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2024.08.30
SUUTAマガジン編集部

VRの王道Meta Quest 3とPICO 4を徹底比較!9つの違いをレンタルして比べてみた!

VRヘッドセットとして知名度と人気度の高いMeta(メタ)から発売されている「Meta Quest 3」。
そして、TikTokを運営するバイトダンス傘下の会社がリリースするVRヘッドセット「PICO 4」。
VRを体験するなら選択肢の有力候補となるこの2機種。今回は実際にレンタルで使用してMeta Quest 3とPICO 4を比較したのでご紹介していきます!

Meta Quest 3とPICO 4の違いとは?

Meta Quest 3とPICO 4を16個の項目で比較しましたが、特に注目すべきは以下9個のポイントです。

  • 値段
  • デザイン・外観
  • プロセッサ(性能)
  • 重量(本体)
  • アプリストア
  • 解像度
  • リフレッシュレート
  • パススルー
  • ジェスチャーコントロール

Meta Quest 3とPICO 4を実際に利用した感想や画像も用いて違いを解説していきます。

機種名

Meta Quest 3

PICO 4

写真
価格(購入)

74,800円~

49,000円~

価格(30日間レンタル)

約12,000円

約9,500円

デザイン

軽量化を重視

フィット感を重視

プロセッサ

Snapdragon XR2 Gen2

Snapdragon XR2

基本容量

128GB、512GB

128GB、512GB

メモリ

8GB

8GB

重量(本体)

517.7g

592.5g

重量(片手コントローラー)

125.6g

178.4g

アプリストア

無料体験やアプリ数は充実

やや後手

解像度

2064 × 2208

2160 × 2160

リフレッシュレート

72Hz、80Hz、90Hz、120Hz

72Hz、90Hz

パススルー

フルカラー

非対応

ジェスチャーコントロール

対応

対応

本体の充電

ケーブル

ケーブル

バッテリー

5,060mAh

5,300mAh

コントローラーの充電

電池

電池

値段

  • Meta Quest 3
    • 74,800円(税込み)
  • PICO 4
    • 49,000円(税込み)

同じVRヘッドセットですが、Meta Quest 3は74,800円、PICO 4は49,000円と約1.5倍の価格差があります。

この約2.5万円の差には、これから解説していく8つの違いがあるためです。

  • デザイン・外観
  • プロセッサ(性能)
  • 重量(本体)
  • アプリストア
  • 解像度
  • リフレッシュレート
  • パススルー
  • ジェスチャーコントロール

この中でも購入後に大きな違いとなる「プロセッサ(性能)」、「重量(本体)」、「アプリストア」の3つは注目したいポイントです。

デザイン・外観

  • Meta Quest 3
    • 軽量化を重視
  • PICO 4
    • 装着のフィット感を重視
左がMeta Quest 3、右がPICO 4

写真を見て分かる通り、Meta Quest 3は本体がとても簡素で、逆にPICO 4は「デバイス感」のあるガッツリした感じです。

Meta Quest 3は、ヘッドセットを装着したとき頭を固定する部分がゴム状や紐状のバンドになっています。

簡素なため心配になってしまいますが、実はその逆で、本体の重量が軽量化されているので疲労感や痛みが軽減されており、これは大きなメリットです。

 

一方、PICO 4は、顔面と後頭部で挟み込むように装着をし、後頭部は枕のようなクッション性のある素材になっています。

頭にしっかりと固定ができ、VRゲームのプレイ中にズレたり、外れたりすることがなかったです。

疲労感や痛みを気にするのであればMeta Quest 3が、フィット感や装着感をしっかりしたい方はPICO 4がおすすめ。

しかし、値段やその他にも重要なポイントがあるためデザインや外観以外のポイントも見ていきましょう!

