があります。
そのため、四方を弛みなく固定してガタつきがないか入念に確認し、必要に応じて金属バンドなどで煙突を固定しましょう。
なお、強風や突風が予想される日は、無理をせず使用を中止する判断が求められます。

サウナでは大量の汗をかくため、入る前後の十分な水分補給が欠かせません。
水だけでなく、失われたミネラルを補えるスポーツドリンクなどの利用もおすすめです。
また、飲酒後や体調不良時は脱水症状や急激な体調悪化のリスクが高まるため、入浴は控えましょう。
入浴中であっても気分が悪くなった場合は決して無理をせず、すぐに退室してください。
サウナから出た後も、急激な温度変化を避けて十分に休息をとることが、安全に楽しむための基本です。

子どもや高齢者がテントサウナを利用する場合は、体調や水分補給に十分注意しましょう。
子どもは体温調節機能が十分に発達していないため、高温環境では特に注意が必要です。
また、高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能や身体の調整機能が低下しているため、熱中症にも注意しましょう。
サウナでは高温環境による体調変化や、サウナ室への出入りに伴う急な温度変化などによって、めまいや意識障害などが起こる場合があります。
無理に長時間利用せず、少しでも体調に異変を感じたら利用を中止してください。
特に持病がある場合や、サウナの利用に不安がある場合は、事前に医師へ相談することをおすすめします。
撤収を安全に行うため、暗くなる前の明るい時間帯から片付けを始めましょう。
片付けの30分前には薪の追加をやめ、燃え尽きるのを待ちます。
残った灰や燃えカスは火災を防ぐため、耐熱手袋と専用の火ばさみを使い、必ず火消し壺に入れて火を消してください。
ストーブに直接水をかけるとサビや劣化の原因となるため厳禁です。
また、サウナストーンも高温になっているため、割れないように一つずつバケツへ移して冷まします。
ストーブや石が完全に冷えたことを確認してから片付けましょう。

テントサウナを始めるとき、いきなり一式を購入する必要はありません。
テントサウナを常設している施設で手ぶらで体験する方法、購入して自分の道具にする方法、レンタルして好きな場所で使う方法があります。
それぞれ費用や手間、自由度が異なるため、自分のライフスタイルや目的に合わせて選びましょう。
▼テントサウナを体験する3つの方法

テントサウナを常設しているキャンプ場やグランピング施設を利用すれば、道具を持っていなくても、その場で設営・撤収の手間なく本格的なサウナ体験を楽しめます。
全国的に体験できる施設が増えており、例えば豊かな自然ロケーションから、アクセスがよい都市型キャンプ場まで多様なニーズを満たす施設が充実しています。
さらに、川や湖をそのまま水風呂として利用できる環境が整っていることも多く、初心者でも気軽に「ととのう」体験を味わえるのが大きなメリットです。
グランピング施設を訪れる際は、忘れ物がないように「グランピングの持ち物リスト完全版」の記事も合わせてご覧ください。

テントサウナを購入して所有すると、条件を確認したうえで利用できる場所で自分だけのサウナ空間をつくれます。
なお、テント本体に薪ストーブやサウナストーン、煙突がセットになった商品を選べば届いたその日から楽しめますが、一酸化炭素チェッカーやロウリュ用の道具なども別途必要です。
また、屋外設置のため、使用後の徹底した乾燥によるカビ防止や素材劣化のケアが欠かせないほか、設置場所の安全性や近隣への煙・匂いへの配慮といった注意点もあります。
初期投資はかかりますが、長期的に繰り返しマイペースにサウナを楽しみたい人に向いています。

レンタルを活用すれば、大きな初期投資をかけずにテントサウナを試せるのが魅力です。
例えば、レンタルプラットフォーム「SUUTA(スータ)」では、テントと薪ストーブ、遮熱板がセットになったオールインワンのテントサウナが出品されています。
事前に土地や施設のオーナーへ許可を確認する手間はあるものの、購入前の使用感のチェックや、イベント時だけ楽しみたい場合におすすめです。
ただし、レンタル期間中は設営から片付け、使用後のメンテナンスまで自分自身で行う必要があります。
金額を人数で折半すればお手頃!買い切りできる製品も。

最後に、テントサウナについて多くの方が抱く疑問にお答えします。
▼テントサウナに関するよくある質問
テントサウナを利用すること自体は違法ではありませんが、設置場所によっては法律や規約の違反になる場合があります。
例えば、マンションのベランダに設置して避難経路を塞ぐなど、消防上の規定や管理規約に違反する場合があります。
また、河原や公園などの公共の場所では、管理者の許可なく設置したり、火気厳禁のルールを破ったりするとトラブルの原因になるでしょう。
自宅の庭などの私有地で行う場合も、火災予防条例の安全基準を守る必要があります。
テントサウナ内の室温は、おおむね80~100℃程度まで温まります。
これは一般的な施設サウナの設定温度とほぼ同じです。
屋外環境のため外気温や風の影響で温度が上がりにくいこともありますが、その場合はサウナストーンに水をかけるロウリュを行って湿度を上げることで、体感温度を上げられます。
水風呂や川がない場所でも、サウナを楽しめます。
目の前に川や湖がない場所で行う場合は、近くの水道から水を引いて簡易的な水風呂プールを設置するのがおすすめです。
明確な年齢制限はありませんが、子どもが利用する際は十分な注意が必要です。
子どもは体温調節機能が未発達で体内の水分量も少ないため、熱中症や脱水症状のリスクが大人よりも高くなります。
また、心臓への負担も大きいため、こまめな水分補給を促し、体調の変化に気を配るようにしてください。
河原に落ちている石などの普通の石で代用するのは危険なため、絶対に避けてください。
専用ではない石を熱すると、内部の空気が膨張して爆発・破裂する恐れがあります。
必ずテントサウナ専用のサウナストーンを使用してください。

テントサウナは、大自然の中で自分好みの環境を作れる最高のアクティビティです。
設営の手間はかかりますが、それを上回る非日常感が味わえます。
ただ、一酸化炭素中毒の対策や周囲への配慮など、安全面に十分注意することが重要です。
テントサウナは一式そろえると10万円を超えることも多く、設営の手間や保管場所まで考えると、いきなり購入するのは勇気がいります。
そのため、まずはレンタルで試してから購入を判断するのがおすすめです。
レンタルプラットフォーム「SUUTA(スータ)」なら、テントと薪ストーブがセットになったテントサウナを借りて、設営にかかる時間や温まり方、匂いや片付けの手間まで自分の環境で確かめられます。
オーナーが買い切りを許可している商品なら、気に入った場合にすでに支払ったレンタル料金を差し引いた金額でそのまま購入できる「買い切り」も可能です。
施設体験やレンタルも活用し、あなただけの極上のととのい体験を楽しんでください。
金額を人数で折半すればお手頃!買い切りできる製品も。