サイベックス「レモチェア 3in1」は、腰がすわった6ヵ月頃から大人まで使えるベビーチェアです。
ちなみに商品名の「3in1」は、チェア本体と6ヵ月〜3歳頃まで使用するベビー用の椅子、テーブルの3つがセットになっていることを意味します。
レモチェアは座面の高さや位置の調整が工具なしでできるため、1台で長く使えるだけでなく、家族間でシェアできるのもポイント!
しかし、最新モデルでは41,250円(税込)と、子ども用チェアにしては価格がお高めです。
そこで今回は、サイベックス「レモチェア 3in1」を徹底的にレビューします。
実際に使ってみて便利だと感じた点はもちろん、使いにくいと感じた点や残念だと感じた点などについても正直にお伝えします。
サイベックス「レモチェア 3in1」が気になっている方や買って後悔しないか不安な方は、ぜひ参考にしてみてください。
INDEX
サイベックス「レモチェア 3in1」は、腰がすわった6ヵ月頃から使用できるベビーチェアです。
我が家には離乳食を始めたばかりの娘がおり、使いやすいベビーチェアをちょうど探していたところでした。
様々なタイプの椅子をチェックする中で目に留まったのが、サイベックス「レモチェア 3in1」です。
とはいえ、最新モデルの価格は41,250円(税込)と、簡単に手が出るようなお値段ではありません。
そこでまずは、SUUTAのレンタルサービスを利用し、値段に見合った価値があるかどうかを自分自身で確かめてみることに。
その結果、使いやすいと感じた点、ちょっと使いにくいかな…と感じた点がそれぞれわかったので、皆さんにシェアしていこうと思います。
サイベックス/cybex レモチェア LEMO 3in1 オールホワイト
まずは、届いた商品を早速開封してみました。
こちらがチェア本体と本体に取り付けて使用するテーブルです。
こちらのテーブルはベビー用の椅子とドッキングさせて使用します。
チェア本体とテーブル以外の同梱物は、画像の通りです。
サイベックスはドイツのブランドですが、説明書は日本語で細かい部分まで丁寧に記載されているので、使い方が分からなくて困ることはありませんでした。
娘が5ヵ月を過ぎ、本格的に離乳食をスタートさせる時期になりました。
しかし、上の子とは年が5つ離れているため、当時使用していたベビーチェアはすでに知人に譲っており、手元にはありません。
上の子のときには、比較的安く購入でき、部屋に置いてもあまり邪魔にならないローチェアを使用していました。
しかし、このようなタイプのチェアには、いくつかの欠点もあります。
1つ目は、使える時期が短いこと。
多くの場合、腰がすわる6ヵ月頃〜1歳半頃までしか使えないため、あっという間に買い替えの時期が来てしまいます。
2つ目は、足の裏が床につかないことです。
画像を見てお分かりいただけるように、離乳食を始めたばかりの時期に使用すると足の裏がつかないため、座り姿勢が不安定になります。
そこで、購入するなら「長く使えて、床にしっかりと足がつくタイプがいい!」という条件でベビーチェアを探していたところ、条件を満たしたサイベックス「レモチェア 3in1」を発見しました。
サイベックス「レモチェア 3in1」の基本的なスペックは、以下の通りです。
ここからは、実際に「レモチェア 3in1」をレンタルして感じたメリットやデメリットについて詳しくご紹介します。まずはメリットから触れていきましょう。
サイベックスのレモチェアは、腰がすわった6ヵ月頃から使用可能です。
娘は6ヵ月手前ですが、すでにかなり活発にずりばいをしており、座り姿勢も安定してきているため座らせることができました。
ちなみに、体重は7kgほどです。
初めてのハイチェアでしたが、腰回りを覆うようなつくりをしていることに加え、足の裏がしっかりと板につくため、座り姿勢が安定しているように感じました。
ベビー用の椅子をチェア本体に取り付ける際は、チェア本体の背もたれにベビー用の椅子を引っかける形で取り付けます。
座面下にベビー用椅子の一部を差し込んで固定する部分があります。
カチャッと音がするまで差し込んで固定するため、ベビー用の椅子が外れたりガタガタしたりする心配はありません。
ベビーチェアにしては、ベルトもかなりしっかりめ。
赤ちゃんが体をひねったり、小さなお子さんが立ち上がろうとしたりして転落するような危険への配慮もしっかりされている印象です。
テーブルを取り付ける際は、テーブルのすき間にベビー用の椅子を差し込むようにしてドッキングさせるので、子どもがテーブルをバンバンたたいたりしても簡単に外れることはありません。
レモチェアは成長に合わせて長く使えることはもちろんなのですが、その場の状況や使う人に合わせてすぐに高さや座面の位置を調整できるというメリットがあります。
成長に合わせて足置きの高さや座面を調整できる商品は多く販売されてますが、その多くは工具を使ってネジの位置を変えなければいけません。
そのため、「今、使いたい!」というタイミングですぐに高さや座面の位置を調整するのは難しいですよね…。
その点、レモチェアは座面下のところをくるっと回せば、すぐに高さの調整が可能です!