左がPICO 4、右がMeta Quest 3

頭上に来るバンドはどちらも紐・ゴム状のため大差はありません。長さ調整もでき、調整方法も同じです。

やはり角度を変えて見ても後頭部の違いはとても大きいでしょう。

一見するとPICO 4のほうがしっかり固定してくれそうですが、逆に装着してプレイするとなると重量があって本当に疲れてしまいます。ヘルメットを被りながら運動をするようなものでしょうか。

逆に作りが簡易的過ぎてもプレイ中に外れたり、ズレたりしてプレイどころではなくなってしまうので、ガッチリしていれば良い、簡易的だから良いという判断は難しいです。

 

実際にMeta Quest 3とPICO 4をプレイしてみた感想としては、やはり重量がとても重要。

Meta Quest 3は、PICO 4と比べて70gほど軽いため、楽にプレイできている感覚があります。頭を縛られているような固定感はなく、自然な装着感だったため、2つを比較するとMeta Quest 3のほうが好印象です。

ですが、どちらもまだ重たいです。30分くらいゲームをプレイすると疲れや痛みが出てくるので、そもそものVRヘッドセットで見るとまだまだ重量は気になるところ。

左がMeta Quest 3、右がPICO 4のコントローラー

どちらも左右の手で使うコントローラーが付属しています。

片手の重量は、Meta Quest 3が125.6g、PICO 4が178.4gのため、Meta Quest 3のほうが50gほど軽く、見た目もシンプルです。

 

かといってPICO 4のコントローラーが重すぎるということもなく、カーブを描いている部分もプレイ中は特に気にならなかったので大きな差は感じませんでした。

強いていうのであれば、プレイ後の保管。

PICO 4のコントローラーはかさばって保管がしにくい点は気になりました。

プロセッサ(性能)

左がPICO 4、右がMeta Quest 3
  • Meta Quest 3
    • Snapdragon XR2 Gen2
  • PICO 4
    • Snapdragon XR2

プロセッサの性能が良いと、プレイ中にアプリが落ちたり、カクつきが発生したりすることが減ります。

Meta Quest 3は、PICO 4のひとつ新しい世代のプロセッサとなっており、GPUというグラフィック処理や並列処理の能力、マルチタスク性能などが約2.5倍となっています。

実際にプレイした感想としては、明らかな差を体感することはなかったですが、時々PICO 4のアプリが重くなったり、読み込みが遅かったりとMeta Quest 3では感じなかった処理の違和感は気になりました。

重量(本体)

Meta Quest 3本体の重量:517.7g

Meta Quest 3コントローラーの重量:125.6g

Meta Quest 3本体の重量:592.5g

Meta Quest 3コントローラーの重量:178.4g

  • Meta Quest 3
    • 本体:517.7g
    • コントローラー(片手):125.6g
  • PICO 4
    • 本体:592.5g
    • コントローラー(片手):178.4g

重量は、本体もコントローラーもMeta Quest 3のほうが軽いです。

VRヘッドセットは、性能やアプリの対応数なども重要ですが、「軽さは命」といっても過言ではないほど重要。

重たいと10分や20分VRをプレイしただけで頭や首、肩に疲労感と痛みが出てくることもあるので、Meta Quest 3とPICO 4の約70gの差は侮ってはいけません。

体質や体力、慣れの話にもなりますが、20代後半の筆者ではMeta Quest 3を約45分続けてプレイすると締め付けられている顔面が痛くなり、首に疲労感を感じました。1時間くらい経つと痛みも出てくるくらいです。

 

楽しくておもしろいゲームが多く、ついついプレイしてしまうので、プレイ後の消耗感を考えるとやはり軽いMeta Quest 3のほうをおすすめしたいです。

そうはいっても70gの差は人それぞれ感じ方が違うと思うので、もし購入を検討しているのであれば一度レンタルでお試ししてみる選択肢もありでしょう。

レンタルプラットフォーム「SUUTA」なら、Meta Quest 3やPICO 4、その他最新家電やガジェットがお得にレンタルで試せます。

 

気になっているけど実際に使ってみて買うか決めたい!

Meta Quest 3とPICO 4で迷っている!

買ったあとに後悔したくない!

 

そんな思いが少しでもあるなら、SUUTAでレンタルを試してみてください。

 

 

また、レンタル後に「買い切り」という選択肢もあり、支払ったレンタル料を差し引いた金額で買い取れます。

自分が使って気に入ったものを買い取れるので、購入後の後悔や失敗もなし!

