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2025.11.20
藤久 なお

自転車でイヤホンは使用OK?違反・罰金の仕組みはどう変わる?骨伝導タイプなどのイヤホン選びも解説

最近ニュースでも、自転車のながら運転や歩行者を巻き込む危険な走行が話題になっていますよね。

通勤や通学でイヤホンを使う人も多い今、「どんなイヤホンなら大丈夫?」「片耳ならOK?」など気になる点も多いでしょう。

新たなルール改正にともない、走行中のイヤホン使用の詳細や罰金について正しく理解していない人も少なくありません。

「みんなもイヤホンをつけているから大丈夫」と思い込んでいると、思わぬ違反や罰金につながることも。

この記事では、自転車でイヤホンを使う際のルールや注意点を解説します。また、安全に使えるオープンイヤーイヤホンの選び方もわかりやすく紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

INDEX

自転車でイヤホンを使用するのは違反?

自転車 オープンイヤーイヤホン 罰金

自転車に乗りながらイヤホンを使って音楽を聴いたり、目的地までナビアプリを使いながら移動したりすることもあるでしょう。

しかしこのようなシチュエーションにおいて、条件によっては違反になる可能性があります。

警察庁がルールブックとして明記した内容について

警察庁の「自転車ルールブック」によると、イヤホンをつけて周囲の音が聞こえない状態での運転は禁止されています。(道路交通法第71条第6号)

ただし、耳を完全に塞がず、安全に運転するために必要な音や声が聞こえる状態であれば、違反にはなりません。

言い換えると、自転車でのイヤホン使用を禁止しているわけではありませんが、状況に応じて違反になる場合があるということです。

たとえば、以下の状況でイヤホンを使用すると違反に該当します。

・耳を完全に塞いでしまう状態での使用
・大音量で周囲の音が聞こえない状態での走行

取り締まりの際の安全確認のポイントには、次のようなことが挙げられます。

・警察官の呼びかけに反応できるか
・緊急車両のサイレンや近づく車の音などに反応できるか
・音量が過大でないか

安全な運転に必要な音や声が聞こえない状態で走行すれば、たとえ片耳でも「安全運転義務違反(道路交通法第70条)」となる可能性がありますのでご注意ください。

参考:自転車を安全・安心に利用するためにー自転車への交通反則通告制度(青切符)の導入ー【自転車ルールブック】

自治体によって異なる点もあるので、各自治体の条例やルールを必ず確認

自転車でのイヤホン使用については、「安全運転に必要な音や声が聞こえない状態での運転は禁止」となっています。

ただし、条例や広報の文言や表現方法には自治体ごとに違いがあり、受け取り方や対応に差が出る可能性があるので注意が必要です。

警察官が安全確認のために呼び止めるケースや頻度にも、自治体によって若干のズレが生じることも考えられます。

そこで、誤った指導や取り締まりを防ぐため、警察庁は統一された判断基準を示す通達を出しています。

参考:警察庁「イヤホン又はヘッドホンを使用した自転車利用者に対する交通指導取締り上の留意事項等について」(警察庁交通局長通達)

自転車を利用するときは、住んでいる自治体の公式サイトなどでルールを確認し、周囲の音が聞こえる状態で安全に走行するよう心がけましょう。

イヤホン使用ルールの変更はなぜ?いつから?

自転車 オープンイヤーイヤホン 罰金

今回のイヤホン使用ルールの変更には、自転車にも交通反則通告制度、いわゆる「青切符」が導入されることが関係しています。

ここでは、青切符制度の内容と対象となる罰則の例について整理していきましょう。

青切符(交通反則通告制度)とは

青切符とは、自動車と同様に自転車の違反行為に対して反則金の納付を求める制度です。

これまで自転車の交通違反は「赤切符(刑事罰対象)」か「警告」に限られており、警察官にとっても時間的な負担が大きいため、取り締まる件数には限りがありました。

また対象者にとっても、前科がつくなど厳しい刑事罰が課されていました。

これらが青切符制度により改善されることになります。

施行後、運転者の軽微な違反については反則金を支払わなければならず、前科は付かないものの記録として残ります。

また、警察官の取り締まり手続きが簡略化することで迅速に対応できるため、交通違反を抑止する効果も期待されています。

いつから施行されるか

青切符制度は、2026年(令和8年)4月1日から施行され、16歳以上の自転車利用者が対象です。

対象となる違反は約110種類あり、反則金の金額は違反内容によって異なります。

該当した場合はたとえ学生でも罰金の対象になり、「知らなかった」とか「うっかりしていた」では済まされないため、ルールをしっかり確認しましょう。

対象となる罰則の例

青切符の対象となる行為の一例として、以下のようなものがあります。

・信号無視や一時停止違反
・夜間の無灯火
・傘さし運転や二人乗り
・携帯電話やスマートフォンを操作しながらの運転
イヤホンなど周囲の音が聞こえない状態での走行など

