Meta Questシリーズで最も高単価な最上位機種「Meta Quest Pro」。
ワクワクするようなCMやプロモーション動画などが散見されますが、本当のところはどうなのか。
この記事では、Meta Questを実際に使ってみて感じた「買うべきか、レンタルするべきか」を価格や性能、将来的な使い道などから解説していきます。
結論:
Meta Quest Proは、VRやMRが楽しめる高性能ヘッドセットながらまだまだ改善ポイントもあるため、下位機種の「Meta Quest 3」より一層、最初はレンタルでお試し利用するのがおすすめ。
現在(記事作成時点)でMetaから発売されている最上位機種のVR・MRデバイス「Meta Quest Pro」を購入するか、レンタルするかは以下3つのポイントで考えていきます。
Meta Quest Proを使う際、最も気になるのが購入価格。
Meta公式サイトでは159,000円(税込み)、Amazonでは129,999円(税込み)となっており、いずれにせよ10万円超えの高額アイテムです。
この価格とMeta Quest Proを使うことで得られる体験に十分理解があり、価値を感じるのであれば「購入」がいいでしょう。
しかし、いまいちイメージがわからない方は、鮮明になるまで購入は控えたほうがいいと実体験からおすすめします。
特にMeta Quest Proは、「VRゲームを楽しむため」という一般ユーザーに向けたものではなく、ビジネス的な印象が強く、スペックやできることもそっちに寄っています。
また「Meta Quest Proをどのくらい利用するのか?」も考えたいポイントです。
例えば、「一度試しで使ってみたい」のであれば、購入するよりもレンタルしたほうが出費は安く抑えられます。
一方、「中長期的にこう用途で使う」のであれば、購入したほうがトータルの出費は安くなります。
総合的に判断すると、Meta Quest Proについてあまりまだ理解できていない、購入する価値が見い出せていないのであれば、例えば7日間レンタルで約6,000円、30日間で約14,000円などで体験してみるのがよいでしょう。
VRデバイスを初めて使う方に知っておいてほしいのが以下の2点です。
乗り物酔いがあるように、VRで酔ってしまう「VR酔い」というものがあります。筆者も乗り物酔いがひどく、VR酔いも相当しんどいタイプです。
車や電車、船などで乗り物酔いしてしまうのは、目や耳、体から入ってくるそれぞれの情報にズレが生じることで脳が混乱を起こし、自律神経が乱れるため起こります。
VRも同じ仕組みで、目で見ているバーチャル世界とリビングなど現実にいる体、頭で考えている挙動とのズレが生じることでVR酔いとなります。
上記のような飛行機を運転するVRゲームの場合、飛行機の傾きや移動速度など目で見ているものと実際にある体との違いから良いが起きる可能性が高いでしょう。筆者は離陸後5秒で酔ったくらいです。
またVRはスマホのように軽いものではなく、頭に装着するアイテムのため重量感があります。
特にMeta Quest Proの重量は、Meta Questシリーズのヘッドセットの中でもヘビー級。
頭やおでこ、首に負担がかかり、1時間もプレイすれば相当な疲労感を感じます。
さらに、バーチャル世界にいるかのような体験はディスプレイを目で見ているため感じられるもので、これは超至近距離でスマホを見ているような感じです。
頭部だけでなく、目の酷使により疲労感を感じるだけでなく、長時間のプレイは痛みや精神的なストレスにもなりかねない点は、事前に知っておきたいところ。
VRヘッドセットに馴染みがない方は、酔いや体への負担があることを知ためにもまずはレンタルで使ってほしいと思います。
Meta Quest Proを実際に使用してみて、楽しめるゲームや使えるアプリは多種多様な展開があり、選ぶのが難しいくらいです。
音ゲーやシューティング、スポーツなどVRなら王道といえるゲームが用意されており十分楽しめました。
一方、筆者は2019年頃に「Meta Quest」の前身となる「Oculus Quest」を使っていた過去があるのですが、当時のラインナップと大きな差がなかったことが残念でした。
VRヘッドセットとして製品のアップグレードはあり、アプリやゲームの質もどんどん向上されていますが、まだまだスマホほど充実していません。
今後、技術の発展とともにVRデバイスの課題(重い・高価)が解決されていけば、スマホのような普及も考えられますが、現時点では10万円以上の出費でMeta Quest Proを購入するにはまだ早いのではと思ってしまいます。
今回筆者が使用したMeta Quest Proは、30日間のレンタルでの体験でした。
心配していたのは、ゲームを購入しないといけないのか、レンタルを返却したら買ったゲームが無駄になるのではないかという点です。
しかし、その心配はまったく必要なく、レンタル料金以外の費用はかからずにゲームやアプリなどVR体験が楽しめました。
レンタルで楽しめた理由は、Meta Quest Proのアプリストアに「購入前にお試し」という欄があり、全部で50個以上のアプリが体験できるためです。
よくある有料ゲームを一部無料で遊べるというものではなく、有料アプリを30分や45分など時間制限で遊べるというものです。
Meta Quest Proをお試しとして週末に2時間くらい、1ヶ月で15時間くらい遊んでレンタル返却したのですが、満足度は高く十分な体験でした。
時間制限なのでついつい続きがやりたくなって買ってしまいそうになるゲームもあり、その気持ちになれたのであればMeta Quest Pro、またはより安価なMeta Quest 3の購入も検討していいのではないでしょうか。
また個別の無料体験だけでなく、「Meta Quest+」というゲームやり放題のサブスクも用意されており、初回は無料で体験ができたためゲームの充実度も申し分なかったです。
ゲームだけでなく、ネット検索をしたり、アプリがないサービスはブラウザから利用できるため、これだけでも十分楽しめるコンテンツは多いでしょう。
NetflixやAmazon Prime Videoなどのアプリを無料インストールすれば、すでにサブスクへ加入している方はMeta Quest Proで視聴できます。
VR空間で映画を見るのも悪くはないですが、Meta Quest Proは重いのであまりおすすめはしません。
Meta Quest Proは、本体のみをレンタルしても十分楽しめる仕組みとコンテンツが用意されており、10万円を超える最先端のVRヘッドセットを試してみるには十分だと筆者は感じました。
本体を購入するのであれば、ゲームやアプリも有料版を購入することになるかと思うので、事前にチェックしておく意味ではレンタルは有効活用できます。
Meta Quest Proをレンタルしてお試し利用するなら、SUUTAを検討してみてください。
初期費用の高さや購入後の失敗に少しでも不安があるなら、レンタルとの相性が良いです。
レンタルした後に欲しくなった場合は、「買い切り」を利用すれば、支払ったレンタル料を差し引いた金額で買い取れるため購入と比べても出費の損はありません。
買い切りについては以下の動画でも解説しております。
Meta Quest Proに少しでも興味があるなら、一度レンタルで体験してみてから購入の判断をしてみるのもいかがでしょうか。
Meta Quest Pro
ゲームの無料体験が用意されているため、レンタルでも十分楽しめます! バーチャル空間での体験をお得に体感してみてください。