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2025.03.03
SUUTAマガジン編集部

イベントの集客にも貢献。大人も、子どもも楽しめる「ふわふわ遊具」

屋外でのイベント企画におすすめの『ふわふわ遊具』をご存じでしょうか。エア遊具、バルーン遊具などとも呼ばれるふわふわ遊具は、風船のように空気を入れることで膨らむ遊具です。さまざまな種類があり、子どもから大人まで楽しめる遊具もあれば、大型でデザイン性に優れたものもあり、イベントの集客に大いに役立てることができます。

ふわふわ遊具を使ったイベント『ふわふわパーク』の企画・運営を行う株式会社TrustSupportでは、2023年から『EventBase』というレンタルサービスを開始しました。今回は、株式会社TrustSupportの代表取締役である長尾健斗(ながお・けんと)さんにふわふわ遊具の魅力やEventBaseを始められた経緯について伺いました。

INDEX

簡単に設置でき、イベントの集客にも役立つふわふわ遊具

ーー貴社の事業内容について教えてください。

長尾さん:ふわふわ遊具を使ったイベント『ふわふわパーク』の企画・運営や、ふわふわ遊具のレンタルサービス『EventBase』の運営を行っています。関西圏を中心に事業を行っていますが、最近はFC展開を行っており、関東にも徐々に進出しているところです。

ーーふわふわ遊具の事業を始めようと思ったのは、どのようなきっかけからでしたか?

長尾さん:もともとは採用支援やコンサルを行う個人事業を行っていました。事業を行うなかで、ふわふわ遊具に関連する事業を行っている企業と知り合い、提携しながらイベント事業を始めることにしました。それがきっかけとなり、自分でも事業として取り組むようになったのです。

多くの場合、ふわふわ遊具のイベントは公園で行われます。弊社に依頼してくれるのは公園の指定管理者である企業や団体なのですが、大本は行政です。そのため、法人化したほうが依頼を請けやすいと考え、2022年7月に株式会社TrustSupportを設立しました。

ーーレンタル事業を始めた経緯についても教えてください。

長尾さん:法人化した当初から、レンタル事業を始めようと考えていました。ふわふわ遊具は、空気を入れて膨らませるだけで簡単に設置ができるので、レンタル事業と相性が非常にいいのです。大型でデザイン性に優れたものもあり、多くの人の目を引きます。設置しておいてもらうだけでもイベントの集客に役立ちます。

ただ、法人化してすぐのころは、自社で抱えている遊具の数がそこまで多くなく、貸し出しできるほどの余裕がありませんでした。事業が軌道に乗り始め、遊具を増やすことができたタイミングで、レンタル事業を始めました。

天候を気にせず、気軽に利用できることが強み

ーー貴社の強みはどんなところですか?

長尾さん:2つあります。1つ目は、自社で年間100件以上のイベントを企画していることです。ふわふわ遊具を貸し出している企業は他にもありますが、イベントの企画を自社でここまで主催しているところは少ないのです。初めて遊具を利用するお客様に対しても、企画立案からお手伝いできます。自社の知見を活かして、お客様の目的に合わせて最適なふわふわ遊具を提案しています。

2つ目は、天候によるキャンセル(条件あり)、設営・撤去サポートの費用がかからないことです。ふわふわ遊具は屋内でも使えるのですが、大きいものだと5立方メートルほどになります。屋外で使うことが多く、天候によってはキャンセルせざるを得なくなるケースも多いのです。そのため、キャンセル料はとらないようにしています。また、ふわふわ遊具の設営・撤去は、必須の工程なので無料で対応しています。

ーーキャンセル料や設営・撤去サポート料も無料なのですね。

長尾さん:ふわふわ遊具をレンタルするにあたって、お客様が一番ネックに感じるのは、キャンセル料がかかることなのです。キャンセル料を無料にすることで、「キャンセル料がかかるサービスが多いので、無料なのはありがたい」「気軽に申し込める」といった声をよく聞きます。設営・撤去サポート費用が無料であることも喜んでくれるお客様が多いですね。

また、お客様からは「使い方がわからないから」「怪我が心配だから」といった理由で、運営サポートの依頼もよくいただきます。設営の際に、使い方や注意点などの説明は必ずさせていただきますが、それでも心配なお客様には有料で運営サポートも行っています。