「これも違反なの?」とドキリとした人もいるのではないでしょうか。

今までは見過ごされていたことが、これからはしっかり取り締まられるようになるため、詳細は警察の公式サイトなどで確認してみてください。

自転車を運転しながらイヤホンを使う際の注意点

自転車 オープンイヤーイヤホン 罰金

近年はヘルメット着用の努力義務化など、自転車走行に関する安全ルールが強化されています。

青切符制度の施行によりイヤホン使用についても、これまで以上に安全面が問われるようになると考えられます。

もし自転車走行のイヤホン使用に関して違反と判断された場合は、反則金(5,000円)が課せられるため注意が必要です。

では、どのような状況が違反となるのか、自転車走行時にイヤホンを使用する際のポイントを見ていきましょう。

周囲の音が聞き取れる音量で

イヤホンを装着して走行しているとしても、それだけではすぐに違反かどうかを判断することはできませんが、オープンイヤーであれば安心というわけでもありません。

警察庁の通達(「イヤホン又はヘッドホンを使用した自転車利用者に対する交通指導取締り上の留意事項等について」)では、違反の判断基準は以下のとおりです。

・音量や装着形態
・周囲の音や警察官の声掛けに対する応答の有無

音量や利用者の反応を見たり、イヤホンの提示を求められたとき周囲の音が聞こえない状態と判断されたりすると違反に該当する可能性があります。

また、ノイズキャンセリング機能が搭載された高機能なイヤホンにも注意が必要です。

周囲の雑音を遮断してクリアな音を楽しめる便利な機能ですが、その分周りの音が聞こえにくくなります。

たとえオープンイヤー型イヤホンでも、移動中にこの機能をオンにしていると、周囲の音も遮断してしまうのでとても危険です。

走行中は必ずノイズキャンセリングをオフにし、交通音や人の声がはっきり聞こえるか意識しましょう。

イヤホンの使い方によって重大な事故につながることも

自転車の交通違反の検挙件数は近年増加しており、そのなかでも自転車と歩行者の接触件数が問題視されています。

なかでもイヤホンなどで周囲の音が聞こえない状態での走行は、重大な事故につながる恐れもあります。

ある調査によると、イヤホンを使用しながら走行していた際にヒヤリとした経験があると回答した人は、約4割にものぼることが明らかになりました。

さらに、そのうち半数以上がイヤホンをしていなかったら妨げられたかもしれないと感じていることがわかっています。

このように、自分にとっても相手にとっても安全のためには耳からの情報は欠かせません。

周囲の音が聞こえにくいと反応が遅れ、交差点で左折してくる車の音やクラクションに気づかなかったり、後ろから来た歩行者の話し声が聞こえず接触するケースもあります。

とくに夜間や雨天時は視界も悪く、音が頼りになるシーンが多いもの。イヤホンの使い方ひとつで、事故のリスクが大きく変わります。

そのため、自転車でイヤホンを使用する際は、周囲の音が十分に聞こえる音量に調整し、常に安全を意識することがとても重要です。

耳を塞がず使えるイヤホンの種類

Shokz OpenFit 2とSoundcore AeroFit Pro

自転車に乗りながら音楽やポッドキャストなどを楽しみたいなら、イヤホン選びもポイントです。

従来のイヤホンは耳を塞ぐタイプが主流でしたが、最近は耳を塞がずに使用できるタイプが増えています。

ここからは、骨伝導イヤホンとオープンイヤーイヤホンの特徴と向いているシーンについて詳しく紹介します。

骨伝導イヤホン

自転車 オープンイヤーイヤホン 罰金

骨伝導イヤホンとは、耳の横の骨を通して音を伝える仕組みで、鼓膜を使わずに音を聞くことができます。

鼓膜を通してではなく骨を通して音を認知するのは不思議に感じるかもしれませんが、骨伝導イヤホンは耳を完全に塞がないため、周囲の音や声も聞き取りやすく、安全性が高いのが特徴です。