画像の部分を手で持って、くるっとひねる操作で座面の高さと足置きの高さが調整できます。
高さや座面の位置を簡単に変えられるので、赤ちゃんの成長に合わせて長く使えるのはもちろんですが、家族でシェアもできます。
例えば食事の時には赤ちゃんが使用し、それ以外は上の子の学習机で使用することも可能です。
また、大人も使用できるため、子どもを寝かしつけた後にママやパパがキッチンでこっそり晩酌したりデザートを食べたりする際にも活用できます。
ちなみに、座面の位置は座面下のノブを回すだけですぐに調整できます。
3つ目のメリットは、お手入れがしやすいことです。
チェア本体の背もたれと座面のカバーはフチがゴムのタイプなので、着脱が簡単にできます。
ベビー用の椅子カバーについても、ベルトの端をカバ-の穴から引き出せばよいだけなので、面倒な作業は必要ありません。
ベビー用のシートは丸ごと外せるので、食事の際に飲み物をこぼしたりシートに食べカスが付着したりした場合でも簡単にお手入れが可能です。
ちなみに公式HPで確認したところ、チェア本体の背もたれ&座面カバーとベビー用椅子カバーは別売りのようです。
これらのカバー類は「レモ コンフォートインレイ」として販売されており、購入する場合には7,700円(税込)かかります。
チェア本体は固いのでクッションがあったほうが快適に使えるかな…と思いますが、その分洗濯や着脱の手間が増える可能性もあるので、実際に試す中でコンフォートインレイを購入するか検討するのがよいかもしれません。
赤ちゃんから大人まで家族みんなで使えて、お手入れもしやすいレモチェアですが、実際に家で使ったときのデメリットも気になりますよね。
実際に使ってみてわかった、レモチェアの使いづらい点を紹介していきます。
記事を読んで気になった点は、ぜひレンタルで実際に使って確かめてみてくださいね。
サイベックス/cybex レモチェア LEMO 3in1 オールホワイト
サイベックス「レモチェア 3in1」は赤ちゃんから大人まで使用できるのが特徴ということもあって、ベビーチェアにしてはサイズが大きめです。
一般的な子ども用チェアと脚部分を比較してみると、大きさの違いがお分かりいただけるのではないでしょうか。
レモチェアは、本体に安定感を持たせるためなのか足場がかなり広めにとってあるんです。
安全面から考えれば簡単には倒れない構造で嬉しいのですが、後方の脚が長いため壁ギリギリに近づけて置いても本体が前方に飛び出すような形になります。
長く使えるとはいえ、折りたたみもできないため、出しっぱなしで使用するには少し邪魔に感じる方もいるかもしれません。
ダイニングにしまっても後ろの脚が出るため、子どもが走り回ったときに引っかかって転びそう…という心配も。
安全な使用環境や収納場所が確保できるか、事前に確認しておくことをおすすめします。
このピンクとホワイトの組み合わせを目にしたときは、可愛らしくて気分が上がりました!