まずは、SUUTAでレンタルできるMeta Quest 3やPICO 4をチェックしてみてください。

アプリストア

Meta Quest 3のアプリストア
PICO4のアプリストア

Meta Quest 3、PICO 4ともにVR空間上からアプリストアにアクセスができ、アプリの探索からインストール、起動まで可能です。

アプリストアは、iPhoneの「AppStore」、Androidの「Google Play Store」のようなもの。

このアプリストアについて気になった点は、以下2つあります。

  • 無料体験の充実
  • アプリ全体の充実

 

無料体験の充実

無料体験で楽しめるアプリ例(Meta)
サブスクでゲームプレイし放題もあり(Meta)

Meta Quest 3は、アプリストアに「無料体験」という項目があり、無料でプレイできるゲームが約60種類以上ありました(記事作成時点)。

「無料アプリ」ではなく、「有料アプリの無料体験」だからアプリのクオリティが高く、機能制限や広告表示はありません。

ゲームを購入した後に「このゲームつまらないな」や「ぜんぜんやらなくなってもったいなかった」と失敗することがなくなります。

また、「Meta Quest 3」というアイテムを知るうえでレンタルとの相性もよく、無駄な出費を抑えて、Meta Quest 3を存分に体験できるのもグッドポイントです。

無料体験には、30分や1時間といった時間制限があります。

さらに、Meta Quest 3には、「Meta Quest+」というサブスクでゲームがやり放題のプランもあり、無料体験も用意されているので初回は本当にお得にMeta Quest 3が楽しみ尽くせます!

一方、PICO 4は、無料アプリならありましたが、買わないとプレイできないゲームの無料体験はなかったです。

 

VR初心者であるなら、まずはレンタルで試してみるのがおすすめですし、Meta Quest 3なら無料体験でゲームもプレイできるのでなおさらおすすめ!

 

アプリ全体の充実

Meta Quest 3のアプリストア
PICO 4のアプリストア

アプリストア全体の充実度は、Meta Quest 3に軍配が上がります。実際にプレイしてここは大きな差でした。

Meta Quest 3には、VR界で人気なゲームが揃っていたり、Meta Quest 3から人気になっていくゲームも多数あります。

もちろんMeta Quest 3でもPICO 4でも使えるゲームは多数ありますが、全体的なアプリの選択肢はMeta Quest 3のほうが多かったです。

 

実際に比べてしまうと差を感じてしまいますが、PICO 4だけでも十分楽しめるゲームは揃っています。

価格差約2.5万円を考えると、PICO 4でゲームを買ってプレイするのもありです。

そういった判断をするためにも、Meta Quest 3とPICO 4を同時にレンタルしてお試しプレイするのはおすすめ!

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解像度

  • Meta Quest 3
    • 2064 × 2208
  • PICO 4
    • 2160 × 2160

解像度の数値が高いと、画面の「網目感」や「ぼやけ」が減り、色の再現性が向上して自然な表現となるためVRではリアリティや没入感に関わってきます。

Meta Quest 3よりもPICO 4のほうが全体のピクセル数が若干多いため高解像度ではありますが、気になるほどの大差はありません。

Meta Quest 3は、縦方向の解像度(2208ピクセル)がPICO 4よりもわずかに高いため縦方向の視覚的な細かさがあり、PICO 4は横方向の解像度(2160ピクセル)がMeta Quest 3よりも若干高いため横方向の画面の精細さがわずかに上回っています。

体験としては、細かいテキストの読みやすさや遠くの物体のディテールに大きな差はありませんでした。

リフレッシュレート

  • Meta Quest 3
    • 72Hz
    • 80Hz
    • 90Hz
    • 120Hz
  • PICO 4
    • 72Hz
    • 90Hz

リフレッシュレートは1秒間に描画できる画像の枚数を示し、数値が大きいほど滑らかな映像になります。

パラパラ漫画で、1秒間にパラパラする枚数が多くなればその分だけ滑らかなパラパラ漫画になるようなイメージです。

リフレッシュレートは、体感に個人差があるのでスペックが高いからといって体験の満足度が高まるとは限りません。

Meta Quest 3の最高は120Hz、PICO 4は90Hzですが、実際に使い比べてみても大きな差は感じにくかったです。また設定で切り替えられるわけではなく、自動的にリフレッシュレートは決定されるため、「今どのリフレッシュレートでプレイしているのか」がプレイ中にわかりません。

数値的な優劣はありますが、特段気にするポイントではないかと思います。

パススルー

Meta Quest 3のパススルー
PICO 4のパススルー
  • Meta Quest 3
    • フルカラー
  • PICO 4
    • フルカラー