ーー安全面が心配なお客様は多くいそうですね。

長尾さん:ふわふわ遊具は衝撃を吸収してくれるため、基本的には安全性が高いです。ただ、使い方によっては怪我につながるケースもあります。そのため、お子さんがふわふわ遊具で遊んでいるときには、できるだけ大人が目を離さないようにしてもらえたらと思っています。自社で行うイベントでは、保護者がお子さんの近くにいられるように、お子さん1人につき保護者1人無料という料金設定にすることがほとんどです。料金設定の相談を受けることも多いですね。

「SNSアカウントのフォローをしてくれたら特定の遊具の利用は無料にする」「1日フリータイムで料金設定する」など、さまざまな方法があるので、お客様のご希望を聞きながら検討しています。

利用目的に合わせて、最適な遊具を

ーーふわふわ遊具の選び方を教えてください。

長尾さん:まずは、利用目的、利用場所、想定利用人数などを決めていただきたいです。たとえば、集客目的で実施するイベントで、スペースもある程度確保できるなら、目を引くような大型の遊具がいいと思います。また、地域イベントでそれほどスペースがないなら、数種類の小型の遊具がおすすめです。

弊社ではさまざまなふわふわ遊具をパッケージにした『レンタルパック』も提供しています。ご要望に合わせて遊具の種類を変えることもできます。どの遊具がいいかわからないお客様にはこちらからも提案できますので、お気軽にお問い合わせください。

ーーとくに人気のあるふわふわ遊具はありますか?

長尾さん:『ふわふわカウ』や『ふわふわドッグ』などお子さんが中に入って飛び跳ねて遊べる遊具や、『ふわふわスライダー』という滑り台のような遊具はとても人気です。

運動会や社員研修などで大人にも人気なのは『バブルボール』ですね。似たようなもので『ゾーブボール』という、ボールの中に全身入って転がることができる遊具もあります。ただ、バブルボールやゾーブボールは、アスファルトのような硬い地面では使えないので、利用できる場所が限られます。

ふわふわカウ

ーーお客様からの反響はいかがでしょうか?

長尾さん:以前、岡山県の地域イベントのお手伝いをさせていただいたとき、ふわふわ遊具を利用したお子さんが「こんなの初めて!めちゃくちゃ楽しかった!!」と言ってくれたことがあって、それはとても嬉しかったですね。とくに地方だとふわふわ遊具を見かけることが少なく、子どもからすれば新鮮さがあって、楽しめるのかなと思います。

ーーお子さんだけではなく、保護者の方にも喜んでもらえそうですね。

長尾さん:そうですね。遊具によってはお子さんだけではなく、大人も夢中になって遊んでいるものもあります。また、1日フリータイムでイベントを実施すると、「これだけ遊べて、この料金ならお得!」という声をもらうことが多いです。イベントの規模にもよるのですが、大規模なイベントなら大小あわせて10種類以上のふわふわ遊具を設置するので、飽きずに1日中遊べるようです。

いろいろな可能性を探り、より楽しめるイベントを

ーー今後の展望を教えてください。

長尾さん:FC展開をより広めていきたいと考えています。急拡大しようとは思いませんが、長期的には関西や関東だけではなく、そのほかの地域にも進出していきたいです。

また、これまでは熱中症や怪我、水難事故のリスクが高いので、プールで利用したいというお問い合わせがあっても断っていたのですが、少しずつレンタルを始めようかなと思っています。水深の浅いプールに設置してもらうようにしたり、日陰の休憩スペースを設けてもらったりと、リスクヘッジをしたうえで貸し出していきたいです。

あとは、大型のショッピングモール内でのイベントにも活用してもらえるよう検討しています。屋内なら天候に左右されずにすみますし、夏や冬などの気温が厳しい季節でも問題なく利用してもらえます。実施できる場所を探しているところですね。

ーー屋内での活用の幅が広がれば、ふわふわ遊具がさらに広まっていきそうですね。

長尾さん:室内で行う『リアル謎解きゲーム』や『リアル脱出ゲーム』などとも相性がいいと思っています。ほかにも自社でバブルボールを使ったゲームを開発していますし、キャラクターなどのIP(知的財産)とのコラボやVR(仮想現実)との組み合わせでも何かできないかという構想を練っています。

このように、いろいろな可能性が考えられるので、より多くの方が楽しめるようなふわふわ遊具を使ったイベントを実現していきたいです。

ーーSUUTAに期待していることは何かありますか?

長尾さん:弊社としては広報の部分に課題感を抱いているので、新しいお客様とつながりができればうれしいです。

ーー長尾さん、ありがとうございました!

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