ヘッドバンドのように耳の後ろから回すタイプでズレにくく、防水機能が付いたものも多いため、ジョギングやジムなどのアクティブなシーンに向いています。

軽量で音漏れも少ないため、通勤中にもおすすめです。

▼メリット

・周囲の音が聞こえやすく安全性が高い
・長時間装着しても耳が痛くなりにくい
・音漏れしにくいので電車などでも使いやすい
・ジョギングや自転車などアクティブな使用に向く


▼デメリット

・通常のイヤホンの音質に比べて劣る(とくに低音に弱い)
・音の聴こえ方に違和感
・骨に伝わる振動が気になる場合も
・長時間装着には向かない

ショックス/Shokz OpenRun Pro 2

耳を塞がず使える骨伝導イヤホン

オープンイヤーイヤホン

自転車 オープンイヤーイヤホン 罰金

オープンイヤーイヤホンとは耳の入口付近にスピーカーを配置することで耳の穴を密閉することなく、空気伝導で音を感じるイヤホンです。骨伝導より自然な音質で、耳も塞ぐことなく快適に使用できます。

耳掛けタイプやイヤーカフ型など、ファッション性の高いデザインも増えているため、おしゃれに使いたい方にもおすすめです。

またスピーカー部分が露出しているため、骨伝導に比べると音漏れしやすい傾向にありますが、装着しているのを感じない付け心地も魅力です。

BGMを聴きながら自宅で勉強するときや作業するときなど、長時間使用をしたい人に向いています。

▼メリット

・骨伝導タイプに比べて、音が自然でクリアな音質
・耳を塞がないので安全性が高い
・長時間の使用でも快適


▼デメリット

・骨伝導タイプより音漏れしやすい
・電車の中など周囲への音漏れに注意が必要
・周囲の音と混ざり聴こえにくくなる場合も

アンカー/ANKER Soundcore AeroFit Pro

自然でクリアな音質が特徴。長時間の使用でも快適なオープンイヤーイヤホン

このように耳を塞がないイヤホンは、用途や見た目、装着感に応じて選ぶことで、安全かつ快適に音源を楽しめます。通勤や通学時、ジョギング、自転車など使用したいシーンに合わせて使い分けましょう。

イヤホンは購入前にレンタルで試してみて!

イヤホンはバリエーションがあるので、フィット感や付け心地、音質の好み、ライフスタイルによっても選び方は変わります。

とくに骨伝導イヤホンは音の聞こえ方に個人差があり、聞こえ方の違和感も使っているうち慣れる人もいればそうでない人もいてさまざま。

そういうときにこそ、レンタルして実際の使い心地を試してみるのがおすすめです。

SUUTAでは、最新の骨伝導イヤホンやオープンイヤーイヤホンを1日からレンタルできます。

購入前に「気になっているけれど高い」「自分の耳に合うか不安」「新しいタイプのイヤホンを試してみたい」など悩みますよね。

レンタルなら装着感や遮音性、防水性能など実際の使い心地を試せるのが大きな魅力です。

気に入ればそのまま購入できる場合もあるため、自転車走行や通勤向きのモデルを選びやすく間違いのないイヤホン選びができるでしょう。

イヤホン・ヘッドホン一覧

SUUTAでレンタルできるイヤホンを見てみる

快適で安全に使えるイヤホンを選ぼう

1日24時間という限られた時間のなかで、自転車通勤や通学のスキマ時間を“耳学”として活用する人も増えました。

しかし、自転車に乗る際のイヤホン使用には、自分だけでなく周囲の命を守るために正しく使うことが大切です。

自転車走行中のイヤホンを選ぶときは、周りの音がしっかり聞こえることを意識して検討してみましょう。

自分のライフスタイルに合うイヤホンが見つかれば、安全に音楽も楽しめます。

ぜひSUUTAで、自分にぴったりのイヤホンを探してみてください。

イヤホン・ヘッドホン一覧

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ショックス/Shokz OpenRun Pro 2

アンカー/ANKER Soundcore AeroFit Pro

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