パススルーとは、VRヘッドセットを装着したまま、自身の周辺(現実世界)を見ることができる機能。正確にはデバイスに付いているカメラで周辺環境をディスプレイに映し出してそれを見ていることになります。

どちらもフルカラーのため現実世界を見る分にはまったく問題なく、ヘッドセットを装着しながら生活できるレベルできれいです。

このパススルーを使った楽しみ方としては、現実空間にネット検索のブラウザをおいたり、動画アプリを置いたり、複数タブで作業をしたりなど。性能を比較するときには、ヘッドセットを装着するからこそできる楽しみ方で比較することが大事です。

Meta Quest 3のパススルーを使ったMR(Mixed Reality)

例えば、上記画像はMeta Quest 3を使ってパススルーを起動し、ブラウザ(SafariやChromeのような検索するもの)を複数タブ表示しているものです。

左側はYouTube動画を再生しており、右側はネット検索をしています。

他にもタブを増やしたり、別の場所に配置したりできるのがMeta Quest 3ですが、PICO 4の場合ここまで自由度は高くありませんでした。

パススルーとしての性能は大差ないですが、パススルーを使った楽しみ方としてはMeta Quest 3のほうが柔軟でできることが多いので、現実世界とVR空間をミックスした楽しみ方をしたいならMeta Quest 3がおすすめ!

ジェスチャーコントロール

  • Meta Quest 3
    • 対応
  • PICO 4
    • 対応

ジェスチャーコントロールは、付属のコントローラーではなく、自分の手でVR空間を操作することです。

Meta Quest 3のジェスチャーコントロール
PICO 4のジェスチャーコントロール

Meta Quest 3もPICO 4も自分の手を正確に認識し、動かしたほうにリアルタイムで追跡し、グー・チョキ・パーの細かい指の動作までVR空間上に正確に識別して表示させることができました。

また、VR空間上に表示されている各メニューやブラウザアプリを手で操作することもでき、感度や正確性にも大差はありませんでした。

しかし、どちらにもいえることですが、ジェスチャーコントロールを使うシーンはなかなかありません。それならコントローラーで操作したほうが早く確実。

一方、VRという最先端技術を味わいたいのであれば、この体験は今までなかった新しい感覚と気持ちになれると思うので、ぜひ体験してみてはいかがでしょう。

どんな人にオススメ?Meta Quest 3とPICO 4

Meta Quest 3がオススメなのは?

Meta Quest 3がおすすめな人は、最先端のVRデバイスで、とことん楽しみたい人!

現在(記事作成時点)、VRヘッドセットの売れ筋(Amazon「単体型VRヘッドセット」)でトップを走るのはMeta(メタ)のMeta Quest 3です。

値段はやや高めですが、アプリの充実度や性能、軽量化がトップクラスで、家庭でもここまでクオリティの高いVRを体感できるようになりました。

約8万円の価格は、テレビゲーム機を超えるレベルですが、体験としての価値はあるのではないでしょうか。そのくらいMeta Quest 3はおすすめできるアイテムです。

 

一方で、やはり約8万円は高すぎるという方は、まずはレンタルでお試し体験してみてください。

30日間約12,000円でレンタルできるので、テーマパークに遊びに行くのと同等の価格で楽しめると考えるとお得なのではないでしょうか。

無料体験ゲームやゲームし放題の無料体験もあるので、30日間のレンタルで十分楽しめます。

まずは、Meta Quest 3のレンタルで今のVRがどんな体験になっているのか、自分自身の五感で感じてみてください!

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購入だと約7.5万円するMeta Quest 3が、30日間レンタルで約12,000円!無料体験ゲームやサブスクゲームもあるのでお得に楽しむならおすすめ!

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PICO 4がオススメなのは?

PICO 4をおすすめしたい人は、価格安くクオリティの高いVRを体験したい人です。

Meta Quest 3より2.5万円安く、本格派VRヘッドセットとしては価格が抑えられているため、VRを初めて体験したい人やVRが気になる人には手が出しやすいでしょう。

一方、Meta Quest 3より安いといっても、約50,000円のため気軽にポチれる値段ではありません。

そういったことも踏まえると、まずはVRヘッドセットの王道「Meta Quest 3」と一緒にレンタルをして、使い比べてみるのがおすすめ。

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