しかし、毎日使うとなると、食べ物のシミが付いたり子どもが汚れた手で触って黒ずんだりしそうで心配。
元々がとてもきれいな白色なので、すぐにお手入れしないとシミが落ちなくなって目立ってしまうのでは…?と若干不安になりました。
ただし、先にもお伝えした通り、シート自体は取り外しが簡単にできるので、こまめに洗濯することはできます。
この辺のお手入れを面倒に感じるかどうかは個人差があるので、SUUTAでレンタルして購入する前に試してみるのがおすすめです。
サイベックス/cybex レモチェア LEMO 3in1 オールホワイト
レモチェア本体の重量は、7.7kgです。
片手で持ち上げられないほどではありませんが、ずっしりとした重さを感じるため、個人的には片手で持ち運ぶのは大変だと感じました。
実は、後ろ脚にキャスターがついていて、チェアの前側を浮かすように傾ければキャスターを使用して移動させられる仕様になっています。
しかし、これが個人的には難しいと感じました。
「レモチェア 3in1」は後ろ脚が長い設計なので、キャスターを使用するには本体をある程度傾ける必要があります。
実際には、それほど大きく傾ける必要はないのですが、片手だと左右のバランスが取りにくいため、ローラーを上手く活用することができませんでした。
両手を使えば多少動かしやすくはなりますが、スムーズに動かすのにはコツを掴む必要がありそうです。
また、チェア本体の脚が細いつくりなので、4点に力が集中します。
数日間パズルマットの上に置いてみたところ、しっかりと凹んだ跡が付きました。
そのため、賃貸のクッションフロアの上に長時間置きっぱなしにすると、跡になる可能性もありそうです。
カーペットやパズルマットの上に設置するなど、直接床に置かない使い方をすることをおすすめします。
ここまで商品のメリット・デメリットを紹介してきましたが、ここからは「レモチェア 3in1」を含めたベビーチェア自体のレンタルがおすすめの人を紹介していきます。
サイベックス/cybex レモチェア LEMO 3in1 オールホワイト
レモチェアの購入を検討しているけれど、購入するべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。以下のような疑問は、実際に使ってみないと解決できないものです。
特に、サイベックスの「レモチェア 3in1」は4万円台とベビーチェアの中でも比較的高額な商品です。
買ってから後悔しないためにもレンタルサービスを上手く活用するのがおすすめです。
サイベックス/cybex レモチェア LEMO 3in1 オールホワイト
レンタルサービスSUUTAでは、最短14日から「レモチェア 3in1」のレンタルが可能です。
そのため、購入する予定がない方でも、「必要なときだけ借りる」という使い方ができます。
例えば、実家に帰省するタイミングでレンタル申請をし、実家に直接配送してもらうことも可能です。
その他、できるだけ家に物を増やしたくないという方は、離乳食を始めたばかりの短期間だけレンタルするのもよいでしょう。
サイベックス/cybex レモチェア LEMO 3in1 オールホワイト
先にも述べた通り、レモチェアを購入するとなるとコンフォートインレイは別売りになります。
背もたれカバー・座面カバー・ベビー用椅子のクッションの3点セットで7,700円(税込)と結構なお値段。
しっかりとした厚みもあるので、赤ちゃん期には活躍しそうですが、1歳頃ともなれば、別になくてもいいかな…というのが正直な感想です。
幼児期になると手づかみ食べをしたり、自分でスプーンを使って食べるようになり、食べこぼしが増える時期なので、クッションがあると逆に掃除が大変かなとも感じました。
なので、コンフォートインレイを購入したほうがよいかは、メインで使う子の年齢にもよるかもしれません。
不要な出費を増やしたくない・買ってから後悔したくないという方は、チェア本体と合わせてコンフォートインレイをレンタルし、使い勝手や必要性を見極めてみてはいかがでしょうか。
サイベックス/cybex レモチェア LEMO 3in1 オールホワイト
子どもの成長に合わせて数ヵ月に1回だけ調整するにしても、わざわざ工具を出してきてネジをつけたり外したりするのは結構な手間がかかるものです。
その点、サイベックス「レモチェア 3in1」は、座面や足置きの高さ、座面の位置が即座に調整できるため、とても便利だと感じました。
また、ベビーだけでなく大人も使用できるチェアなので、上の子とシェアしたり来客時に使用したりできる点についても我が家では高評価でした!
その一方で、案外サイズが大きくて場所をとる点や移動しにくい点などについては、個人的にマイナスポイントとなりました。
SUUTAのレンタルサービスでは最短14日からサイベックス「レモチェア 3in1」をレンタルできます。
ぜひ、普段の生活の中でじっくりと試して、商品との相性を見極めてみてくださいね。